2016 年 3 月 4 日 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構) 未踏 IT 人材発掘・育成事業事務局 PM 推薦担当 2016 年度「未踏 IT 人材発掘・育成事業」 プロジェクトマネージャー候補(追加)のご推薦について 独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」という。)では、ソフトウェア関連分野においてイ ノベーションを創出することのできる独創的なアイディア、技術を有するとともに、これらを活用 していく能力を有する優れた個人(クリエータ)を、優れた能力と実績を持つプロジェクトマネー ジャー(以下「PM」という。)のもとに発掘育成することを目的に、未踏 IT 人材発掘・育成事業(以 下「本事業」という。)を実施しています。 この度は本事業の要である PM について、現状の体制は維持しつつ、新たに PM を追加する形で人 選(若干名)を行います。PM の選任に当たっては、有識者の方及び広く一般の方から候補をご推薦 して頂き、その中から新たに PM を選任することとしております。 この度の PM の追加に関しては、以下のような方を想定しております。 ・開発の根幹にかかる技術及びセキュリティに関する技術の分野に特化した方 ・現在の PM には無い多様性のある観点でクリエータの育成を実施できる方(例:女性ならではの 観点でプロジェクトを評価できる方等) つきましては、下記の依頼状をご一読の上、PM 候補として適任と考えられる方をご推薦(自薦及 び他薦)頂きたく、よろしくお願いいたします。 ご推薦にあたりましては、別紙の推薦書に候補者および候補者に関する必要事項をご記入の上、3 月 14 日(月)12:00 までに電子メールにて「未踏 IT 人材発掘・育成事業事務局 PM 推薦担当」宛 てご送付いただきたくよろしくお願い申し上げます。ご推薦いただいた個々の内容については「未 踏 IT 人材発掘・育成事業事務局 PM 推薦担当」から外部へ出ること、また、本目的以外で使用する ことはありません。 また併せて、今後の事業運営の改善とさせて頂くために、本事業について貴殿のご意見をお聞か せいただければ幸いです。 1 記 1.事業趣旨 我が国の情報技術分野の中で得意とする分野を持つ産業界・学界の有識者からなるプロジェクト マネージャー(PM)が、25 歳未満の個人(または個人からなるグループ)からの提案より、自身の 眼力によって独創的ですぐれた能力を有する人材(クリエータ)を発掘(採択)し、クリエータが 実施する開発プロジェクトを通じて、独創的なアイディア・技術・開発力を備えつつ我が国の産業 の活性化・競争力強化に資する人材として育成すると共に、クリエータの開発成果を評価する上で 特に優れた人材を「スーパークリエータ」として選定することを目的に、本事業を実施します。 2.未踏 IT 人材発掘・育成事業における現在の PM(敬称略) 【統括プロジェクトマネージャー(PM に対し統括的なサポートを行う者)】 ① 竹内 郁雄 東京大学 早稲田大学 ② 夏野 剛 名誉教授 国際オープン教育リソース研究所 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 招聘研究員 特別招聘教授 【プロジェクトマネージャー(自らが採択したクリエータの指導・助言等を行う者)】 ① 石黒 浩 大阪大学 大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 教授(特別教授) ATR 石黒浩特別研究室室長(ATR フェロー) ② 後藤 真孝 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 ③ 首藤 一幸 東京工業大学 大学院情報理工学研究科 ④ 藤井 彰人 KDDI 株式会社 ソリューション事業企画本部 数理・計算科学専攻 首席研究員 准教授 クラウドサービス企画部長 ※現在の PM についての情報は、以下の URL より確認頂けます http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2016/pm_index.html http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2016/koubo_index.html 3.PM と IPA との契約形態 PM は IPA の「特別な職に従事する者」として活動して頂きます。IPA からは年度ごとに人事発令 を行い、それに従って PM の人件費(給与)が支払われます。 4.PM が果たすべき役割 PM は本事業の趣旨である、「IT 人材の発掘と育成」を充分理解して頂いた上で独自の眼力により 審査から、採択、開発者の指導育成、開発成果の評価まで責任をもって取り行っていただくことに なります。 