これからの時 代が 必要とする 歯 科医師の育成 学 校 法 人福岡学園 福岡歯 科大学長 水田 祥代 石川 博之 MESSAGE MESSAGE MESSAGE 学 校 法 人福岡学園 理事 長 大 学 長 メ ッ セ ー ジ 理 事 長 メ ッ セ ー ジ 国民から信頼される 歯 科医師として 真の実力を培ってほしい グローバリゼーションといわれる潮 流の中で、世界は激しく揺れ か い 修 学 支 援 に 努 めています 。平成 2 5 年4月には 教 育の 基 本 組 はじめまして。福岡歯科大学学長の石川博之です。皆さんは歯科医療に 本医療機能評価機構では、病院が質の高い医療サービスを提 供していく 動き、政 治 や経 済の混 迷が続いています。わが国では、少 子高齢化 織である学部学 科の名称を歯学部・歯学 科から「口腔 歯学部・口腔 ついて、どのようなイメージをお持ちでしょうか。近年、日本の歯科医療を ための第三者評価を行っていますが、私 立歯科大学の歯科を中心とした が急 速に進む中、社 会の 各分 野において明るい未 来を 切りひらい 歯 学 科 」に 変 更し 、より一 般 医 学 の 要 素を取り入れ た 総 合 的 な口 とりまく環境は大きく変化しています。むし歯や歯周病といった疾患の治 病院では全国で2番目の認定となりました。本学の学生は、この病院機能 ていくことのできる優 れた 人材の 育成 が 、高 等 教 育 機 関に強く求 腔 医学 教 育を実 践し、全 身の 健 康を見 据えた口腔 疾 患の 予 防、診 療を主体とした医療から、咀嚼や摂食・嚥下といった口腔の機能の回復、 評 価の認定病院で臨床実習を行っています。さらに同一キャンパス内に められています。 断、治療のスペシャリストを育成しております。また、口腔医学を通 あるいは口元の審美的な側面も含めたQOL(生活の質)の向上といった は、2つの老人介護施設があり、教育実習も行われます。このように、医療 福 岡 学 園では 、超 高 齢 化という社 会 の 進 展 を見 据え 、口腔 医 学 して アジアや 欧 米 の 大 学 等との 交 流を推 進し 、進 行するグローバ 視点での医療への転換が求められています。また、日本社会の急激な高齢 と介護と福祉が一つのキャンパス内に統合された教育 環境のもとで、超 の 確 立を目指 す 福 岡 歯 科大 学をはじめ 、地 域の医 療 センターとし ル社 会で 活 躍 できる国 際 感 覚と幅 広 い 視 野を備え た 人材を 養 成 化にともない歯科に来院する患者さんの実態も大きく変化しています。歯 高齢社会に対応できる新しい歯科医師を養成しています。 ての医 科歯 科 総合病院、高度口腔医 療 人等を支 援する口腔医 療セ しています。 科診療所を訪れる65歳 以上の高齢 者の割合は、昭和59年に10人に1人 福岡歯科大学では、本学をはじめ九州の大学の先生方に加えて、全国の ンター、口腔ケアのリーダー 等を育成 する 福 岡医 療 短 期 大 学を設 本 学 が 位 置 する 福 岡 市は 、古くから対外交 流 の玄 関口として繁 であったのが、平成23年には3人に1人となり、現在も増加し続けていま 大学から多数の先生方が集まり、 「 ここが中央」といえるような陣容と思い 置し、さらには介護老人保 健 施 設、特別養護老人ホームを擁 する医 栄した 歴 史と 文化 を有し 、数 多くの 史 跡 等 が 残 されて いま す 。ま す。当然ながら、何らかの全身疾患を有する患者さんの来院も増加してい で教育を行っています。現在、歯科医師の約半数は50歳以上で、50歳代、 療・保 健・福祉の総合学園として発展を続けています。 た、豊 かな自然環 境の中、都 市 機 能 が年々充 実しており、学 生 数は ます。安心・安 全な歯科医 療の実 施のため、歯科医師には、これまで以 上 40歳代、30歳代と次第に歯科医師数は減少しているので、今後、高齢化 本 学の「口腔医学の学問体系の確 立」に向けた取り組みは、近 年 人 口 比 で 全 国3位という活 気 あ ふ れ る 学 生の 街 で す 。本 学 の 学 に全身の理解と医学的知識を修得することが求められています。 はさらに進行するでしょう。すなわち、これから歯科医師を目指す人たち における全身疾 患と口腔 疾 患との関連性 解 明の進 展、歯 科医 療に 生・教職 員は、校 歌にも謳 われる素 晴らしい環 境の中で、人の幸 福 本学では、このような時代のニーズに合った歯科医師の育成のため、患 は、将来、一人ひとりが日本の歯科医療を支える責任のある時代に第一線 おける高齢 有 病 者の増 加や高齢 者口腔ケアの重 要性等から、国の に奉 仕するという高い志を持って、日々精 進しております。 者型ロボットや歯科治療のシミュレーション装置などの先 端的な設備を で歯科医療に従事すること、それゆえに社会から必要とされ、活躍の場の 認 証 評 価 機 関の高い 評 価 や 文 部 科 学 省の 優 れた事 業に選 定され 皆さんにも本 学で、国民から信 頼され、尊 敬される歯 科医師とし 導入した教 育 環 境のもとで、教 員の 親 身な指 導による歯 科 医学 教 育を 広い、まさにやりがいのある職業となることを心に留めてほしいと思いま ています。