たぷたぷVOL.4(住まいの選択 たぷたぷ編) (PDF documentファイル

避難している私たちが知りたい、
伝えたい情報紙
住むところ、
どうする?
わたしは○○に決めました!
移住or帰福
どこに住む?
どこに住む?
山形に住むという選択
福島に住むという選択
マザーズジョブサポート山形
はじめに
東日本大震災からもうすぐ5年…。子育て期の5年間といえば、子どもの入
園・入学など成長に合わせて、家族のライフスタイルが変わる時期です。
住まい方や暮らし方もいろんな選択肢がありますね。
子どもの入学などに合わせ、福島へ戻るか避難を続けるか…と悩んでいる
人や、平成29年3月の借上げ住宅補助の終了までには決めたい人もいる
のでは。
住まいの選択たぷたぷ編では、避難先に定住を決めた方、
また避難元に戻
られた方のお話をお聞きしました。ある一家の一つの決断を参考にこれか
らのことを少しずつ考えていけるかな…。皆それぞれ環境が違うけど、そ
の人らしい選択ができたらいいな。
発 行 元 ・山形県子育て支援課
・NPO法人やまがた育児サークルランド
編集委員
菅野 愛美 福島市、米沢市在住
和泉 真季 福島市、米沢市在住
佐藤 順子 伊達市、米沢市在住
大内 雅代 福島市、
山形市在住
熊坂 順子 福島市、
山形市在住
佐藤 弘美 福島市、
山形市在住
住むところ
どうする?
米沢市は、山形県の最南端に位置し、福島県と県境を接しています。
「置賜地域」
と呼ば
れる県南3市5町の中で中心的な機能を有する都市です。
上杉の城下町として知られ、市内には名所・旧跡・文化財などが多く残っており、多くの
観光客が訪れます。勇壮な戦国絵巻を繰り広げる春の「米
沢上杉まつり」
は一見の価値ありです。
また、
App
l
e
(館山り
んご)、
Bee
f
(米沢牛)、
Carp
(米沢鯉)の「米沢の味ABC」
が特産品として広く知られています。
気温の変化が大きく、県内でも有数の多雪地帯である地
域の特性が、
おいしいものを生み育むのでしょう。
わたしは
米沢市
山形県
よね ざわ し
に決めました!
家族構 成
上杉雪灯籠まつり
震災前の住 環 境は?
夫(42)
趣味 釣り
福島市の賃貸アパート
(2DK)。
新幹線が近くに見える公園が隣接!
平成22年12月に引っ越したばかり
だった…
次女(4)
わたし
(41)
趣味 キャンプ
移住 の 決 め 手
好きなこと
長女(8)
好きなこと
まんが描き
妹コントロール
人を尻の
下にしく
避難後から現 在まで
平成23年7月 借り上げアパートに避難。
食うのも寝るのも六畳一間。
平成24年6月 新築一戸建て住宅を購入。
(3LDK)
子どもの健康のためと
夫の決断
決断までの 道 のり
❶
避難当時、長女3歳、
わたしは妊娠7ヶ月。
子どもの年齢を思うと
「避難=数10年は
戻れない」
とわたしは考
えていたので、長女とわ
たしは、避難と同時に住
民票を米沢市に移し、夫
は、福島のアパートで暮
らしていました。
❹
❷
❸
しかし、次女誕生+長女イヤイヤ期
MAX。初めての米沢の雪…。
わたしの体力も心も
限界になり、
夫も米沢の地へ。
雨にも風にも雪にも職場のパワハラにも
負けずに福島市まで
勤務の日々…。
❺
「もうちょっと待とう」のわたしと
「早く落ち着きたい」夫とで意見対立。
TVで福島の土壌放射線量を知った夫は
「子どもは福島に戻さない。」
と決意。
程なく、そんな夫の
住居に対しての
我慢が限界に!
使った制 度!
移住 先 の 魅 力
「米沢市若者移住促進事業奨励金」
限度額もあり、夫の年齢も若者(??)にギリギリ
セーフ。今年しかチャンスはない!
!
ということで、受付当日、深夜から市役所玄関に
並びました。
❻
暇つぶしに行った住宅展示場にて。
「アパート借りるお金で家買える!」
と買う
気満々の夫。
わたしは、
『資金』
『親のこと』
『老後』
『雪』
悶々と
していたものの…。
とうとう住宅購入、
晴れて夫は
米沢市民に。
周りの人たちが気さくで親
切。近所に娘たちと同世代
の子どもたちがたくさんい
ます。何より、
自然遊びや畑
が思いっきり満喫できる!
