「メットライフ復興事業みらい基金」の創設について

2016年3月3日
共同ニュースリリース
メットライフ生命保険株式会社
あぶくま信用金庫
特定非営利活動法人プラネットファイナンスジャパン
~福島県における事業発展のサポートを目指して~
「メットライフ復興事業みらい基金」の創設について
メットライフ生命保険株式会社(代表執行役 会長 社長 サシン・N・シャー)およびメットライフ財団(会長兼最高経営責任者
デニス・ホワイト)は、東北地方の復興と福島県での事業発展の支援を目指して、あぶくま信用金庫(理事長 太田 福裕)
および、特定非営利活動法人プラネットファイナンスジャパン(理事長 ロベール・ベルディエ)との協働のもと、「メットライフ復
興事業みらい基金」を立ち上げましたのでお知らせいたします。
本基金は、東日本大震災による津波・原発事故の甚大な被害を受けた福島県南相馬地区をはじめとする同県内の被災
地の経済復興、雇用回復および地域社会の再建を支援することを目的として設立されました。具体的には、福島県に居住
する起業家・事業主を対象とし、県内での事業展開を助成するもので、公募形式で申し込みを受け付けます。
メットライフは、「ファイナンシャルインクルージョン」を企業の社会的責任(CSR)活動の重要テーマに掲げ、健やかで豊か
な社会を目指して、あらゆる立場の人々が経済的に自立し、安定した生活を送れるよう、様々な支援を展開しています。「メ
ットライフ復興事業みらい基金」は、2016 年から 2017 年末までの期間に、メットライフ財団(別紙参照)による約 5 千万円の
拠出金をもとに運営され、福島県で意欲的に事業展開に取り組む起業家・事業主に対する助成を通じて、同地域の復興を
支援します。
なお、3 月 11 日(金)にあぶくま信用金庫において、本基金の創設にかかるセレモニーを行います。
記
■「メットライフ復興事業みらい基金」について
米国に本拠を置くメットライフ財団は、1976 年の創設以来、メットライフがビジネス展開している世界各国で企業市民とし
て地域社会に貢献しています。今回はメットライフ財団の拠出により、特定非営利活動法人プラネットファイナンスジャパン
とあぶくま信用金庫が運営する基金で、福島県の起業家・事業主の新規事業立ち上げ、事業再開・拡大を支援すること
で復興の一助となることを目指します。
■目的 福島県の復興に寄与する新規事業、既存事業の拡大およびそれに伴う雇用機会の創出
■助成の概要 (詳細は別紙をご参照ください)
対象地域:福島県
対象事業:福島県の住民により県内で展開されている事業で、震災後に生じた地元ニーズを満たすことを目的とするもの
①新規事業に対する助成金
②既存事業に対するローン利子補給
③事業展開支援
※応募事業の法人格は問いません。(NPO、任意団体、個人事業主等も可)
受付期間 :2016 年 3 月 15 日〜2016 年 4 月 28 日(締切日必着)
受付締め切り後、活動内容・ビジネスプランを精査し、助成先を決定致します。
■応募方法
以下の HP から応募を受け付けております。募集要項と応募フォームをご確認ください。
あぶくま信金 HP のトップページ左下の当基金用特設ページ(あぶくま信金 HP:http://www.abukuma.co.jp/)
またはプラネットファイナンスジャパンの当基金用特設ページ(http://www.planetfinance.or.jp/news/index.php?eid=00053)
以 上
添付)別紙
(別紙)
メットライフ復興事業みらい基金
① 新規事業に対する助成金
目的: 地域復興に寄与する新規事業およびそれに伴う雇用機会の創出
対象: 新規事業の立ち上げを目指す地元の起業家(8 名枠)。特に社会的意義のある事業
内容: 1 事業あたり最大 150 万円の助成金を提供。但し、当助成金は新規事業立ち上げの費用の 50-70%までをカバーし、
残額は起業家が調達・出資することを条件とします。
② 既存事業に対するローン利子補給
目的: 津波・原発事故による深刻な影響を受けた小規模企業の金融アクセスの改善
対象: あぶくま信金が事業を展開するエリアの、従業員 20 名以下の企業およびその事業主 25 件(震災後、事業停止を余
儀なくされた企業を含む)
内容: あぶくま信金が提供するローンに関し、最初の 2 年間の利子の一部を補助します。
③ 事業展開支援
目的: 小規模事業の経営基盤強化およびさらなる事業展開の支援
対象: ビジネスモデルや経営・事業展開力の強化を必要とする、既存の小規模事業および新規事業 12 件
内容: 1 事業あたり最大 25 万円の助成金を提供します。但し、当基金による助成は事業展開にかかる費用総額の 7 割まで
とします。(助成事例:展示会やビジネスマッチングイベントへの参加、研修への参加、それに伴う交通費、宿泊費等、経営
基盤強化に伴うセミナー受講、講師派遣に係る経費等)。
メットライフ財団(MetLife Foundation)とは
米国ニューヨークに拠点を置くメットライフ財団は、1976 年の創業以来、メットライフがビジネスを展開している世界各国で企
業市民として地域社会に貢献する、という理念の実現を目指して活動を行っています。金融知識・スキルを提供することで、
あらゆる立場の人々が生涯にわたり経済的に安定した生活を送れる「ファイナンシャルインクルージョン」をテーマに、5 年間
で 2 億ドルの資金拠出し、世界中の人々や地域社会が確かな未来を実現するために支援しています。
以上