１１月２７日（金）秋深い趣のある京都日蓮宗本山立本寺にて、身延山大学創立２０周年記念京都特別公開講座が挙行されました。この講座を開講した趣旨は、仏教文化が根付いている古都京都、及び関西地区において、法華経・日蓮聖人教学・日蓮宗史を大学として直接講座を開講し、少しでも法華経文化に触れる機会を持っていただきたいという思いを込め、今年度身延山大学が創立２０周年を迎えることを記念し、その事業の一環として行うことといたしました。当日は、法華経文化への熱い思いを持った受講者７２名が参加し、各講師の講演内容に耳を傾けておりました。まずは、開催に先立ち、上田尚正（日瑞）日蓮宗本山立本寺貫首導師のもと、この講座が無事に実施されるよう法味言上を執り行い、その後、松木本隆身延山大学事務局次長司会の元、日蓮宗本山立本寺貫首上田尚正（日瑞）猊下、京都府第一部宗務所所長橋本一妙上人、身延山大学長浜島典彦師の各面々より、開会のご挨拶を頂戴した後、講座が開始されました。まず、第１講は、渡辺宝陽先生（身延山大学仏教学部客員教授元立正大学長文学博士）により、『身延山の教学の伝統・京都文化』について熱弁され、第２講は、望月真澄先生（身延山大学仏教学部教授同大学図書館長文学博士）による『京都の日蓮宗寺院と法華文化』、第３講は、岡田行弘先生（身延山大学仏教学部客員教授元神戸女子大学瀬戸短期大学長哲学博士）による『法華経の構成と久遠仏』について其々講演いただきました。受講者の方々は、３講を通して、法華経文化に対する理解を深め、受講者の中には感動し、涙を流される方もいらっしゃり、また、各講義に対し多数の方が質問され、法華経に対する熱い思いをお持ちの方が多くいらっしゃったのが印象的でありました。この特別公開講座開催にあたり、講演会場並びに準備等にご尽力をいただきました、日蓮宗本山立本寺上田尚正（日瑞）貫首猊下及び山務員の皆様、並びに日蓮宗本山立本寺塔頭教法院三木天道上人、また、ご協賛いただいた日蓮宗宗務院、日蓮門下連合、京都第１部宗務所、布教師会、声明師会、寺庭婦人会、檀信徒協議会様に厚く御礼申し上げますとともに、今後も本学への御指導、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。 ①会場風景 ②受付風景 ③法味言上 ④受講生への御挨拶（左から上田尚正（日瑞）上人、橋本一妙上人、浜島典彦学長） ⑤受講風景（渡辺宝陽先生） ⑥受講風景（望月真澄先生） ⑦受講風景（岡田行弘先生）