!
警察に職務質問されつつも、
無事1番目に受理されました。
これから移住を
考える方への
家族 へひと言
メッセージ
『人のつながりを大切に。』
こんな行き当たりばったりな私たちで
も、それなりに何とかやっていけている
のは、周りの人の助けがあるから。
家族のために、
長距離通勤を決断し、支えてくれている夫にありがとう。
こうなったら、みんなで楽しく暮らしていこう!
!
場の
どこにも捨て
っと
ない雪も…き
!」
るさ!
「なんとかな
編集委員からひとこと
避難当初は、
とにかく毎日を無事に過ごすのに必死だったよね。
今、
夫婦で同じ方向を向いて笑顔で歩いていけるのは、
テンポ良く決断したおかげなのかな?と感じました。
1
住むところ
どうする?
わたしは
山形市
山形県
やま がた し
に決めました!
山形市は山形県の県庁所在地。
人口約25万人の市です。
山形城跡である霞城公園は、
約1,500本の桜が咲き誇る山形市随一の桜の名所です。
桜
がライトアップされ、
公園内外で夜桜を楽しむことができます。
夏は
「ヤッショ、
マカショ。
」
威
勢のいい掛け声の花笠まつりが開催され、3日間延べ約
10,000人が、
約1.2kmのメインストリートをパレードします。
秋は6mの大鍋を使って作る
『日本一の芋煮会』
、
冬は蔵王
で別名アイスモンスターとも呼ばれる、
"氷"と"雪"が織り成す
大自然の芸術品
「樹氷」
を鑑賞できます。
春夏秋冬、
四季折々
の景観を楽しみながら、
楽しみがぎっしり詰まったまちです。
西蔵王高原の大山桜
家族構 成
震災前の住 環 境は?
福島市の社宅
わたしの実家に近く、いつでも遊びに行ける。
福島駅にも近くてお気に入りの場所でした。
わたし
(30)
夫
(36)
長女
(6)
年長児
避難後から現 在まで
次女
(2)
移住 の 決 め 手
震災直後 平成23年11月
平成27年 1月
子どもの健康を第一に!
夫の強い意志
群馬県水上町に避難。1ヶ月間の避難生活。
その後、福島に戻る。
山形市の借上げ住宅に家族で避難。
新築一戸建て購入。
決断までの 道 のり
❶
震災直後、群馬県水上町にある夫の会社の保
養所で約1ヶ月の一時避難。
その後、福島に戻ったのですが、夫が放射能に
対し危機感を強く持っており、
『 子どもを外で
遊ばせたくない。』
と、夫自身も外に出ること
をためらうように。
食事に関しても、
福島産の食材は口に入れるの
を躊躇し、常に産地を気にしながらの生活…。
ストレスを強く感じる日々でした。
❷
避難するなら家族全員で!ということ
で、当時借上げ住宅が多かった山形
市に一家で避難することに。
夫は「福島には帰らない。」
とその時
から心に決めていたので、家族全員
の住民票を移しての避難となりまし
た。
❸
借り上げ延長期間がいつ終わるのか
心配しながら生活することへの不安
もあり、当初から、定住するための家
を探していました。
お互いの実家の中間地点で、夫の職
場にも通勤可能、そのような条件で
探していたところ、希望していた地域
で土地が見つかりました。
「希望の土地は見つかったものの…」
福島出身のわたしにとって、大好きな福島から遠く離れた山形に家を建てるという事は大きな悩みであり、大きな決断でした。
以前のように実家へ頻繁に顔を出して親孝行できないもどかしさ、避難せずに福島で暮らしている姉妹や友人と気軽に会えなくなる寂しさ、
誰の手助けもない縁もゆかりもない土地で暮らしていくことへの不安…。そういったストレスを抱えながら山形で生活することと、福島で放射
能を気にしながら生活していくことを両天秤にかけたとき、子どもの将来のことを第一に考え、山形に家を建てる決断をしました。
現在、
月1回程度、福島に帰省しています。
使った制 度!
