H27_Lアラート合同訓練結果とりまとめ

平成27年
Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年9月25日
一般財団法人マルチメディア振興センター
L アラート(公共情報コモンズ)センター
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
目次
1.
合同訓練の全体概要
(ア) Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練の全体概要(資料 WG37-3)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
(イ) 都道府県の情報入力状況について(資料 WG37-5)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
2.
合同訓練実施要項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
3.
合同訓練に関する報告書
(ア) 27都道府県からの合同訓練報告のまとめ
(イ) 訓練情報データ
・・・・・・・・・ 33
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
(ウ) 参加都道府県からの報告書
1. 北海道 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2. 秋田県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3. 福島県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. 茨城県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5. 栃木県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6. 千葉県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7. 東京都 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8. 神奈川県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9. 新潟県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10. 福井県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11. 山梨県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12. 静岡県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13. 愛知県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14. 三重県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15. 滋賀県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
43
45
50
54
55
57
62
67
70
73
76
78
82
87
88
1 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
27.
京都府
大阪府
兵庫県
鳥取県
島根県
岡山県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
宮崎県
沖縄県
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 93
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 102
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 108
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 111
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 124
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 127
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 129
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 131
4.
合同訓練時に生じた不具合に関する調査結果(資料 WG37-2-2)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 135
5.
サービス利用者発表資料(公共情報コモンズ諮問委員会及び作業部会)
(ア) 東京都 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(イ) 京都府 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ウ) 日本放送協会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(エ) 静岡放送・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(オ) 愛知県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.
143
147
148
149
153
付属資料
FMMC 発行冊子 「ICT World Review」 掲載記事
L アラートと全国の防災情報共有
~ 初夏の合同訓練からみえた5年目の課題 ~
・・・・・
157
2 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
資料WG37-3
Lアラート
(公共情報コモンズ)
合同訓練の報告概要
2015年 7月30日
一般財団法人マルチメディア振興センター
目 次
Ⅰ.合同訓練の概略
Ⅱ.地方自治体の取組
Ⅲ.メディアの取組
Ⅳ.関連イベントの実施結果
Ⅴ.参加自治体からの報告結果
Ⅵ.FMMCの考察
Ⅶ.その他
2
3 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Ⅰ.合同訓練の概略
1 実施日時
平成27年6月3日(水)及び4日(木) ほか、延期分を6月10日(水)に実施
(時間帯は、 終日又は午前/午後に分けて実施)
【福島県における訓練模様】
2 実施主体
FMMCが、情報発信者である全国の都
道府県に呼びかけて実施。
情報伝達者であるメディアに対しては、
訓練参加の都道府県からアプローチ。
3 訓練の概要
NHKの事前周知画面
訓練情報を発信する地方公共団体にお
いて、予め作成したシナリオに基づき、避
難勧告・指示情報、開設避難所情報等をL
アラートに発信。各種メディアは、訓練情
報を伝達。
27都道府県が合同訓練に参加。
3
訓練及び取材の様子
Ⅱ.地方自治体の取組
4 自治体の参加状況
27都道府県=1002市区町村が合同訓練に参加。
ただし、2県(※)は、6月10日に延期して実施。
北海道、秋田県、福島県(※)、茨城県、栃木県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、新潟県、静岡県、
愛知県、三重県、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、徳島県、香川
県、愛媛県、高知県(※)、宮崎県、沖縄県
【合同訓練の実施時間帯】
午後のみ実施
4%
(1都道府県)
【都道府県内の市区町村の参加状況】
グループ分け
せずに終日実施
4%
3市町村不参加
(1都道府県)
4%
4市町村不参加
(1)
15%
午前のみ実施
2市町村不参加
15%
4%
(4都道府県)
(1)
27
1市町村不参加
27
18%
都道府県
(5)
午前と午後にグルー
プ分けして実施終日
78%
全市町村参加
(4)
59%
(16)
都道
府県
合同訓練 実施要綱
・やむを得ない場合を除き、
全市区町村の参加を要請
4
(21都道府県)
4 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
【参考】合同訓練に参加した自治体数
【参加した自治体の数】
39
1090
市区町村数
1,047
1070
37
35
1050
市区町村数
1,002
1030
1010
都道府県数
28
990
都道府県数
27
970
33
31
29
27
25
950
実績
予定
200
180
【合同訓練に参加した都道府県と市区町村数】
160
140
120
100
80
自治体数
60
40
20
北海道
東京都
福島県
千葉県
愛知県
茨城県
兵庫県
大阪府
沖縄県
静岡県
神奈川県
高知県
新潟県
三重県
岡山県
山梨県
京都府
栃木県
秋田県
宮崎県
徳島県
愛媛県
鳥取県
香川県
福井県
島根県
滋賀県
0
5
Ⅱ.地方自治体の取組
5 自治体の情報発信の状況
(1) 発信情報の総件数: 10,079
情報種別では、避難情報(4,755)、避難情報(3,962)の順に多い。
【情報種別の発信件数】
【避難情報と避難所情報の発信状況】
市区町村数
1,002
避難勧告・指示情報
4,755
避難所情報
3,692
災害対策本部設置状況
避難情報のみの
訓練を実施
11%
(3都道府県)
1,089
お知らせ
280
27
都道府県
被害情報
257
水位周知河川
2
イベント情報
2
緊急速報メール
2
両情報の
訓練を実施
89%
(24都道府県)
6
5 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
【参考】神奈川県・藤沢市のシナリオ
・ 台風による被害を想定。
・ 避難勧告・指示情報、開設避難所情報の発信を含む。
Ⅱ.地方自治体の取組
(2)都道府県別の発信件数
・ ほとんどの都道府県で、避難情報と避難所情報が大半(87%)を占めている。
・ その他の情報の発信が多い都道府県(例:愛知、高知、大阪、静岡)も見られる。
888
北海道
愛知県
千葉県
高知県
兵庫県
福島県
大阪府
三重県
茨城県
東京都
岡山県
静岡県
山梨県
栃木県
香川県
沖縄県
愛媛県
秋田県
島根県
宮崎県
神奈川県
滋賀県
徳島県
福井県
京都府
新潟県
鳥取県
800
709
627
510
489
451
442
439
439
432
408
避難勧告・指示情報
避難所情報
被害情報
362
340
264
災害対策本部設置状況
緊急速報メール
327
お知らせ
247
241
239
218
イベント情報
水位周知河川
188
188
178
174
167
156
156
0
100
200
8
300
400
500
600
700
800
9006 ページ 1000
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Ⅱ.地方自治体の取組
(3)市区町村あたりの発信件数
○避難情報: 全国では平均4.7件。多彩な訓練シナリオを設定したところが
多く、4.0を上回った都道府県の数は20。
○避難所情報: 全国では平均3.7件。4.0を上回った都道府県の数は14。
【避難所情報の発信件数(平均)】
【避難情報の発信件数(平均)】
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
標準シナリオ
4.1
4.0
秋田県
福島県
5.2
6.1
6.2
栃木県
千葉県
7.1
東京都
5.7
神奈川県
3.1
福井県
3.9
2.2
5.3
5.4
5.5
静岡県
愛知県
三重県
3.2
+ 各種訂正
4.2
栃木県
8.0
4.9
5.0
4.9
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
0.1
0.0
3.0
4.8
山梨県
2.4
2.2
鳥取県
4.6
6.8
三重県
4.4
滋賀県
2.3
大阪府
3.1
兵庫県
7.1
6.9
岡山県
2.2
6.4
愛媛県
島根県
4.1
4.5
2.6
徳島県
7.0
7.6
7.6
香川県
6.0
6.2
愛媛県
7.8
高知県
6.4
岡山県
7.9
香川県
沖縄県
茨城県
愛知県
5.5
3.9
宮崎県
・新規発令
・変更(勧告→指示)
・地区の追加
・一部地区の解除
・全地区の解除
7.3
島根県
徳島県
6.0
2.9
2.9
京都府
大阪府
兵庫県
4.0
秋田県
静岡県
滋賀県
京都府
2.0
福井県
6.5
山梨県
鳥取県
0.0
福島県
茨城県
新潟県
10.0
北海道
2.2
北海道
高知県
2.4
2.6
宮崎県
沖縄県
9
Ⅱ.地方自治体の取組
○被害情報: 発信した都道府県数は8にとどまる。
○災対本部設置情報: 発信した都道府県の数は17。設置と解散が基本シ
ナリオであるので、市区町村あたりは2.0に集中。
【被害情報の発信件数(平均)】
0.0
北海道
秋田県
福島県
茨城県
栃木県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
福井県
山梨県
1.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.1
0.0
鳥取県
2.0
三重県
滋賀県
京都府
島根県
岡山県
徳島県
香川県
愛媛県
茨城県
栃木県
宮崎県
沖縄県
0.0
0.0
1.0
東京都
神奈川県
新潟県
2.0
3.0
0.0
0.0
0.0
千葉県
0.0
0.0
2.2
2.0
2.0
山梨県
鳥取県
0.4
2.3
2.2
静岡県
1.9
2.1
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
1.5
兵庫県
島根県
岡山県
0.0
0.2
0.0
0.0
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
3.5
0.0
宮崎県
沖縄県
0.0
4.0
2.2
福井県
0.3
0.2
0.0
高知県
0.0
福島県
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
4.0
秋田県
大阪府
兵庫県
3.0
北海道
静岡県
愛知県
【災害対策本部設置の発信件数(平均)】
2.3
2.3
2.9
2.2
2.2
2.3
3.6
2.1
2.2
10
7 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Ⅱ.地方自治体の取組
6 自治体による訓練情報の伝達状況の確認
・ 訓練情報の伝達状況の確認方法として、データ放送(23)、アプリ(15)の
順に多かった。
・ すべての都道府県が複数の方法で伝達状況を確認。
北海道
茨城県
栃木県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
山梨県
京都府
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
秋田県
福井県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
大阪府
兵庫県
鳥取県
島根県
岡山県
宮崎県
沖縄県
福島県
【訓練情報の入力・伝達状況の確認】
・方法別
30
・都道府県別
27
25
23
20
ビューワ
15
データ放送
15
アプリ
10
その他
7
5
0
都道府県数
ビューワ
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
データ放送 アプリ
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
その他
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
11
Ⅲ.メディアの取組
7 メディアの参加状況
・258社が合同訓練に参加。
・8都道府県で、メディアの参加率(※)が50%を下回った。
※ (メディアの参加率)=(参加メディア数)/(都道府県内の特定事業者数)
【参加したメディアの数】
東京都
三重県
新潟県
愛媛県
福島県
鳥取県
香川県
愛知県
岡山県
沖縄県
高知県
神奈川県
千葉県
静岡県
宮崎県
大阪府
山梨県
栃木県
福井県
茨城県
徳島県
茨城県
徳島県
兵庫県
京都府
島根県
滋賀県
秋田県
北海道
1
1
1
0
2
3
3
4
4
4
5
5
5
7
7
8
9
13
12
11
10
10
10
【都道府県別のメディアの参加率】
16
15
15
メディア参加率
・ 50%未満は8都道府県
41
21
20
1
27
都道府県
合同訓練 実施要綱
・メディアには、各都道府県から合同訓練
の実施について連絡
・自治体とメディア間の関係づくりも訓練
の一環
10
8
7
15
20
25
30
35
40
100%以上
50~100%未満
11
10~40%未満
10%未満
12
45
8 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Ⅲ.メディアの取組
8 報道状況
(1)NHK: 19放送局ほか、全国版でニュース放映
1
6月3日 きょうから「Lアラート」全国訓練
全国版
17
6月2日 Lアラート訓練 3日県内でも
18
6月3日 Lアラート 山梨県でも訓練
2
6月3日 「Lアラート」訓練 一時サーバーに不具合
3 北海道
6月3日 災害時の情報配信 Lアラート
4 新潟県
6月3日 Lアラート 新潟県でも訓練
5
6月3日 Lアラート 茨城県でも訓練
22
6月4日 Lアラート訓練 実施
6
6月3日 Lアラートの合同訓練
23
6月3日 「Lアラート」4日に訓練
7
6月3日 Lアラート 栃木県でも訓練
24 愛知県
6月4日 「Lアラート」4日訓練
山梨県
19
茨城県
8 栃木県
6月3日 栃木も参加 Lアラート訓練
9
6月3日 Lアラート 県内でも訓練
10
6月3日 Lアラート 千葉県でも訓練
千葉県
11
12
13
6月3日 千葉も参加 Lアラート訓練
東京都
(首都圏)
14
16 福井県
6月3日 Lアラート 県内でも合同訓練
21
6月4日 Lアラート訓練 きょう実施
静岡県
25
6月4日 愛知県が「Lアラート」のPR
26 滋賀県
6月4日 県内でもLアラート訓練
27 京都府
6月3日 防災情報の伝達システムを訓練
28
6月3日 Lアラート 近畿でも訓練
29 大阪府
6月3日 Lアラート 訓練でトラブル
6月3日 Lアラート 7都県が訓練参加
30
6月4日 Lアラート 大阪で訓練
6月3日 7都県が参加 Lアラート訓練
31 島根県
6月4日 Lアラートのシステム訓練
6月3日 Lアラート 神奈川県でも訓練
32 岡山県
6月4日 Lアラート訓練 トラブルも
6月3日 神奈川も参加 Lアラート訓練
33 徳島県
6月3日 「Lアラート」の訓練
神奈川県
15
6月3日 Lアラート 県内でも訓練
20
6月4日 「Lアラート」4日訓練
34 愛媛県
6月3日 きょう「Lアラート」訓練
35 沖縄県
6月4日 Lアラート訓練にあわせ説明会
(2)民放: 地方民放8社、CATV4社、FM1社
(3)新聞: 地方紙22紙(共同通信を除く。)、全国紙1紙、業界紙2紙
Ⅲ.メディアの取組
合同訓練期間中の新聞報道
ライフライン情報の提供報道
合同訓練への参加報道
13
作業部会
参加者限り
Lアラート不具合の報道
茨城新聞
平成27年6月4日
4面
作業部会
参加者限り
14
9 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Ⅳ.関連イベントの実施結果
9 一般利用者向けのイベントの開催
Fujisawa SST(サスティナブル・スマートタウン)
名古屋エリア
【日時】 平成27年6月3日(水)
【日時】 平成27年6月4日(木)
【場所】 Fujisawa SST内の施設
【内容】
家庭用テレビ向けパーソナルサイネージや
タブレットを通じたLアラート訓練情報の閲覧
【場所】 ナナちゃんストリート イベントスペース
【内容】
Lアラートの紹介のほか、データ放送やタブレッ
ト、スマホを通じたLアラート訓練情報の閲覧
【主催】 パナソニックシステムネットワークス㈱、総務省、
FMMC
【主催】 東海総合通信局、東海地域安心・安全公
共コモンズ推進連絡会、FMMC
【共催】 愛知県
【協力】 ㈱メイテツコム、㈱協和エクシオ、ヤフー㈱
家庭の大型テレビ(パーソナルサイネージ)
が強制起動されてLアラート情報を表示。
データ放送やアプリ、サイト等にLアラート
情報が出てくる様子を紹介。
15
Ⅳ.関連イベントの実施結果
10 CATV事業者向けの閲覧会の開催
最近急速に参加が増加しているCATV事業者を対象に、合同訓練の実施にあわせて、総合通信局
や日本ケーブルテレビ連盟等で連携し、閲覧会を関東・近畿の2エリアに分けて開催予定。
閲覧会では、NHKデータ放送やケーブルテレビデータ放送、スマートフォンアプリ、スマートテレビ
(IP-STB)に表示される合同訓練の模様を大型テレビで視聴。
関東エリア
【日時】平成27年6月3日(水)
【場所】ジャパンケーブルキャスト(〒102-0074 東京都千代田区九段南)
【主催】関東総合通信局、日本ケーブルテレビ連盟、FMMC
【共催】ジャパンケーブルキャスト、ファーストメディア、J.COTT
近畿エリア
合同訓練の模様をビューワのほか、データ放
送(CATVを含む。)やアプリ、IP-STVに
Lアラート情報が出てくる様子を紹介。
【日時】平成27年6月4日(木)
【場所】ベイ・コミュニケーションズ 尼崎営業所(兵庫県尼崎市神田北通)
【主催】近畿総合通信局、日本ケーブルテレビ連盟、FMMC
【共催】ジャパンケーブルキャスト、ファーストメディア、J.COTT
16
【後援】ベイ・コミュニケーションズ
10 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Ⅴ.参加自治体からの報告結果
11 合同訓練の報告結果
【香川県における訓練模様】
<情報発信者(香川県庁)>
(1)総論
・ 市町村は、情報入力をおおむね円滑に処理することができた(秋田、栃木、千
葉、東京、山梨、宮崎)。
・ 訓練情報がデータ放送や訓練サイト等のメディア媒体にどう反映されるのかを
確認でき、情報発信者にとってのモチベーションを高める効果が
あった(神奈川、山梨、大阪)。
・市町村において、自らが入力した情報は、おおむね数分で伝達
されていることをコモンズビューワやNHKデータ放送等で確認できた(秋田、福
島、千葉、福井、滋賀、大阪、標兵庫、岡山、高知)。
・ 入力に時間を要したという市町村が4-6割に上った(福島、岡山)。今後も継
続的な訓練実施やシステムの改善が必要(岡山)。
(2)情報入力に関する個別的課題
香川県における市町入力情報の確認
及び報道提供資料作成状況
○地方自治体の意見
・ FMMCサーバーへの高負荷のためか、数次の再送信を行ったために情報発
信やビューワの情報更新が遅れた市町村が数多く見られた(神奈川、
山梨)。
・ 一部の市町で、「更新」「訂正」「取消」の使い分けができていない
(千葉、島根)。
・ 避難勧告・指示情報についても、避難所情報と同様の一括登録機能があるこ
とが望ましい(愛知、京都)。
○メディアの意見
・ 地区名の表記が「地区」「区」「学区」など、自治体により異な
る。これを統一的な表記としてほしい(愛知、大阪)。避難所の開設情報が入
電順に表示されるが、自治体コードを「区」とすれば、一定の一覧性が確保され
るのではないか(愛知)。
香川県災害対策本部室における
コモンズビューワ及びヤフー訓練
サイトの表示状況
17
Ⅴ.参加自治体からの報告結果
(3)情報伝達に関する個別的課題
○情報伝達の状況
・ 情報入力後、データ放送やコモンズビューワにその情報が反
映されるまで時間を要した(北海道、神奈川、愛知、鳥取)。NHKデータ放
送の方がビューワよりも更新が速かった(北海道、愛知)。情報が反映されるま
での時間にバラツキが見られた(大阪)。
・ 市町村の中でコモンズビューワの起動方法が分からず、伝達状況を確認でき
なかったところが散見された(愛知、鳥取、兵庫)。
【香川県における訓練模様】
<情報伝達者(メディア)>
○他の地方自治体の動向
・ コモンズビューワにより、円滑に他の都道府県の状況を把握できた(滋賀、徳
島)。近隣の都道府県や市町村の状況等を確認できるよい機会で
あった(大阪、宮崎)。
(4)その他要望等
○地方自治体からの要望
・ 全国合同訓練に限らず、地域ブロック単位で訓練が実施され、発信情報の伝
達状況を把握できる機会を期待(山梨、愛知、大阪)。
・ ビューワ等で、都道府県単位で表示させるとき、一部の情報の書式が縦長のた
め、画面スクロールするのに時間を要した。スクロールをすることなく表示できる
構成だと見やすいのではないか。例えば、都道府県番号順としてはどうか(島
根、高知)。
○メディアからの要望
・ システム不具合による本番情報の遅延が生じないように留意し
てほしい(福島、香川、愛媛)。
・ 市町村によって見出し文の表現がバラバラでフォーマットが統一され
れば、より利用しやすい(大阪、愛媛)。見出しで一部閉鎖・解除か全閉鎖・解除
が分かるとよい(愛媛)。
・ 訓練に先立ってコモンズビューワの起動の要請があったが、緊急時に同様の状
況となった場合、不備なく運用を行えるのか不安を感じる(愛知、鳥取、香川)。
さぬき市コミュニティ放送における
データ放送への自動反映状況
エフエム香川における情報確認状況
11 ページ
18
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Ⅵ.FMMCの考察
12 合同訓練時にLアラートに発信された情報の分析
✔ 訓練情報を本番情報として誤発信
6月3日: 京都府(舞鶴市)、愛知県(南知多市)
6月4日: 愛知県(知立市、安城市)
※ 上記以外に、2015年度に入って合同訓練の期間外に3件の誤発信があった。
福島県いわき市(6/3)、宮城県七ヶ宿町(6/12)、宮城県涌谷町(6/12)
✔上記以外の情報発信状況の整理