具体的には主に以下の作業を行うことになります。 ① PM からのメッセージの策定 PM からのメッセージとして、得意分野・専門分野、指導・育成の方針、採択基準、提案者 に向けたメッセージ等を明記して頂きます。なお、このメッセージは Web サイト等に公開 されます。 2 ② 応募案件の審査と採択案の提出 申請された全提案書を、PM がメッセージで定めた採択基準等に従って公正な審査をして頂 きます。採択案については IPA にて審議を行った上で採択決定となります。 ③ 採択プロジェクトの指導・育成 採択されたプロジェクトについてクリエータ(開発者)の能力に応じた開発目標を定め、 その目標に向けたマネージメントを行っていただきます。具体的にはメッセージで定めた 指導・育成方法を実践して頂くことになります。 ④ 採択プロジェクト・クリエータの評価 人材育成/開発期間終了後には個々のプロジェクト成果を評価するとともに担当プロジェ クトの事業 総括をして頂きます。個々の開発成果の評価を行う上で特に優れた人材につ いては「スーパークリエータ」の選定を行うとともに、その選定基準を明確にして頂きま す。 また、可能な範囲で開発期間終了後も開発者に対して、開発成果の活用方法などのアドバイ スをお願いしています。 5.PM 候補の条件 次の条件を満たすこと。 ① 情報技術分野(学界、産業界いずれでも可)において、とりわけ若い人材の育成に熱 意を持ち、若い人材と同じ目線にたって指導、育成が出来る人。特に以下の分野・観点 のいずれかを有する人。 ・開発の根幹にかかる技術及びセキュリティに関する技術の分野に特化した方 ・現在の PM には無い多様性のある観点でクリエータの育成を実施できる方(例:女性なら ではの観点でプロジェクトを評価できる方等) ② 情報技術分野での研究、開発を併せて 10 年以上有し、かつ若い人材を育成した経験 を有した人。できれば年輩の人よりも若手の人。 ③ 一定の時間(年間 200 時間程度を想定、申請数、採択数により変動)を割いて本事 業に注力していただける人。 ④ 開発者の相談に開発者の立場に立って迅速に応えられる人。 ⑤ 以下について自ら作業が行える人。 ⅰ.開発プロジェクトの提案書を審査できる人。 ※過去 3 年間の提案書の申請・採択件数実績 2013 年度:119 件 採択件数:17 件 2014 年度: 77 件 採択件数:14 件 2015 年度:140 件 採択件数:16 件 ⅱ.開発プロジェクトの開発方針についてアドバイスを行い、開発目標を定められる 人。 ⅲ.開発プロジェクトの実施において、進捗状況の把握に努められる人。 ⑥ 任期は、原則 1 年とする。 6.PM 候補の専門分野カテゴリ 別紙推薦書の「得意分野」欄に、例示として挙げた次ページ記載の表の専門分野カテゴリから選 択していただきその記号をご記入願います(複数選択可)。また、表に該当するカテゴリが無い場合 は、F と記入していただき、( )内にご専門の分野をご記入下さい。 3 記号 専門分野カテゴリ 具体的な範疇 OS、組み込み OS、プログラミング言語、開発ツ A 開発の根幹にかかる技術 B 見た目や入出力にかかる技術 C ール・手法など 画像処理、圧縮技術、3D、動画、音声処理、ウェ アラブルコンピューティング、MMI など 複数のコンピュータを見据えた技 ネットワーク技術、データウェア、Web アプリケ 術 ーション、グリッドコンピューティングなど D 環境負荷軽減に関する技術 E セキュリティに関する技術 F その他 省資源、リソースの節約等に寄与するサーバ構築 技術、ライトウェイト OS など 暗号、認証、ウィルス対策、不正アクセス対策な ど 上記に該当しない専門分野 7.2016 年度のスケジュール予定 ※ PM 活動開始 ~5 月下旬 ※4 月 1 日を予定 6 月 20 日 6 月 20 日 3月 6日 ~3 月 6 日 ・PM メッセージの策定(PM として何ができるか明記) ・提案書を全て書面審査(一次審査) ・ヒアリング審査(二次審査) ・上記の審査を踏まえ、採択理由、不採択理由の作成 ・プロジェクト開始 ・開発目標の策定(開発) ・適宜、指導・進捗管理 ・プロジェクト終了 ・開発プロジェクトの評価 8.連絡先 IPA IT 人材育成本部 イノベーション人材センター 未踏 IT 人材発掘・育成事業事務局 PM 推薦担当 T E L: 03-5978-7504 mail: [email protected] ※メール送信の際は、件名(題名)を必ず「2016 年度未踏 IT 人材発掘・育成事業 PM 候補の推 薦」としてください ※必要に応じてヒアリングを実施する場合があります ※PM の選定結果につきましては、IPA の Web サイト上にて公表させていただきます 以上 4
© Copyright 2024 ExpyDoc