なし
市役所に行き、助成金のことや制度について色々とお聞きし
たのですが、条件が当てはまらないこともあり、使いませんで
した。
移住 先 の 魅 力
「お店が多い」
「渋滞が少なく運転しやすい」
色んなところに出かけやすい。
「子どもの遊び場が充実している」
特に山形市のべにっこひろば、若宮公園が
お気に入り。子どもとよく遊びに行きます。
福島と比べると大きな公園が多いと感じます。
家族 へひと言
不安なこともあるけれど、将来この選択で良かったと思える
ようにがんばりましょう!
これから移住を
考える方への
メッセージ
山形に住むと決めても、大変な事ややりきれない思いもありますが、
あとはここでがんばっていく!と思えました。
編集委員からひとこと
私も山形に来てもうすぐ5年。山形で出会った人々に支えられて毎日を過ごしています。食べ物がおいしくて緑もいっぱい。
のびのびと子育てできるのが一番ですね。
2
住むところ
どうする?
長井市は、山形県の南西部に位置し、周辺を朝
日連峰、飯豊連峰などの山々に囲まれ、市内を最
上川、白川、野川が流れる人口約2万8千人のまち
です。
春には桜、5月下旬には白つつじが咲きそろい、
勇壮な黒獅子祭りが開催されます。6月下旬には
あやめが咲き乱れ、多くの観光客でにぎわいま
す。
また、切れ目のない子育て支援や教育環境づ
くりに取り組む「水と緑と花」のまちであり、
「天然
水100%の子育てライフ」
を目指しています。
わたしは
長井市
山形県
なが い し
に決めました!
家族構 成
わたし
(45)
夫(50)
あやめ公園
(長井市 地域づくり推進課)
震災前の住 環 境は?
わたしの
母
(71)
わたしの
父(74)
長女(8)
小学2年生
長男
(6)
年長児
福島県いわき市に一戸建て持家。
祖父母も別に一戸建て持家。
祖父母とは平日同居、週末別居し
ていました。
震災後、
わたしたちの家は
賃貸、祖父母の家は
売却しました。
避難後から現 在まで
震災直後 親戚宅があったことで長井市に避難。
親戚宅から借上げ住居へと移り住み、
平成25年 冬 中古物件購入。
住民票を移しました。
移住 の 決 め 手
子どもにふるさとを残したい!
自然豊かなこの地は子どもが育つ環境として最高!
!
決断までの 道 のり
「夫の決断」
震災前から、原発が近くにあることを常に意
識していた夫。地震後、原発事故を不安視
し、家族で避難することを直ぐに決断してく
れました。わたしは、夫が仕事を辞めて長井
市に避難した時点で福島へ戻ることはもう
ないだろうと覚悟しました。
使った制 度!
「長井市増改築補助」
自主避難で来た時点で
「制度に頼ら
ない!」
と覚悟していましたし、一年
毎の借上げ延長に頼っていること
のほうが不安でした。
長女が小学生に上がるタイミング
で住宅購入と考えていたので、制度
などを詳しく調べたり利用について
考えることもしませんでした。唯一、
工務店から紹介された
「長井市増改
築補助」
を利用しました。
「祖父母の決断」
自分たちのことだけを考えれば福島県に
残っていたのだと思います。
孫が育つ環境を考えれば移住はやむを得な
い事をよく理解してくれました。
そばにいてくれればお互い心強いことは言う
までもありませんでしたし、一緒に移住する
ことについても直ぐに賛同してくれました。
「子どもが優先」
とにかく子どもにとって何が一番かという事
だけを考えました。それは、わたしだけの思
いではなく家族の総意でした。
この事については、家族間でもめることなど
もなかったので、移住は大変なことではあり
ましたが乗り越えられたと思います。
おすすめスポット
移住 先 の 魅 力
◀休日によく行く河原。
大きな空に浮かぶ雲。
子どもの頭の中には
どんな想像が浮かんで
いるのかな♪
目に入る景色すべてが新鮮。
これまでの生活とはまるで真逆の
ような生活を送っています。
旬の農産物、果物がとってもおいし
い。
ご近所さんからのおすそ分けが
嬉しい!
ご近所さんの畑でいも掘り
家族 へひと言
スキー場じゃないよ。▶
自宅です
(笑)
これから移住を
考える方への
今回の大きな転機で、結婚の決め手が主人の決断力だったことを思い
出しました。
自分だけだったら迷い、決められないでいたと思います。
夫の決断力に感謝です。
ありがとう。
メッセージ
前進あるのみ!