情報種別誤発信例
訂正
規約に適合していないXMLの発信
その他
別添資料
WG37-5
のとおり
13 FMMCメインサーバの障害 (略)
19
Ⅶ.その他
14 合同訓練の関連スケジュール
訓練実施 ~ 事後対応
訓練実施前
■2月
・平成27年合同訓練の基本方針の提示と承認
(於: 第34回作業部会)
■3月
・平成27年合同訓練実施案の提示と承認
(於: 第14回公共情報コモンズ運営諮問委員会)
■4月
・平成27年合同訓練実施要綱の提示と承認
(於: 第35回作業部会)
※ 沖縄県、島根県、岡山県、山梨県、福井県、神奈川県、千
葉県、栃木県、茨城県、秋田県、北海道が参加
■5月
・合同訓練都道府県説明会
・各都道府県合同訓練実施概要
(於: 第36回作業部会)
■ 6月
3日、4日、10日: 合同訓練・関連イベントの実施
11日: 参加自治体からの結果報告(一次締切)
30日: 合同訓練の中間報告 (於: 第15回運営諮問委員会)
※ 報告事項: 参加市町村、参加メディア、発信・受信した情報の
種類・件数等(別紙参照)
■ 7月
6日: 参加自治体からの結果報告(二次締切)
※ 情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価、情報受
信に関する評価、他の都道府県域の情報閲覧に関する評価等
29日: 「合同訓練時に生じた、情報発信の遅延につい
ての調査結果」を公表
30日: 合同訓練の最終報告 (於: 第37回作業部会)
■ 8月以降
1日: 「Yahoo! 訓練サイトにおける伝達状況の確認に
ついて」等をコモンズWikiに掲載
地域連絡会において、訓練データ等を説明
25日: 沖縄災害情報共有システム利活用連絡会
26日: 九州災害情報共有システム利活用連絡会
20
12 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
都道府県の情報入力状況について
1.発信システム
資料WG37-5
H27(2015).7.30
(一財)マルチメディア振興センター
都道府県により発信したシステムが分かれている
防災システム
コモンズエディタ
都道府県数
パーセント
22/27
81%
北海道
秋田県
福島県
茨城県
栃木県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
福井県
山梨県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
鳥取県
島根県
岡山県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
宮崎県
沖縄県
●
●
●
5/27
19%
←「27」は訓練に参加した全都道府県数
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
1
2.”訓練”の明示
発信情報には、“訓練”であることを明示することが望ましい。
大半の自治体では「災害名」に“訓練”を表示し、半数以上は標題にも表示していた。
“訓練”表示箇所
標題
都道府県数
パーセント
災害名
見出し文
補足情報
15/27
26/27
11/27
4/27
56%
96%
41%
15%
2
13 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
3.発信された情報の概況
(1)情報種別
 ライフライン事業者として、沖縄ガスが参加。
 発表組織としては鳥取県であるが、交通事業者の協力を得て高速バスの運休情報(日ノ丸自動車株式会社、
日本交通)、鳥取空港欠航情報(空港の県職員)、列車運航情報(JR西日本米子支社広報、智頭急行)を発信。
 その他、お知らせとして、救護所情報(愛知県)、道路通行止め情報(兵庫県)、避難所への誘導(福井県)、台
風・大雨の警戒情報(秋田県、鳥取県、神奈川県藤沢市)、被害情報(栃木県)が発信されていた。
3
情報種別
災害対策本部
設置状況
都道府県数
パーセント
北海道
秋田県
福島県
茨城県
栃木県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
福井県
山梨県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
鳥取県
島根県
岡山県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
宮崎県
沖縄県
17/27
63%
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
避難勧告・指
示情報
27/27
100%
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
避難所
情報
24/27
93%
被害
情報
8/27
33%
水位周知
河川
緊急速報
メール
1/27
4%
●
●
●
●
●
●
1/27
4%
お知らせ
ライフライン
事業者発信
自治体発信
8/27
30%
1/27
4%
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
4
14 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
(2)わかり易さへの配慮・工夫
情報伝達者からのニーズが高い発令理由や住民への伝達事項(補足情報)、発令地区等の読み仮名や
避難所の位置情報(緯度経度)の発信状況。
※都道府県内の1市区町村以上が当該の情報を発信している場合、1件としてカウントしています。
コモンズエディタで発信している場合は、必ずしも県下の市町村が全て対応しているわけではありません。
 避難勧告・指示情報の発令地区の読み仮名は、北海道、福井県、京都府にて入力されており、茨城県、
栃木県、山梨県、愛媛県の一部の市町村が入力している。
 避難勧告指示・情報の補足情報に、発令地区別の発令理由や住民への伝達事項が入力されていた。
(大阪府、高知県)
 避難所の補足情報に、避難所ごとの住民への伝達事項等が入力されていた。(高知県)
 避難所情報の“空き状況”の7府県(栃木県、茨城県、山梨県、愛知県、京都府、鳥取県、愛媛県)のうち
4県はコモンズエディタを利用している。
 被害情報は、集計表のみではわかりにくいため補足情報の入力が推奨されている。三重県、鳥取県、徳
島県、高知県が入力していた。
 避難所の読み仮名は全都道府県を通じて入力がなかった。テレビ・ラジオなど音声メディアでの活用、自
動音声変換、多言語化対応などでの利用のため、読み仮名の入力促進が望まれる。
5
区分
災害対策本部
設置状況
補足情報
都道府県数
パーセント
北海道
秋田県
福島県
茨城県
栃木県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
福井県
山梨県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
鳥取県
島根県
岡山県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
宮崎県
沖縄県
6/17
35%
避難勧告・指示
情報
補足情報
21/27
78%
避難所情報
発令地区名
読み仮名
8/27
30%
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
補足情報
11/25
44%
避難所名
読み仮名
0/25
0%
被害情報
緯度・経度
11/25
44%
空き状況
補足情報
7/25
28%
4/9
44%
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
6
15 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
3.発信情報に関する課題
(1)情報種別ごとの誤発信例
区分
共通
災害対策本部設置状況
避難勧告・指示情報
避難所情報
お知らせ
誤配信例
初版が発信されていない
発表日時の値に、発信日時より未来の値が指定されている
本部種別または設置状況が変更されているにも関わらず、設置・解散日時が変更されていない
(※1) 解散情報が発信されていない
(※1) 解除情報が発信されていない
(※2) 発令地区名の誤発信
• 発令地区名に自治体名が付加されている
• 大量の発令地区名が列挙されている
• 発令地区に「・・川水位上昇による」等の発令理由のような内容が入力されている
(※3) ※1,※2以外の誤発信
• 「更新」「訂正」した際に発表日時が更新されていない
• 発令地区の拡大等による更新時に既存地区の発令日時も変更してしまう、発令対象世
帯数・人数の変更時に当該地区の発令日時も変更されている等、発令・解除日時に関す
る入力ミス
• 「更新」で発信すべきところを「新規」で発信しているなど、「新規」「更新」「訂正」「取消」の
使い方の誤り
• 発令中の地区の対象世帯数・人数に0が指定されている
• 全解除の際に総発令件数が0になっていない
• 初版で更新(訂正)が発信されていた。
• 誤発令地区の訂正時に誤った地区の解除を行っている
(発令自体が誤っているので解除は不要)
閉鎖された避難所の世帯数・人数に数値が残ったままになっている
閉鎖された避難所に避難所状況(空き等)が設定されてる
開設から閉鎖に変更されているにも関わらず、開設・閉鎖日時が以前のままになっている。
開設避難所を含まない避難所情報において開設避難所総数に数値が残ったままになっている
分類の入力が誤っている。
(例)道路に関する情報にも関わらず小分類が“鉄道”になっている等
(※1)(※2)(※3) 別ページの「合同訓練アンケート結果」に関連情報あり
7
(2)訂正
訂正内容の適切さ及び訂正の誤用についての評価
訂正内容が具体的に入力されている
訂正箇所は入力されているが、訂正理由が不十分(具体的ではない)
訂正内容が不適切である。
誤用(更新にすべきところを訂正にしている)
合計
件数
比率
389
33
245
46
713
55%
5%
34%
6%
100%
 少数ではあるが取消が発信されていた。誤って本番モードで発信した情報以外については、本来は訂正
で対応すべき内容であった。
 補足情報の訂正内容は不適切であったが、補足情報には適切な訂正理由が入力されていた。(岡山県)
これでは、コモンズXML規約に準拠しておらず、システム連携の伝達者では訂正理由として認識できない
ため、訂正理由に入力する必要がある。
8
16 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
(※1) 合同訓練アンケート結果より
~ 7月に都道府県へのアンケートを実施、 25都道府県より回答~
解散・解除情報の発信がない場合が散見された。
該当件数
市町村数
都道府県数
【避難所情報】解散情報が発信されていない
9件
9市町村
6都道府県
【避難情報】解除情報が発信されていない
5件
5市町村
2都道府県
9
(※2) 合同訓練アンケート結果より
【避難情報】発令地区名の誤発信
(適切な事例)
発令地区の入力において、3パターンの誤発信が見られた
コモンズビューワでの表示イメージ
発令地区が1つの欄に1地区として入力されている。
発令区分
【避難情報】 発令地区入力で
誤発信のあった都道府県数
誤発信
なし;
18; 67%
誤発信
あり; 9;
33%
パターン別
誤発信した都道府県数
8
7
6
5
4
3
2
1
0
発令/解除 発令・解除日時
発令地区
避難準備
太郎地区
避難準備
次郎地区
避難勧告
三郎地区
避難勧告
四郎地区
(a 自治体名を付加)
地区名の前に市区町村名を記載している。
発令区分
発令/解除
発令・解除日時
発令地区
A町太郎地区
避難準備
避難準備
a
自
治
体
名
を
付
加
b
大
名 量
列 な
挙 発
令
地
区
な c
内発
容令
いが理
る含由
まの
れよ
て う
A町次郎地区
避難勧告
A町三郎地区
避難勧告
A町四郎地区
(b 大量な発令地区名列挙)
発令地区の1つの欄に発令対象のすべての地区が入っている。
発令区分
発令/解除
発令・解除日時
避難準備
▼都道府県内の1市区町村以上が誤発信している場合を「1」としてカウ
ント
▼アンケートにおいて、「その他」として回答のあった下記は運用としては
問題ないためカウントせず
- 「地区名を『○○地区の一部』と表記
▼地区名の記載ルール
Wikiにある「コモンズXML解説資料」の下記項目を参照ください。
1.5.1 「避難勧告・指示情報」作成時の留意事項
・発令・解除地区名称の記述規則
発令地区
太郎地区、次郎地区、三郎
地区、四郎地区、
五郎地区・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
(c 発令理由のような内容が含まれている)
発令地区に、地区名ではなく文書が記載されている。
発令区分
避難準備
発令/解除
発令・解除日時
発令地区
太郎地区および次郎地区
の一部区域に避難準備が
発令されました。
10
17 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
(※3) 合同訓練アンケート結果より
【避難情報】※1,※2以外の誤発信
A) 発表日時の更新なし → 77件、4都道府県
発表内容を「更新」「訂正」した際には、発表日時も更新する必要があるが、前報
と同じ発表日時となっている。
【避難情報】改善が必要な発信数
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
B) 訂正理由が不十分 → 27件、4都道府県
C) 発令地区の拡大等による更新時に、既存地区の発令日時も変更してしまう
等、発令・解除日時に関する入力ミス → 24件、 4都道府県
A
発
表
日
時
の
更
新
な
し
B
訂
正
理
由
が
不
十
分
る
入
力
ミ
ス
C
発
令
・
解
除
日
時
に
関
す
D
そ
の
他
- 避難勧告発令時刻と避難指示発令時刻が同じ時間。
- 避難勧告を指示に更新した後に誤りのため、勧告に訂正し直す、というシナリ
オで、訂正入力時刻が、最初の勧告発令時刻となっている
- 避難勧告を避難指示に訂正する訓練シナリオにおいて、対象地区の発令日時
を訂正前の日時で発信すべきところ、訂正した日時で発信していた
- 避難指示発令時刻が、避難勧告発令時刻よりも早い時間が記入されている。
D) ほか
- 「新規」 「更新」「訂正」「取消」の使い方誤り → 12件、7都道府県
• 発令地区を拡大・縮小する場合は続報として「更新」で発信すべきだが、
「新規」や「訂正」で発信した。
• 発令準備から勧告などへ格上げ・格下げで遷移する場合は、続報として
「更新」で発信すべきだが、「訂正」で発信した。
• 解除する際、「更新」すべきところを「取消」で発信した。
• 解除する際、「更新」すべきところを「新規」で発信した。
• シナリオでは「訂正」で発信するところを「更新」で発信した。
- 発令理由が、補足情報に記載されていない。 → 3件、2都道府県
- 同一情報の複数回発信 → 2件、2都道府県
• Lアラートのシステム遅延により、更新を確認できなかったため、再度発
信したものと思われる。
11
(3)規約に適合していないXMLの発信
以下の例では、伝達者側が表示する際に自動的に都道府県名を付加することにより、県名が二重に
表示されたり、発表自治体名称として○○市役所等と表示されることがあります。
 対象地域(自治体名)、発表/作成組織名(正式な自治体名を設定するルール)への設定値が誤ってい
る(市町村の場合は都道府県名を付加しない)
誤:○○県△△市→正:△△市
 発表組織名(自治体名称を設定するルール)が誤っている
誤:○○市役所→正:○○市
以下の事例合は、発信システムの不具合であり、伝達者側のシステムでエラーになって情報が伝達され
ない可能性があるため早急なシステム改修が必要である。
 同一発令区分(避難勧告等)において同一の発令・解除地区名が複数回出現している。
(静岡県、新潟県、愛知県、兵庫県、島根県)
 取消後にドキュメントIDが再利用されている。XML仕様違反。(島根県、福島県)
 同一時刻の発令・解除地区において同一の地区名が複数回出現している。(福井県)
(4)その他
 避難所の住所に都道府県名や市区町村名が付加されるものや、付加されていないものが混在してい
る。今後、ルールを決める必要があるのではないか。
12
18 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
2.合同訓練実施要項
2
合同訓練実施要項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
19 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
20 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年Lアラート(公共情報コモンズ)
合同訓練 実施要綱
2015.4.16
(5.21修正)
一般財団法人マルチメディア振興センター
■改正履歴
日付
平成27年4月16日
版
1
平成27年5月21日
2
改正内容
初版発行
・ 福島県の訓練実施日を6月4日から6月10日に変更
・ コモンズビューワにより訓練情報の閲覧を希望する場
合のコモンズビューワの立上げ時間を訓練日の9:00
から訓練前日の17時に変更
2
21 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
内容










趣旨・目的
日程等
参加団体、実施日
都道府県等から市町村、情報伝達者等への声かけ
訓練シナリオの基本的な枠組
標準的な訓練情報種別と訓練シナリオ
結果の取りまとめ
別紙1. 市町村における情報入力の注意点
別紙2. 合同訓練開始直前の準備
別紙3. 都道府県への依頼事項のまとめ
3
趣旨・目的

災害時の住民への情報伝達を円滑に行うには、情報の入力から住民への情報
伝達までの一気通貫の訓練を定期的に行うことが必要
 情報発信者における情報入力の習熟(担当者の人事異動等への対応等)
 情報伝達者における住民に向けての情報発信の業務フローの確認
 情報発信者と地元の情報伝達者や情報発信者との顔の見える関係の構築
 情報伝達者から住民に向けての発信情報を確認することで、情報発信者に
よる円滑な情報入力等を促進

行政区域を越えた情報の活用に関する運用の確認、課題の抽出が必要
 広域放送局や全国的なポータルサイト、携帯アプリ等での利用
 情報発信者、情報伝達者における域外の自治体が発信する情報の共有

合同訓練を通じ、未参加の情報伝達者、ライフライン事業者等へのアピールや
試行的な取組も行い、 Lアラート(公共情報コモンズ)の利用の拡大につなげる。
4
22 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
日程等

実施日: 6月3日(水)と4日(木)の9:30~17:00の間の時間帯
(予備日は6月10日(水)と11(木)日の同時間帯とする。)

実施の可否の判断・伝達等
 全体の訓練の中止はFMMCが前日の17時に判断します。(ただし、これ以降
に緊急的な状況が発生した場合は随時対応)。
→FMMCから電子メールで全ての公共情報コモンズ利用責任者、技術担当
者および都道府県の合同訓練連絡者宛に連絡します。
 局地的な災害等により、特定の都道府県で訓練の実施を中止する場合は、各
都道府県で判断してください。
→各都道府県からFMMCに電子メールで連絡してください。各参加者にはFM
MCがそのメールを転送する形で連絡します。
 状況により、中止した都道府県のみで後日実施することも有り得ることとします。

合同訓練の全体のプレスリリース
5月下旬に総務省から行うことを想定
5
参加団体、実施日(1)

都道府県:28都道府県(4月16日現在)
北海道:
東北:
関東:
信越:
東海:
北陸:
近畿:
中国:
四国:
九州:
沖縄:
北海道
秋田県、福島県
茨城県、栃木県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県
新潟県
静岡県、愛知県、三重県
福井県
滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県
鳥取県、島根県、岡山県
徳島県、香川県、愛媛県、高知県
熊本県、宮崎県
沖縄県

情報伝達者
都道府県に参加を申し出た団体

その他の情報発信者
参加を希望するライフライン系の情報発信者

その他
参加団体とならなくても、コモンズビューワによる閲覧は可能です。
(閲覧する場合は、別紙2.に示す対応をお願いします。また、住民に向けた情
報発信のための社内体制構築の契機としてください。)
23 ページ
6
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
参加団体、実施日(2)
都道府県
北海道
秋田県
福島県
茨城県
栃木県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県
新潟県
福井県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
鳥取県
島根県
岡山県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
熊本県
宮崎県
沖縄県
28
総通局
初参加
北海道
都道府県毎の実施日
3日
✓
✓
※
東北
関東
✓
✓
✓
✓
✓
信越
北陸
✓
東海
✓
近畿
中国
✓
沖縄
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
✓
四国
九州
4日
✓
✓
12
13
✓
✓
✓
15
※ 6月10日実施に変更
7
都道府県から市町村、情報伝達者等への声かけ
市町村について
 全市町村の参加は必須ではありませんが、訓練の趣旨を鑑み、止むを得な
い場合を除いて、全市町村の参加をお願いします。
 声掛けの際、今回の合同訓練では都道府県域外の情報も閲覧可能なこと
を、市町村、メディア等に伝えてください。
 情報伝達者について
 各都道府県域内のメディア(県域放送局、CATV等)には、各都道府県か
ら合同訓練の実施についてご連絡ください。(自治体とメディアの間の関係
づくりも訓練の一環と考えております。)
 訓練に参加するメディアについては、会社名、情報の活用方法等についてF
MMCまでお知らせください。
 地元の情報発信者について
 ライフライン事業者等の情報発信者による情報発信が行われている地域で
は、当該の情報発信者にも合同訓練の実施についてご連絡ください。

8
24 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
訓練シナリオの基本的な枠組(1)
訓練シナリオ作成に当たっては、以下を基本的な枠組みとしますが、実施が難し
い場合は異なった内容とすることも可とします。
 台風による被害を想定いたします。
(別添の平成25年台風18号の状況などを参考としてください。)。
 各都道府県の実施要領(各都道府県での個別の災害想定・市町村からの情
報発信シナリオ等)については、できる限り次項でFMMCが示す訓練シナリオを
ベースにしてください。なお、別紙1.の注意点に留意してください。
各地域で実施したい訓練シナリオがあれば、適宜追加して頂いて構いません。
 訓練シナリオは実運用に即したものとし、避難勧告・指示情報、開設避難所情
報の発信を含むものとします。
各情報については、発生から収束(避難勧告・指示情報であれば、発令から解
除)まで一連の発信を行う内容とし、適宜、訂正も盛り込んで下さい。
訂正をシナリオに組み込む場合は、必ず訂正内容も具体的に入力してください。
 取消については、今回の訓練シナリオには含めないものとします。
※ 訓練情報を誤って本番モードで発信をしてしまったような場合は、当然のこ
とながら、取消情報を発信してください。
9
シナリオの基本的な枠組(2)
各情報は「訓練」モードで発信してください。「訓練」モードでの発信ができない団
体はFMMCにご相談ください。
 各市町村を午前と午後に二分してください。訓練シナリオには市町村毎に発信
予定時刻を設定してください。
 各都道府県で作成いただいた実施要領、訓練シナリオは、市町村や訓練参加
者に通知するとともに、5月13日までにFMMCにお送りください。
 作成いただいた実施要領、訓練シナリオは、5月21日に開催する運営諮問委
員会作業部会で配布するとともにサービス利用者が閲覧できるように公共情報
コモンズWIKIでも公開します。

10
25 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
標準的な訓練情報種別と訓練シナリオ(1)

避難勧告・指示情報における標準シナリオ
以下の要素を含めるものとする






新規発令
発令種別の変更(避難勧告→避難指示など)
発令対象地区の追加
一部の地区の解除
全ての地区の解除
訂正・・・発令対象地区の地区名が誤っていた場合など
※訂正箇所を明確に[訂正内容]に記載してください。
<不適切な例>
誤報による訂正
<適切な例>
○○地区は誤りで、正しくは△△地区でした。お詫びして訂正します。
11
標準的な訓練情報種別と訓練シナリオ(1)

避難所情報における標準シナリオ
以下の要素を含めるものとする






新規開設
避難世帯数、人数の更新(人数の把握・入力を行う運用の場合)
開設避難所の追加
一部の避難所の閉鎖
全ての避難所の解除
訂正・・・開設する避難所(名)が誤っていた場合など
※訂正箇所を明確に[訂正内容]に記載してください。
<不適切な例>
誤報による訂正
<適切な例>
○避難所は誤りで、正しくは△避難所でした。お詫びして訂正します。
12
26 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
結果の取りまとめ
合同訓練の結果の取りまとめについては、公共情報コモンズ運営諮問委員会に
報告し、結果を共有できるようにします。
 都道府県域内(域内の市町村・メディアを含む。)の結果の取りまとめは、各都
道府県にお願いします。広域のメディアや試行的取組についての結果の報告は、
FMMCが行います。
 結果の取りまとめ事項としては、以下を含めてください。
 参加市町村、参加メディア
 発信・受信した情報の種類及び各件数
 情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価
 情報受信に関する評価(可能であれば、市町村における情報入力からメ
ディアでの情報発信までの時間の確認なども含めてください。)
 他の都道府県域の情報閲覧に関する評価
 次回合同訓練への要望その他意見・要望
 可能であれば合同訓練時の模様の画像、映像

13
別紙1. 市町村における情報入力の注意点(1)
災害発生時にコモンズへ情報を発信する際に、下記のような誤った情報発信が散見されています。合同訓練の機会を
とらえて、区市町村が迅速かつ正確な情報入力を行えるよう、改めて周知の徹底とご指導をお願いします。
(1) 訓練情報を誤って本番情報として発信してしまう。
(2) 発令と解除が異なる文書番号(ドキュメントID)で発信されることがあり、受信側で発令と解除の対応が取れなくな
る。
(3) 発表日時が更新されず、前報のままになっている。
(4) 仮の災害名から正式な災害名に変更する際の対処が誤っている。
一旦取り消して再度新規文書で発信し直しているケースや訂正で発信 している場合もあります。未定義災害
名は誤報ではないので更新で発信してください。
(5) 避難勧告・指示情報において、
・他地区への発令(地区の拡大)に際して、続報ではなく新規の文書(異なるドキュメントID)で発信する。
・操作ミス等で、発令情報がコモンズへ発信されず、解除情報のみが発信される。
・避難準備から避難勧告等へ遷移する際に異なる文書番号で発信される。(続報ではなく新規)
・避難準備から避難勧告等へ遷移する際に避難準備を解除している。(解除は不要)
(6) 災害対策本部設置状況において、
・解散情報が発信されない。
・解散ではなく、取り消される。
(7) 被害情報において
・災害終結から数か月経過後に、確定報が発信される。受信側で確定報か否かの判断が困難
・確定報であることが受信者にわからない。被害情報は数値のみでは状況がわかり難いため、できる限り補足情
報を入力してください。
14
27 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
別紙1. 市町村における情報入力の注意点(2)
(8) 発信情報につきましては、訓練の終了までに完結するようにしてください。
 避難情報は全解除まで
 避難所情報は全閉鎖まで
 災害対策本部設置状況は解散まで
(9) 訓練終了後に発信情報を取り消される場合がありますが、取消を行わないようにしてください。
(10) 取消と訂正の使い方が誤っている。
コモンズでは誤報を発信した場合、訂正報や取消したことを伝えるための取消文書を発信して受信者に伝え
なければなりません。コモンズへ発信されたこれらの情報は、全国の情報伝達者によって様々なメディアを通じ
て地域住民へ伝達されるため、迅速に、わかり易く伝える必要があります。
発信情報の訂正(訂正報)
訂正とは、直前の報の誤りを訂正することであり、日付や場所の間違いなど、発信報情の一部を修正する場
合に利用します。訂正報には、訂正した個所を具体的に記載した「訂正内容」を必ず入力するようにしてください。
情報伝達者がメール等で住民等へ訂正の通知を行う際には「訂正内容」をそのまま伝えることもあるので、状況
によっては、お詫文書にする必要があります。
なお、更新は、情報の誤りを訂正するものではなく、被害状況や事故の状況報告など、時間の経過とともに状
況(内容)が変化する場合に利用されます。
発信情報の取消
取消とは、訓練情報などを誤って本番情報として発信した時や、システムの不具合で過去の情報を発信して
しまった場合など、発信行為自体に誤りがあった場合等に利用されることを想定しており、受信者に当該文書
(改版されている場合は全て)が取り消されたことを伝えるための情報です。
従って、通常はあまり利用されることはありません。情報伝達者がメール等で住民等へ誤報取消の通知を行
う際には発信者が入力した「取消理由」をそのまま伝えることもあるので、状況によっては、誤報を出したことへの
お詫文書にする必要があります。
15
別紙1. 市町村における情報入力の注意点(3)
【誤った使用例】
 発信内容を誤った場合に、当該の情報を取消して、正しい情報を再度発信している場合がある。取消は、
発信したこと自体が誤りの場合に発信してください。内容の修正は訂正で行う必要があります。
 台風の接近とともに避難準備から勧告等へ変更になる場合に、訂正で発信している例がある。正しくは、
通常の更新で発信してください。
 避難所の閉鎖や災害対策本部の解散情報を発信せずに取消で済ませてしまうことがある。取消情報を
発信した場合は、当該の情報は全ての報(版)に渡って誤報であったことを意味します。正しくは、避難所
の閉鎖、本部の解散を発信してください。
16
28 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
別紙2.合同訓練開始直前の準備
(1) 合同訓練では、実際にはあり得ない膨大なデータが発信され、コモンズ側の負荷が相
当高まることが予想されますので、コモンズビューワの利用に際しては下記事項へのご
協力をお願いします。
 コモンズビューワを毎日起動していない場合は、初期ロード(ビューワの起動ダウンロード)に時
間がかかるだけでなく、コモンズ側にも負荷がかかるため、訓練前日の17:00までに起動して、
訓練が終了するまで起動したままにしておいてください。(例えば、3日の訓練情報を取得する
場合は、6月2日17時)
※初期ロードに時間がかかる場合には、中止することができます。
「×」をクリックすると確認メッセージが表示され、「OK」を押下
すると初期ロードが停止され、ビューワが起動します。
受信できなかった情報は、後で受信することもできます。
(コモンズビューワ操作マニュアルP6参照)
(2) コモンズエディタで発信される場合は、PCの時刻合わせを済ませておいてください。
17
別紙3.都道府県への依頼事項のまとめ

訓練実施前







訓練当日





実施要領、訓練シナリオの作成とFMMCへの送付(5月13日までに)
訓練に参加する情報伝達者、自治体以外の情報発信者の報告(5月13日までに)
市町村および地元情報伝達者、地元情報発信者への訓練参加の協力要請
(連絡会等がない都道府県では、これを契機に連絡会に発展させてください。)
市町村のみならず、訓練参加の情報伝達者および他の情報発信者への実施要領、訓練シナリ
オ、注意事項の周知
市町村の入力情報の品質向上に向け、“別紙1.市町村における情報入力の注意点”に留意し
て入力練習の徹底(合同訓練が練習の場ではなく、それまでの練習の成果を発表する場と捉
えてください。)
地域におけるプレスリリースの実施(必要に応じて)
訓練を中止する場合のFMMCへの連絡
情報伝達者が住民に発信した情報の確認
市町村が正しく情報発信ができているか都道府県で評価し、市町村へフィードバック。
FMMCへの訓練終了報告
訓練実施後



