ICLS 京都でやるべきこと(案) ICLS 京都の事業(まだ決まっていないのですが)を抽象的に書くと下記のようになるかと 思います。つまり心肺蘇生法の普及に関するすべてのことが対象になってきます。(これは 定款案の目的のところに記載したものです) ①心肺蘇生法等に関する資料の収集、作成および調査研究 ②心肺蘇生法等に関する教育、普及、指導者養成および派遣 ③心肺蘇生法等に関する助言、支援および協力 ④心肺蘇生法等に関する関連諸学会との協調、情報交換 ⑤心肺蘇生法等に関する研修、講習会の開催、これらに対する協力 実際に何をするかは、これから考えていくことになります。ただ何をするかわからない怪 しげな組織に、人を勧誘するわけにはいきません。組織の枠組みをどうするかを考えてい るところですが、一方でその組織の目的、具体的に何をしていくかを明確にしていくこと は極めて重要だと考えています。ICLS コースだけに絞るのか、あるいは市民向けの蘇生講 習などを広く行っていくのかはこれからの議論していく必要がありますが、その中身、論 点についてはしっかりまとめておく必要があると思います。色々な考えはあると思います が、アンケートを元に準備すべき具体的な内容をまとめてみました。 (順序は優先度を表す ものではありません) 以下の内容についてワーキンググループを作ることを考えています。 1. インストラクターコース運営部会 おそらく今後、救急医学会認定インストラクター取得のためにはインストラクターワー クショップ受講が必須となります。ワークショップは病院単位での開催は不可能で、当 面は ICLS 京都の重要な仕事になると思います。 2. ICLS コースの運営部会 ICLS 京都が直接コースを開催するのか?それとも他のコース開催への助言や援助を行 うのか。その具体的な方法は? ・独自のインスト認定を行う ・インスト募集の援助 ・その他 3. 教育部会 常に蘇生の知識・スキルをアップデートすることはインストラクターにとって必要です。 インストラクター勉強会の具体的な開催についての提案をしてもらいます 4. 総務部門 どのような目的の団体であれ、メンバーのコミュニケーション、対外的な広報活動は極 めて重要です。ホームページやメーリングリストの在り方について検討します。 5. 渉外 企業、病院など賛助会員への勧誘。財政の基盤づくり 6. 医師会・救命士会担当 医師会コースなど京都府医師会トレーニングセンターの行う事業にどのようにかかわ っていくかを考えます。また京都府救命士会とどのように連携していくかを考えます。 医師会、救命士会との連絡調整もその役目です。 7. ディレクター部門 ICLS コースの質を担保するのはディレクターです。ICLS 京都として、統一コンセン サスは必要なのか?不要なのか?ディレクターの意見交換の場として独自のメーリン グリストを作るべきか。各コースのコンセンサスや、進め方を蓄積する方法....医師と して京都のコースの質を向上させる仕組みについて考えます。 8. コメディカル部門 コースの医学的な質を保つ責任は医師にありますが、受講生・インストの大きな部分を 占めるのは看護師をはじめ、コメディカルスタッフです。ICLS コース(および院内で おこなわれる BLS コース)で提供される内容は看護師のニーズに合ったものでなけれ ばいけません。コース後の打ち合わせなどでは声高な医師の発言で、コメディカルの声 はかき消されがちになります。コースに積極的にかかわっている人も、そうでない人も 含めコメディカルの声をコース運営に反映させていく方法を考えます。 9. 市民部部門 救命の連鎖の、最初の3つの輪は、一般市民が担っています。京都でもバイスタンダー CPR の実施率はまだまだ低いのが現状です。心肺蘇生を広げる団体として、ぜひかか わっていきたい部分だと考えました。
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