!
子どもたちの笑顔を励みにがんばりましょう!
編集委員からひとこと
震災前、
『早い』
『安い』
『便利』それが普通だった…。
震災があったからこそ、
スローな生活の良さ、手を掛けることの尊さ、
人とのつながりの大切さに気付いたよね。
3
住むところ
どうする?
わたしは
福島市
ふく しま し
福島県
に決めました!
福島市は、福島県中通りの北部に位置する都市。
山形県米沢市と隣接しています。周囲を磐梯朝日
国立公園をはじめとする、吾妻連峰の山々に囲まれ
た豊かな自然と歴史あふれるまちです。飯坂・高
湯・土湯の3つの温泉郷が広がります。全国的に有
名になった春の花見山公園をはじめ、紅葉の磐梯・
吾妻スカイラインや、果物の宝石箱と言われるよう
に一年中果物が味わえます。
近年では、屋内遊び場が数多く作られ、長時間の
外遊びが心配な方、又は天候が悪くても、屋内で思
いっきり遊ぶことができます。
家族構 成
震災前の住 環 境は?
夫の仕事先の福島県南相馬市原町区の
賃貸アパート
わたし
(31)趣味
夫
(40) 趣味
避 難 先 は?
長男
(6)好きなこと
年長児
山形県米沢市の借上げアパート
次男
(4)好きなこと
帰福 の 決 め 手
花見山公園
帰福後の住 環 境は?
家族一緒の時間を大事にしたい。
平成26年 3月 震災後、夫の勤務地が福島市と
なったため、福島市の賃貸
アパートに帰福
決断までの 道 のり
避難を決めたときは、子どもはまだ小さ
かったので
「とにかく何も気にせず子育てがし
たい!」
という気持ちが強く、勢いもあり米沢へ
避難しました。夫は福島へ毎日通勤してくれて
いました。
使った制 度!
なし
帰福後の気持ちや過ごし方
始めは、外遊びから帰ってくると不
安と心配がありストレスに。小さな
ことでも神経質になっていました。
でも、だんだんと慣れてきて、今で
も不安はゼロではないですが、落
ち着いて生活しています。
わたしも夫も、いつかは福島に戻るこ
とは決めていたものの、戻るタイミングで
悩み、何度も話し合いました。
福島での生活もまだまだ不安…、米沢での
生活も楽しくなってきて、米沢を離れたく
ない気持ちと夫の通勤の苦労や家族の時
間を考えると何を一番に考えれば良いのか
日々悩んでいました。
そんなある日、長男が突然体調を崩し、
福島の病院に入院することになり、家族バ
ラバラの生活が。
その時に、やっぱり家族一緒が一番と強く
思い、福島に戻ることを決断しました。長男
が幼稚園の年中さんに上がるタイミングで
した。
おすすめスポット
室内遊び場『スマイルパークほばら』
大きい子向けの巨大なコンビネーション遊具があ
り、思いっきり体を動かして遊ぶことができます。
一番魅力的なのが室内の砂場。水が使えるので室
内で泥んこ遊びができます♪
TEL 024-575-0213
〒960-0684
福島県伊達市保原町上保原字正地内11-2
営業時間/①10時∼12時
入れ
②13時∼14時50分
替え制
③15時10分∼17時
休 日/ 毎週水曜日 利 用 料/無料
対象年齢/ 小学生以下
家族 へひと言
これから移住を
考える方への
メッセージ
決断するまでは本当に辛い日々だと思います。
色々とマイナスのことばかり考えてしまいがちですが、福島には一度
避難した人、避難を考えた人も多く、同じ思いの人がたくさんいます。
自分だけじゃない!
!と思うと、少し前向きになれると思います。
がんばりましょう!
わたしたちの決断は正しかったのかは分からないけれど
「今」
を楽しく
過ごせたらいいなぁ♪
これから先も何かあったら話し合ってがんばって行こうね。
編集委員からひとこと
同じような状況に今まさにぶち当たっていた私。素直で前向きなメッセージに力をもらいました。
4
山形に住むのも、
福島に戻るのも不安や心配事はありますよね。
もちろん、
まだ決断を迷って
いる方もいるはず。いずれの選択も、何かのきっかけや勢い、そしてタイミングなども大きく
関わってくるのかもしれません。
不安要素が全てクリアになることはなくとも、
少しでも安心材料は欲しい!