情報の入力方法に課題があった市町村への指導
訓練参加者(市町村、地元情報伝達者、地元情報発信者)へアンケートの実施
FMMCへの訓練結果報告書提出(7月6日)
18
29 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
■ご連絡先
一般財団法人マルチメディア振興センター 公共情報コモンズセンター
■ 住所
〒105-0001
東京都港区虎ノ門三丁目22番1号
秀和第二芝公園ビル2階
■ 電話
(03)5403-1090
■ E-Mail [email protected]
■担当:
川喜多、山田、風見、小倉
19
30 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
3.訓練に関する報告書
3.訓練に関する報告書
(ア) 27都道府県からの合同訓練報告のまとめ
(イ) 訓練情報データ
・・・・・・・・・ 33
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
(ウ) 参加都道府県からの報告書
1. 北海道 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
2. 秋田県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45
3. 福島県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
4. 茨城県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54
5. 栃木県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55
6. 千葉県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57
7. 東京都 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
8. 神奈川県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67
9. 新潟県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70
10. 福井県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73
11. 山梨県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 76
12. 静岡県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78
13. 愛知県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 82
14. 三重県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 87
15. 滋賀県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 88
16. 京都府 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89
17. 大阪府 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91
18. 兵庫県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 93
19. 鳥取県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100
20. 島根県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 102
21. 岡山県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 108
22. 徳島県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 111
23. 香川県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112
24. 愛媛県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 124
25. 高知県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 127
26. 宮崎県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 129
27. 沖縄県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 131
31 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
32 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
27都道府県からの合同訓練報告のまとめ
Ⅰ 総論(全体評価)
【ポイント】
 市町村は、情報入力をおおむね円滑に処理することができた(秋田、栃木、千
葉、東京、山梨、宮崎)。
 訓練情報がデータ放送や訓練サイト等のメディア媒体にどう反映されるのかを確
認でき、情報発信者にとってのモチベーションを高める効果があった(神奈川、山
梨、大阪)。
 市町村において、自らが入力した情報は、おおむね数分で伝達されていることを
コモンズビューワや NHK データ放送等で確認できた(秋田、福島、千葉、福井、
滋賀、大阪、標兵庫、岡山、高知)。
 入力に時間を要したという市町村が4-6割に上った(福島、岡山)。今後も継続
的な訓練実施やシステムの改善が必要(岡山)。
○情報入力関係
・ 市町村は、情報入力をおおむね円滑に処理することができた(秋田、栃木、千葉、
東京、山梨、宮崎)。
・ 出水期を前に、県システムに入力した補足情報を NHK データ放送や Yahoo 防災
情報などの本番環境でどのように表示されるのか確認できたこと、また、きめ細や
かな情報発信が可能となったことを認識でき、訓練参加市町から好評だった(滋
賀)。
・ 市町村へのアンケート結果によれば、入力が昨年よりも迅速だったという回答は4
割程度にとどまった(福島)。アンケートでは 44.4%の市町村が入力に時間を要し
たと回答しているため、今後も継続的な訓練実施やシステムの改善が必要(岡
山)。
・ 県から市町に対し、合同訓練に先立ち、情報入力の訓練やビューワ起動を要請
していたが、必ずしも履行されなかった(兵庫)。
○情報伝達関係
・ 訓練情報がデータ放送や訓練サイト等のメディア媒体にどう反映されるのかを確
認でき、情報発信者にとってのモチベーションを高める効果があった(神奈川、山
梨、大阪)。
・ 市町村において、自らが入力した情報は、おおむね数分で伝達されていることを
コモンズビューワや NHK データ放送等で確認できた(秋田、福島、千葉、福井、
33 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
滋賀、大阪、兵庫、岡山、高知)。
Ⅱ 各論(個別課題)
1
情報入力(発信)に関する評価
(1)市町村・都道府県の自己評価
【ポイント】
 FMMC サーバーへの高負荷のためか、数次の再送信を行ったために情報発信
やビューワの情報更新が遅れた市町村が数多く見られた(神奈川、山梨)。
 一部の市町で、「更新」「訂正」「取消」の使い分けができていない(千葉、島根)。
 避難勧告・指示情報についても、避難所情報と同様の一括登録機能があること
が望ましい(愛知、京都)。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
システムエラーにより、一部情報の入力が行えなかった。原因調査・システム修正
は完了(秋田)。
コモンズエディタのシート作成時にエラーが発生し、発信までに多少時間を要し
た市町村があった。インターネット接続環境等にも影響されるので、今後も定期的
な通信訓練を継続して実施し、本番モードで使用する際の発信遅延を防ぐ必要
がある(茨城)。
FMMC サーバーへの高負荷のためか、数次の再送信を行ったために情報発信
やビューワの情報更新が遅れた市町村が数多く見られた(神奈川、山梨)。
一部の市町村において、補足情報の入力方法が分からなかった(福島)。
避難対象人数や避難人数、訂正時の理由などが記載不足の市町村があり、改善
を要する(愛媛)。
一部の市町村で県による代行入力を実施。その際、県のアカウントでログインした
ため入力を円滑に行えなかった(福島)。
一部の市町の避難情報の入力において、発令の補足情報(理由、世帯数、人数)
の未入力等の単純ミスがあった。合同訓練の終了後に個別指導を実施予定(栃
木)。
一部の市町で、「更新」「訂正」「取消」の使い分けができていなかった(千葉、島
根)。
コモンズエディタへの入力では、一部市町村では、マスタ登録等に苦労していた。
また、県内では OS やセキュリティソフトのアップグレードを行っている市町村があ
ることから、エディタの接続設定のやり直しが必要であった(山梨)。
開設・閉鎖の時刻が同一の複数避難所の情報入力を一括で行えたらよい(静
岡)。
避難所開設・閉鎖の「一括更新」は大変使いやすく、操作に手間取ることがなく、
34 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
・
・
・
・
・
・
・
・
ありがたい(愛知)。避難所の入力を一括でできるようになれば、操作が簡易にな
ると考えられる(香川)。
避難勧告・指示情報についても、避難所情報と同様の一括登録機能があることが
望ましい(愛知、京都)。
避難所の開設の入力において、避難所を選択することで予め登録しておいた住
所及び電話番号が自動で入力される機能が入力時間の短縮につながった(香
川)。
避難所の事前登録を行っていなかったため、複数の避難所登録ができなかった
(兵庫)。
避難勧告等の地区名の文字数が多すぎてデータの最後が「・・・」となり、どの地域
まで発令していたのか分からない事例があった。避難勧告の対象地域の表示に
ついて市町ごとにバラバラではまとめにくい。町丁目で統一すべき(静岡)。
地区ごとに世帯数等の地域情報の詳細入力をするのに時間を要した。本番での
情報発信ではさらに手間取ると懸念される(愛知)。
避難所の訂正文面を作成するのに、時間を要した。訂正・誤発信に対するひな形
(テンプレート)が用意してあれば、迅速に対応でき各市町村で統一的な情報発
信が行える(愛知)。
避難所開設情報の入力を行ったつもりであったが、反映されていない等、ミスも
多々あった。また、避難勧告解除を入力時に解除項目を選択できていなかったた
め、発令の状態で数分残っていた(京都)。
避難勧告等の入力の際、発令内容②の避難先・備考などの入力が必須でないた
め、入力を忘れてしまう可能性がある(香川)。
(2)メディアの評価
【ポイント】
 地区名の表記が「地区」「区」「学区」など、自治体により異なる。これを統一的な表
記としてほしい(愛知、大阪)。避難所の開設情報が入電順に表示されるが、自治
体コードを「区」とすれば、一定の一覧性が確保されるのではないか(愛知)。
・
・
・
・
避難情報の補足情報(発令理由、避難世帯数及び人数)は、報道に当たっての
必須情報で必ず入力をしてほしい(栃木)。
災害対策本部の設置という情報自体、具体的なメッセージが明確でない(愛知)。
一覧表示で「更新」だけでは、発令/解除、勧告/指示が判別できない。「避難指
示 発令」とするなど、一覧表示でステイタスを判別できるようにできないか(愛
知)。
対象世帯数・人数を記載していない自治体があるが、これに対応した資料は必要
(愛知)。
35 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
・
・
・
・
・
・
・
・
2
地区名の表記が「地区」「区」「学区」など、自治体により異なっており、これを統一
的な表記としてほしい(愛知、大阪)。
避難所の開設情報が入電順に表示されるが、自治体コードを「区」とすれば、一
定の一覧性が確保されるのではないか(愛知)。
避難所情報を「更新」すべきところ、「閉鎖」としているところが散見された(愛知)。
住所・電話番号の入力情報が不正確であった。また、避難所及びその住所に読
み仮名をつけていると、運用上は楽なのではないか(愛知)。
どのような内容の文章が効果的なのか、自治体とメディアで意思疎通を図る必要
性を痛感した(愛知)。
L アラートを通じて入手した発信情報を、コピペすることで情報伝達を行おうとして
いたが、L 次放送・データ放送では使用しにくいと感じた(愛知)。
訂正・取消内容の欄に「入力誤り」等と記載されているだけで具体的な記載がな
いもの、及び訂正内容の記載事項と中身の情報とが不整合のものがあった。誤り
の箇所が明確でないと判断に困る(愛知)。
解除の情報が発令よりも前の日時に設定されて出されているということがあった
(兵庫)。
情報伝達(受信)に関する評価
(1)市町村・都道府県の評価
【ポイント】
 情報入力後、データ放送やコモンズビューワにその情報が反映されるまで時間を
要した(北海道、神奈川、愛知、鳥取)。NHK データ放送の方がビューワよりも更
新が速かった(北海道、愛知)。情報が反映されるまでの時間にバラツキが見ら
れた(大阪)。
 市町村の中でコモンズビューワの起動方法が分からず、伝達状況を確認できな
かったところが散見された(愛知、鳥取、兵庫)。
・
・
・
・
データ放送やヤフーのサイトで伝達状況を確認できなかったないし遅延が生じた
(福島、千葉)。
情報入力後、データ放送やコモンズビューワにその情報が反映されるまで時間を
要した(北海道、神奈川、愛知、鳥取)。NHK データ放送の方がビューワよりも更
新が速かった(北海道、愛知)。情報が反映されるまでの時間にバラツキが見られ
た(大阪)。
市町村の中でコモンズビューワの起動方法が分からず、伝達状況を確認できな
かったところが散見された(愛知、鳥取、兵庫)。
情報伝達状況を確認できなかった市町の割合は、コモンズビューワで 30%程度、
データ放送で 15%程度であった。未確認の理由として、前者では起動に時間を
36 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
・
・
・
・
要することや、後者では新防災システムへの入力に時間を要したことが挙げられ
ている(兵庫)。
NHK データ放送において、避難所開設情報の更新が遅かった(福島)。
県別での表示機能やアラーム後での通知機能は、非常に有効な機能であった
(高知)。
県内マスメディアが、避難勧告等の災害本番のイメージを実際に確認するよい機
会となった(沖縄)。
お知らせ情報を今回初めて使用した市町の中には、データ放送での確認方法が
分からないところが見られた(兵庫)。
(2)メディアの評価
【ポイント】
 情報の種別による伝達速度の違いがあった。市内の情報は、市役所への派遣
連絡員から早く入手できる。他方、周辺市町となると、L アラートからの情報は有
効(静岡)
・
・
・
3
避難勧告について、その解除情報が不着であったり、入電が遅れたりといった問
題があった(新潟)。
データ放送において、避難情報の反映は情報入力の直後であったのに対し、避
難所開設の場合は反映までに15分程度を要するなど、情報の種別による伝達速
度の違いがあった(静岡)。
市内の情報は、市役所への派遣連絡員から早く入手できる。他方、周辺市町とな
ると、L アラートからの情報は有効(静岡)。
他の都道府県・市町村の入力状況の評価
【ポイント】
 コモンズビューワにより、円滑に他の都道府県の状況を把握できた(滋賀、徳
島)。近隣の都道府県や市町村の状況等を確認できるよい機会であった(大阪、
宮崎)。
・
・
・
・
他の都道府県・市町村の入力状況を確認する余裕がなかった(秋田、茨城、神奈
川)。
三重県では、災害対策本部の「設置」から「解散」までを標題から判別することが
でき、わかりやすかった(愛知)。
コモンズビューワにより、円滑に他の都道府県の状況を把握できた(滋賀、徳
島)。
近隣の都道府県や市町村の状況等を確認できるよい機会であった(大阪、宮
37 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
・
4
崎)。
大雨等を想定した場合、当県以西・以南に位置する他県情報は役立つ。ただし、
(ビューワ上、)地方公共団体が最新報告順に表示されるため、更新のある度ごと
に順番が変動して見づらい(島根)。
その他要望等
(1)市町村・都道府県の要望
【ポイント】
 全国合同訓練に限らず、地域ブロック単位で訓練が実施され、発信情報の伝達
状況を把握できる機会を期待(山梨、愛知、大阪)。
 ビューワ等で、都道府県単位で表示させるとき、一部の情報の書式が縦長のた
め、画面スクロールするのに時間を要した。スクロールをすることなく表示できる
構成だと見やすいのではないか。例えば、都道府県番号順としてはどうか(島
根、高知)。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
県民への広報を考えると、合同訓練の開催日をもっと早く決定してほしい(千葉)。
訓練時期を梅雨の時期よりも前倒ししてほしい(愛媛)。
訓練時期を後ろ倒ししてほしい(秋田)。
本災害により中止となることを考慮して訓練を実施してほしい(高知)。
今回の訓練日が、消防庁のエム-ネットの国民保護訓練と同じ時間帯に実施さ
れ、市町村における対応が困難であった(鳥取)。
サーバーに高負荷がかかっても、システム不具合が生じないようにしてほしい(栃
木、愛媛)。
今回のシステム異常の詳細及び対策について、早期に利用者に周知願いたい
(愛媛)。
全国合同訓練に限らず、地域ブロック単位で訓練が実施され、発信情報の伝達
状況を把握できる機会を期待(山梨、愛知、大阪)。
解除を発令に訂正しようとしたところ、NHK データ放送でなかなか表示されなかっ
た。このようなことが本番で起きた場合、どこに連絡し相談をすればよいのか(愛
知)。
開設、閉鎖等、ON と OFF の区別や、更新、訂正等を行った箇所等、実際の災害
時に一見して確実に判別できるよう、システム改良を検討する必要がある(愛
知)。
Yahoo!の表示画面において避難勧告と避難準備の総世帯数/総人数が統計され
ると同じ地域のため重複した数値となる。コモンズでの表示に合わせてもらいたい
(大阪)。
緊急速報メールの発信訓練も併せて実施してほしい(京都)。
38 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
・
・
・
・
・
・
システムについて、定型文の登録等の機能があればありがたい(京都)。
防災情報システム(フェニックス)に入力後に放送会社に FAX 送信することとなっ
ているが、これが負担。フェニックスに入力された避難情報等が自動的に放送会
社に伝達されるようにしてほしい(兵庫)。
避難勧告等が発表された際にどこに避難するかは極めて重要な情報なので、コ
モンズビューワでも避難勧告・指示情報と避難所情報とを紐付し、詳細表示画面
等に表示するようにしてほしい(鳥取)。
ビューワ等で、都道府県単位で表示させるとき、一部の情報の書式が縦長のため、
画面スクロールするのに時間を要した。スクロールをすることなく表示できる構成
だと見やすいのではないか。例えば、都道府県番号順としてはどうか(島根、高
知)。
市町村別の表示ができればありがたい。更に複数の市町村を選択できれば、な
およい(高知)。
コモンズエディタにおいて、送信エラー時に入力情報を破棄せず、保存してほし
い(愛媛)。
(2)メディアの要望
【ポイント】
 システム不具合による本番情報の遅延が生じないように留意してほしい(福島、
香川、愛媛)。
 市町村によって見出し文の表現がバラバラでフォーマットが統一されれば、より
利用しやすい(大阪、愛媛)。見出しで一部閉鎖・解除か全閉鎖・解除が分かると
よい(愛媛)。
 訓練に先立ってコモンズビューワの起動の要請があったが、緊急時に同様の状
況となった場合、不備なく運用を行えるのか不安を感じる(愛知、鳥取、香川)。
・
・
・
・
・
・
都道府県の訓練日時について、日程を指定するだけでなく、日程とその日の午
前/午後まで指定してほしい(大阪)。訓練時間を半日にしてほしい(福島)。訓練
とはいえ、半日間 PC の前にいなければならないのは負担(兵庫)。
システム不具合による本番情報の遅延が生じないように留意してほしい(福島、香
川、愛媛)。
県や市町からのお知らせ情報の活用方法を検討したい(栃木)。
訓練開始が遅れるなど、県と市町村の体制に不安があるので改善してほしい(神
奈川)。
自治体の発信情報を極力簡潔にして見やすいようにしてほしい(愛知)。
市町村によって見出し文の表現がバラバラでフォーマットが統一されれば、より利
用しやすい(大阪、愛媛)。見出しで一部閉鎖・解除か全閉鎖・解除が分かるとよ
39 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
・
・
・
・
い(愛媛)。
更新された情報を色分け表示するなど、新旧の情報を判別しやすいようにしてほ
しい(愛知)。
コモンズビューワで、避難勧告など各項目が出ている地区を県別で検索、ソート
できる機能があるとよい(愛知)。
訓練に先立ってコモンズビューワの起動の要請があったが、緊急時に同様の状
況となった場合、不備なく運用を行えるのか不安を感じる(愛知、鳥取、香川)。
L アラートからエリアメールの活用を検討いただきたい(愛知)。
40 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
■訓練情報データ(6月3日)
北海道
自治体
接続方式
合同訓練初参加
予定/実績
午前
参加自
午後
治体数
合計(重複除く)
実施時
午前
間帯
午後
避難勧告・指示
避難所情報
災害対策本部・設置
発信情
被害情報
報
お知らせ
その他
合計
地上波
CATV
参加メ AM
ディア FM
その他
合計
茨城県
エディタ
◯
システム連携
2015/6/12
発信情報のうち、セル黄色は今回訓練で発信される情報
千葉県
栃木県
エディタ
◯
東京都
システム連携 システム連携
神奈川県
新潟県
一部システム連携
システム連携
◯
◯
山梨県
エディタ
◯
京都府
徳島県
60 58
117 117
177 175
◯ ◯
◯ ◯
○ ○
○ ○
15
27
42
◯
◯
◯
◯
15
28
43
◯
◯
◯
◯
◯
2
1
2
1
1
コモンズビューワ
発信情 データ放送
報の確 アプリ
認手段 その他
合計
3
1
1
1
1
1
12
13
25
◯
◯
◯
◯
◯
◯
4
2
4
2
1
1
1
1
1
1
27
27
54
◯
◯
○
○
〇
28
26
54
◯
◯
○
○
〇
4
4
5
5
×
×
◯
◯
○
○
◯
◯
◯
◯
◯
◯
○
○
○
○
○
○
3
3
3
3
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
○
○
○
○
○
○
4
4
3
3
44
16
60
◯
◯
○
44
18
62
◯
◯
○
12
20
32
◯
◯
○
12
20
32
◯
◯
○
15
14
29
◯
◯
○
15
14
29
◯
◯
○
○
○
15
12
27
◯
◯
○
○
○
15
12
27
◯
◯
○
○
○
○
3
2
3
3
1
1
10
1
3
1
1
1
12
13
25
◯
◯
◯
◯
◯
◯
↑
1
7
17
2
3
2
1
1
なし
なし
なし
なし
0
0
0
0
9
17
41
0
◯
◯
◯
◯
2
2
1
2
3
2
3
1
2
3
2
3
10
10
◯
◯
◯
◯
2
2
2
5
4
0
11
1
20
2
5
4
0
11
1
20
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
4
◯
4
26
26
24
24
7
10
17
◯
◯
○
○
○
○
8
9
17
◯
◯
○
○
○
○
26
◯
26
◯
24
◯
24
◯
○
○
○
○
○
○
○
○
◯
○
◯
○
◯
○
■訓練情報データ(6月4日)
参加自
治体数
実施時
間帯
発信情
報
参加メ
ディア
システム連携
5
2
2
2
4
2
17
1
2
4
6
4
6
4
合計
-
6
秋田県
0
11
9
20
◯
◯
◯
◯
2
5
8
5
8
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
5
3
5
3
285
282
567 551
43
60
24
25
8
160 0
17
◯
◯
○
○
○
○
1
1
1
1
1
1
2
1
3
3
2
1
2
1
1
2
1
1
5
5
3
0
21
4
13
13
16
16
11
10
×
×
-
◯
◯
◯
◯
2
2
-
◯
◯
◯
◯
1
0
大阪府
17
◯
◯
◯
◯
2