本学ではこの取り組みに共 感し、国民医 療の向上に貢 献 て真の実力を培ってほしいと願ってやみません。 行っており、さらに一般医学教育の充実したカリキュラムによって、口腔医 す。皆さんには、日本の歯科医療の将来を担うつもりでぜひ歯科医師を目 しようという強い意 志を持った学 生を積 極 的に受け入れるととも 学教育を推進しています。 指していただきたいと思います。本学はこれからの時代が必要とする歯科 に 、安心して勉 学に 励 んでもらうように 、学 生一人ひとりに 助 言 教 また、本学の附属病院である福岡歯科大学医科歯科総合病院は、平成 医師を育成します。 員を配 置し 、経 済 面 では多 様 な 奨 学 金 等を用 意 するなど 、きめ 細 20年5月に財団法人日本医療機能評価機構の認定病院になりました。日 それでは、福岡歯科大学でお会いできる日を楽しみにしています。 学校法人福岡学園 福岡歯科大学 沿革 建学の精神 カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針) 本学は、教育基本法及び学校教育法に基づき、歯学に関する専門の学術 教養教育科目、態度教育科目、医学及び歯学に関する専門教育科目によって口腔医学教育を実 昭和47年 7月27日 学校法人福岡歯科学園寄附行為認可、 福岡歯科大学設置認可 平成11年12月22日 福岡医療短期大学保健福祉学科設置認可 昭和48年 4月 1日 福岡歯科大学開学 平成12年 1月11日 福岡医療福祉専門学校社会福祉専門課程募集停止 昭和55年11月28日 福岡歯科大学附属歯科衛生専門学校設置認可 平成12年 4月 1日 福岡医療短期大学保健福祉学科開設 昭和56年 4月 1日 福岡歯科大学附属歯科衛生専門学校開校 平成14年 1月21日 福岡医療福祉専門学校廃止認可 昭和60年 3月22日 福岡歯科大学大学院設置認可 平成14年 8月 1日 介護老人保健施設 (サンシャインシティ) 開設 医療に対する奉仕の精神を身に付けた人材を育成する。 昭和60年 4月 1日 福岡歯科大学大学院開学 平成16年 7月 1日 人事考課制度導入 平成 8年10月16日 福岡歯科大学附属歯科衛生専門学校の福岡医療福祉専門学校 への校名変更及び同校の社会福祉専門課程設置認可 を教授研究し、教養と良識を備えた有能な歯科医師を育成することを目 践し、全人的な医療人を育成するためのカリキュラムを編成する。 的とし、社会福祉に貢献すると共に歯科医学の進展に寄与することを使 1.教養教育科目を通して、 倫理観と社会的常識、豊かな人間性を備えた人材を育成する。 命とする。(福岡歯科大学学則第一条) 2.実習を中心とした態度教育科目を通して、 協調性、 コミュニケーション能力、責任感と福祉・ 平成17年 1月25日 病院名を福岡歯科大学医科歯科総合病院に改称 アドミッションズ・ポリシー(入学者受け入れ方針) 3.生命科学・医学・歯学を基盤にした専門教育科目を通して口腔医学を修得した人材を育成する。 平成17年 4月 1日 教員の任期制導入 1.口腔医学の修得に必要な基礎学力のある人 平成 8年12月19日 福岡医療短期大学設置認可 平成20年 4月 1日 福岡医療短期大学歯科衛生学科の専攻科が大学評価・学位授与 2.生命科学や医学に関心を持ち、 探究心と学習意欲が旺盛である人 平成 9年 3月27日 福岡医療福祉専門学校歯科衛生専門課程募集停止 機構の認可を得て、 学士 (口腔保健学) の専攻科として認定 3.社会福祉と地域医療に奉仕する使命感のある人 平成 9年 4月 1日 福岡医療短期大学開学、 福岡医療福祉専門学校開校 平成23年 6月 7日 法人名を福岡学園に変更認可 4.医療人としての高い倫理観や協調性、優れたコミュニケーション能力を 平成11年 2月 9日 福岡医療福祉専門学校歯科衛生専門課程廃止認可 平成23年11月14日 福岡歯科大学口腔医療センター開設認可 平成11年 4月 1日 福岡医療短期大学専攻科歯科衛生学専攻開設 平成23年12月14日 福岡歯科大学口腔医療センター開設 獲得する意欲のある人 ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) 1.生命科学・医学・歯学を基盤とした口腔医学の専門知識・技能を修得している。 2.科学・医学・歯学の進歩や社会の変化に対応し、生涯にわたって学習(自己研鑽) ができる。 3.社会福祉と地域医療についての理解を深め、社会的責任感を備えている。 4.高い教養を基盤とした倫理観、協調性とコミュニケーション能力を身に付けている。 平成25年 4月 1日 学部・学科名を 「口腔歯学部 ・口腔歯学科」 へ変更 03 FUKUOKA DENTAL COLLEGE FUKUOKA DENTAL COLLEGE 04
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