!
福島に戻るタイミングは?みんな色々…
どこに住む?
福島に住むという選択
借り上げ補助が
切れた時には戻ろう
と思っている。
親の病気や介護。
子育てに加え親の
心配も重なって。
子どもの進学・進級に
合わせて考えている。
家族がバラバラに
生活することが精神的
にも経済的にも負担に
なってきた。
住 環境を考える
・住み慣れた環境に戻れる。
・バラバラだった家族が一緒の生活に。
・二重生活が一つになり経済的に
も助かる。
・交通機関、
気候など山形と比べると
便利で生活しやすい。
使える!情報
福島県ふるさと住宅移転補助金 住宅確保等への取組
(平成27年12月14日受付開始)
対象世帯 山形県内の応急仮設住宅等から
福島県内の自宅等へ移転した
世帯。
・家の周りの放射線量が心配。
・長期間の避難生活で増えた荷物。
引越しが大変。
・ライフステージが変わり、家具や
リフォームなどが必要な場合も。
※平成29年3月までに完了する移転
※有償での入居となります。
平成28年度以降の募集開始となる見込み
問
補助額 ( )内は単身世帯
県外からの移転10万円(5万円)
※移転後の手続きはお早めに。
子 育て・教育を考える
福島県被災者のくらし再建相談ダイヤル
0120-303-059
(祝日・年末年始をのぞく月∼金曜日 9:00∼17:00)
仕 事を考える
・子育てをサポートしてくれる家族の存在。
・これまで離れていた地元の友人と気軽に会え、話せるようになり心強い。
・震災後、
屋内遊び場が整備された。
・子どもの健康に関する検査や医療機関など充実している。
・自分で放射能を測り確認できる。
・高校受験、
福島の口コミはやっぱり現地の方が入ってくる。
・福島に残っていたパパは、家族と一緒に暮らす
ことが励みになる。
・家計の負担も減る
・福島に通勤していたパパの通勤時間の短縮と
疲れの軽減。
・子どもの健康が心配。本当に大丈夫?
・外遊びが心配。
それに伴い、体力低下や肥満も心配。
・子どもたちも、
自分も、仲良くなったお友達との別れや、新しい関係作りが心配。
・幼稚園・保育園や学校の先生と上手くやっていけるか心配。
・避難で退職した方は、再び就活が。
使える!情報
「ままカフェ@ふくしま」
放射線と市民の健康講座
避難先から戻った親子のための子育てサ
ロンです。郡山、白河、いわき、南相馬でも
開催しています。不安なこと等、心配事を
いろいろ話せる場です。
問
応急仮設住宅等からの退去後、
住宅確保が困
難な世帯に対し、
公営住宅等への優先的な入
居、空き住戸の活用による支援を進める。
024-573-0150
ままカフェ@ふくしま
放射線と健康についての不安は尽きないかもしれま
せん。福島市では放射線と健康に関わる講座が小児
科医の先生などで開催されております。
外部被ばく線量を確認したり、放射性物質の検査状
況を見学するなど、福島市の現状を確認しながら相
談できる窓口もあります。
問
検索
福島市放射線健康管理課
使える!情報
「ふくしま就職応援センター」
郡山、白河、会津若松、南相馬、いわきにあり、福島県
内で働きたい方を支援します。
「ふるさと福島就職情報センター」
(コラッセふくしま 2F)
福島での就職を目指す方のため山形市、米沢市、酒
田市で原則月1回の相談日をもうけています。
問
024-525-7681
024-525-0047
Fターン
検索
みんなの家@ふくしま
福島の親子も、若者も、子どもたちも、そして地域の大人たちも、みんな
が集い、笑い合い、認め合う、みんなが安心して過ごせる場所、みんなの
ための、みんなの家です。
月∼金 10:00∼16:00
土・日・祝 毎月最終火曜日
会員登録料 一世帯500円
(一年間有効・保険料込)
利用対象者 福島の親子・若者・地域の大人で会員登録をした方
開館日時
休館日
住所
電話番号
〒960-0241 福島市笹谷清水14-12
024-572-4690
定期イベント
ままカフェMini
ほかにも楽しいイベント盛りだくさん!