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
〇
2
2
2
3
2
なし
なし
0
0
0
4
◯
〇
※午後は6/10に実施↑
香川県
なし
なし
(本部設
置、被害
情報を発
信)
0
0
0
◯
-
0
2015/6/12
発信情報のうち、セル黄色は今回訓練で発信される情報
福井県
17
17
34
◯
◯
○
○
○
○
3
※参加メディア数は、訓練周知先数
なし
なし
なし
なし
0
11
9
20
◯
◯
◯
◯
兵庫県
鳥取県
島根県
岡山県
熊本県
宮崎県
沖縄県
合計
システム連携
-
◯
6
システム連携 システム連携 システム連携 システム連携 システム連携 システム連携 システム連携 システム連携 システム連携 システム連携 システム連携 システム連携 システム連携 (一部エディタ)
合同訓練初参加
予定/実績
午前
午後
合計(重複除く)
午前
午後
避難勧告・指示
避難所情報
災害対策本部・設置
被害情報
お知らせ
その他
合計
地上波
CATV
AM
FM
その他
合計
高知県
エディタ
4
3
県・市区町村以外の情報発信
者
自治体
愛媛県
◯
予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績
住民への訓練に関する周知
接続方式
香川県
システム連携 システム連携 システム連携
◯
◯
◯
◯
予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績 予定 実績
13
12
25
◯
◯
13
12
25
◯
◯
33
35
33
◯
35
◯
○
○
○
○
◯
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
△
○
○
○
○
◯
5
4
5
4
4
4
4
4
2
2
4
1
1
2
2
5
3
1
6
1
3
6
2
1
3
0
8
7
1
5
8
7
1
5
1
1
5
1
1
1
5
1
1
2
1
2
1
3
4
1
6
2
1
3
0
3
6
3
5
16
8
12
12
21
21
1
1
8
0
3
3
16
×
×
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
1
1
住民への訓練に関する周知
×
×
コモンズビューワ
発信情 データ放送
報の確 アプリ
認手段 その他
合計
◯
◯
◯
◯
2
17
17
17
◯
4
0
◯
◯
2
なし
なし
県・市区町村以外の情報発
信者
0
0
1
3
27
27
54
◯
◯
27
27
54
◯
◯
○
○
○
○
○
○
◯
◯
29
29
29
◯
29
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
9
7
16
◯
◯
9
7
16
◯
◯
40
40
40
◯
◯
39
39
39
◯
◯
21
19
40
◯
◯
21
19
40
○
○
○
○
○
○
◯
◯
○
○
◯
◯
○
○
○
○
◯
○
○
×
×
◯
◯
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
4
4
2
19
19
17
17
19
◯
◯
19
◯
◯
17
◯
17
◯
◯
○ ○ ○
○ ○ ○
○ ○
○ ○
◯ ◯ ◯
○水位周知位周知
○
○
3
6
11
17
28
◯
◯
12
16
28
◯
◯
23
22
45
◯
◯
○
○
○
○
○
○
○
2
2
3
1
2
6
2
4
1
3
1
15
1
2
13
11
2
◯
◯
×
×
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
○
○
○
○
◯
3
4
6
2
0
11
14
25
◯
◯
11
14
25
◯
◯
27
13
40
◯
◯
24
13
37
◯
◯
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
〇
〇
3
3
4
4
1
4
1
3
2
0
3
2
2
2
4
2
4
2
7
7
10
10
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
2
2
-
◯
2
中部方面
西部方面,
東部方面,
なし
3
0
3
なし
0
3
なし
0
3
3
なし
0
2
3
神戸県民セン
ター,
温泉総合支
所,
神戸市消防
3
3
3
JR西日本米
子支社、智頭
急行株式会
社、日本交通
株式会社、日
ノ丸自動車株
式会社 鳥取
5
1
2
なし
0
280
188
428 381
48
24
4
29
10
115 0
2
2
なし
0
1
0
なし
0
なし
0
沖縄ガス,
沖縄県
(休校情
報)
1
41 ページ
-
7
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
■訓練情報データ(6月10日)
2015/6/12
自治体
接続方式
合同訓練初参加
予定/実績
午前
参加自
午後
治体数
合計(重複除く)
実施時
午前
間帯
午後
避難勧告・指示
避難所情報
発信
情報
災害対策本部・設置
被害情報
お知らせ
その他
合計
地上波
CATV
参加メ AM
ディア FM
その他
合計
住民への訓練に関する周知
福島県
高知県
(順延分)
システム連
システム連
全3日間合計
合計
6/3(13都道府県)
6/4(14府県)
6/10(1県)
合計(28都道府県)
-
0
-
6
-
6
-
0
-
12
予定 実績 予定 実績 予定 実績
14
38
52
◯
◯
○
○
◯
○
14
41
55
◯
◯
○
○
◯
○
4
5
2
1
1
6
15
2
5
2
1
1
6
15
11
10
14
38
52 70
5
2
1
1
6
15
◯
×
×
-
0
◯
◯
○
○
○
○
15
15
◯
◯
○
○
○
○
4
5
3
1
1
コモンズビューワ
◯ ◯ ◯ ◯
発信情 データ放送
◯ ◯
報の確 アプリ
◯ ◯
認手段 その他
◯ ◯
3
3
2
2
合計
発信情報のうち、セル黄色は今回訓練で発信される情報
予定
285
282
567
43
60
24
25
8
160
実績
551
予定
280
188
428
48
24
4
29
10
115
実績
予定
実績
14
38
381
52
-
70
5
2
1
1
6
15
予定
実績
579
508
1047
96
86
29
55
24
290
-
-
-
-
-
-
-
-
1002
42 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練(北海道)報告書
1
実施概要
(1)実施日時
平成27年6月3日(水)9:00~16:00
(2)参加団体
北海道
市町村
訓練の総合調整、北海道防災情報システムの運用
(175団体)
システムより発災情報の受信、システムへの情報入力
テレビ・インターネットによるコモンズ配信情報の確認
防災関係機関(19機関)
FAXによる発災情報の受信
テレビ・インターネットによるコモンズ配信情報の確認
放送事業者
コモンズ配信情報の確認
コモンズ連携システム
NHK札幌放送局
(3)使用システム
北海道が整備し、全市町村に配備している「北海道防災情報システム」を利用。
(4)想定事象
(ア)発災想定①(青森県東方沖地震)9時15分から12時00分
青森県東方沖を震源とした、最大震度6弱、マグニチュード7.9の地震が発生。
北海道太平洋沿岸に大津波警報・津波警報が発表。
大津波警報:北海道太平洋沿岸中部
津 波 警 報:北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸西部
(イ)発災想定②(風水害)9時30分から12時00分
胆振、日高、十勝、釧路、根室管内に非常に激しい雨の予報。
気象警報、記録的短時間大雨情報、特別警報(大雨)の発表。
土砂災害警戒情報の発令。(※発表されない市町村は、河川のはん濫を想定。)
(ウ)発災想定③(北海道北西沖地震)13時15分から16時00分
北海道北西沖を震源とした、最大震度5強、マグニチュード7.8の地震が発生。
北海道日本海沿岸に津波警報が発表。
津 波 警 報:北海道日本海沿岸北部、北海道日本海沿岸南部
オホーツク海沿岸
(エ)発災想定④(風水害)13時30分から16時00分
空知、石狩、後志、渡島、檜山、上川、宗谷、オホーツクに非常に激しい雨の予報。
気象警報、記録的短時間大雨情報、特別警報(大雨)の発表。
土砂災害警戒情報の発令。(※発表されない市町村は、河川のはん濫を想定。)
(6)入力内容
(ア)市町村において、以下の情報を入力した。
①避難指示の発令、避難所の開設
②避難所情報の入力
②避難指示の解除、避難所の閉鎖
(イ)テレビ局
NHK札幌放送局では、コモンズ連携システムによりテレビデータ放送への送出を行った。
(7)閲覧会の開催
北海道総合通信局と連携し、訓練の閲覧会を道庁テレビ会議室で実施した。
43 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
2
訓練結果
市町村が北海道防災情報システムを利用し入力した情報については、コモンズビュワーでの情報
確認、NHK札幌放送局でのコモンズ連携システムデータ放送及びYahoo!の訓練サイトへの
反映が確認された。
コモンズビューワについては、昨年度に引き続き、訓練実施中に表示が遅延することがあったが、
訓練は概ね順調に実施できた。
3
訓練に係る報道
NHK札幌放送局において、訓練に係る報道があった。
4
他の都道府県域の情報閲覧に関する評価
特になし
5
次回合同訓練への要望その他意見・要望
コモンズビューワの遅延
昨年度に引き続き、訓練実施中に遅延が生じ、市町村からの問い合わせが何件かあったが、、
実災害時においてもこのようなことが起きないか、危惧している。
6
記録写真
(1)訓練実施状況
(2)閲覧会
44 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成 27 年度公共情報コモンズ合同訓練結果報告(秋田県)
1 実施目的
別紙「平成 27 年度公共情報コモンズ合同訓練実施要領」のとおり。
2 実施日時
平成27年6月4日(木) 午前9時30分から午前11時20分まで(全市)
平成27年6月4日(木) 午後1時30分から午前15時20分まで(全町村)
3
参加状況
秋田県、県内全市町村(25市町村)
、NHK秋田放送局
4 訓練内容及びスケジュール
別紙「平成 27 年度公共情報コモンズ合同訓練実施要領」及び「平成 27 年度公共情報コモンズ
合同訓練シナリオ概要」に基づき実施。
5 訓練状況について
(1)情報発信者(市町村)
ア 災害関係情報の発信
「お知らせ」の一部と「被害情報」の入力が、当県コモンズ連携システムの不具合により実施
できなかった。
イ 配信情報の確認
システムに登録した情報が正しく配信されていることをコモンズビューアにより確認した。
(システムエラーになった発信項目を除く。
)
ウ 発信件数
発信項目
発信件数
備
考
1
避難勧告指示
96
2
避難所情報
3
災害対策本部設置
4
被害情報
0
システムエラーのため発信せず
5
お知らせ
11
システムエラー発生市町村あり
108
50
(2)情報伝達者(NHK秋田放送局)
ア 災害関係情報の受信
連携システムやコモンズビューアにより県及び市町村が入力した情報の受信を確認した。
45 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
イ データ放送への情報配信試験
連携システムから、地上波テレビデータ放送画面への情報の配信試験を行った。ただし、N
HK秋田放送局内での環境に止め、本番環境への配信は行わなかった。
(3)秋田県
ア 災害関係情報の発信
「災害対策本部設置」の入力を発信した。
イ 配信情報の確認
市町村が発信した情報が正しく配信されていることをコモンズビューアにより確認した。
(システムエラーになった発信項目を除く。
)
ウ システムエラー対応
システムエラー発生市町村からの問い合わせに対応、保守業者への連絡等を行った。
実施結果
6
昨年は、3市町のみの参加であったが、今回25全市町村が訓練に参加した。
(1) 情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価
・手順書を全市町村に配布し、手順書にそって市町村がシステムに情報を入力したため、大きな
ミスはなかった。
・公共情報コモンズ連携システムにエラーが発生したため、当初入力予定していた情報が一部入
力できなかった。
(原因調査、システム修正済み)
・毎月全市町村参加による操作訓練を実施していたが、今回エラーが発生した入力項目を行って
いなかったため、システム不具合を発見できなかった。
(2) 情報受信に関する評価
・入力した情報については、入力後概ね数分で公共情報コモンズに配信されていた。
(3)他の都道府県の情報閲覧に関する評価
・システムエラーが発生したため、今回は他県の情報は閲覧しなかった。
(4) 次回合同訓練への要望その他意見要望
・当県においては、毎年5月下旬に全県レベルの総合防災訓練を実施しており、その際にも全市
町村が参加して公共情報コモンズへの発信訓練を実施している。 総合防災訓練から本合同訓
練までの間隔が約1週間と短いため、市町村への訓練協力依頼がしにくい状況にある。訓練実
施日を 6 月中旬または下旬にずらしていただければありがたい。
46 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
7 公共情報コモンズ発信状況(秋田県連携システム表示画面)
(1)災害対策本部等設置情報
(2)避難勧告等住民発令情報
(3)避難所状況情報
47 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
8 NHKにおける情報配信試験の状況
(1)HPによる情報配信
48 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
(2)データ放送による情報配信
49 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年度
Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練
実施報告書
平成27年6月
福島県危機管理部災害対策課
50 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年度Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施報告書
1
実施概要
(1)実施日時
平成27年6月10日 午前の部
9時30分~12時25分
午後の部 13時30分~17時30分
(2)参加団体
・福島県
・石川町、泉崎村、金山町、飯舘村を除く55市町村
・県内放送事業者15社
(3)実施方法
市町村が県で配備している「福島県防災事務連絡システム」を利用し、避難勧告・
指示の情報(計3回)、避難所の開閉設情報(計4回)の発信訓練を行うとともに、
メディアに正しく情報が反映されているか確認する。なお、不参加市町村について
は、管轄の地方振興局が代行入力する。
県は情報が正しく集約され、メディアに反映されているか確認する。
放送事業者はデータ放送やニュース原稿等に反映させる手順を確認する。
(4)訓練想定
台風の接近に伴う大雨により、大雨・洪水警報や記録的短時間大雨情報、土砂災
害警戒情報が発令されたことを想定し、避難勧告・指示の発令・解除情報や避難所
の開閉設情報を発表する。
(5)事前広報
6月8日(月)に県政記者クラブに訓練実施の情報提供を行った他、県のホーム
ページにおいても周知を行った。
訓練当日にはNHK福島放送局において、朝の県域ニュースで訓練が実施される
旨と、データ放送の確認の仕方について放送された。また、福島民友新聞において
も訓練が実施される旨の記事が掲載された。
(6)訓練実施の報道
訓練当日には、NHK福島放送局が昼と夕方の県域ニュースで、福島中央テレビ
では夕方の県域ニュースで訓練実施の様子が放送された。
訓練翌日には、福島民友新聞で訓練実施の記事が掲載された。
51 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
2
訓練結果
(1)概要
ほとんどの市町村において、県からの状況付与FAXの受信からおおむね10分
以内にシステムへの入力を行うことができた。
Lアラートに配信された避難情報、避難所情報はNHKデータ放送やヤフー訓練
ページ、コモンズビューワで確認することができた。
(2)発生したトラブル
・市町村でLアラートに情報を出したものの、テレビやヤフーに反映されなかっ
た(あるいは反映まで時間を要していた)事象が見られた。
・市町村が避難指示の発令をしたが反映されず、避難勧告にとどまっている事象
が見られた。
・作業の途中で長時間システムを操作しなかったときや、ログオフをしたときに、
直前に入力した情報がクリアされている事象が見られた。
(3) 原因
上記トラブルにおける原因は、以下のものと推定される。
・時間不足により県側が代行入力した際、本来は市町村のアカウントでログインを
し直してから作業するところ、県のアカウントでログインしたまま作業をしたた
め、システム内でエラーが発生し、上記のトラブルが発生した。
→6月22日にシステムを設計している業者により、エラーが発生しないロジック
にする改修が完了。
3
訓練アンケート結果
Q1 システム入力は誰が行いましたか?
(1)防災担当職員
40件(95%)
(2)防災担当以外の担当課職員
2件(
5%)
(3)防災担当課ではない職員
0件( 0%)
Q2 システム入力は何人で行いましたか?
(1)1名
31件(74%)
(2)複数名(相互確認あり)
11件(26%)
(3)複数名(相互確認なし)
0件( 0%)
52 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Q3 昨年の訓練と比べて、入力結果はどのように感じましたか?
(1)昨年より入力は上達し、早くなった。
7件(17%)
(2)昨年とあまり変わらなかった。
18件(43%)
(3)昨年より遅くなってしまった。
8件(19%)
(4)昨年は参加していない。
7件(17%)
(5)無回答
2件( 5%)
Q4 災害対策本部が立ち上がった場合、システム入力は誰が担当しますか?
(1)防災担当職員
36件(86%)
(2)防災担当以外の担当課職員
2件( 5%)
(3)防災担当課ではない職員
0件( 0%)
(4)決めていない
4件( 9%)
Q5
今回の訓練で気になった点、トラブルについて、システムへの要望等があれば記
入してください。
・ヤフー災害情報のページの補足情報欄に発令理由等を入れた方が良いと思うが、入
力の仕方がわからなかった。
・例えば県報告第1報で2か所の避難所を開設したのに、第2報作成時に1か所に変
わっているという事象が見られた。
・NHKデータ放送は避難所開設情報の更新が遅いと感じた。
・避難所追加の際の入力方法がよくわからなかった。入力方法を周知してほしい。
・県から避難勧告等の地名や、避難所の名称は現実に即したものという指示があった
が、テレビでは「訓練」と表示されているものの、かえって市民には誤解を生む懸
念があるので、統一または指示された地区名等を県で作成してほしい。そうすれば、
正しく反映されているかのチェックもやりやすいのでは。
※放送事業者からの意見
・今後開催される訓練では半日程度の日程にしていだきたい。
・閲覧テストを年数回行った方がよいのでは?
・想像以上に時間がかかる。少人数の事務所では業務に支障をきたすおそれあり。
・6月3日に発生した障害のようなことが実際の災害の時に起これば、ビュアーの確
認(情報の正誤等)に不安が残る。
・コモンズビューワが自動更新されなかった。
・NHKで確認した際、「【全国情報】噴火警報が出ています」というコモンズビュー
ワに載っていない情報が表示されたので混乱した。
・ヤフーで確認した際、知りたい市町村が探しにくい。
(検索ボックスでは都道府県単
位までの検索のため)情報が埋没してしまう懸念あり。また、リストの表示順がば
らばらで、前後している状況だった。
53 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラート合同訓練結果報告(茨城県)
1
目的
『茨城県訓練実施要領』のとおり
2
実施日時
平成 27 年6月3日(水) 午前9時 30 分から午後4時 30 分(3班に分けて実施)
3
参加機関
(1) 茨城県及び 44 市町村(うち1町は別日に実施。)
(2) 放送事業者
ア NHK 水戸放送局:地上波データ放送
イ 茨城放送:AM ラジオ
ウ 茨城新聞:ホームページ
エ
4
JWAY:CATVデータ放送(日立市全域と高萩市の一部をカバー)
発信・受信情報の種類及び件数
(1) 避難勧告・指示情報 228 件
(2) 避難所情報 221 件
計
449 件
5
評価
(1) 操作・運用状況及び情報の受信に関する評価
ア サーバの不具合により,情報がうまく送信できない時間帯があった。その時間帯
では,
「エラー表示が出たため再発信した結果,実際にはエラー表示のあったもの
も発信されており,同じ内容の情報を二重に発信してしまった」という事案が発生
した。
イ コモンズエディタのシート作成時にエラーが発生し,発信までに多少時間を要し
た市町村があった。インターネット接続環境等にも影響されるので,今後も定期的
な通信訓練を継続して実施し,本番モードで使用する際の発信遅延を防ぐ必要があ
る。
ウ
受信については不具合なし。
(2) 他の都道府県域の情報について
本訓練は複数職員で役割を分担して対応したが,他県で発表した情報まで確認する
余裕はなかった。
6
意見・要望
参加市町村が発信する時間帯が集中しないよう,本県では,3班体制で 10 分おきに
発信してもらうこととしたため,県側でも3名で情報確認を行ったが,臨時の不具合対
応もあり,訓練時間中は常に確認に追われる状況であった。
また,避難勧告・指示情報と避難所情報について,シナリオに含むべき要素を全て網
羅すると,都道府県は,市町村ごとに 10 回以上発信される情報の内容確認を行うこと
になり,他県域の情報確認や報道機関の発表内容・所要時間を把握する余裕はなかった。
54 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
栃木県における L アラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施結果概要
栃木県県民生活部危機管理課
1
目的・概要
栃木県における L アラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施要領に記載のとおり
2
訓練実施日
6月3日(水)10 時 00 分~11 時 50 分 午前の部(12 市町)
14 時 00 分~15 時 50 分 午後の部(13 市町)
3
参加状況
自 治 体:県及び県内全市町(25)
報道機関:NHK 宇都宮放送局、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木、下野新聞社
(そ の 他:Yahoo<個々の県ごとの対応ではなく、全国的にデータを試験配信>)
4
県・市町が配信した情報
・配信:別添タイムスケジュールのとおり
・受信:データ放送、コモンズビューア、インターネットで確認
5
県内報道機関等の対応
・NHK 宇都宮放送局:データ放送
・とちぎテレビ
・栃木放送
:コモンズビューア閲覧、発災時の対応手順確認
・エフエム栃木
・下野新聞社
6
実施結果
訓練当日に L アラートシステムサーバーがダウンするトラブルが発生し、一部配信情
報の確認に支障が生じたが、事前に用意したシナリオに従い情報が配信がされており、
所期の目的を達成できた。
なお、訓練中に確認した問題・課題については以下のとおりであった。
①市町が避難情報、避難所情報を発信する際の単純な入力ミス(※内容は別紙のとおり)
・避難情報において、発令理由、発令対象世帯数及び人数の未入力、誤報訂正した場合
の発表時刻の入力ミスがあった。
・避難所情報の住所及び電話番号、避難世帯数の確認時間の未入力があった。
55 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
⇒いずれのミスも、担当者が L アラートの入力に慣れれば解決する程度の課題であるた
め、訓練終了後、該当した市町の担当者個別に再訓練又は確認を行う。
②L アラートのサーバーにかかる負荷の問題
・東日本大震災レベルの災害が発生した場合、全国の都道府県及び市町村が一斉に情報を
発信する可能性があり、L アラートのサーバーが情報量に耐えられるか、懸念された。
⇒L アラートのサーバー管理は総務省(マルチメディア振興センター)が責任を持って行
う必要があるため、都道府県側からは、災害発生時に適切な運用ができるよう求めてい
く。
7
参加した情報発信者からの所見等
・データ放送の結果は良好であった。
NHK 宇都宮
・避難所情報(住所、電話番号)は、市町から必ず発信してほしい。
