「生物多様性保全の推進に関する基本協定 」締結

2016 年 3 月 3 日
報道機関各位
「生物多様性保全の推進に関する基本協定」締結
~長野県と当社の協定締結式を県庁にて 3 月 8 日開催~
三菱UFJフィナンシャル・グループの総合シンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
(本社:東京都港区 社長:藤井秀延)と長野県(知事・阿部守一)は、このたび「生物多様性保全の推進に関す
る基本協定」を締結することとなりましたので、お知らせいたします。
◆協定締結の背景
長野県では、約 10 年ぶりに改訂した長野県版レッドリストにおいて、絶滅のおそれのある動植物が 259 種も
増加するなど、その生息環境はより一層厳しい状況にあります。このような状況を乗り切るため、多様な主体
と連携しながら、社会全体で生物多様性の保全に取り組むことが求められています。
他方、総合シンクタンクである当社は、生物多様性・グリーンインフラ分野において先駆的な研究やイベント
等による情報発信を積極的に行っており、高度な知見と産官学のネットワークを有しております。
そうしたことから、このたび多様な連携主体の一員として、長野県における当該分野の施策・事業の発展を
後押しする役割を担うことといたしました。
◆主な協定事項
当社と長野県との主な協定事項は下記の 3 点となります。当社は、これまで培ってきたノウハウの提供や企
業の紹介、生物多様性保全に関連するイベント共催などの協力を行います。
① 生物多様性・グリーンインフラ分野に関する共同研究の実施、研究情報の交換
② 生物多様性・グリーンインフラ分野に関する普及啓発の推進、相互の取組支援
③ 生物多様性保全モデルの構築に向けた取組における協力・連携
なお、来る 3 月 8 日(火)、長野県庁にて本協定の締結式を執り行います(参考資料参照)。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
経営企画部 副主任研究員 西田貴明、副長 小柴巌和
革新創造センター広報担当
部長代理 島林秀行
〒105-8501 東京都港区虎ノ門 5-11-2
TEL:03-6733-1001 E-mail:[email protected]
同時配布先:環境省記者クラブ、環境記者会
※長野県も本件に関するプレスリリースを県内メディアに配布
参考資料
信州の生物多様性保全にかかる協定締結式
1 日
時
平成 28 年3月8日(火)
2 場
所
長野県庁 3階 第三応接室(長野市大字南長野字幅下 692-2)
3 内
容
(1)
協定締結
15:40~15:55
生物多様性保全の推進に関する基本協定
協定①:三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング㈱・長野県(二者)
協定②:帝京科学大学・木曽町・信州生物多様性ネット きずな・長野県(四者)
(2)
懇
談
生物多様性の保全から始まる地方創生・農山村の活性化について
4 出席者
企□業 :三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング㈱
大□学 :帝京科学大学 理事長
市町村 :木曽町長
はら
く
に
おきなが
ひでのぶ
藤井 秀延氏
常務執行役員
図司 忠之氏
しょうはち
冲永 莊 八氏
お
原 久仁男氏
団□体 :信州生物多様性ネット きずな
ふじい
代表取締役社長
会長
事務局長
長野県 :阿部知事、青柳環境部長、山﨑自然保護課長
なかむら
ひろ し
こうだ
けいこ
中村 寛志氏
江田 慧子氏
ず
し
ただゆき
参考資料
「生物多様性保全の推進に関する基本協定」の概要について
信州の自然環境の現状
約 10 年ぶりに改訂した県版レッドリストでは、絶滅のおそれのある種が 259 種追加。
植物:66 種追加、動物:193 種追加
生息環境の厳しい現状が明らかに
生物多様性の保全を、社会全体で支える仕組みづくりを構築することが重要
協定による生物多様性保全の取組のイメージ
・活動フィールドの提供
・地元関係者との連携調整
・活動のコーディネート
・全国の企業の紹介
・ノウハウの提供
・イベント共催等の協力
木曽町
協定①
MURC ※
県全体
・科学的・技術的な指導
・情報提供
・データの集積
協定②
長野県
※三菱 UFJ
リサーチ&コンサルティング
木曽町エリア
大
きずな
学
・生物多様性保全の調査・研究
・地元小中学校への環境教育
・保全活動への参加
協定の主な内容
協定①:三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング・長野県の基本協定
・三菱 UFJ リサーチ&コンサルティングは、政策研究で得たノウハウ提供や企業の紹介、生物多
様性保全に関連するイベント共催への協力を通じ、生物多様性保全モデルの事例をつくる。
協定②:帝京科学大学・木曽町・きずな・長野県の基本協定
・帝京科学大学は、木曽町における生物多様性保全の研究、保全活動への参加や地元小中学校
の環境教育学習を支援する。
・木曽町は、活動フィールドの提供、地域内の連携調整、活動をコーディネートする。
・きずなは、取組における科学的・技術的な指導や情報提供、データの集積を行う。
県の立ち位置 (両協定共通)
・生物多様性保全モデルの構築に向け、関係者の連携活動の調整やコーディネート、協力企業
の掘り起しや呼び込みへの対応、取組の輪を広げるべくより多くの主体の参画を促す。