詳しくはHPをご覧ください。
毎月第2金曜日
/10:30∼12:00
避難先から戻った親子
限定の日
ベビままday
毎月第2火曜日
/10:30∼12:00
1歳未満の親子向けプ
ログラム
URL:http://f-minnanoie.jimdo.com
小学生ままday
中高生ままday
毎月第4水曜日
/10:30∼12:00
小学生のお子さんをお
持ちの親御さん向け
毎月第3木曜日
/10:30∼12:00
中学生・高校生のお子さん
をお持ちの親御さん向け
5
みんなの家@ふくしま
F−ぱぱプロジェクト
毎月第4金曜日
/19:00∼21:00
パパが企画、運営する
プロジェクト
検索
山形に避難して
いたお母さん達を
中心にクラフト活動
がスタートします!
どこに住む?
山形に住むという選択
住 環境を考える
避難先として選んだ山形。
街なかに住むか、
自然豊かな地域にするか…。
『田舎暮らし』
って聞こえはいいけれど、
ずっと暮らすとなるとどうなの?
移住と言っても夫の仕事は探せるの?子どもを育てていく環境は整っているの?
こちらの選択にもリサーチが必要なようです。
子 育て・教育を考える
・首都圏と比較すると家賃や地価は安い!一戸建てに手が届く。
・家が広い。
・困っていると近所の人が助けてくれることも。
・四季がはっきりしていて景観が美しい。
・憧れの自給生活。
自然満喫。楽しいことがたくさん。
・首都圏と比較して保育園に入りやすい。
・職住近接で通勤時間が短いので、家族との時間を持ちやすく、子育て家庭に
良い環境。
・お受験は少数派。塾通いに頼らず、公立学校からある程度進学可能。
・文武両道をうたう学校が多い。
・公共機関より自家用車での移動がメイン。車がないと移動に不便。
・やっぱり冬の積雪は大変。
・大人の娯楽や買い物の場所は多くはないかも。
・コミュニティに馴染めるか不安。
・お稽古事はピアノ、
スイミング、英語などスタンダードなものに限られる
傾向。
・スポ少、部活の送迎の確保。
・保護者会が盛んすぎる
(?
!)
ところも。
使える!情報
市町村HPも
チェックしてね♪
使える!情報
山形県住宅情報総合サイト タテッカーナ
移住・交流ポータルサイト すまいる山形暮らし情報館
山形みんなで子育て応援団
山形県の子育て応援情報
子育て応援サイト
やまがたママの安心ナビゲーション ママナビ
検索
検索
山形県庁内に
「すまいる山形暮らし案内所」があります。
検索
検索
仕 事を考える
・キャリアを生かした即戦力と
して再就職できる。
・ものづくり企業が多い。
・農業や自営業、
地域ビジネス
の起業チャレンジができる。
・山形市は仙台に通勤可能
・給料は安いが、
物価も安く、
支出も少ない。
使える!情報
ハローワーク
「HP上に登録し、主にUIターン者と県内企業との就職マッチングを
行っています。山形県の事業で無料です。30∼40代の求人は比較的
多数。活動は主にメールのやり取りで進めていきます。避難家庭のご
利用実績もありますよ。あらかじめ登録するので、履歴書を何通も準
備する必要がなく、企業への質問も人財バンクを通じてできます。
準備期間を6ヶ月以上と考えて早め早めに動くことが大事!
採用が決まってから現職を退職するまで1ヶ月以上、移住準備に1ヶ月
は見ておきたいですね。
」
やまがた21人財バンク
知ってる?