・避難情報の発令理由、避難世帯数及び人数は、報道発表時に必要となるため必ず発信
してほしい。→とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木
・県や市町からの情報のより有効な活用方法について、社内で検討する必要がある。
→下野新聞社
56 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
千葉県におけるLアラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施結果報告書
1
目的・概要
「平成 27 年度Lアラート合同訓練千葉県訓練実施要領」に記載のとおり
2
訓練実施日
平成 27 年 6 月 3 日(水)9 時 50 分~12 時、13 時 30 分~15 時 40 分
3
参加状況
情報発信者:千葉県及び県内 54 市町村
情報伝達者:NHK千葉放送局、ヤフージャパン、千葉テレビ放送局
ジェイコムグループ、広域高速ネット二九六
いちはらコミュニティー・ネットワーク・テレビ
ベイエフエム、ニッポン放送、ラジオ日本 計9社
4
訓練内容
台風による被害を想定して、県が作成したシナリオに基づき、各市町村が
災害対策本部設置情報、避難勧告・指示情報、開設避難所情報を発信した。
5
県・市町村が配信した情報
・配信:別添訓練シナリオのとおり
・受信:コモンズビューワ、データ放送、インターネットで確認
6
情報伝達者の実施した訓練内容
・NHK千葉放送局
・ヤフージャパン
・広域高速ネット二九六
いちはらコミュニティー・ネットワーク・テレビ
ジェイコムグループ
・千葉テレビ放送局
ベイエフエム
ニッポン放送
ラジオ日本
7
:データ放送及びインターネットへ配信
:インターネットへ配信
:局内でデータ放送配信確認
:コモンズビューワ閲覧
情報発信件数
コモンズビューワの検索機能によって調べた数値は下記のとおり。
・災害対策本部設置情報 108件
・避難所情報
266件
・避難勧告・指示情報
333件
57 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
8 実施結果
(1)情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価
・1市を除いた全ての市町村が、シナリオ通り問題なく入力できていた。
訓練後に実施したアンケートでも1市を除いた全市町村が、時刻通り、又
は概ね時刻通りに入力できたと回答している。
・Lアラート担当職員が、別件に対応するためにスケジュール通りに入力が
できないという市町村があった。実際の災害時に確実にシステムが運用さ
れるためには複数の職員がシステムに習熟しておくことが重要である。
・一部の市町の入力の誤りについては、従来の防災情報システムの運用から
Lアラート対応に伴う、更新と訂正・取消の使い分けができていないもの
であった。
・データ放送の画面上の動作、及びコモンズビューワの操作が非常に重く、
必要な情報を得るまでに時間を要していた。災害時には迅速に情報を得る
ことが重要であるため、改善の必要がある。
(2)情報受信に関する評価
・コモンズビューワ閲覧、局内でのデータ放送における確認については、L
アラート配信サーバの障害による配信遅延以外は、問題なくできたとのこ
とである。
・千葉県のシステムには自主避難の情報を入力できるが、この情報はLアラ
ートへ送信されない。避難勧告を自主避難に更新した場合、Lアラートに
は避難勧告の解除報が出ないことになり、避難勧告が残ったままになる。
この件については、避難勧告から自主避難へ更新する際に、一度、避難勧告
を解除する運用ルールを徹底する必要がある。
(3)次回合同訓練への要望その他意見・要望
・訂正報の発令時刻は元々の情報を出した時刻とするべきではないかという
問い合わせを、複数の市町村から受けた。他の自治体でも問い合わせがあ
ったかもしれないが、訂正報の発令時刻は訂正が行われた時刻で統一する
など、Lアラート運用における共通ルールを決める必要があると思われる。
・合同訓練開催日等の概要をもう少し早い時期に正式決定していただきたい。
年度明けの発表では、訓練前の県民だより等の広報誌の締切りに間に合わ
ない。
58 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
9
合同訓練の様子(県庁危機管理センター)
59 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
10
配信された情報の閲覧
NHK千葉放送局
データ放送
60 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
NHK千葉放送局
データ放送
YAHOO!JAPAN
訓練サイト
61 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
L アラート合同訓練結果報告(東京都)
1 目的
東京都におけるLアラート(公共情報コモンズ)の取組状況については、平成 26年6月4日か
ら本番運用を開始しているところであるが、Lアラート(公共情報コモンズ)の運営主体である一
般財団法人マルチメディア振興センターが全国同時に実施する「Lアラート(公共情報コモン
ズ)合同訓練」に参加し、情報の入力から住民への情報伝達までの一気通貫の訓練を行う。
各区市町村は、情報発信者として避難情報を円滑に発信できることの検証を行うとともに、
担当者の操作習熟を図る。
都及び各放送事業者は、発信された情報を支障なく情報受信できるかの確認を行う。
2 参加機関
都内各区市町村
放送事業者等(Lアラート(公共情報コモンズ)サービス利用機関)
東京都
※1 事前の参加意向調査を実施 当日は 60 区市町村が参加
残り 2 団体については、東京都より代理発信したため、システム上は全 62 区市町村より
情報発信
※2 ・NHK は、NHK 首都圏放送センターより、1 都 3 県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川
県)へデータ放送にて訓練内容を放送
・ヤフーでは、訓練関係者向けに訓練用テストサイトを立ち上げ
3 実施日時
平成27年6月3日(水)9時30分~15時15分(予定)
9時30分~11時15分及び13時30分~15時15分に分けて実施
(予備日:平成27年6月10日(水)の同時間帯)
【参加状況】
午前の部 44団体
午後の部 18団体(代理発信2団体含む)
4 発信情報
避難に関する情報(避難準備情報、避難勧告、避難指示)の発令及び解除 (※)
(※)詳細は次記「5 実施方法(1)区市町村」を参照
62 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
5 実施方法
風水害の発生を想定し、訓練シナリオ(※)のタイムスケジュールにより実施する。
なお、運用モードは「訓練モード」とする。
(1) 区市町村
各市区町村は、訓練シナリオ(※)に沿って東京都災害情報システム(DIS)端末により情
報を発信し、その発信情報の確認を行う。
(※)詳細内容は、別紙「【Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練】避難準備情報・避難
勧告・指示情報シナリオ」を参照
(2) 都及び放送事業者
各区市町村からLアラート(公共情報コモンズ)に発信された情報の確認を行う。
6 訓練に向けての準備
(1) 区市町村向け
ア 平成 26 年 4 月下旬~5 月上旬
区市町村担当者向け機器操作説明会にて、L アラートの説明及び情報発信操作の実
機による説明、実習を実施
イ 平成 26 年5月 19 日~
区市町村あて訓練実施および要領の通知
(以降訓練実施までに操作補足説明等を数度通知)
(2) メディア向け
平成 26 年 5 月 27 日
「平成27年度Lアラート合同訓練(東京都訓練)の実施について 」として都内
メディア向けに訓練実施および参加の呼びかけを通知
7 実施状況
(1) 東京都庁内訓練実施場所の様子
都庁では、区市町村からの情報発信状況およびメディア側での状況表示状況を確認
事前ミーティング
端末にて状況の確認
63 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
(2) コモンズビューアによる状況表示画面
(3) Yahoo テストサイトにおける状況表示画面
64 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
(4) NHK によるデータ放送表示画面
総括表示画面
区市町村個別内容表示画面
65 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
8 訓練実施における所感
・ 都としては 2 回目の訓練参加であり、昨年度、数度本番の情報発信があったことや、事
前の実機による操作講習会等の実施、訓練シナリオに即した画面ショットごとのマニュア
ル配布等、事前準備を行ったこともあって、当日の訓練は、大きなトラブルもなく実施でき
た。
・ 発信内容にあたっては、FMMC からの事前案内の趣旨を踏まえ、単なる避難情報の発
信ではなく、範囲の拡大や、発信情報の修正(誤発表情報の訂正)など、実践的な内容
になるようシナリオを工夫した。
・ 東京都では、合同訓練実施日に庁内の業務要員(普段は防災以外の業務に従事し、発
災時等には、防災対策業務に従事する職員)向けの定期通信訓練を実施した。この際、
区市町村の情報発信状況、メディアによる情報表示状況を確認することで、訓練状況をよ
り多くの職員が体験し、かつ実践的な訓練を実施することができた
・ 今回の訓練は首都圏でも多くの都県が参加した訓練であった。「情報の入力から住民へ
の情報伝達までの一気通貫の訓練」という L アラート合同訓練の趣旨に鑑み、さらに多く
の情報伝達者側となるメディア側の参加を期待したい。
9 おわりに
防災情報がシステム連携にてメディア側に直接伝わる仕組みとしての「L アラート」の運
用は、庁内はもとより区市町村との密な連携や、情報の受信側となるメディア側との 十分
な調整が必要である。
今後、東京都では、総務省をはじめ関係の皆様の協力を頂き、情報提供者となる区市
町村と情報伝達者となるメディア関係者等を参加者とし、L アラートの円滑かつ効果的な
利用を推進することを目的とした、「L アラート連絡会」の開催を予定している。
今後とも東京都の L アラートへの情報配信に際し、引き続き関係の皆様のご理解ご協力
を頂きたい。
以上
平成 27 年 7 月
東京都総務局総合防災部
66 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
神奈川県における平成 27 年度 L アラート全国合同訓練結果概要
1.実施日時
平成 27 年6月3日(水) 9時 30 分から 17 時まで
(県内市町村を大きく3グループに分けて実施。)
2.訓練参加機関
情報発信者
参加機関
参加方法
箱根町を除く県内 32 市町村(県は市町
避難関連情報(避難準備情報、避難勧告、避難
村から避難関連情報の入力依頼を受け
指示)の発令から解除まで一連の情報を L アラ
たという想定で L アラートに代行発信
ートで発信するとともに、コモンズビューワ等
する。)
により、発信した情報が正しく入力されている
ことを確認する。
情報伝達者
㈱テレビ神奈川、NHK 横浜放送局、
L アラートに発信された情報をコモンズビュー
㈱アール・エフ・ラジオ日本、㈱ニッ
ワ等により閲覧するとともに、報道媒体への反
ポン放送、㈱エフエムさがみ、㈱エフ
映に向けた手順を確認する。
エム熱海湯河原、イッツ・コミュニケ
ーションズ㈱、㈱ジェイコム湘南、横
浜ケーブルビジョン㈱
3.発信・受信した情報の種類及び各件数
種
類
件数(1 市町村あたり)
避難準備情報及び避難勧告の発令
4
避難準備情報から避難勧告への移行
3
避難勧告から避難指示への訂正
1
避難勧告及び避難勧告の(一部)解除
4
4.情報発信に関する評価
訓練後のアンケートでは、32 市町村中 25 市町村が支障なく L アラートへの情報入力を行う
ことができたと回答している一方、サーバに負荷がかかっているためか、送信時にエラーが表
示され何度か再送信したことで情報発信が遅れた市町村が複数あった。
報道機関からは、市町村による情報発信について、3月に実施した神奈川県合同訓練の時か
ら習熟が進んでいるものの、訓練開始が遅れるなど態勢等に不安があるため、引き続き県に対
応してほしいという要望があった。
5.情報受信に関する評価
情報発信からデータ放送やコモンズビューワへの反映まで時間を要するとの印象であった。
また、避難勧告等が解除されるとデータ放送画面から消えてしまうので、解除の履歴が一定期
67 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
間表示される方が県民への周知に役立つと感じた。
6.他の都道府県域の情報閲覧について
訓練中は問合せ対応等により他県の情報を閲覧する余裕がなかったが、訓練後のアンケート
では、32 市町村中 30 市町村で実災害時に活用したいと回答していた。
7.次回合同訓練への要望その他意見・要望
本県では、3月及び5月に同様の訓練(報道機関の参加は3月のみ)を実施しているが、訓
練情報のデータ放送や訓練用サイトへの反映は今回はじめてで、発信した情報がメディアにど
う反映されるのか確認でき、有意義な訓練であった。
今回、訓練中に L アラート運用サーバがダウンし、同時期に発生していた実災害の避難情報
の伝達に影響を及ぼしたことから、サーバの増強とともに、災害発生時の訓練中止についてご
配慮願いたい。
【訓練時の写真】
68 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
アンケート結果
【市町村】
1
L アラートへの情報入力を行うにあたり、支障なく情報を入力することができたか。
はい
25
いいえ
7
いいえの場合その内容
○
作動状況が悪く、更新とデータ送信に時間を要した。(平塚市)
○
入力の際に訓練モードではなく、テストモードで送信してしまった。(茅ヶ崎市)
○
第4版を送信した際にエラーメッセージが表示され送信が遅れてしまった。(厚木市)
○
指定された時間に対応できず、急遽時間変更し対応した。
○
訓練時、担当者の端末には避難情報の発令地区が表示されず、課内の別の端末を使用し
て送信した。担当者の端末の設定をし直す必要がある。
○ 訓練開始から40分後の訂正発令の際に、訂正文書の送信が失敗しましたと表示され、
2回送信ができなかった。3回目でようやく送信された。
69 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成 27 年度 L アラート合同訓練
1
2
3
新潟県訓練結果
訓練日時
平成 27 年6月3日(水)9時 30 分~15 時 20 分
参加機関
⑴ 情報発信者
⑵ 情報伝達者
29 市町村
22 放送事業者
訓練内容
⑴ 情報発信者(市町村)
ア 情報発信方法について
新潟県総合防災情報システムを利用し、以下の情報を L アラートへ配
信すると供にシステムのメール機能を利用し情報伝達者へ伝達する。
① 災害対策本部の設置 (29件 L アラートへ配信)
② 避難勧告の発令 (29件 L アラートへ配信)
③ 避難勧告地域の追加 (28件 L アラートへ配信)
④ 避難勧告解除 (29件 L アラートへ配信)
⑤ 災害対策本部の解散 (29件 L アラートへ配信)
イ 発信情報の確認方法について
① コモンズビューア
② データ放送(NHK 新潟)
③ ラジオ放送(CFM 燕)※地域限定
④ インターネット閲覧(Yahoo!JAPAN)
⑵
情報伝達者(放送事業者等)
ア 情報の受信方法について
① コモンズビューア・データ
② メール(総合防災情報システム登録者)及び FAX
イ 住民への伝達方法について
① NHK 新潟放送局は、データ放送(県内一斉放送)を実施。
② CFM 燕は、音声による訓練放送を実施。
【情報伝達イメージ】
新潟県
入力
情報発信者
L アラート
情報
総合防災情
報システム
メール送信及び FAX
伝達者
放送
等
住民
(市町村)
70 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
4
5
訓練結果
⑴ Lアラートへ配信されたかの確認
各市町村の県防システムへの入力がLアラートへ配信されたことをコモ
ンズビューアにて確認。
⑵ 情報伝達者による伝達情報の確認
NHKデータ放送、Yahoo!Japan テスト用サイトにより確認した。燕三
条エフエム放送による情報読み上げは燕市がラジオにより確認した。
⑶ Lアラートサーバの不具合
11 時以降、Lアラート合同訓練の影響によりサーバの負荷が高まり、情
報発信受信が正常動作しない状況が発生した。これにより、Lアラート側
が避難勧告解除及び災害対策本部解除情報を受信できず、NHKデータ放
送及び Yahoo!Japan のテスト用サイトも情報が更新されなかった。燕三条
エフエム放送は、県防システムから配信されるメールにより情報を受信し、
読み上げを行った。
12 時 54 分に FMMC から、サーバ切り替えにより復旧したとの連絡が入る。
その後コモンズビューアを確認すると、受信できていなかった情報を確認
できた。午後の訓練では、不具合が生じること無く、全ての情報を確認で
きた。
訓練を踏まえた意見
別紙アンケート調査参照
71 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年Lアラート合同訓練まとめ
ᖹᡂ㻞㻣ᖺᗘ䚷᪂₲┴බඹ᝟ሗ䝁䝰䞁䝈ྜྠカ⦎䚷䛆ᕷ⏫ᮧ䛇ㄪᰝྲྀ䜚䜎䛸䜑䚷
ၥ㻝䚷䝅䝇䝔䝮ධຊ䛻䛴䛔䛶
ᅋయྡ
ᡤ䚷䚷ᒓ
Ặ䚷䚷ྡ
㟁䚷䚷ヰ
㻔㻝㻕䚷䝻䜾䜲䞁䚸ධຊ᧯స䛷㏞䛳䛯䛛䠛
ၥ㻞䚷ᨺ㏦஦ᴗ⪅➼ఏ㐩᪉ἲ䛾☜ㄆ
㻔㻝㻕䚷☜ㄆ䛾᭷↓
㻔㻟㻕䚷䜲䞁䝍䞊䝛䝑䝖⎔ቃ䛷䛾୙ලྜ
㻔㻞㻕䚷ධຊ᧯సᛶ䛾୙౽䛺Ⅼ
ពぢ
ពぢ
ពぢ
㻺㻴㻷㻔䡿䢚䡬䡼㻕
ၥ䠐䚷䛭䛾௚ពぢ
㼅㼍㼔㼛㼛
䕿
䕿
䕿
䕿
㑊㞴ᣦ♧➼䛾ᑐ㇟⏫ෆ䛜ከ䛔䛸䚸ධຊ䛻
䛛䛺䜚䛾᫬㛫䜢せ䛩䜛䛸ឤ䛨䛯䚹ྛᕷ⏫ᮧ
≉᭷䛾ᆅᇦศ䛡䛜䛷䛝䜛ᶵ⬟䛜䛒䜛䛸౽
฼䛷䛒䜛䚹
䕿
䕿
༴ᶵᑐ⟇ㄢ
ධἑ䚷೔ᗈ
㻜㻞㻡㻙㻞㻞㻢㻙㻝㻝㻠㻢
༴ᶵ⟶⌮㜵⅏ᮏ㒊
༡䚷♸㍜
㻜㻞㻡㻤㻙㻟㻥㻙㻞㻞㻢㻞
୕᮲ᕷ
⾜ᨻㄢ
㇂㛫
㻜㻞㻡㻢㻙㻟㻠㻙㻡㻡㻝㻝
᯽ᓮᕷ
㜵⅏䞉ཎᏊຊㄢ
ྜྷ⏣䚷ு㍜
㻜㻞㻡㻣㻙㻞㻝㻙㻞㻟㻝㻢
᪂Ⓨ⏣ᕷ
ᆅᇦᏳ඲ㄢ
ᒣ᳃䚷୍ᶞ
㻜㻞㻡㻠㻙㻞㻞㻙㻟㻝㻜㻝
䕿
䕿
ᑠ༓㇂ᕷ
༴ᶵ⟶⌮ㄢ
ᒣᓊ䚷ె⧊
㻜㻞㻡㻤㻙㻤㻟㻙㻟㻡㻝㻡
䕿
䕿
ຍⱱᕷ
⥲ົㄢ
࿴⏣
㻜㻞㻡㻢㻙㻡㻞㻙㻟㻝㻞㻞
᭷
఩⨨᝟ሗ䜢ධຊ䛩䜛㝿䚸㻳㻵㻿䛾ື䛝䛜㔜䛟
᫬㛫䛜䛛䛛䛳䛶䛧䜎䛖䚹
䕿
䕿
䕿
䕿
༑᪥⏫ᕷ
㜵⅏Ᏻ඲ㄢ
ධ⏣䚷ኴ
㻜㻞㻡㻙㻣㻡㻣㻙㻟㻝㻥㻣
⣽䛛䛔䜘䛖䛷䛒䜛䛜䚸䛄㑊㞴່࿌➼᝟ሗධ
ຊ䛅䛻䛚䛔䛶䚸ධຊ㡰ᗎ䛜䝣䜷䞊䝬䝑䝖୪
䜃䛹䛚䜚䛷䛺䛔䛸䛣䜝䚹ධຊᡭ㡰᭩䛻䜘䜜
䜀䚸ඛ䛻㑊㞴᝟ሗ䜢㑅ᢥ䛧䛶䛛䜙ᆅᇦ㑅
᭷ ᢥ䜢⾜䛖䛺䛹䚸ୖ䛛䜙㡰䚸ᕥ䛛䜙㡰䛸䛔䛖
┤ほⓗ䛺䝉䜸䝸䞊䛻ᚑ䛳䛶䛔䛺䛔䚹䛧䛯
䛜䛳䛶䚸ධຊᡭ㡰᭩䛜䛺䛔䚸䜎䛯ᢅ䛔䛻
⩦⇍䛧䛶䛔䛺䛔ሙྜ䛺䛹䚸᧯స䛻㏞䛖䛸ᛮ
䜟䜜䜛䚹
䕿
䕿
䕿
䕿
ᮧୖᕷ
⥲ົㄢ
㘠಴䚷┤ஓ
㻜㻞㻡㻠㻙㻡㻟㻙㻞㻝㻝㻝
䕿
䕿
䕿
䕿
䕿
䕿
䕿
⇩ᕷ
㜵⅏ㄢ
⣒㨶ᕝᕷ
ᾘ㜵ᮏ㒊
ጁ㧗ᕷ
஬Ἠᕷ
Ώ㑓䚷ᚨ᫛
䕿
㑊㞴່࿌Ⓨ௧ᑐ㇟䛜኱Ꮠ༢఩䛸䛺䛳䛶䛔
ධຊᚋ䚸᥋⥆䛷䛝䛺䛔᪨䛾䜲䞁䝍䞊䝛䝑䝖ୖ䛾䜶
᭷ 䜛䛜䚸ᆅ༊䜎䛯䛿⏫ෆ఍༢఩䛷ධຊ䛷䛝 ᭷ 䝷䞊䝯䝑䝉䞊䝆䛜ฟ䛯䚹䚷䈜᝟ሗ㓄ಙ䛿䛥䜜䛶䛔
䜛䜘䛖䛻䛧䛶䜋䛧䛔䚹
䛯䚹
㑊㞴ᑐ㇟ᆅᇦ䜢௵ព䛷䜒ධຊ䛷䛝䜛䜘䛖
䛻䛧䛶䛔䛯䛰䛝䛯䛔䚹
᭷
౛䠅䕿䕿ᑠᏛᰯ༊䚷➼
㻜㻞㻡㻢㻙㻣㻣㻙㻤㻟㻤㻝
ఀ⸨䚷ಟ
㻜㻞㻡㻙㻡㻡㻞㻙㻞㻟㻝㻝
⥲ົㄢ༴ᶵ⟶⌮ᐊ
ΎỈ䚷㎮๎
㻜㻞㻡㻡㻙㻣㻠㻙㻜㻜㻜㻞
⥲ົㄢ
୰ᓥ䚷❶⿱
㻜㻞㻡㻜㻙㻠㻟㻙㻟㻥㻝㻝
㻝㻌䝻䜾䜲䞁䛾㝿䚸䝁䝢䞊䠃䝨䞊䝇䝖䛷ධຊ䛷䛝䜛
䛛䚸グ㘓䛷䛝䜛䜘䛖䛻䛧䛶ḧ䛧䛔䚹
㻞㻌タ⨨䞉່࿌䛺䛹䛾⌮⏤グ㍕ḍ䛜ఏ㐩䛥䜜䜛㝿䚸
⿵㊊᝟ሗ䛻ኚ䜟䛳䛶䛔䜛䛾䛷䚸ධຊḍ䛾ㄝ᫂䜢
᭷
⤫୍䛧䛯䜋䛖䛜䜘䛔䚹䜎䛯䚸⿵㊊᝟ሗ䜢ᐃᆺᩥ
䠄䛭䛾௚䛷ධຊ㑅ᢥྍ⬟䠅䛷䝍䜾䛛䜙㑅䜉䜜䜀ධ
ຊ䛾᫬㛫䛜▷⦰䛥䜜䚸⾲♧⤫୍䛥䜜䜜䜀ぢ䜛䜋
䛖䜒ศ䛛䜚䜔䛩䛟䛺䜛䚹
䕿
䕿
䕿
䕿
䠨䜰䝷䞊䝖ഃ䛾䝃䞊䝞䞊䝎䜴䞁䛻䜘䜚䚸ṇᖖ䛻᝟
ሗⓎಙ䛜䛷䛝䛺䛛䛳䛯䚹
㑊㞴່࿌➼䛾ධຊ⏬㠃䛷䛂ᆅᇦ➼䛃䛸䛂㑊
㞴᝟ሗ䛃䛾఩⨨䛜㏫䛾䜋䛖䛜䜘䛔䚹
᝟ሗ䜢㏫䛛䜙ධຊ䛩䜛䛸䚸䛂ᆅᇦ䛃䜢ධຊ
䛩䜛㝿䛻䛂㑊㞴᝟ሗ䛃䛜ᮍ㑅ᢥ䛷䜶䝷䞊⾲
♧䛥䜜䛯䜚䚸ᡭᡠ䜚䛜⏕䛨䜛䛯䜑
㐺ᙜ
㐺ᙜ
㐺ᙜ
䕿
㐺ᙜ
䕿
㐺ᙜ
㐺ᙜ
⅏ᐖ᫬䛾ᮏ␒䛷䛿↔䜚䛾䛯䜑ධຊ䝭䝇
ᑡ䛺 䛾ྍ⬟ᛶ䛜㧗䛔䚹䛺䜛䜉䛟䝭䝇䜢ῶ䜙䛩
せᮃ䛷䛿䛺䛔䛜䚸㑊㞴່࿌ゎ㝖䛾㝿䚸ゎ㝖᪥᫬䞉⌮⏤䜢Ⓨ௧䛸ྠ䛨ෆᐜ䛷ධຊ䛧䛶䛧䜎䛳䛯䚹ḟᅇ䜈䛾ᨵၿⅬ䛸䛧䛯䛔䚹
䛔 䜘䛖ධຊカ⦎䜢ከ䛟䛣䛺䛧⢭ᗘ䜢㧗䜑䛯
䛔䛸⪃䛘䜛䚹
⥲ྜ㜵⅏᝟ሗ䝅䝇䝔䝮䛾᧯స䛻䛴䛔
㧗㱋໬䛜㐍䜐ᆅᇦ䛺䛹䛻䛚䛔䛶䛿䚸䛣䛖
䛶䚸ᢸᙜ䛸䛧䛶䜒㏞䛖䛸䛣䜝䛜䛒䜛䚹ධ
䛔䛳䛯᪉ἲ䛷᝟ሗྲྀᚓ䛜䛷䛝䜛䛸䛔䛖䛣䛸
ຊෆᐜ䛜㻸䜰䝷䞊䝖䜢㏻䛧䚸䛹䛾䜘䛖䛻
䜢⧞䜚㏉䛧࿘▱䛩䜛䛣䛸䛜㔜せ䛷䛒䜛䛸ᛮ
ྛ፹య䛷⾲♧䛥䜜䜛䛾䛛䛺䛹䜟䛛䜙䛺
ᑡ䛺
䛖䚹≉䛻䝔䝺䝡ᨺ㏦䛿⪁ⱝ⏨ዪၥ䜟䛪䚸୍
䛔䛸䛣䜝䜒䛒䜛䚹᧯స⩦⇍䛾䛯䜑䚸㻸䜰
䛔
␒ᬑཬ䛧䛶䛔䜛䝯䝕䜱䜰䛷䛒䜛䛸ᛮ䛖䛾䛷䚸
䝷䞊䝖䛸䛾㐃ᦠ䜎䛷䛿ồ䜑䛺䛔䛾䛷䚸
䝕䞊䝍ᨺ㏦䛾ά⏝䛺䛹䜢ᨺ㏦஦ᴗ⪅䛛䜙
⥲ྜ㜵⅏᝟ሗ䝅䝇䝔䝮䛾ධຊカ⦎䛺
䜒✚ᴟⓗ䛻㻼㻾䜢⾜䛳䛶䜒䜙䛔䛯䛔䚹
䛹䛿䚸䜒䛖ᑡ䛧ᅇᩘ䜢ቑ䜔䛧䛶ᐇ᪋䛧䛯
᪉䛜Ⰻ䛔䛾䛷䛿䛺䛔䛛䛸ᛮ䛖䚹
㼅㼍㼔㼛㼛㻍㻶㻭㻼㻭㻺䛿᝟ሗ䜢᥈䛧䛻䛔䛛䛺䛔䛸
⾲♧䛥䜜䛺䛔䚹ᆅ㟈᫬䛾䜘䛖䛻䝖䝑䝥䝨䞊
䝆䛻㑊㞴᝟ሗ䛜ฟ䛶䛔䜛᪨䛾⾲♧䛿䛷䛝
䛺䛔䛷䛧䜗䛖䛛
䕿
䕿
㐺ᙜ
ᑡ䛺
㻡᭶୰䛻ᐇ᪋䛧䛶䛔䛯䛰䛝䛯䛔䚹
䛔
䕿
䕿
㐺ᙜ
䕿
㐺ᙜ
䕿
䕿
䕿
䕿
㑊㞴່࿌᝟ሗ䛾୍㒊䛜㼅㼍㼔㼛㼛㻍䜈཯ᫎ䛥䜜
䛺䛛䛳䛯䜚䚸཯ᫎ䛻᫬㛫䜢せ䛧䛯䜚䛧䛯䛯
㐺ᙜ
䜑䚸ᐇ⅏ᐖ᫬䛿䚸㏿䜔䛛䛻཯ᫎ䛷䛝䜛䜘䛖
䛻䛧䛶䜋䛧䛔䚹
䕿
䕿
䕿
㐺ᙜ
䕿
䕿
䕿
ୖ㉺ᕷ
༴ᶵ⟶⌮ㄢ
ᒣᓊ
㻜㻞㻡㻙㻡㻞㻢㻙㻡㻝㻝㻝
㜿㈡㔝ᕷ
⥲ົㄢ༴ᶵ⟶⌮ᐊ
⩚⏣䚷ṇె
㻜㻞㻡㻜㻙㻢㻝㻙㻞㻠㻣㻝
䕿
బΏᕷ
䕿
⥲ົㄢ
బ䚻ᮌ䚷⨾ᖾ
㻜㻞㻡㻥㻙㻢㻟㻙㻡㻝㻟㻡
㨶἟ᕷ
⥲ົㄢ༴ᶵ⟶⌮ᐊ
ᒣஅෆ䚷┤ே
㻜㻞㻡㻙㻣㻥㻞㻙㻥㻞㻝㻠
༡㨶἟ᕷ
⥲ົㄢ㜵⅏ᗢົ⌜
እ㇂䚷ᜏ
㻜㻞㻡㻙㻣㻣㻟㻙㻢㻢㻢㻜
䕿
㻝㻌඲ᅜつᶍ䛾᝟ሗఏ㐩䛺䛾䛷ධຊ䝹䞊䝹䠄ゞṇ䚸ྲྀᾘ䛧䜢ྵ䜑䠅♧䛧䛶䜋䛧䛔䚹
㻞㻌ᒚṔ᳨⣴䛷䛿່࿌ゎ㝖䛧䛯䠎䛴䛾ෆ୍䛴䛿ゎ㝖䛻䛺䛳䛶䛔䛺䛛䛳䛯䚹䠄ධຊㄗ䜚䛛䜒䛧䜜䛺䛔䛜䚸䜋䛛䛾⏬㠃䛷䛿ゎ㝖䛻䛺䛳䛶䛔
䜛䚹䠅
㐺ᙜ
䕿
᭷
ពぢ
䕿
᪂₲ᕷ
㑊㞴ゎ㝖➼䛾ධຊ䛾㝿䚸䠍⏫ෆ༢఩䛷ゎ
㝖䛸᫬㛫䜢ධຊ䛧䛺䛡䜜䜀䛺䜙䛪᫬㛫䛜
䛛䛛䜛䛯䜑䚸䝏䜵䝑䜽ḍ䜢タ䛡䚸୍ᩧ䛻᧯
స䛷䛝䜛䛸䛒䜚䛜䛯䛔䚹
㻔㻟㻕䚷ᨺ㏦஦ᴗ⪅䜈䛾せᮃ
㻯㻲㻹⇩
䠨䜰䝷䞊䝖ഃ䛾䝃䞊䝞୙ලྜ䛻䜘䜚䚸⅏ᐖ
ᑐ⟇ᮏ㒊ゎᩓ☜ㄆฟ᮶䛪
㛗ᒸᕷ
᭷
ၥ㻟䚷カ⦎ᅇᩘ
㻔㻞㻕䚷᭷ຠᛶ
㻯㻲㻹㻔⇩䚸᯽
㻺㻴㻷㻔䡿䢚䡬䡼㻕
ᓮ㻕
㼅㼍㼔㼛㼛
䝁䝰䞁䝈䝃䞊䝞䛾㈇Ⲵ䛻䜘䜚᥋⥆ኚ᭦䜢ồ䜑䜙䜜䛯䜚䚸㼅㼍㼔㼛㼛䜈䛾཯ᫎ䛜㐜䜜䛯䜚➼䚸䝅䝇䝔䝮䛾୙Ᏻᐃ䛥䛜ぢ䜙䜜䛯䛾䛷䚸⅏ᐖ᫬
䛾䜰䜽䝉䝇㞟୰䛻⪏䛘䛖䜛䜘䛖ᨵၿ䜢䛚㢪䛔䛧䛯䛔䚹
䛆䛭䛾䠍䛇
㑊㞴່࿌䐠䛻䛴䛔䛶䚸ᙜᕷ䛿䐟䛸ྠ䛨ᑐ㇟༊ᇦ䛾ᣑ኱䜢᝿ᐃ䛧䛶Ⓨ௧䜢⾜䛳䛯䛜䚸䝁䝰䞁䝈䝡䝳䞊䜰䞉㻺㻴㻷䝕䞊䝍ᨺ㏦䞉
㼅㼍㼔㼛㼛㻍㻶㻭㻼㻭㻺䛸䜒䐠䛾᝟ሗ䛧䛛⾲♧䛥䜜䛺䛛䛳䛯䚹䐟䛸䐠䛷㐪䛖༊ᇦ䜢ᣦᐃ䛧䛯௚ᕷ⏫ᮧ䛾≧ἣ䜢☜ㄆ䛧䛯䛸䛣䜝䚸䠎ẁ䛷୧᪉䛾᝟
ሗ䛜⾲♧䛥䜜䛶䛚䜚䚸䛣䜜䛜ṇᖖ䛺≧ἣ䛷䛒䜛䛸ᛮ䜟䜜䜛䚹䜎䛯䚸㑊㞴່࿌ゎ㝖䛾᝟ሗ䛻䛴䛔䛶䜒ྠᵝ䛾୙ලྜ䛜䛒䛳䛯䚹䛺䛚䚸┴
⥲ྜ㜵⅏᝟ሗ䝅䝇䝔䝮䛾⌧ἣ䜢☜ㄆ䛧䛶䜒ၥ㢟䛿䛺䛟䚸ྠ䛨᮲௳䛷ᐇ᪋䛧䛯஬Ἠᕷ䜒ྠ䛨≧ἣ䛷䛒䜚䚸ㄗධຊ䛻䜘䜛⌧㇟䛸䛿⪃䛘䛻
䛟䛔䚹⌧ᐇⓗ䛻䛿༊ᇦ༢఩䛷䛾Ⓨ௧䛸ゎ㔘䛩䜉䛝䛛䚹
䛆䛭䛾䠎䛇
௒ᅇ䛾カ⦎䛻క䛔䚸䠬䠟䜢❧䛱ୖ䛢᝟ሗධຊ䛾‽ഛ䜢⾜䛳䛶䛔䛯䛸䛣䜝䚸㼃㼕㼚㼐㼛㼣㼟㼁㼜㼐㼍㼠㼑䛜ᐇ⾜䛥䜜෌㉳ື䛩䜛஦ែ䛜Ⓨ⏕䛧䛯䚹ᮏ
␒䛷䛾䝖䝷䝤䝹䜢㑊䛡䜛䛯䜑䚸⮬ືᐇ⾜䛾タᐃ䜢ኚ᭦䛧䛶䛿䛹䛖䛛䠛䛺䛚䚸ᕷ⏫ᮧ䛷䛿⟶⌮⪅ᶒ㝈䜢᭷䛧䛶䛔䛺䛔䛯䜑ኚ᭦䛷䛝䛺
䛔䚹
㐺ᙜ
䝅䝇䝔䝮䛜」ᩘ᭷䜚䚸ᑐᛂᅔ㞴
㐺ᙜ
㐺ᙜ
≉䛻䛺䛧
⫾ෆᕷ
⥲ົㄢ
㛗㇂ᕝ䚷㇦
㻜㻞㻡㻠㻙㻠㻟㻙㻢㻝㻝㻝
䕿
䕿
ᑡ䛺
ᖺ㻞ᅇ⛬ᗘ
䛔
⪷⡲⏫
⏕ά⎔ቃㄢ
ຍ⸨䚷⩏຾
㻜㻞㻡㻠㻙㻞㻣㻙㻞㻝㻝㻝
䕿
䕿
ᑡ䛺
ᐃᮇⓗ䠄䠎䡚䠏ᅇ䠅䛻䛚㢪䛔䛧䛯䛔
䛔
ᘺᙪᮧ
⥲ົㄢ
▼ᕝ䚷⚽㞝
㻜㻞㻡㻢㻙㻥㻠㻙㻟㻝㻟㻝
䕿
⏣ୖ⏫
⥲ົㄢ
୰㔝㈗⾜
㻜㻞㻡㻢㻙㻡㻣㻙㻢㻞㻞㻞
䕿
䕿
㐺ᙜ
䕿
㐺ᙜ
㜿㈡⏫
⥲ົㄢ
Ύ㔝䚷࿴ஓ
㻜㻞㻡㻠㻙㻥㻞㻙㻟㻝㻝㻟
䕿
䕿
䕿
Ẹᨺ䝔䝺䝡ᒁ඲♫䛷䝕䞊䝍ᨺ㏦ཪ䛿㻸Ꮠᨺ ᑡ䛺
ᖺ㻞ᅇ䛿ᐇ᪋䛧䛶䜋䛧䛔䚹
㏦䜢䛧䛶䜒䜙䛔䛯䛔䚹
䛔
ฟ㞼ᓮ⏫
⥲ົㄢ
ᑠ㯮䚷ಟ
㻜㻞㻡㻤㻙㻣㻤㻙㻞㻞㻥㻜
䕿
䕿
䕿
ᖺ䠍ᅇ䛿㐺ᙜ䛷䛒䜛䛸ᛮ䛔䜎䛩䛜䚸䛩
㐺ᙜ 䛠䛻ᛀ䜜䛶䛧䜎䛖䛾䛷䚸᫓䚸⛅䛾ฟỈᮇ
๓䛻ᐇ᪋䛧䛶䜒Ⰻ䛔䛛䛸ᛮ䛔䜎䛩䚹
‫‮‬ἑ⏫
⥲ົㄢ
ゅ㇂䚷୍ᚨ
㻜㻞㻡㻙㻣㻤㻠㻙㻟㻠㻡㻝
䕿
䕿
䕿
䕿
㐺ᙜ
ὠ༡⏫
⥲ົㄢ
ಖᆏ䚷᫭ஂ
