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甘草は味噌、醤油、飲料、タバコ
等の甘味料として、又グリチルリ
チン、製剤原料、さらに70%の漢
方薬に配合される重要な生薬の
一つです。本園ではモンゴルから
種子を導入し選抜育種を行なって
おりまして、既に5%を越える株も
見つかっており、育種が進行中で
す。
モンゴルゴビ砂漠のウラル
甘草の開花
本園でウラル甘草が開花しました
カラスビシャク
日本薬局方に収載される
半夏の基原植物はカラスビ
シャクでサトイモ科に属す
る多年生草本です。地下部
の径1~2cm程の球茎から
1,2本の茎を伸ばし、茎の
先端部に3枚に別れた葉を
つけ、5~7月頃球茎から
花茎が伸びて、サトイモ科
特有の仏炎包と呼ばれる
花序が長く突き出した花を
開きます。半夏には鎮吐作
用、鎮該作用、鎮静作用、
鎮痛作用、鎮痙作用、唾液
分泌促進作用、血圧降下
作用等が認められ、多くの
漢方薬に配合されます。