子育て世帯または県外からの移住者の場合、
交付対象工事費の10%
(限度額100万円)
住宅リフォーム祝金
最上町エコ住宅新増改築支援事業
詳しくは…
最上町/移住定住ガイド
問
(対象工事費の5% 限度額50万)
※移住・新婚・子育て世帯で空き家をリフォムした場合も該当になります。
最上地方その他市町村窓口
子育て世帯または県外からの移住者の場合、
交付対象工事費の20%
(限度額30万円)
空き家を対象とした工事の場合、
限度額40万円
庄内地方
最上地方
庄内町情報発信課 0234-42-0163
山形商工会議所
こちらの情報は平成28年2月現在の情報です。
平成28年度は、各市町村によっては内容に変更が
ある場合がございます。
住宅支援や就労支援など移住、定住をサポート
する各種メニューを紹介。
持ち家住宅建設祝い金
新庄市 総合政策課企画政策室
金山町 総務課
舟形町 まちづくり課
真室川町 交流課
0233-22-2111
0233-52-2111
0233-32-2111
0233-62-2111
検索
最上町定住支援センター
0233-43-2261
大蔵村 総務課 0233-75-2111
鮭川村 総務課 0233-55-2111
戸沢村 総務課 0233-72-2111
朝日町
三川町 企画調整課 0235-35-7014
0234-28-8257
遊佐町 企画課
定住促進助成金
村山地方 町内に自宅を新築または購入し、居住した方へ35万円交付。
子育て加算として18歳以下の者一人に対して10万円加算。
米沢市
空家利用促進奨励金
置賜地方
空き家利活用支援事業補助金
空き家バンクを介して移住し、6ヶ月経過した方に10万円の奨励金。
空き家改修補助金・持家住宅建築奨励金・
住宅リフォーム補助金 等
居住を目的に空き家を改修した方へ費用の一部を補助します。
詳しくは… 米沢市役所
検索
詳しくは… 朝日町/空き家バンク
置賜地方その他市町村窓口
0238-87-0863
0238-40-3211
0238-52-1112
0238-42-6613
検索
朝日町政策推進課 定住・戦略推進係 0237-67-2112
米沢市総合政策課 0238-22-5111
長井市 建設課
南陽市 みらい戦略課
高畠町 企画財政課
川西町 まちづくり課
起業なら
「やまがたチャレンジ創業応援センター」
定住促進空き最上町移住・定住支援ガイド
町外居住者の場合、
住宅取得価格の10%
(限度額100万円)
町内の建設業者を利用した場合、
限度額150万円
鶴岡市 地域振興課 0235-25-2111
酒田市 政策推進課 0234-26-5704
023-646-7360
最上町
庄内町
若者定住促進助成事業(申請時点で満41歳未満)
庄内地方その他市町村窓口
問
(山形県内最寄の商工会議所。
セミナー、助成金等)
いろいろな条件はありますが、補助制度が使えるとラッキー!
!ネットにない情報を得られることも…。
検索
ハローワークプラザ山形
検索
山形県内の市町村移住支援の担当窓口
詳しくは… 庄内町定住支援サイト
求職活動といえば、
ハローワーク。山形県では、
山形駅西の山形テルサ内ハローワークプラザ
やまがたにトータル・ジョブサポート山形とマ
ザーズジョブサポート山形があり、ワンストッ
プ窓口として相談を受けています。
(公財)山形県企業振興公社・山形県Uターン
情報センターの山下さんにお聞きしました。
村山地方その他市町村窓口
小国町 産業推進課
0238-62-2416
白鷹町 企画調整課
0238-85-6123
飯豊町 総務企画課 総合政策室 0238-87-0521
山形市 企画調整課
上山市 市制戦略課
村山市 政策推進課
天童市 市長公室まちづくり推進課
東根市 総合政策課
尾花沢市 定住推進課
寒河江市 さがえ未来創成課
6
023-641-1212
023-672-1111
0237-55-2111
023-654-1111
0237-42-1111
0237-22-1111
0237-86-2111
山辺町 政策推進課企画情報係
中山町 総務企画課
河北町 政策推進課
西川町 政策推進課
大江町 政策推進課
大石田町 総務企画課
023-667-1110
023-662-4271
0237-73-2111
0237-74-2111
0237-62-2118
0237-35-2111
もう
少し
避難生活を続けたい
移住・定住までは考えられない。
けれど、子どもがまだ小さい間は
避難を続けたい。
家族との話し合いは平行線。
移住も帰福も決められません。
もう少し時間が必要。
まだまだ決められないというご家族もたくさんあるか
と思います。
もう少し時間をかけたい方は支援を受け
ることができます。