㻜㻞㻡㻙㻣㻢㻡㻙㻟㻝㻝㻞
䕿
䕿
䕿
ส⩚ᮧ
⥲ົㄢ
ྜྷ⏣䚷㇏
㻜㻞㻡㻣㻙㻠㻡㻙㻟㻥㻝㻞
䕿
䕿
䕿
㛵ᕝᮧ
⥲ົㄢ
ᐩᶔ䚷బ୍㑻
㻜㻞㻡㻠㻙㻢㻠㻙㻝㻠㻣㻢
⢖ᓥᾆᮧ
⥲ົㄢ
Ώ㎶䚷ᩥⰋ
㻜㻞㻡㻠㻙㻡㻡㻙㻞㻝㻝㻝
㐺ᙜ
㐺ᙜ
䕿
᭷ ᧯స䛻㏞䛳䛯
᭷
䠣䠥䠯䛾㑊㞴່࿌Ⓨ௧ᑐ㇟ᆅᇦ䝬䞊䜽䛾⛣
ᙜ᪉䛾୙㒔ྜ䛷䝁䝰䞁䝈䝡䝳䞊䜰䜢㉳ື䛷䛝䛺
᭷
ື
䛛䛳䛯
ᖺ㻝ᅇ䛷䛿ᑡ䛺䛔䛜䚸௚䛻䜒ྛ✀カ⦎
䛜ከᩘ䛒䜛䛣䛸䛛䜙䜔䜐䜢䛘䛺䛔䚹
㐺ᙜ
䕿
䕿
㐺ᙜ
䕿
㻞㻣
㻝㻠
㻝
㻞㻟
㻝㻠
㻝
䛂㐺ᙜ䛃
䛂ከ䛔䛃
䛂ᑡ䛺䛔䛃
㻞㻟
㻜
㻢
63
平成27年Lアラート合同訓練まとめ
ᖹᡂ䠎䠓ᖺᗘ䠨䜰䝷䞊䝖䠄බඹ᝟ሗ䝁䝰䞁䝈䠅ྜྠカ⦎䚷䛆ᨺ㏦஦ᴗ⪅䛇ㄪᰝྲྀ䜚䜎䛸䜑
䠍䚷䠨䜰䝷䞊䝖Ⓨಙ᝟ሗ
ᨺ㏦஦ᴗ⪅ྡ
ᡤᒓ
Ặྡ
㟁ヰ␒ྕ
᪥ᮏᨺ㏦༠఍᪂₲ᨺ㏦ᒁ
௻⏬⦅ᡂ
ᯇ⏣䚷ᗣ⏨
ᰴᘧ఍♫䚷䜶䝣䜶䝮䝷䝆䜸᪂₲
ᨺ㏦஦ᴗᮏ
➉ෆ䚷῟
㒊ᢏ⾡㒊
᪂₲┴Ẹ䜶䝣䜶䝮ᨺ㏦䚷ᰴᘧ఍♫
ᨺ㏦ᮏ㒊ᢏ ⱱᮌ㻌ᘯẎ
⾡㒊
ᰗἑᑗ㞝
ᰴᘧ఍♫䚷᪂₲ᨺ㏦
ሗ㐨㒊
ᰴᘧ఍♫䚷䝔䝺䝡᪂₲ᨺ㏦⥙
ሗ㐨㒊
㻜㻞㻡㻙㻞㻟㻜㻙㻝㻢㻟㻤
᭷
ពぢ
ᆅᇦ᝟ሗ㒊
୰ᮧ䚷༟
ᨺ㏦ㄢ
㻜㻞㻡㻤㻙㻣㻣㻙㻜㻟㻟㻡
᭷
㻔㻝㻕䚷୙ලྜ
㻔㻟㻕䚷Ⓨಙෆᐜ㔞
ពぢ
ពぢ
୙㊊
᭷
㻜㻞㻡㻙㻞㻠㻜㻙㻜㻜㻣㻥
㻜㻞㻡㻙㻞㻤㻟㻙㻤㻝㻡㻝
᭷↓
༗๓୰䛾カ⦎᫬䚸
㑊㞴່࿌ゎ㝖䛾᝟
ሗ䛜ᒆ䛛䛺䛛䛳䛯䚹
༗ᚋ䛾カ⦎᫬䚸‫‮‬
ἑ⏫䛾㑊㞴່࿌᝟
ሗ䛾ධ㟁䛻䛛䛺䜚
䛾䝍䜲䝮䝷䜾䛜⏕䛨
䛶䛔䛯䚹
㻜㻞㻡㻙㻞㻠㻢㻙㻞㻟㻝㻝
⩚⏣䚷ᮁ
䠎䚷⥲ྜ㜵⅏䝅䝇䝔䝮䝯䞊䝹㏦ಙ䛻䛴䛔䛶
㻔㻝㻕䚷䝅䝇䝔䝮㐃ᦠ୙ഛ 㻔㻞㻕䚷䝡䝳䞊䜰ཷಙ≧ἣ
᭷↓
᭷↓
ពぢ
䠏௒ᚋ䛾ྲྀ⤌
㻔㻞㻕䚷䝯䞊䝹ཬ䜃㻲㻭㼄㏦ಙ䛻 㻔㻝㻕䚷௒ᚋ䛾᝟ሗఏ㐩ෆᐜ
䛴䛔䛶䛾ពぢ
䛚▱䜙䛫
㑊㞴ᡤ
⿕ᐖ≧ἣ
㛤タ᝟ሗ
㻔᚟⯆ᨭ᥼㻕
⅏ᐖᑐ⟇ᮏ㒊䜢㆙ᡄᮏ㒊䚸㑊
㞴່࿌䜢㑊㞴‽ഛ᝟ሗ䛸䛔䛳
䛯ᇶᮏ᝟ሗ䛾ㄗධຊ䛜ከ䛟䛒
䜚䚸⮬἞య䛷䛾ṇ☜䛺᝟ሗධ
ຊ䜢䛚㢪䛔䛧䛯䛔䚹
䕿
䛚▱䜙䛫
㻔䝷䜲䝣䝷䜲䞁㻕
䕿
䝉䞁䝍䞊䝃䞊䝞䞊䛾䝎䜴
䞁䛻క䛖䚸㓄ಙ㐜ᘏ
㻝㻝᫬㐣䛞䛻୍᪦೵Ṇ
䝬䝹䝏䝯䝕䜱䜰᣺⯆䝉䞁
䝍䞊䠄㻲㻹㻹㻯䠅බඹ᝟ሗ䝁
䝰䞁䝈䝉䞁䝍䞊䛛䜙ṇᖖ
䛻
㏦ཷಙฟ᮶䛶䛔䛺䛔䝯䞊
䝹ཷಙ䠄㻝㻝㻦㻡㻜㡭䠅ୗグෆ
ᐜ
䛂㻸䜰䝷䞊䝖ྜྠカ⦎䛾ᙳ
㡪䛷䝃䞊䝞㈇Ⲵ䛜㧗
䜎䛳䛶䛚䜚䚸᝟ሗⓎಙ䞉ཷ
ಙ䛜ṇᖖ䛻ືస䛧䛶䛔䛺
䛔≧ἣ䛜Ⓨ⏕䛧䛶䛚䜚䜎
䛩䚹䛃
᭷
㓄ಙ㈨ᩱ䛾䝣䜷䞊䝬䝑䝖ෆ
ྠ୍䛾᝟ሗ䛜ᩘከ䛟ᒆ䛝䚸 䛻䛂䕿᫬䕿䕿ศ⌧ᅾ䛃➼䛾
᭱᪂䛾᝟ሗ☜ㄆ䛻ᡭ㛫
グධḍ䜢タ䛡䚸ྛᕷ⏫ᮧ➼
ྲྀ䛳䛶䛧䜎䛳䛯䚹
䛜グධ䛧䛶㡬䛟䛸㔜」䛧䛯
᝟ሗ䛛☜ㄆ䛧䜔䛩䛔䚹
䕿
㻔㻞㻕䚷௒ᚋ 㻔㻟㻕䚷ពぢ
䛾䝅䝇䝔
䝮㐃ᦠ
䛭䛾௚
䕿
䠨䜰䝷䞊䝖䝃䞊䝞䞊䛾㞀
ᐖⓎ⏕᫬䛺䛹䚸⥭ᛴ᫬
䛩䛷䛻㐃
䛾䝬䝹䝏䝯䝕䜱䜰᣺⯆䝉
ᦠ䛧䛶䛔
䞁䝍䞊䛸┴䚸⮬἞య䛸䛾
䜛
㐃⤡యไ䞉㐃⤡᪉ἲ䜢
☜ㄆ䛧䛯䛔䚹
䕿
↓
䕿
↓
ᦠᖏ䝯䞊䝹䛜኱㔞䛻㏦䜙
䜜䚸䝞䝑䝔䝸䞊䛜䜋䜌ษ䜜
䛯䚹⌧ሙ䛾グ⪅䛸䛧䛶䛿Ṛ
άၥ㢟䛷䚸ཷಙ䝸䝇䝖䛾෌
᳨ウ䜢⪃䛘䛶䛔䜎䛩
᭷
᪥ᮏ䝔䝺䝡⣔ิ඲య䛷
᮶ᖺᗘኟ௨㝆䛾䝅䝇䝔
䝮㐃ᦠ䜢᳨ウ䛧䛶䛔䜛䚹
ᰴᘧ఍♫䚷᪂₲⥲ྜ䝔䝺䝡
ᰴᘧ఍♫䚷᪂₲䝔䝺䝡㻞㻝
ᰴᘧ఍♫䚷䜶䝚䞉䝅䜱䞉䝔䜱
᭷
බඹ䝁䝰䞁䝈䝃䞊
䝞䞊䛾୙ලྜ䛻䜘
䜚䝕䞊䝍ྲྀᚓ䛻㐜
ᘏ䛜䛒䛳䛯䚹
䠄䝔䝺䝡ᨺ㏦⏝䝕䞊
䝍ᨺ㏦䝅䝇䝔䝮㐃
ᦠ䠅䈜ᴗ⪅䛛䜙䛾ሗ
࿌䛻䜘䜛
䕿
䕿
䕿
䕿
⅏ᐖ᫬䛿ከ䛟䛾᝟
ሗ䛜㘒䛭䛖䛩䜛䛯
䜑䚸䜘䜚☜ᐇ䛺᝟
ሗ䛷䛒䜛䛣䛸䜢☜
᭷
ㄆ䛩䜛䛸䛔䛖ព࿡
䛷䜒䚸ᵝ䚻䛺᝟ሗ
䛜ᚲせ䛸⪃䛘䜛䛛
䜙䚹
ᕼᮃ䛩䜛⮬἞య䛾䜏䛾᝟
ሗ䜢ཷಙ䛧䛯䛔
䕿
䕿
䕿
䕿
⅏ᐖⓎ⏕᫬䚸ேဨ
䛜༑ศ䛻☜ಖ䛷䛝
䝕䞊䝍ᨺ
䛺䛔䛣䛸䛜ண᝿䛥
㏦䛸䛾㐃
䜜䜛䛯䜑䚸䚸ᑡ䛺䛔
ᦠ
᝟ሗධᡭඛ䛷䚸ከ
䛟䛾᝟ሗ䜢ᚓ䛯䛔䚹
䝯䞊䝹䛿☜ㄆ䛧䛯䛜䚸䠢䠝䠴 䝯䞊䝹䛻䛚䛔䛶䚸㻶㻼㻳䛾ᅗ
䛿☜ㄆ䛷䛝䛺䛛䛳䛯䚹
䛜䜟䛛䜚䜔䛩䛔
䕿
䕿
䕿
䕿
䝔䝺䝡ᨺ㏦⏝䝕䞊䝍ᨺ
㏦䝅䝇䝔䝮㐃ᦠணᐃ
ᰴᘧ఍♫䚷బΏ䝔䝺䝡䝆䝵䞁
ୖ㉺䜿䞊䝤䝹䝔䝺䝡䝆䝵䞁䚷ᰴᘧ఍♫
ᴗົᮏ㒊
ᨺ㏦㒊
ᒣᓊ䚷₶
㻜㻞㻡㻙㻡㻞㻢㻙㻟㻠㻣㻞
ᨺ㏦ᒁ㛗
ሯ㔝䚷ṇ⣖
㻜㻞㻡㻠㻙㻞㻟㻙㻤㻤㻜㻜
ᢏ⾡
㤿ሙ䚷༤ᩥ
㻜㻞㻡㻢㻙㻢㻝㻙㻣㻢㻤㻜
᭷
୙ලྜ䛷䛿䛺䛔䛜䚸᭱᪂
䛾᝟ሗ䛾䜏䠄᭦᪂⏬㠃䠅
༳ๅ䛷䛝䜛䜘䛖䛻䛧䛶䜋
䛧䛔䚹
䚷䛆⌧≧䛇ᒚṔ⏬㠃䛛䜙䛾
༳ๅ䚷䊻䚷䛩䜉䛶༳ๅ䛥
䜜䜛䚸ཪ䛿䚸䝨䞊䝆㑅ᢥ
䛧䛺䛡䜜䜀䛺䜙䛺䛔䚹⅏
ୖ㉺ᕷ䚸㑊㞴່࿌䛾ゎ㝖⌮⏤
ᐖⓎ⏕᫬䛾䛒䜟䛯䛰䛧䛔 ୙㊊
䛾グ㍕䛜䛺䛔
୰䚸ᚲせ䛺䝨䞊䝆䜢㑅ᢥ
䛧䛶༳ๅ䛩䜛వ⿱䛜䛺䛔
䛸⪃䛘䜙䜜䜛䚹
䚷
᭦᪂⏬㠃䠄᭱᪂䛾᝟ሗ䛾
䜏䠅䜢༳ๅ䛩䜛䛣䛸䛜䛷䛝
䜛䛸䚸䜘䜚౽฼䛰䛸ᛮ䛖䚹
ᰴᘧ఍♫䚷䝙䝳䞊䝯䝕䜱䜰㻌᪂₲䝉䞁䝍䞊
䜶䝣䜶䝮ゅ⏣ᒣ䝁䝭䝳䝙䝔䜱ᨺ㏦㻌ᰴᘧ఍♫
䜶䝣䜶䝮ୖ㉺䚷ᰴᘧ఍♫
ᰴᘧ఍♫䚷䜶䝣䜶䝮䛧䜀䛯
カ⦎䛻䛚䛔䛶䛿௒ᅇ䛾᝟ሗ䛷
Ⰻ䛔䛸ᛮ䛖䛜䚸Ⓨ⅏ᚋ䚸≧ἣ䛻
୙㊊ ᛂ䛨㑊㞴ඛ䜔㑊㞴່࿌ᚋ䛾᝟
ሗሗ࿌➼䜒▱䜛䛣䛸䛜ฟ᮶䜛
䛸Ⰻ䛔䚹
↓
ᰴᘧ఍♫䚷䜶䝣䜶䝮䛸䛚䛛䜎䛱
ᰴᘧ఍♫䚷䜶䝣䜶䝮᪂ὠ
ᰴᘧ఍♫䚷䜶䝣䜶䝮㞷ᅜ
ᰴᘧ఍♫䚷᯽ᓮ䝁䝭䝳䝙䝔䜱ᨺ㏦
⇩୕᮲䜶䝣䜶䝮ᨺ㏦䚷ᰴᘧ఍♫
᭷
㻝㻝㻦㻜㻜௨㝆䝁䝰䞁䝈
䝡䝳䞊䜰䛷᝟ሗ䛜 ᭷
ཷಙ䛷䛝䛺䛛䛳䛯
㻝㻝㻦㻜㻜௨㝆䝁䝰䞁䝈䝡䝳䞊
䜰䛷᝟ሗ䛜ཷಙ䛷䛝䛺
䛛䛳䛯
㻲㻭㼄䛿ᒆ䛛䛺䛛䛳䛯䛜䚸
䝯䞊䝹䛷䛾᝟ሗ䛜㏦䜙䜜䛶 ඲㒊䛾ᆅᇦ䛾ཷಙ䛷䛿䛺
䛝䛯䚹䝡䝳䞊䜰䛾᝟ሗ䛜䛸 䛟䚸ᆅᇦ䜢㝈ᐃ䛧䛶䜒䜙䛘䜛
䜜䛺䛛䛳䛯䛸䛝䛿䚸䝯䞊䝹䛷 䛸䛒䜚䛜䛯䛔䚹
䛾᝟ሗ䜢Ⓨಙ䛧䛯
䕿
↓
㛗ᒸ⛣ື㟁ヰ䝅䝇䝔䝮䚷ᰴᘧ఍♫
᪂₲᪥ሗ♫
⦅㞟ᒁ
䕿
㻠
↓
㻢
㻠
㻢
㻜
64
72 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
福井県におけるLアラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施結果報告
1 目的・概要
福井県における L アラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施要領のとおり
2 実施日時
平成27年6月4日(木)13:30~15:00
3 参 加 者
自治体:県および県内全17市町
報道機関:NHK 福井放送局、福井放送㈱、福井ケーブルテレビ、丹南ケーブルテレビ
4 場
所
(1) 市町 ・・・・・ 各市町役場(情報入力、情報確認)
(2) 放送事業者 ・・ 各放送局(情報検索、閲覧等)
(3) 県 ・・・・・・ 県庁10階総合防災センター
5 実施項目
以下の情報入力等の試験を実施した。
(1)市町
① 災害対策本部等設置
② 避難勧告・指示等
③ 避難所
④ 災害発生時のお知らせ
⑤ コモンズビューワによる情報の検索、閲覧操作確認
(2)放送事業者等
① コモンズビューワ、メールによる情報の検索、閲覧操作確認
② データ放送の配信試験等
(3)県
① 災害対策本部設置等設置
② 被害情報
③ 災害発生時のお知らせ
④ コモンズビューワによる情報の検索、閲覧操作確認
1
73 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
6 スケジュール
全体スケジュール
時間(注)
13:30
13:45
14:00
情報種別
災害対策本部等設
置
避難勧告・指示等の発令
避難所①
避難所の開設
避難勧告・指示等②
避難勧告・指示等③
14:30
14:45
15:00
災害対策本部の設置
避難勧告・指示等①
避難所②
14:15
内容
配信者
県、市町
市町
避難勧告・指示等の更新(地域・種別の
拡大等)
市町
避難所の更新(開設場所の追加)
避難勧告・指示等の更新(地域・種別の
拡大等)
市町
避難所③
避難所の更新(開設場所の追加)
被害情報
県内被害情報の取りまとめ
災害時のお知らせ
災害時のお知らせ(被災者支援情報等) 県、市町
避難勧告・指示等④
避難勧告・指示等の全解除
避難所④
避難所の全閉鎖
災害対策本部設置
災害対策本部の廃止
県
市町
県、市町
7 実施結果・要望
(1)情報入力等、操作に関する点
・県システム運用開始時(H27.3)および今回の訓練参加にあたり、市町への操作説明
会を複数回実施するとともに配信テストを実施したため、操作面では概ね適切に入
力された。引き続き入力・配信練習を定期的に行い、操作の習熟を図っていく。
(2)配信した情報に関する点
・NHK のデータ放送や Yahoo!JAPAN ホームページにて、実際に配信した情報を確認でき
たため、実際の災害時にどのように情報が伝達されるかのイメージを持ちやすかっ
た。
(3)今後の要望
・県民の防災意識の向上や、訓練参加自治体、放送機関との連携強化のため、今後も
合同訓練に参加していきたい。
2
74 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
8 合同訓練の様子
訓練中の様子
データ放送画面(避難勧告等発令状況)
データ放送画面(避難所開設情報等)
3
75 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
山梨県における平成27年Lアラート合同訓練実施報告書
山梨県総務部防災危機管理課
1.訓練目的
災害発生時を想定し、Lアラートで情報発信を行うことにより、その操作方法等について情報発
信者である県及び市町村が訓練するとともに、発信情報がどのようにLアラートに反映されるかを
確認する。また、発信された情報について、情報伝達者は確認等を行う。
2.実施日時
平成27年6月3日(水)
【午前グループ】午前10時00分∼午前11時45分
【午後グループ】午後 1時30分∼午後
3時15分
※参加27市町村を午前と午後の2グループに分けて実施した。
3.参加機関及び対応状況
参加機関
対応状況
備考
県内27市町村(全市 コモンズエディタにより情報発信し、コモンズビューワ及 情報発信者
町村)
びデータ放送等により情報を確認
県内メディア(5機関) ・コモンズビューワ等で情報を確認し、データ放送により 情報伝達者
・NHK甲府放送局
情報配信
・山梨放送
・コモンズビューワで情報を確認し、局内で情報発信手順
・テレビ山梨
の確認訓練の実施等
・エフエム富士
・コモンズビューワで情報を確認し、社内で原稿作成訓練
・山梨日日新聞社
の実施等
4.発信内容等
県内27市町村が情報発信者として台風接近を想定した訓練シナリオ等に基づき、災害情報をL
アラートに発信した。
また、県内参加メディアは情報伝達者として、県内市町村から発信されたLアラート情報に基づ
き、データ配信等、各機関における訓練を実施した。
なお、訓練の詳細は別紙「平成 27 年Lアラート合同訓練実施要領」及び「合同訓練タイムチャー
ト」参照のこと。
5.訓練所感
コモンズビューワの閲覧に支障をきたしたが、入力操作そのものについては、一部で入力誤り等
が見られたものの、概ね、所期の目的を達成できた。
1
76 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
(1)コモンズエディタについて
多くの市町村では、マニュアル等に基づき入力できたとの評価であった。他方、一部の市町村で
は、マスタ登録等に苦労したとの声も聞かれた。
(2)コモンズビューワについて
FMMCサーバの負荷増大に伴い、コモンズビューワの情報更新の遅延が発生し、発信情報の確
認が大幅に遅れた。そのため、すべての市町村で発信情報の反映時間や確認に支障をきたした。
(3)その他
事前の接続テストにおいて、一部の自治体でセキュリティソフトの更新やOSのアップグレード
等に伴い、接続設定のやり直しが必要となったところがあった。
本県では、総合防災情報システム構築までの間、コモンズツールを用いた運用としていることか
ら、定期的な接続確認が必要であると再認識したところである。
6.寄せられた要望等
発信した情報がデータ放送等に反映され、コモンズビューワとは異なる方法で確認できたことは、
情報発信者にとって大きなモチベーションとなった。
全国合同訓練のみならず、地域ブロック単位等での訓練が実施され、多くの機会で目に見える形
で情報が確認できるような体制となるよう期待する。
2
77 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
静岡県におけるLアラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施結果
静岡県危機管理部危機情報課
1
目的・概要
静岡県におけるLアラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施要領に記載のとおり
2
訓練実施日
6月4日(木)9時 45 分~11 時 30 分
3
参加状況
自 治 体:県及び 35 市町
報 道 機 関:NHK静岡放送局、静岡放送、浜松ケーブルテレビ、小林テレビ設備
ほか 11 社(テレビ静岡、静岡朝日テレビ、静岡第一テレビ、静岡エフ
エム放送、
エフエム熱海湯河原、
FM 島田、エフエムいずのくに、FM IS、
エフエム御殿場、浜松ケーブルテレビ、下田有線テレビ)
4
5
県・市町が配信した情報
・配信:別添タイムスケジュールのとおり
・受信:コモンズビューワ、データ放送、インターネット、スマホアプリで確認
県内報道機関等の対応
・NHK静岡放送局
・静岡放送
・静岡新聞社
・浜松ケーブルテレビ
・小林テレビ設備
・その他報道機関
6
:データ放送へ配信
:データ放送及びインターネットへ配信
:インターネットへ配信
:データ放送へ配信
:データ放送へ配信
スマホアプリ「ウエルかも」へ配信
:コモンズビューワ閲覧、局内で配信訓練等
実施結果
合同訓練については3年目であり、システム連携についてはほとんど問題等生じず、
所定の目的が達成できたとともに、細かな運用についての課題を抽出できた。
(1)情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価
・避難勧告等解除において、対象人数を「0」としている市町と、そのまま残してい
る市町とあり統一されていなかった。
・被害情報については、昨年度訓練での指摘を踏まえ調査中である場合は空欄に、
「0」
が確定した場合は「0」を入力することとしているが、すべての情報を空欄でマス
コミ公開をした場合、L アラート上反映されなかった。
(後日、いくつかの項目を「0」
、
それ以外の項目を空欄でマスコミ公開したところ、「0」の情報は反映された。
)
・本部設置の際、時間を間違えて入力してしまったが、確定した後だと訂正できなか
った。入力した内容を訂正入力できればよい。
・避難所開設等の情報入力について、開設時間や閉鎖時間については同時刻となる事
が多いため、チェック等で一括入力できた方がよいと感じた。
・FUJISAN の入力の項目ごとに、
「確定」
「確定・マスコミ公開」
「県へ報告」と情報入
力を完了させるための操作ボタンに違いがある。表現が統一されると、よりわかり
やすいと考える。
(おそらく、L アラートへの情報提供等に、県の操作の有無が関係
しているものと思うが、市町から見れば「入力」して「確認=入力完了」するとい
78 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
う作業は同じ。
)
・避難勧告・指示の「発令種別」については、L アラートへ配信されていないため、
対象世帯数と併せて再入力した。
・FUJISAN で入力時、システム上一時保存をしてから県への報告となるが、一時保存
は不要では。もしくは、一時保存状態のまま一定時間が過ぎるとポップアップで「県
報告・マスコミ公開」を促すなどの機能があるとよい。
・避難勧告等の地区名の文字数が多すぎてデータの最後が「…」となり、どの地域ま
で発令していたのか分からない事例があった。
・避難勧告の対象地域の表示について市町ごとにばらばらではまとめにくい。学区名
は、町丁目表示で多くなってしまう文字を括る点でひとつの方法ではあるが、滞在
者等には学区名に馴染みがなくわかりにくいため、可能であれば町丁目で統一願い
たい。
(2)情報入力から発信、データ放送等での公開時間等に関する評価
・避難準備を黄色、避難勧告を赤色など色分けして表示されているものは見やすか
った。
・避難勧告等が解除された場合、「○○市 避難勧告 ○○地区」の情報自体が消
えてしまうとわかりづらい。改善策として「○○市 避難勧告 ○○地区」の表
示を残したまま「解除」の文字を表示し、色の変化を付けるとよい。
・避難所が閉鎖された情報(場所・時間等)を災害が収束している段階でも配信さ
れれば、より住民に対して親身な情報提供なのかと感じた。
・自分が住んでいる市内の避難情報と避難所の開設情報を一度に把握できるとよい。
・避難勧告等の訂正については、訂正後の数値のみ反映するのではなく、「訂正」
の表示がされた方がよい。
・項目によって、データ放送に表示されるまでの時間に差があった。
「勧告・指示」
は FUJISAN 入力直後に反映されていたようだが、
「避難所」の開設等の情報が反
映されるまでには15分程度かかっていた。
(3)次回合同訓練への要望その他意見・要望
・情報公開ボタンを押してから公開までがスムーズであり災害時に役立つと思った。
同報無線、防災ラジオ、メール、ホームページ以外にも、L アラート(公共情報
コモンズ)が情報媒体として活用できることを周知していきたい。
・入力や閲覧の機会が多ければ操作に長け本番への備えになる。
・訓練時間を地区で分けて実施している県があったが、静岡県のように県下で一斉
に訓練を行う方が対応しやすい。
・見出しがわかりにくい。市内の情報は、市役所へ派遣している連絡員からの情報
の方が早く放送に使い易いが、市外、特に周辺市町の情報を取得することには活
用できると感じた。詳しい情報が載っているホームページのリンク先なども載せ
てもらい、情報の充実化が図られるとよいと思った。
・今回の訓練は大変勉強になった。訓練は継続して行っていきたい。正しい災害情
報を多くの人に伝えていくことに努めたい。
・FUJISAN~コモンズ~弊社システムの連携は既に常時運用しているものであり、
且つ安定稼働している。そのため、システムやコンテンツの変更がなければ、次
回以降の「訓練」については、その方法次第では参加の方法を再検討する可能性
がある。
79 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
8
合同訓練の様子(県庁会場)
9
配信された情報の閲覧
←コモンズビューワ(本部設置)
コモンズビューワ地図
(避難所設置)
→
テレビ
画面
←NHKデータ放送(避難勧告)
80 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
9
配信された情報の閲覧の続き
テレビ画面
←SBSデータ放送(避難勧告)
Yahoo 災害サイト(避難勧告)→
←SBS災害サイト(被害情報)
小林テレビ設備(有)スマホアプリ→
(避難勧告)
81 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
愛知県に
における平成
成 27 年度 L アラート(公
公共情報コモ
モンズ)合同
同訓練の結果
果について
愛知県防
防災局災害対
対策課
1
実施
施日時
平成
成 27 年 6 月 4 日(木) 午前の部 9:30~12:00
0、午後の部
部 13:30~166:00
2
参加
加機関
情報
報発信者:愛
愛知県、県内
内 54 市町村 (午前の部:27 市町村、
、午後の部 :27 市町村
村)
情報
報伝達者:12 社
地
地上波:NH
HK 名古屋放送局、東海テ
テレビ、CB
BC テレビ、名古屋テレ ビ、中京テレビ、
テレ
レビ愛知
C
CATV:グリーンシティケーブルテ レビ、CAC
A
AM:東海ラジオ
F
FM:尾張東部放送、知多
多メディアス
スネットワー
ーク、エフエ
エムとよた
3
発信
信・受信情報
報
情報
報の種類:①
①災害対策本
本部の設置、 廃止、②避
避難勧告・指示
示、③避難所
所情報、
④
④救護所情報
報
情報
報の件数:別
別添訓練シナ
ナリオのとお
おり
※そ
その他実施内
内容は別添実
実施要領のと おり
4
報入力、更新
新、訂正等の
の操作・運用
用に関する評
評価
情報
(1)市町
町村アンケー
ート結果
〔市町村
村数〕
1: 概 ね シ ナ リ
オどおりに操
作でき
きた
2:
2 少 し 操 作に
手間取った、時
手
時
間がかかった
3: か な り 操 作
に手間取
取った、
大幅に時 間が
かかった
た、又は
未実施
計
①災
災害対策本部
部の設置、廃
廃止
50
3
1
54
5
②避
避難勧告・指
指示
45
7
2
54
5
③避
避難所情報
38
14
2
54
5
④救
救護所情報
51
0
3
54
5
1
82 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
町村の意見等
等
(2)市町
〔災害
害対策本部の
の設置、廃止
止〕
・入
入力前の時間
間を入力した
たにもかかわ
わらず、登録
録の際に『未来日により登
登録できませ
せん』と
表
表示され、な
なかなか登録
録ができなか
かった
〔避難
難勧告・指示
示〕
・複
複数の地区の
の避難勧告・指
指示を入力す
する際に、ひ
ひとつずつ個
個別に登録す
すべきところを、誤っ
て
て複数地区を
をまとめて登
登録してしま
まい、後で一
一部地区の勧告解除がで きなかった。
。避難勧
告
告・指示も避
避難所と同様
様に一括登録
録機能が欲しい。
・地
地区ごとに世
世帯数等の地
地域情報の詳
詳細入力をす
するのに時間がかかる。本
本番ではさらに手間
取
取るのではな
ないかと思わ
われる。
・試
試験的に、
「避
避難勧告発令
令登録」⇒間
間違えたとい
いう想定です
すぐに「避難
難勧告発令解
解除」(こ
の
の間 1 分程度
度)⇒という
うことを行っ
ったら、NH
HKのデータ表示画面で は更新がされ
れずに、
避
避難勧告発令
令のまま情報
報が残ってい
いた。実災害
害時に、このようなかた ちでテレビの
のデータ
表
表示が更新さ
されない等、間違った情
情報が伝達されている場合、どこに連
連絡し訂正を依頼す
れ
ればよいのか
か?
〔避難
難所情報〕
・避
避難所の訂正
正報(避難所
所名称の訂正
正)の操作方
方法がよく分からない。誤
誤りの避難所
所を「閉
鎖
鎖」し、正し
しい避難所を
を「開設」し
し、Lアラー
ートの訂正登録を入力し たが、これが
が正しい
方
方法なのか分
分からない。
・避
避難所の訂正
正文を作成す
するのに、禁
禁止文字が含
含まれているため、それ を特定するの
のに時間
を
を要した。ま
また、訂正文
文面を分かり やすく表現す
するのに検討
討を要した。⇒ 訂正、誤
誤発信に
対
対するひな形
形(テンプレ
レート)が用
用意してあると、迅速に対応でき、 かつ各市町村
村で統一
的
的な情報発信
信が行える。
・避
避難所開設・閉鎖の「一
一括更新」 は大変使い
いやすく、操
操作に手間取
取ることがな
なく、あ
り
りがたい。
〔救
救護所情報〕
・医
医療救護所は
は患者数等の
の人数が入力
力されていて
ても閉鎖できたが、避難所
所閉鎖や、避
避難勧告
解
解除時は人数
数が残ってい
いると閉鎖で
できないのは何故か。
〔コモ
モンズビュー
ーア〕
・コ
コモンズビュ
ューアが分か
からない、ま
または起動方
方法が分からない。
・情
情報が反映さ
されるのが遅
遅いため、確
確認しづらか
かった。NHKのデータ放
放送の方が更
更新が早
か
かったと思わ
われる。
2
83 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
・表示する内容をもっと簡潔にまとめても良いと思う。
5
情報受信に関する評価
(1)情報伝達者が実際の災害時に住民に伝達を予定の情報及び今回の訓練で伝達した情報
〔全 12 社中の事業者数〕
実際の災害時に伝達
今回の訓練で伝達
①災害対策本部の設置、廃止
9
1
②避難勧告・指示
12
2
③避難所情報
12
2
④救護所情報
10
1
(2)情報伝達者の意見等
〔災害対策本部の設置、廃止〕
・住民(視聴者)に対しては、居住する自治体が災害対応体制を組んだ、というところでは
行動や注意のきっかけになる情報かもしれないが、具体的に伝えたいメッセージが明確で
はなく、どのように伝えるかは検討課題。
〔避難勧告・指示〕
・自治体首長が責任を持ち、住民に伝えることを前提としていることなので、速報には一番
有効的であると考える。
・発令時刻以前であっても入力完了で自動表示されるため、市町村にこの機能を周知しても
らい、実際の災害対応では時間に余裕があれば先行して入力していただきたい。
・一覧表示で「更新」だけでは、発令なのか解除なのか、勧告なのか指示なのか判別できな
い。一覧表示でステイタスがわかるようにして欲しい。もしくは「避難指示
発令」
「中区
で避難指示解除」のように件名に入れるなどして欲しい。発令と解除では対応が異なる。
・避難指示・勧告が何時に発令されるのか、中を開かないと不明。発令した時刻を表示でき
ないか?
・対象世帯数・人数を記載していない自治体がある。視聴者から説明を求められたとき
の対応資料があると助かる。
・自治体によって、町名の「町」の有無が不統一。
〔避難所情報〕
