2月の清水だより 平成 28 年 2 月 29 日 -巻頭言- 2月も終わりを迎え、いよいよ来年度の準備が始まり慌ただしい毎日です。 さて、3 月 19 日(土)は、第 6 回きく組さんの卒園式です。立腰教育「立腰と躾の三原則」を、職員の愛 (父性と母性の調和のとれた愛)を降り注ぎながら、ひとりひとりの子ども達の命に溶け込ませてきました。 それは、その子の生涯の財産になると信じています。 下記は、姉妹園 仁愛保育園の卒園児さんの文であります。清水保育園の卒園児さん達も、立腰が軸となり、 2度とない人生を自分らしく謳歌してほしいと心から願っています。 仁愛だより巻頭言原稿 仁愛保育園卒園児 20 歳 慶応義塾大学 理工学部 私は今年 20 歳をむかえました。現在、神奈川県で一人暮らしをしつつ慶応義塾大学理工学部に通っています。 僭越ながら仁愛だよりの巻頭文を書かせて頂くことになり、その内容について熟考しておりましたが今回は私の 大学受験について振り返ろうと思います。 私が本格的に受験勉強を始めたのは高校三年生になってからでした。基本的にはそれほど勉強好きではなかっ たので、やはり受験生としての一年間はつらく険しいものでした。毎日 7:40 から学校の授業が始まり、学校が 終わったと思えば塾で夜まで勉強。それに加え、毎日のように様々な予備校の模試を受ける日々は精神的に私を 追い込み続けました。合格体験記ではないので具体的な受験勉強の内容については割愛させて頂きますが、この ような慌ただしい日々を経てついに受験当日を迎えました。 模試も然りですが、入試においては殊に精神が研ぎ澄まされます。共感できる方もおられるかもしれませんが、 試験時間中は静寂も伴って、鉛筆が紙と擦れる音すらもが強く感じられる程に緊張感がこの上なく高まります。 そんな状況の中だったからこそ感じられたのだと思うのですが、試験中、難問に奮闘してふと一息入れた時、 私は自分の背筋がまっすぐに伸びていることに気付きました。自分でそうしようとしていたわけではなく、あの 緊張感の中で無意識にもその姿勢にたっていたのです。試験が終わってからその事を思い返してみて気付きまし た。仁愛保育園で学んだ「立腰教育」とは私たちの体の真髄に刻み込まれているのです。腰骨を立てなければな らないと考えて背筋を伸ばすのではなく、いざという時に自然と、かつ知らぬ間にそれが試されているのです。 これは、私たちが幼少期に立腰教育を受けてきたからだと思われます。小さい頃から身近に「腰骨を立てる」 ことに接してきたので、ここぞという大事な瞬間でそれを発揮できるのです。三つ子の魂百までと言われますが、 私はこの諺をこの時初めて実感しました。 私は受験の緊張感のもとでこの事に気が付きましたが、おそらく自分が気付いていなくとも、腰骨が立って いる瞬間は沢山あると思います。きっと様々な場面、タイミングで支えられているのでしょう。立腰教育を 学んだ私たちは無意識の中で形而上的に立腰に支えられながら日々の生活を送ることが出来ているのではないで しょうか。 心身相即な人間は腰骨を立てることで心を整えています。この立腰教育の教えをこれから更に自分なりに考え ながら日々精進しようと思います。 来月の歌 ♪ 思い出のアルバム♪ ♪ 嬉しいひなまつり♪ 1.いつのことだか おもいだしてごらん 1. 明かりをつけましょ あんなこと こんなこと あったでしょう ぼんぼりに うれしかったこと おもしろかったこと お花をあげましょ いつになっても わすれない 桃の花 五人囃子の笛太鼓 2.一年中を おもいだしてごらん 今日は楽しい あんなこと こんなこと あったでしょう 雛まつり 桃のお花も きれいに咲いて もうすぐ みんなは一年生 2. お内裏様とおひな様 二人並んですまし顔 3 月の行事 お嫁にいらした姉様に よく似た官女の白い顔 3 日(木) 雛祭り 誕生会 (本園・分園)3 月生まれのお友達をお祝いします。10 時 10 分~ 3. 金の屏風に映る灯を 4日(金) ばら組懇談会 きく組の部屋 17 時~ かすかにゆする春の風 7 日(月) さくら組懇談会 きく組の部屋 17 時~ すこし白酒めされたか 8 日(火) もも組懇談会 きく組の部屋 17 時~ 赤いお顔の右大臣 9 日(水) はと組懇談会(本園・分園) きく組の部屋 17 時~ 10 日(木) お別れ会 10 時~ 4. 着物を着替えて ひよこ組懇談会(本園・分園) きく組の部屋 17 時~ 17 日(木) 避難訓練 (本園・分園) 19 日(土) 卒園式(きく組のみ) 帯締めて 緊急、災害時の避難の練習をします。10 時~ 今日はわたしの晴れ姿 春の弥生のこの良き日 何より嬉しい雛まつり 子育てに悩みや疑問、不安はありませんか? ~一緒に考えていきましょう~ 育児についての疑問や不安にお応えします。一人で 悩まれずにお気軽にお電話されませんか?子育て の先輩、園長や副園長が対応致します。 651-2165
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