・FIM0010 FIM 様式1開始日から様式1終了日までの間に回復期リハビリテーション病棟(病床)へ入院した期間がある場合に入力する。 入院した期間が複数ある場合は、入力の順番を日付の早い順とし、連番の上限を“3”とする。親様式1・子様式1の各々につ いて入力すること。 なお、本年度調査では任意入力とする。 ①、② 入棟日・退棟日 当該病棟(病床)に入棟した日および退棟した日を各々①②に入力する。 ③、④ 入棟時・退棟時のFIM得点 回復期リハビリテーション病棟(病床)へ入院した症例について、入棟時および退棟時の得点を下表に従って各々③④ に入力する。表の分類に従って各分類の値を決め、その値を連ねて入力する。 分類 所見 全介助 運動項目 最大介 中等度 最小介 監視又 修正自 完全自 助 介助 助 は準備 立 立 不明 セルフケア 食事 1 2 3 4 5 6 7 9 整容 1 2 3 4 5 6 7 9 清拭 1 2 3 4 5 6 7 9 更衣(上半身) 1 2 3 4 5 6 7 9 更衣(下半身) 1 2 3 4 5 6 7 9 トイレ 1 2 3 4 5 6 7 9 排尿コントロール 1 2 3 4 5 6 7 9 排便コントロール 1 2 3 4 5 6 7 9 ベッド・車椅子 1 2 3 4 5 6 7 9 トイレ 1 2 3 4 5 6 7 9 浴槽・シャワー 1 2 3 4 5 6 7 9 歩行・車椅子 1 2 3 4 5 6 7 9 階段 1 2 3 4 5 6 7 9 理解 1 2 3 4 5 6 7 9 表出 1 2 3 4 5 6 7 9 社会的交流 1 2 3 4 5 6 7 9 問題解決 1 2 3 4 5 6 7 9 認知 1 2 3 4 5 6 7 9 排泄コントロール 移乗 移動 認知項目 コミュニケーション 社会認識 食事=7、整容=6、清拭=7、更衣(上半身)=6、更衣(下半身)=6、トイレ=6、排尿コントロール=6、排便コントロール=5、 ベッド・車椅子移乗=7、トイレ移乗=7、浴槽・シャワー移乗=7、歩行・車椅子移動=5、階段移動=4、理解=5、表出=5、社会的 交流=6、問題解決=5、認知=5 の場合は”767666657775455655”と入力する。9 はどうしてもわからない場合のみに使用するこ ととし、極力使用しないようにする。 運動項目の評価 点数 介助者 手助け 手助けの程度 7 不要 不要 自立 6 不要 不要 時間がかかる、装具や自助具が必要、投薬している、安全性の配慮が必要 5 必要 不要 監視・準備・指示・促しが必要 4 必要 必要 75%以上自分で行う。 3 必要 必要 50%以上75%未満自分で行う。 2 必要 必要 25%以上50%未満自分で行う。 1 必要 必要 25%未満しか自分で行わない。 73 認知項目の評価 点数 介助者 手助け 手助けの程度 7 不要 不要 自立 6 不要 不要 時間がかかる。投薬している。安全性の配慮が必要。 5 必要 必要 監視・準備・指示。促しが必要。介助は 10%未満。 4 必要 必要 75%以上 90%未満自分で行う。 3 必要 必要 50%以上 75%未満自分で行う。 2 必要 必要 25%以上 50%未満自分で行う。 1 必要 必要 25%未満しか自分で行わない。 ・JCS0010 JCS/入院時 ② 入院時意識障害がある場合のJCS 入院時の意識障害のレベルを入力する。ただし、入院後に様式1範囲において発症した傷病が医療資源を最も投入した傷 病になる場合は、発症時により判断する。 意識障害がない場合は「無」の"0"を、意識障害がある場合は意識レベルの数値の"1"~"300"を入力する。 Japan Coma Scale Ⅲ群 刺激しても覚醒しない 300 まったく動かない 200 手足を少し動かしたり顔をしかめたりする(除脳硬直を含む) 100 払いのける動作をする Ⅱ群 刺激すると覚醒する 30 かろうじて開眼する 20 痛み刺激で開眼する 10 呼びかけで容易に開眼する Ⅰ群 覚醒している 3 名前、生年月日が言えない 2 見当識障害あり 1 清明とはいえない R:不穏、 例 I:糞尿失禁、 A:自発性喪失 意識レベル3で自発性喪失の場合は"3A"と入力する。意識レベル3で不穏・糞尿失禁がある場合"3RI"と入力する。 "R"、"I"、"A"のいずれにも該当しない場合は、数値のみでもよい。 ※ 小児の場合の判定の例 GradeⅢ 刺激しても覚醒しない 300 痛み刺激にまったく反応せず 200 手足を少し動かしたり顔をしかめたりする 100 払いのける動作をする GradeⅡ 刺激で覚醒する 30 呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する 20 呼びかけをすると開眼して目を向ける 10 飲み物を見せると飲もうとする。あるいはニップルを見せると欲しがって吸う GradeⅠ 覚醒している 3 母親と視線が合わない 2 あやしても笑わないが、視線が合う 1 あやすと笑う、ただし不十分で声を出して笑わない Q&A Q:救急受診後そのまま入院となる場合で、救急受診時に処置として鎮静をかけてから病棟へ上がるの だが、その場合の「入院時」とは救急受診時の値なのか病棟入室時の値なのか。 A:救急受診時とする。 Q&A Q:新生児や小児の場合、脳性麻痺がある場合等の判断が難しいが必須か。 A:必須。医師の所見で入力すること。 74
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