Ⅲ 掛金事務 1.基金の掛金 掛金には、将来の給付(年金・一時金)のための標準掛金、基金の事業運営のための 事務費掛金の 2 つがあります。 【第 1 制度の掛金】 ・掛金率 標準掛金率 + 1.2% 事務費掛金率 = 合 計 掛 金 率 (全額事業主負担) 1.35% 0.15% ・ 掛金率は 2014 年 2 月現在、変更となる予定はありません。 ・ 掛金は全額事業主負担で、税法上全額損金算入が認められています。 ・ 納入いただく掛金は、給与に対する掛金のみです。 (賞与に対する掛金はありませ ん。 ) ・ 掛金は、標準給与に掛金率を乗じて計算します。 [例] 標準給与 150,000 円の加入者の事業主負担額は次のとおりです。 ( 「厚生年金保険料、企業年金基金:第1制度掛金月額表」を参考にし て下さい。 :毎年 9 月頃に送付しています。) 標準掛金額 1,800 円 150,000 円×1.2% + 事務費掛金額 225 円 = 合 計 掛 金 額 2,025 円 150,000 円×0.15% ・ 掛金は、資格を取得した月から、資格を喪失した日の属する月の前月までの間の各 月において計算されます。 [例] 資格取得月…3 月 31 日採用であっても 3 月分を 1 ヵ月分として掛金が計算され ます。 資格喪失月…4 月 29 日退職(退職日の翌日 4 月 30 日が資格喪失日となります。 ) の場合、4 月分は計算されません。 ・ 月の末日に退職された場合は、資格喪失日が翌月の 1 日になることから退職月の掛 金は計算されますので、ご注意下さい。 [例] 4 月 30 日退職は 5 月 1 日が資格喪失日となりますので、4 月分の掛金は計算 されます。 ・ 同一月内に資格取得と資格喪失が重なった場合、基金の加入の事実は残しますが、 掛金は計算されません。 【第 2 制度の掛金】 第 2 標準掛金は、事業所ごとに決められ、事業所の退職金規程等に規定するのと同 時に、 「基金規約別表第 3-3(第 2 標準給与の範囲)」にも規定されています。 第 2 事務費掛金は、第 2 加入者 1 人当たり 1 ヵ月 360 円の定額です。 ・ 第 2 制度の掛金は、第 2 制度の適用を開始した月から、資格を喪失した日の属す る月の前月までの間の各月において計算されます。 ・ 月の末日に退職された場合は、資格喪失日が翌月の 1 日になることから退職月の 掛金は計算されますので、ご注意下さい。 ・ 同一月内に第 2 制度の適用開始と資格喪失が重なった場合、掛金は計算されませ ん。 ・ 事業所の休職期間を第 2 制度の休職期間としている場合、第 2 制度の掛金は拠出 しないことができます。第 2 制度の休職期間は実施事業所ごとに決められ、 「基金 規約別表第 3-4(第 2 加入者の休職期間等の範囲)」に規定されています。休職を 開始した月から、休職を終了した月の前月まで、掛金は計算されません。 ・ 掛金は全額事業主負担で、税法上全額損金算入が認められています。 2.掛金の納入告知 ・ 事業所から提出された加入者に関する諸届書にもとづき、掛金額を計算し、原則と して毎月 17 日に前月分の「納入告知書兼領収証書」または「掛金納入告知額口座 振替通知書・口座振替済領収証書」と「掛金増減計算書」 、異動があった場合はそ れに加えて「掛金異動明細表」を送付しています。 「納入告知書」または「掛金納 入告知額口座振替通知書・口座振替済領収書」 、 「掛金増減計算書」 「掛金異動明細 表」は、第 1 制度、第 2 制度それぞれ別の帳票になります。 ・ 原則として、毎月月末(第1制度のみの加入者は翌月 5 日)までに基金に到着し た届書(資格取得届、資格喪失届、月額変更届、第 2 制度各種届書等)をもとに 前月分の掛金計算を行います。 3.掛金の納付 ・ 金融機関で納付する場合 納入告知書を金融機関窓口へ持参して、納入告知のあった月の末日までに納入して いただきます。 (月末が金融機関の休業日の場合は前営業日までとなります。 ) ※ 納入告知書により掛金を納入いただいている事業所には、毎月の振込手続きが不要 となる「口座振替」をお奨めしています。変更される場合は基金までご連絡下さい。 ・ 口座振替の場合 掛金を口座振替により納入いただいている場合、「掛金納入告知額口座振替通知 書・口座振替済領収書」を送付します。毎月 26 日が口座振替日となります。 (金融 機関が休業日の場合は、翌営業日が口座振替日となります。 )
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