・名古屋市は自治体コードを「区」に分けていただくと、開設避難所を住民が見つけやすく
なる。現状では、入電順に並ぶため、開設時刻で同一の区でもばらばらに表示される見込
みである。
・避難所情報の修正などの際に、修正前の施設が「閉鎖」のステイタスになっていた。
「閉鎖」
と「修正」は違うため、
「修正」は二重線やグレーダウンなど、判別しやすいようにしても
らえないか?
・住所・電話番号については照合しないため、正確な入力をお願いする。
・避難所やその住所などに読み仮名がついていると運用が楽になるのではないか。
3
84 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
〔救護所情報〕
・避難所情報と形式が違うため判別しにくい。閉鎖と開設は判別しやすくするため区別して
もらいたい。避難所情報と同様の形式にしてもらいたい。
・
「お知らせ」は緊急性のレベルが低い種別として、その他分類できない情報と認識している。
「お知らせ」ではなく「救護所情報」
「生活情報」など情報種別として種別分けをしてもら
いたい。
〔住民への情報伝達全般に関する意見〕
・具体的にどのような内容・文章が効果的なのか、自治体の方々とメディアの方々で意見交
換・意思疎通を図る必要があると感じた。
・発令なのか解除なのか、訂正なのか閉鎖なのか、ON、OFF の違いが非常にわかりづらく
有事の際には混乱を招く可能性が高いと思われる。
・今回の訓練では、NHK のデータ放送で三重県でも岐阜県でも愛知県の訓練情報を表示して
いましたが、設定してある地区での情報がない場合、混乱を招かないような注意・表示が
必要と感じた。
・訂正情報の取り扱いについて、慎重になる必要がある(発信者側の誤りか、伝達者側の誤
りか)。
・情報をコピペするなどして使用したいと考えていたが、今の情報展開では L 字放送・デー
タ放送では使用しにくいと感じた。
・色々な情報が混ざってしまい、本当に欲しい情報を探し出せるのかが課題と感じる。
4
他の都道府県域の情報閲覧に関する評価
〔市町村意見〕特になし
〔情報伝達者意見〕
・三重県では表題に、災対本部「設置」・「解散」までの表記がありわかりやすかった(愛知
県は標題だけでは災対本部の「設置」か「解散」かが判別できない)
。
5
次回合同訓練への要望、その他意見、要望等
〔市町村意見〕
・普段、災害情報を報告する機会も少ないため、このような実際に操作入力する訓練を定期
的に開催してほしい。
・この訓練が浸透してからになると思うが、ブラインドで想定を付与する形で実施できると、
さらに実質的な訓練になると感じる。
・県の研修会で配布されたマニュアルの印字が小さく、画像等が不鮮明で読みづらい。
幅広い年齢層の職員が携わることを考慮し、ページ数が増えても良いので読みやすい
マニュアルを配布してほしい。また、資料の電子データの提供をお願いする。
〔情報伝達者意見〕
・災害時は情報を出す側も混乱している可能性があるので、情報は極力簡潔で見やすいほう
が良い。
・更新、情報の追加の場合は、更新→履歴を表示しても、何が更新されたかわかりづらい。
4
85 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
訂正報の場合は説明コメントも小さく発見しにくい。更新された部分を色表示する、新旧
形式で表示するなど判別しやすいようにして欲しい。(市町村同意見)
・県表示が一覧には表示されているが、開くと本文には地区名しか表示されていない。県表
示を地区名の前に表示して欲しい。
・コモンズビューワーで、避難勧告など各項目が出ている地区を県別で検索、ソートできる
機能があると良い(現在は各市町村の情報をそれぞれ確認・集約していく必要があるため、
時間が必要)
。
・今回事前にプログラムを立ち上げておかなければならなかったということで、緊急時にプ
ログラムを立ちあげ、不備なく運用できるのかが疑問であると感じた。それから、情報を
出す際に見間違いが起きにくくするために文字のフォントをもう少し上げると良いのでは
ないかと思う。
・Lアラートからエリアメールの活用なども検討していただきたい。また、次回はエリアメー
ルなど自由文での訓練を行いたい。
・実際にデータを入力する体制を教えて欲しい(各自治体に県担当者が問い合わせて、
入力?各自治体がそれぞれで情報を入力?)
。また、情報に関する問い合わせ先は、県
か各自治体か?
・訂正の場合は、訂正内容が具体的に記載されたため、何が変更・修正なのかわかりや
すくなった。
・訂正・取消内容の欄に「入力誤り」等と記載されているだけで具体的な記載がないもの、
及び訂正内容の記載事項と中身の情報とが不整合なものがあった。誤りの箇所が明確でな
いと判断に困る。
・自治体により地区名の表記が異なっているため、統一して欲しい(○○地区、○○区、
○○学区など)。現状、他の発信者(気象庁、名古屋地方気象台)でも起こっている事
ですが、統一して頂けると運用上助かる。
6
総括
・情報の種類にもよるが、約 8 割以上の市町村が概ねシナリオどおりに操作できており、あ
る程度の習熟度が確認された。一方、このような入力訓練の機会を望む意見も多く、今後
も定期的に開催する必要がある。
・避難勧告の詳細情報入力、避難所情報の訂正方法等、市町村が、「入力に時間がかかる」、
「操作方法がわかりにくい、間違えやすい」と感じている事項について、システム改良も
含めて改善を検討する必要がある。
・開設、閉鎖等 ON、OFF の区別や、更新、訂正等を行った箇所等、実際の災害時に一見し
て確実に判別できるよう、システム改良を検討する必要がある
・救護所情報について、システム制約上お知らせ項目を使用して入力していることから、判
別しにくくなっている。Lアラート側のシステム改良をお願いしたい。
・その他の指摘事項について、運用面及びシステム面での改善を、できるものから順次取り
掛かって行く必要がある。
5
86 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
三重県:提出なし
87 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成 27 年度 L アラート合同訓練結果報告
滋賀県防災危機管理局
【参加日時】
平成 27 年 6 月 4 日 午前の部 9:30~11:30、午後の部 13:00~15:00
【参加市町、参加メディア】
16市町(午前の部9市町、午後の部7市町)
、NHK 大津放送局
【発信・受信した情報の種類および各件数】
・ 避難準備・勧告・指示情報
計 117 件
・ 避難所開設等情報
計 71 件
【情報入力、更新、訂正等の操作、運用に関する評価】
避難勧告等避難情報発信時に補足情報を送出できるよう、昨年度末に本県防災情報シス
テムを一部改修しました。
出水期を前に、本県システムに入力した補足情報が NHK データ放送や Yahoo 防災情
報などの本番環境でどのように表示されるのか確認できたこと、また、きめ細やかな情
報発信が可能となったことを認識でき、訓練参加市町から好評でした。
【情報受信に関する評価】
県システムへの情報入力からメディアでの情報表示まで時間は、概ね 1 分程度。
【他の都道府県域の情報閲覧に関する評価】
コモンズビューワにより円滑に他都道府県の状況を把握できました。
(県のみ実施)
【次回合同訓練への要望、その他意見】
当該訓練は、本番環境を活用した意義のある訓練だと考えます。いざという時に県民
へ正しい情報発信ができるよう、今後も引き続き訓練に参加したい。
88 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
地上デジタル放送等を活用した避難情報伝達訓練の結果報告
別添
(平成27年公共情報コモンズ(Lアラート)合同訓練)
1 実施日時:平成27年6月4日(水)9時00分から11時30分まで
2 訓練結果
項番
市町村名
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
1
他の都道府県域の情報
閲覧に関する評価
(他の都道府県の訓練情報を
閲覧した場合のみ)
次回訓練への要望、
その他意見・要望
可能であれば、訓練時の模様の
画像、映像を提供願います。
1件目の入力に時間を要したが,更
新,解除はスムーズに操作できた。
1件目の入力が遅れたため,FAX送
信が遅れた。また,FAX送信後の電
話による伝達確認ができていなかっ
た。
なし
なし
別紙のとおり
特になし
なし
なし
-
なし
なし
-
発信した情報の
種類及び件数
京都市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
情報入力、更新、訂正等の
操作・運用に関する評価
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
2
福知山市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
3
舞鶴市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
4
綾部市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
本番モードでの情報入力、本庁へのF
AX受信確認忘れがあり、手順や入力
方法を再確認する必要がある。
・システム入力については特に問題は
なかった。
・入力して短時間でテレビに反映して
いた。
・FAXの処理速度が遅いのと、相手先
がよく話し中になり、なかなかFAX送
信が終わらなかった。
なし
水害対応訓練と一緒に行うか、すこし
間隔を空けるかしていただきたい。
-
良
なし
緊急速報メール発信訓練の実施
(発信→承認の2段階を理解するため)
-
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
5
宇治市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
6
宮津市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
○各地区の避難指示等内容の一括編
集画面で世帯数、人数も変更したい。
ファックスの受信確認電話のかけ忘
れがあった。
なし
概ね良好
なし
なし
-
システム操作に不慣れな職員が多く、
入力、更新等に手間取った。
なし
なし
-
問題なし
なし
なし
-
概ね良好
なし
なし
-
問題なく運用できた
なし
なし
-
問題なし
なし
なし
-
正しく運用できた
なし
なし
-
問題なくできた
なし
なし
-
避難指示等入力と避難所開設情報を
別に入力しているため、操作手順が
増加し、入力完了までに時間がかか
る。
なし
入力後、デジタル放送へ反映されるま
で若干の時間((5~10分程度)かかっ
ていた。
-
○各避難所情報入力に一括編集機能
がほしい。
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
7
亀岡市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
8
城陽市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
9
向日市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
10
長岡京市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
11
八幡市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
12
京田辺市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
13
京丹後市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
14
南丹市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
15
木津川市
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
89 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
地上デジタル放送等を活用した避難情報伝達訓練の結果報告
別添
(平成27年公共情報コモンズ(Lアラート)合同訓練)
1 実施日時:平成27年6月4日(水)9時00分から11時30分まで
2 訓練結果
項番
市町村名
発信した情報の
種類及び件数
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
16
大山崎町
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
情報入力、更新、訂正等の
操作・運用に関する評価
他の都道府県域の情報
閲覧に関する評価
(他の都道府県の訓練情報を
閲覧した場合のみ)
次回訓練への要望、
その他意見・要望
可能であれば、訓練時の模様の
画像、映像を提供願います。
システムについて、定型文の登録等の
機能があればありがたい。
FAX送信について、簡略できればありが
たい。
避難所開設情報の入力を行ったつも
りであったが、反映されていない等、ミ
スも多々あった。
今回の訓練により、操作方法の改善
点等がわかった。
なし
情報入力に時間を要してしまった。
なし
なし
-
なし
なし
-
操作方法等の再確認ができた
なし
なし
-
問題なし
なし
なし
-
FAX報告分が、一部機関に送信でき
ていなかった。
システム入力については、問題なく入
力ができた。
なし
なし
-
府への電話連絡ができていなかった
なし
なし
-
防災FAXが届いていないところに再
送していなかった。
なし
なし
-
問題なく訓練が実施できた
なし
なし
-
特に問題なし
なし
なし
-
なし
11:05発報の避難勧告解除情報、避難所
閉鎖情報がアップロードされなかった
(サーバ負荷が影響?)ので改善頂けれ
ばと思います。
-
(FAX送信がシステムに入力した情報を
補完するものである場合、システムに入
力した全情報をFAX送信するのではな
く、当該情報を特定し得る簡易な情報
(システム上の登録日時、文書ID 、版
番号など)の記載のみであっても特段問
題はないのではないかと考える)
-
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
17
久御山町
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
18
井手町
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
FAX送信後の電話による伝達確認を
行っていなかった。
避難勧告解除を入力時に解除項目を
選択できていなかったため、発令の状
態で数分残っていた。
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
19
宇治田原町
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
20
笠置町
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
21
和束町
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
22
精華町
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
23
南山城村
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
24
京丹波町
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
25
伊根町
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
避難情報(避難勧告等)
⇒発令、更新、解除 各1件
26
問題無く入力・更新の操作が出来た
与謝野町
避難所解説情報
⇒開設、更新、閉鎖 各1件
3 参加メディア:NHK京都放送局、KBS京都、FM京都
(NHK京都放送局、KBS京都は、地上デジタル放送への連携を行い、避難情報等の表示を確認した。)
90 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
コモンズ合同訓練 アンケート(市町村)
訓練実施
大阪市
堺市
岸和田市
豊中市
池田市
吹田市
泉大津市
高槻市
貝塚市
守口市
枚方市
八尾市
泉佐野市
富田林市
寝屋川市
河内長野市
松原市
大東市
和泉市
箕面市
柏原市
羽曳野市
門真市
摂津市
高石市
藤井寺市
東大阪市
泉南市
四條畷市
交野市
大阪狭山市
阪南市
忠岡町
熊取町
田尻町
岬町
太子町
河南町
千早赤阪村
O-DIS入力
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
コモンズビューア
入力
回数
○
○
○
○
○
○
○
×
×
○
○
×
○
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
×
○
×
○
○
○
×
○
×
○
○
○
○
○
○
12
10
12
10
13
10
10
10
4
10
10
12
10
10
11
11
11
13
10
10
10
13
12
14
10
12
15
12
10
10
15
10
10
10
17
10
16
11
12
コモンズビューア
利用
○
○
○
○
○
○
○
他府県閲覧
○
○
○
×
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
×
○
×
○
○
○
その他意見
○:実施 ×:未実施
訓練の改善点等、その他ご意見(集約・補足して記載しています。障害のご連絡は除いています。)
■ 訓練を良好に終えることが出来たもの
・具体的な訓練シナリオを作成して参加することが、より良い訓練になることを気づいた。
・大阪府防災情報システム(O-DIS)の入力、テレビのDボタン(NHKデータ放送)やコモンズビューア、ヤフーでの確認等を実際に体験で
き、良い訓練ができたと思う。
・大阪府防災情報システム(O-DIS)を扱う機会がほぼ初めてだったので、大変参考になった。
実際の災害時にも活かせると思う。
・入力した情報がどのように公共情報コモンズに反映されるのかがわかり、良い研修となった。
・今回の訓練ではNHKデータ放送とも連携しており、即座に情報の確認ができた。また、入力も本番時と同環境で使用でき、機器の手順
などの確認もできた。今後もさらに参加機関を増やすなど対応していただきたい。
・本訓練と類似する(府と各市町村が合同で行う)訓練の回数を増やして頂きたい。
・近隣の他都道府県の状況等確認できるので、良いと考える。
■ システムの動作に関係すること
・情報の修正や登録をした後、反映時間に5分~20分とばらつきがあった。情報が反映されるまでの時間短縮が望まれる。
・(NHKデータ放送)●●市●●区の一部に避難準備情報を発令したところ、『●●市●●区●●町』と表示され、その後●●市▲▲区に
も避難勧告を発令したが、市町村表示は変わらず、発令している対象区域と表示の不一致が最後まで続いた。
・(NHKデータ放送)訓練中とテレビ画面に出ていたが、もっと大きく表示をお願いしたい。
・Yahoo!の表示画面において避難勧告と避難準備の総世帯数/総人数が合計されると同じ地域のため重複した数値となる。コモンズでの
表示に合わせてもらいたい。
■その他
・今回はNHK大阪放送局1社でのデータ放送において避難情報を確認したが、実際の災害時には、幅広い情報発信が必要であると考えら
れるため、参加各社で情報発信してほしい。
・府内自治体の入力がバラバラであるので、ある程度の様式は必要ではないか。
91 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
NHK 大阪放送局
朝日放送
関西テレビ
讀賣テレビ
テレビ大阪
ラジオ大阪
ジュピターテレコム
FM-HANAKO(FMもりぐち)
コモンズビューアの
インストール
実施
実施
実施
実施
実施
実施できなかった
コモンズビューアでの
情報閲覧
実施
未回答
実施
実施
未回答
実施
実施
実施できなかった
他府県情報の閲覧
実施
実施
実施
実施
実施
実施できなかった
訓練の改善点等、その他ご意見(集約・補足して記載しています。障害のご連絡は除いています。)
■ 訓練全般に関係すること
・自治体を午前/午後グループ等に分けて実施してほしい。
・全自治体の「開設避難所情報」提供参加を実現してほしい。
・市町村によって見出し文の表現がバラバラでフォーマットが統一されれば、より利用しやすいのでは
ないか。
■その他
・今回の訓練を受け、NHK大阪放送局は「避難情報」の放送利用(データ放送及びWEBサイトへ展開)を
開始することとした。
92 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年度 L アラート(公共情報コモンズ)県域訓練実施結果
実施内容
内 容:資料のとおり
実施日:平成27年6月4日(木)
午前グループ:9:30~12:00
午後グループ:13:30~16:00
参加者:兵庫県企画県民部情報企画課
各市町フェニックス防災システム担当者(40市町)
NHK 神戸、サンテレビ、BAN-BAN テレビ
アンケート結果
市町
1 避難勧告等発令状況(1)について
<1>フェニックス防災システムでの入力(対象:40 市町)
・できた:40 市町(100%) ・できなかった:0 市町(0%)
<2>コモンズビューワでの確認(対象:40 市町)
・できた:29 市町(72.5%) ・できなかった:10 市町(25%)
・無回答:1 市町(2.5%)
<3>情報伝達者への FAX 送信(対象:16 市町)
・行った:16 市町(100%) ・行わなかった:0 市町(0%)
<4>情報伝達者画面での確認(対象:40 市町)
・できた:34 市町(85%) ・できなかった:5 市町(12.5%)
・無回答:1 市町(2.5%)
2
避難勧告等発令状況(2)について
<1>フェニックス防災システムでの入力(対象:40 市町)
・できた:40 市町(100%) ・できなかった:0 市町(0%)
<2>コモンズビューワでの確認(対象:40 市町)
・できた:28 市町(70%) ・できなかった:11 市町(27.5%)
・無回答:1 市町(2.5%)
<3>情報伝達者への FAX 送信(対象:16 市町)
・行った:15 市町(93.8%) ・行わなかった:1 市町(6.2%)
<4>情報伝達者画面での確認(対象:40 市町)
・できた:34 市町(85%) ・できなかった:5 市町(12.5%)
・無回答:1 市町(2.5%)
3
避難勧告等発令状況(3)について
<1>フェニックス防災システムでの入力(対象:40 市町)
・できた:39 市町(97.5%) ・できなかった:1 市町(2.5%)
93 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
<2>コモンズビューワでの確認(対象:40 市町)
・できた:28 市町(70%) ・できなかった:10 市町(25%)
・無回答:2 市町(5%)
<3>情報伝達者への FAX 送信(対象:16 市町)
・行った:15 市町(93.8%) ・行わなかった:1 市町(6.2%)
<4>情報伝達者画面での確認(対象:40 市町)
・できた:35 市町(87.5%) ・できなかった:4 市町(10%)
・無回答:1 市町(2.5%)
4
避難所状況(1)について
<1>フェニックス防災システムでの入力(対象:40 市町)
・できた:40 市町(100%) ・できなかった:0 市町(0%)
<2>コモンズビューワでの確認(対象:40 市町)
・できた:28 市町(70%) ・できなかった:11 市町(27.5%)
<3>情報伝達者画面での確認(対象:40 市町)
・できた:34 市町(85%) ・できなかった:5 市町(12.5%)
・無回答:1 市町(2.5%)
・無回答:1 市町(2.5%)
5
避難所状況(2)について
<1>フェニックス防災システムでの入力(対象:40 市町)
・できた:38 市町(95%) ・できなかった:1 市町(2.5%) ・無回答:1 市町(2.5%)
<2>コモンズビューワでの確認(対象:40 市町)
・できた:27 市町(67.5%) ・できなかった:11 市町(27.5%)
<3>情報伝達者画面での確認(対象:40 市町)
・できた:33 市町(82.5%) ・できなかった:5 市町(12.5%)
・無回答:2 市町(5%)
・無回答:2 市町(5%)
6
避難所状況(3)について
<1>フェニックス防災システムでの入力(対象:40 市町)
・できた:38 市町(95%) ・できなかった:1 市町(2.5%) ・無回答:1 市町(2.5%)
<2>コモンズビューワでの確認(対象:40 市町)
・できた:27 市町(67.5%) ・できなかった:11 市町(27.5%)
