アストンマーティン DB11:ソニック・アイデンティティ ソニック・アイデンティティ・ハイライト: DB11 に独自の個性を追加、強力な差別化を図る。 アストンマーティン・ブランドのビジュアル・アイデンティティと呼応するソニック・アイデンティティ。 入念なチューニングにより、調和の取れたサウンドを奏でる。 ソニック・アイデンティティとは、リマインダーや警告音、スイッチ操作音、シートベルト着脱音、レ ザー内装の軋み音や摺れ音、エンジンの吸排気音など、すべてのサウンドを包括するコンセプト。 ドライビング・エクスペリエンスを補完する心理音響コンセプト。 ソニック・アイデンティティとは、簡単に言えば、車内で聞こえるさまざまな音のことです。しかし、この表現 では、音が自動車に与える影響を過小評価してしまうでしょう。DB11 について言えば、五感に響き渡る高 貴で深みのあるエグゾーストノートが代表的なソニック・アイデンティティです。スロットルの踏み方に応じ て、上質なサウンドから野獣の咆吼を彷彿とさせるサウンドへと変化するエグゾーストノートは、室内で聞 こえるすべての音とハーモニーを奏でなければなりません。 DB11 は、シートベルト警告や燃料残量警告、あるいはスイッチの操作音、レザーシートと洋服が擦れ合う 音など、あらゆる音に細心の注意を払い、ハーモニーとコントラストを織りなすようチューニングされていま す。そこに、偶然の音は存在しません。 シートベルト・リマンダーを例に取りましょう。アストンマーティンは、リマインダーがひとつのメロディとして、 シートベルトの着用を強制するのではなく、優しくそれを促す方がよい、と考えました。リマインダー警告音 は 3 段階で強まりますが、ドライバーが警告を無視して走行を始めるまで最終の第 3 段階には至りませ ん。つまり、ドライバーの知性や大人の思考を尊重しているのです。 ソニック・アイデンティティは、アストンマーティン・ブランドのビジュアル・アイデンティティと一致していなけ ればなりません。ひとつひとつのサウンドは、クラフツマンシップ、堅牢性、リファインメント、エンジニアリン グ、デザインを音響的に表現しつつ、そのエッセンスを内含する必要があります。知覚できるクオリティを 包括的に表現しなければなりません。知覚できるクオリティとは、車両で何かを操作した時にある種の感 覚がいかに刺激されるかで決まります。たとえば、すべてに統一感があり、全体としてハーモニーを奏で れば、クオリティの認識度が向上します。違和感を覚えるサウンドは、全体のクオリティを低下させる原因 となります。一方、些細な操作音でさえ他の音と調和している場合には、ソニック・アイデンティティのひと つとなり、サウンド・エクスペリエンスを向上させます。 すべての音を調和させるため、サプライヤーレベルにまでソニック・アイデンティティを徹底させました。た とえば、パーク・ディスタンス・コントロールの警告音は、ターンインジケーターのクリック音と調和していま す。たったひとつの音だけが際立ってはなりません。 感性品質担当責任者のトビー・フォックスは、次のように説明しています。「ソニック・アイデンティティの絶 対的な重要性を認識するとともに、お客様が感じるクオリティにどのような影響を与えるかを精査しました。 当然のことですが、お客様は、すべてのタッチポイントが一定の水準を満たし、さらにそれを上回っている ことを期待しています。そこで我々は、お客様とクルマの関わりひとつひとつがハーモニーを奏でるだけで なく、歓びとなるようにチューニングを重ねました。五感で受ける印象が同一であれば、相乗効果が生まれ て、アストンマーティン・エクスペリエンスが高められ、DB11 に乗る行為が忘れ難い体験となるはずで す。」
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