福島に戻るのは不安…。
でも、避難先に住み続ける
ことも決断できない。
福島の家族は避難を快く思って
いないので、定住など無理な話。
でも、私はまだ戻りたくない。
1.対象世帯 避難指示区域外から応急仮設住宅等に避難 3.対象期間 平成29年4月から2年間
している世帯のうち、収入要件を満たし、供
与期間終了後も民間賃貸住宅で避難生活を
継続することが必要な世帯。
※ 避難指示区域からの避難世帯、被災者生活再建支援
金の対象世帯、原子力損害賠償(住宅確保損害)の対
象世帯など、他制度による支援世帯は除く。
4.補 助 率
考に県が定めた基準額以下の世帯を対象。
※ 母子避難など二重生活世帯については「子ども・被災
者支援法」に基づく公営住宅入居の優先的取り扱い
に準じて、世帯全体の所得を2分の1として取り扱う。
※ 初期費用負担軽減のため、定額10万円を別途補
助する。
※ 申請受付は平成28年10月∼11月頃に開始され
る見込み。
問合せ先 福島県被災者のくらし再建相談ダイヤル
TEL
0120-303-059
(祝日・年末年始をのぞく月∼金曜日 9:00∼17:00)
結婚、出産、育児等の理由で一度離職し、再び働こうとする女性一人ひとりのニーズに応じた就職のワンストップ支援窓口です。
マザーズジョブサポート山形では、
「そろそろ働きたいが何から始めたらよいか分からない」
「しばらく仕事の現場から離れていて
不安」
「保育園に預けるにはどうしたらよいか」など、再就職を考えるに当たって直面する様々な不安や課題の解決に向けて、ハロー
ワークマザーズコーナーの職業紹介機能と連携し、専任の相談員が一人ひとりの事情に寄り添って一緒に考えていきます。
保育ルームやキッズコーナーもありますので、お子さんと一緒にお気軽にご利用ください。
保育ルーム
場所
お問合わせ
月∼金曜日 9:30∼18:00
相談窓口の様子
土曜日 10:00∼17:00
相談中や就職面接時などにご利用いただけます。
※詳細は下記「保育ルームにこにこ」
をご覧ください。
〒990-0828 山形市双葉町1-2-3 山形テルサ1F
ハローワークプラザやまがた内
TEL 023-665-5915
FAX 023-665-5918
保育ルームにこにこ
保育ルーム
にこにこの様子
【保育ルームにこにこ】は、
「マザーズジョブサポート山形」内にある保育ルーム
です。相談中、
セミナー等への参加時などにお子さんをお預かりします。近くに
居ながら安心して相談が受けられ、
セミナーなどへも参加していただけます。
ま
た、面接時にもお子さんをお預かりできます。対象は生後6カ月から小学校就学
前までのお子さんで、原則事前に申し込みが必要になります。
利用料
火・水・木曜日 9:30∼16:00
(予約制)
利用時間
※上記以外の曜日・時間帯は事前にご相談ください。
※各種セミナーの開催状況なども
随時掲載しておりますので、
編集後記
ホームページ
無料
マザーズジョブサポート山形
・今悩んでいる方が笑顔で前に進めるように…助けとなればうれしい
です。
(愛美)
・今日に至るまでの皆さんの想いを知り胸が熱くなりました。
(真季)
・編集に携わり忘れられない大切な思い出ができました。ありがとう♪
(佐藤順子)
検索
も是非ご覧ください。
・状況、
考え方も人それぞれなのですね。
(雅代)
(弘美)
・自分で決断した避難生活。戻る時期も自分で決断しなくては…。
・新たな視点から避難生活を考えるきっかけとなりました。
(熊坂順子)
発行元 山形県子育て支援課(023-630-3345) NPO法人やまがた育児サークルランド編集委員
利用時間
相談窓口、仕事と子育ての両立等に関する各種セミナーの開催
菅野愛美(福島市、米沢市在住) 和泉真季(福島市、米沢市在住) 佐藤順子(伊達市、米沢市在住)
大内雅代(福島市、山形市在住) 熊坂順子(福島市、山形市在住) 佐藤弘美(福島市、山形市在住)
主な内容
2016 vol.4
マザーズジョブサポート山形
平 成 28年 2月29日 発 行
子育てママの 働きたい! を支援する総合相談窓口
(1ヶ月あたり最大3万円)
1年目 家賃の2分の1
(1ヶ月あたり最大2万円)
2年目 家賃の3分の1
※ 一定条件のもとで現在居住している都道府県内で転
居する世帯も対象とする。
(例:手狭、通院・通学、家賃
が安価な住宅への転居など)
2.収入要件 公営住宅法による公営住宅の入居基準を参
※ 避難者の方々の円滑な住宅確保のため最大3カ月間
(平成29年1月∼3月)の補助開始の前倒しを可能と
します。
この間の補助率は2分の1(1ヶ月あたり最大3万円)
避 難している私たちが知りたい、伝えたい情 報 紙
福島県 民間賃貸住宅家賃への支援