<3>情報伝達者画面での確認(対象:40 市町)
・できた:31 市町(77.5%) ・できなかった:6 市町(15%)
・無回答:2 市町(5%)
・無回答:3 市町(7.5%)
7
お知らせ情報(1)について
<1>フェニックス防災システムでの入力(対象:40 市町)
・できた:38 市町(95%) ・できなかった:2 市町(5%)
94 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
<2>コモンズビューワでの確認(対象:40 市町)
・できた:20 市町(50%) ・できなかった:17 市町(42.5%)
<3>情報伝達者画面での確認(対象:40 市町)
・できた:19 市町(47.5%) ・できなかった:19 市町(47.5%)
・無回答:3 市町(7.5%)
・無回答:2 市町(5%)
8
その他
<1>設問 1~7において、「できなかった」際の状況及び理由
・7お知らせ情報(1)のコモンズビューワだけが確認できなかった。
・入力はできたが確認できなかった。
・新しくなった防災システムへの入力に時間がかかり、テレビのデータ放送を確認す
ることができなかった。
・コモンズビューワについては、起動に時間がかかるため今回は確認していません。
また、「お知らせ情報」はサンテレビが表示されませんでした。
・
「お知らせ情報」において、コモンズビューワとサンテレビで画面表示の確認ができ
なかった。(NHKでの表示は確認できた)
・7 のお知らせ情報(1)につきまして、NHK、サンテレビともに d データで確認する
も、表示されていませんでした。
・コモンズビューワについては設定ができておらず確認ができませんでした。情報伝
達画面については、近くにテレビがなく確認ができませんでした。
・コモンズビューワを立ち上げた時、何かダイアログが出てきたので、きちんと内容
を確認せず『はい』を選択した。すると、設定内容がリセットされてしまい、設定方
法がわかる者も不在であったため、今回の訓練では使用することができなかった。
・「7 おしらせ情報」について、コモンズビューワ上での表示が確認できなかった。
・7 お知らせ情報(1)について、NHKのデータ放送は確認できたが、サンテレビ
での画面確認ができなかった。どこかに表示されていたのか、それとも表示自体され
ていなかったのか、ご教示いただきたい。
・今回初めての参加で、当初、設定時間に入力できませんでした。それについては、
新フェニックス防災システム画面が全く起動しない状態に陥ってしまい、担当部署へ
いろいろと問い合わせながらなんとか訓練に参加できた状態です。操作できなかった
原因も不明で本災害であれば困っていました。考えられる原因や、また、このような
トラブルになった際の対応マニュアル等があれば教えていただきたいと思います。
・コモンズビューアーでは、まったく情報が取得できなかった。設定画面で ID と PW
は設定しているが、接続テストに成功しなかった(エラーコード 12041 が返される)。
接続ポイントは、デフォルトで、ID と PW は管理画面で有効であることを確認できて
いるため、接続できない理由がわからない。
・難所登録を行っていなかったため、複数の避難所登録ができなかった。
・コモンズビューアについては、初期設定が行えていなかった可能性があり、今後設
定をする予定である。
・お知らせ情報について、ビューワーでの表示が出なかった。情報伝達者画面の確認
について、忙しく確認する時間が無かった。
・お知らせ情報が、NHK 及びサンテレビで表示がなされなかった。
・お知らせ情報に関して、NHK は確認できたが、サンテレビは確認できなかった。前
回は確認できた。
95 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
・5 避難所状況(2)の〈1〉フェニックス防災システム入力ができていなかった
のは、
「※避難所名はフェニックスに登録されている名称を利用」となっており、登録
済みの避難所が2つしかなかったため、新たな開設避難所を追加できなかった。
・必要性を感じておらず、普段からコモンズビューワは利用していないため。
・コモンズビューワのダウンロードが正常に行えなかった。
・コモンズビューワでの確認については、フェニックス防災システムへの入力は行っ
ており、NHKなどの情報伝達者画面にも表示されていることから、正常に入力され
ていると思われるが、コモンズビューアに表示されていなかった。フェニックス防災
システム及びコモンズ側のトラブルを確認されたい。
・NHK は確認できたが、サンテレビとコモンズビューアーのお知らせ情報が確認できな
かった。
・お知らせ情報は、今回初めて使用したため、どの画面で確認できるかわからなかっ
た。フェニックスでの入力後にコモンズビューワの画面でも入力の反映が確認できな
かったので、画面の更新ができていないと考え、表示されていた「現在有効な情報(一
覧)」から一度「現在有効な情報(地図)」に切り替えた後戻したら更新できるかと思
いやってみたところそのままフリーズした。サンテレビに関しても普段見ている防災
情報のところに表示されるか思っていたが、どこかわからなかった。
・お知らせ情報をフェニックスから入力したが、サンテレビで確認できなかった。
・コモンズビューワに接続できなかった
・お知らせ情報の入力の際、ミスをしていたようでコモンズに反映されなかった。
ミスをした箇所については不明。
<2>フェニックス防災システムへの意見
・操作に慣れていないので、入力した情報を確定することがなかなかできなかった。
例えば、避難勧告等発令状況を入力する際に、
「同一避難所に同一の理由では入力で
きません」と表示されたことがあった。
・システムが変更され、入力方法も変更されています。
「避難勧告等発令状況報告登録」「避難所状況報告登録」「お知らせ情報登録」画面
で、
「公開情報補足」
「備考」
「コモンズテロップ表示」欄について、どのような情報を
入力したら良いのかがわかりにくかったので、参考例を示していただきたい。
・
「避難所別状況」の閉鎖にかかる報告において、避難世帯及び避難人数を「0」と入
力しないと実行できなくなっているが、避難所を閉鎖する=世帯・人数は「0」とな
るので、「0」の数値入力が必要ないと考えるので、システムの改善をお願いしたい。
・避難所閉鎖する場合、避難者の数を0にしないとエラーが出てしまう。改善しても
らえればと思う。
・避難勧告等のエリアをポリゴンで囲った際、自動で対象となる世帯・人数を計算し
てくれる機能があるが、制度が不十分で実用的ではない。もっと精度を高めてもらい
たい。
・避難所状況について、1か所ずつしか入力できないことが不便であった。
・報告者、報告時間を入力するとき、違うタブページに飛ばないといけないのが少し
わかりにくいと感じる。
・本稼働時期の設定は精査する必要があるのではないでしょうか?それぞれのシステ
ムにはカットオーバーに向く時期と向かない時期があると思います(業務システムを
4 月 1 日にカットオーバーする市町はまれだと思います)。
96 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
今、災害が発生することは、システム面からも相当な不安を感じてしまいます。
・前当該システムより使い易くなっていると感じました。
・新システムとなり、旧システムでは選択性であったLアラートとの連動について、
選択が不可となった。
Lアラートへの情報発信手段としては、フェニックス経由以外の手段もあることか
ら、選択が不可となったことにより、発信する情報が重複する可能性があると危惧す
る。
・自分で入力した結果が、続きを入力している最中にポップアップしてきた面倒だっ
た。
プリンターで最初に印刷する時に時間がかかっていたように思う。
インク切れになった時に、メッセージ等が流れないので、エラーなのか時間がかか
っているだけなのかわかりにくいし、何のエラーかもわかりにくい。
・避難所について、事前登録した場所以外の入力方法が分からなかった。
・神戸市では、入力の際にどの区の入力なのかを選択してから実際の入力作業となり
ます。
システム上、難しいとは思いますが、オール神戸市で入力して区コードか何かでシ
ステム的に判断してデータを管理できるようになれば、入力しやすくなると思います。
<3>コモンズビューワへの意見
・今後、「コモンズビューワ」「コモンズエディタ」ともにですが、現在フェニックス
で入力作業は完了できるようになっています。また、ヤフーのサイトで避難情報等の
確認もできるようになってきています。今後、兵庫県においては不要になっていくの
でしょうか。
・今回の訓練においては、内容を確認できなかったので、意見を記載できる状況では
ない。
・8でも書いたが、最新情報に更新しようとして画面をフリーズさせてしまった。操
作の仕方が悪かったのかもしれないが、すぐに反映されないならインターネットの画
面にある更新ボタンみたいなものがあってもいいと思う。
・サーバ負荷の影響が示唆されていたが、正常に更新されていた。
<4>データ放送画面での表示について気づいた点
・お知らせ情報について、NHK 放送では確認ができたが、サンテレビでは確認できな
かった。
・毎回同じ事でたいへん恐縮であるが、やはり高齢者がうまく必要な情報取得までに
画面遷移していけるかが不安。
・避難勧告等の表示について、サンテレビについては解除後も「解除」とし、解除時
間もあわせて表示されていたが、NHKについては解除後は何も表示が無い。出来れ
ば解除後の一定期間は、サンテレビのように解除の表示を希望する。
・いつも同じこととなるが、避難情報の解除についてもいつ解除されたか等を表示し
てもらえる方がありがたい。
<5>ヤフーの合同訓練サイトについて気づいた点
・フェニックスやコモンズビューワーを使用せずとも、避難情報等を個別のパソコン
で確認することができるため、確認作業が便利になった。
97 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
・天気予報と同様に、比較的見やすい表示であった。
<6>その他訓練全体を通しての意見や気づいた点
・現在、フェニックスで避難情報等を入力後、放送事業者にFAXを送付するように
なっていますが、災害時は特に忙しくFAXを送付する作業が大きな負担となります。
フェニックスに入力された避難情報等が自動的に放送事業者に伝達されるのであれば、
この作業をなくす方向で進めていただきたい。兵庫県として災害対策課等関係部署、
関係機関と協議してください。
・新フェニックスの操作に関しては、事前に操作研修を受けていたこともあり問題な
くできた。今回午後の訓練参加であったが、午前中に一度訓練通知のポップアップが
あり、午後も訓練開始前には通知があるのかと思っていたが、まったく通知がなく、
開始のタイミングに戸惑った。
・入力情報シナリオ案がみづらかった。
・もう少し訓練回数を増やして、操作に慣れるほうがありがたいです。自己演習も必
要ですが、訓練も必要ではないかと思います。
・八代市の避難勧告の発信が遅延したと伺いました。訓練の実施が実際の災害対応に
影響しているとなれば、看過できない問題と考えます。
・フェニックス防災システムの端末で、コモンズエディタの設定を行いましたが、接
続することができませんでした。
・新フェニックスになって初めての訓練であったこともあり、不便に感じることも多
かった。訓練中に自分で入力した内容がポップアップする件とプリンターについては、
対策・更新できるようならご検討頂きたい。
情報伝達者
1 市町からの FAX 受信について(3 団体)
・できた 2 団体(66.7%) ・一部できなかった 1 団体(33.3%)
2
コモンズビューワで表示・確認を行った団体について(2 団体)
<1>必要な情報を表示・確認することができたか。
・できた 2 団体(100%)
<2>操作する際、ストレスなく使用できたか。
・できた 2 団体(100%)
<3>コモンズビューワに対する自由意見
・訓練とは言え、半日 PC の前で待っていることは、辛い。ジャンルや行政区別などで、
新着のチャイム音などが出れば良いかも。
・各自治体から送られてくる「お知らせ情報」については、コモンズビューワを確認
し、その情報をコピー&ペーストでNHK側のシステムに反映させている。こちらか
ら情報の公開期限を知ることができないので、現状公開終了の連絡があるまでは情報
を出したままの状態にしている。
3
TVCMLなどで連携、情報表示を行った団体(3 団体)
<1>市町から入力された情報は、システムで連携・情報表示できたか。
98 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
・できた 3 団体(100%)
<2>情報表示・連携についての自由意見
・おおむね d 放送画面での表示はスムーズであった
・表示(入力?)に時間を要した情報もあった
・入力にフライング気味の自治体があった
・お知らせが表示(入力?)がされなかった
・FAX についてはほとんどの自治体で数分後に受信できたが一部自治体では全て受信
できなかった。
・今回の訓練で、解除の情報が発令より前の日時に設定されて出されるということが
あった。実際にはあり得ないとは思うが、こういった場合にはNHK側ではエラーが
出て情報が出続ける状態になってしまうので、各自治体のみなさまにはお気をつけい
ただけるとありがたい。
4
その他意見
・コモンズマスターの処理を前日に行ったのだけれど、実際には設定が完了できてな
くて、頭30分くらい、情報が来ない状況でした。申し訳ありませんでした。
総括・課題
・新フェニックス防災システムが導入されたばかりということもあり、入力手順等に戸惑
った団体が多かった。また、前日に練習を行うよう依頼していたが、いきなり訓練に臨ん
だ市町が多かった⇒訓練マニュアルの見直し・充実及び事前の訓練実施の徹底を依頼。
・コモンズビューワについて、各市町に対し、前日に起動確認を行うよう依頼していたが、
行っていない市町が多く、当日起動できない市町が多かった。⇒コモンズビューワのバー
ジョンアップ及び接続設定の確認の徹底。
・新フェニックス防災システム側の仕様に不具合があり、サンテレビでお知らせ情報が表
示されなかった。⇒新フェニックス防災システム側の仕様を修正
・解除の情報が発令より前の日時に設定されて出されるということがあり、NHK 側のシス
テムでエラーとなり、表示が消えなくなってしまった。⇒新フェニックス防災システムの
開発業者(NEC)が作成したテストデータの一部が誤ってコモンズ側に流れてしまった。今
後は発生しないようにする。
99 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施状況の結果報告について
平成27年7月10日
鳥取県危機管理局危機対策・情報課
1 参加市町村、参加メディア
(1)参加市町村
県内全19市町村
(2)参加メディア 14社
<参加メディア14社の内訳>
種別
参加数
メディア名称
地上波テレビ 3社
NHK鳥取放送局、株式会社山陰放送、日本海テレビジョン放
送株式会社
CATV
4社
株式会社中海テレビ放送、日本海ケーブルネットワーク株式会
社、鳥取中央有線放送株式会社、株式会社鳥取テレトピア
FM
2社
株式会社エフエム山陰、株式会社DARAZコミュニティ放送
その他
5社
株式会社朝日新聞社鳥取総局、株式会社毎日新聞社鳥取支局、
株式会社産業経済新聞鳥取支局、株式会社新日本海新聞社、株
式会社山陰中央新報社鳥取総局
2
発信・受信した情報の種類及び各件数
情報の種類
①災害対策本部設置・解散
②避難勧告等発令・解除
③避難所開設・閉鎖
④被害情報
⑤防災お知らせ(注意喚起)
⑤防災お知らせ(交通被害)
⑥避難判断水位到達情報
計
件数
44
41
45
8
5
11
2
156
3
情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価
鳥取県災害情報システム(以下「システム」)の操作により情報を入力、配信を行った。入
力方法については、引き続き周知を図る。
4
情報受信に関する評価(可能であれば、情報入力からメディアでの情報発信までの時間
の確認なども含めてください。)
<コモンズビューアの閲覧>
訓練開始時、全国の情報を表示していた状態では、システムからアラート配信を行った後、
コモンズビューアに情報が表示されるまでに数分を要した。その後、当県の情報のみを表示す
る設定に切り替えてからは直ちに表示されていた。
<メディアでの情報発信>
訓練情報を発信されたNHKデータ放送においては速やかに表示されていた。Yahoo!のサ
イトにおいても表示されていた。(表示までの時間の計測は行っていない。)
5
他の都道府県域の情報閲覧に関する評価
特になし。
100 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
6
次回合同訓練への要望その他意見・要望
(※以下「補足」は県が追記)
○市町村及び県からの要望等
【質問(要回答)】
・コモンズビューワの起動について、合同訓練実施要綱に「合同訓練では、実際にあり得な
い膨大なデータが発信されるため、事前の起動が必要」とあるが、実際に南海トラフ等の
大規模(広域な範囲で)災害が発生した場合、事前の起動を行っていなければ、起動まで
にどれくらいの時間を要するのか。
【要望】
・避難勧告等が発表された際にどこに避難するかは極めて重要な情報なので、コモンズビュ
ーアでも避難勧告・指示情報と避難所情報とを紐付けし、詳細表示画面等に表示するよう
にできないか。
・今回の訓練は、消防庁のエム-ネットの国民保護訓練と同じ時間帯に実施されたため、作
業が重なって受信処理の対応が困難だったという意見が寄せられている。別日となるよう
日程調整に当たっては配慮いただきたい。
【意見】
・システム入力後、コモンズビューワに反映される(テロップが流れる)までの時間が長い
と感じた。(補足:当県の情報のみを表示するよう設定変更した後はすぐに表示された。)
○メディアからの要望等
【要望】
・コモンズビューア閲覧可能数の増加のため、コモンズのサーバ及び回線を強化してほしい。
・今回の訓練では前日までにコモンズビューワを起動するよう依頼があった。負荷により動
作に支障が出るようであれば、今後放送システムとの連動に踏み込むことはできない。ま
ずは安定運用できるシステムの確立を望む。
・コモンズビューアの立ち上げが前日から必要だったが、訓練だから良いとしても、もし実
際の災害発生の場合、実際それで機能するのか心配。通常時からコモンズビューアは立ち
上げておらず、「いざ」という時に立ち上げても情報が閲覧できることを担保していただ
きたい。
・コモンズビューアに表示される一覧画面で、クリックして内容を見るべきかどうか判断で
きるだけの情報が得られるようになっているとよい。例えば「避難指示が出た」などが一
覧でわかるとよい。
・コモンズビューアで、前に配信していたものの内容変更や取消(解除)になった場合は、
「変更された」とわかる表示に強調してほしい。
(補足:版数や区分は表示されているが、
一覧画面において「設置」か「解散」か、「発表」か「解除」か、といったことがわかり
やすくなるとよいと思われる。)
【意見】
・「現在有効な情報(一覧)」の項目について、古い情報がそのまま表示されるのはシステ
ム上仕方ないのか。現在のものと間違えてしまいそう。(補足:通常は設定された公開終
了日時に達すると表示されなくなることと、公開終了日時の個別入力ができることとを県
担当者から説明済み。)
・原因は不明だがコモンズビューアのインストーラのダウンロードができず、コモンズビュ
ーアがインストールできなかったため、訓練に参加できなかった。(補足:再度ダウンロ
ードを試していただくよう依頼中。)
【その他】
・Lアラートのシステムに関して、今回は放送への連携システムの準備が間に合わなかった
ので、また今後、連携テストが実施できた際には改めて要望を挙げさせて頂くことがある
かもしれない。宜しくお願いする。(補足:連携システム未接続の情報伝達者からの意見)
101 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施報告書
島根県防災部防災危機管理課
1.実施概要
(1)実施日時
平成 27 年 6 月 4 日(木)9:00~12:00
(一部市町村については 13:00~17:00)
(2)参加団体
①情報発信者
島根県(本庁・地方機関)及び県内 17 市町村
②情報伝達者
NHK松江放送局、山陰放送
(3)訓練の内容
島根県及び県内市町村は、別添訓練シナリオに基づく災害情報を、県総合防
災情報システムへの入力により公共情報コモンズに送信
放送局は、訓練シナリオどおりに正しく情報が伝わっているかを検証
(4)発信情報
①避難情報(避難勧告・指示等)
②避難所情報
(5)その他
詳細は、別紙「平成 27 年Lアラート合同訓練実施要領」のとおり
2.訓練に関する評価
(1)情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価について
・操作・運用について、概ね問題は発生しなかった
・実際の災害時を想定し、入力作業(情報発信)の正確性を確保するため
の体制づくりを検討する必要がある(誰でも入力できるように)
・実際の災害時において、迅速に情報を発信するため、システム入力時の
情報処理速度を上げる必要がある
・システム操作研修会受講後だったので、操作に問題はなかった
・訂正と取消の処理の違いについて、改めて整理し、担当者に周知する必
要がある
102 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
(2)情報受信に関する評価について
・特に問題はなかった
(3)他の都道府県域の情報閲覧に関する評価について
・大雨等を想定した場合、島根県より西及び南に位置する県の情報を確認
できることは役立つと思う
・地方公共団体が最新報告順に表示されるため、更新ごとに逐一順番が変
動して見づらかった
(4)次回合同訓練への要望その他意見・要望について
・訓練方法がわかりやすかったので、次回以降も同じやり方でよいと思う
・ビューワ等で、都道府県単位で表示させるときに、スクロールすること
なく表示できる構成だと見やすいのではないか(県勢順で固定する等)
3.訓練の総括
(1)訓練の効果
訓練シナリオに沿った入力操作については、参加した全ての市町村より、特
に問題はなかったとの回答があったことから、年度当初の操作研修及び昨年度
から開始している月例のシステム操作訓練によって、スムーズな情報発信作業
への効果があったと考えられる。
また、Lアラートの運用開始により、他の都道府県の状況が把握できるよう
になったことは、その後の災害準備対応の参考になるとともに、広域応援対応
にも役立つと思われる。
(2)今後の課題
システム操作について、入力の操作性の部分で要望が出ており、今後検討が
必要である。
また、災害時に担当者以外が操作することも想定されるので、各市町村ごと
に入力できる職員の複数確保が必要である。
103 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
4.参考画像
【入力確認作業画面】
【NHK松江放送局訓練】
104 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
【NHKデータ放送】
105 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年Lアラート合同訓練実施要領
1.目的
Lアラートの運営主体である一般財団法人マルチメディア振興センターが実
施する全国合同訓練に参加し、島根県内における情報発信者及び情報伝達者の
運用体制の確認等を行う。
2.日時
平成27年6月4日(木)9:30~12:00
(予備日 平成27年6月11日(木)9:30~12:00)
3.場所
島根県庁舎、各県合同庁舎等、各市町村庁舎、各報道機関
4.参加者
(1)島根県災害対策本部
(2)石見地域災害対策本部、各地区災害対策本部
(3)県内市町村
(4)報道機関(参加希望者)
5.概要
台風の接近を想定し、各市町村から、総合防災情報システムに以下のデータ
を入力し、Lアラートに「訓練報」として、データを送信する。
(1)災害対策本部の設置、廃止
(2)避難勧告・指示発令、地区追加、内容訂正、一部解除、全部解除
(3)避難所の開設、避難所追加、内容訂正、一部閉鎖、全部閉鎖
なお、シナリオについては、別途タイムスケジュールに沿ったものを作成す
る。
6.訓練の中止
次に示す事項に該当する場合には、訓練を中止し、その旨を関係者に周知す
る。
(1)島根県内において震度5弱以上の地震が発生した場合
(2)島根県内において雨、洪水、風、雪に関する警報が発令された場合
(3)島根県内において高潮、津波に関する警報が発令された場合
(4)一般財団法人マルチメディア振興センターがLアラート合同訓練の中止
を決定した場合
(5)その他県内において災害が発生し、又は発生する恐れがある等、訓練が
実施できない事態となった場合
106 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年Lアラート合同訓練まとめ
ᖹᡂ䠎䠓ᖺ䠨䜰䝷䞊䝖䠄බඹ᝟ሗ䝁䝰䞁䝈䠅ྜྠカ⦎䝅䝘䝸䜸
ͤධຊカ⦎䛿䚸䛒䜙䛛䛨䜑ᣦᐃ䛧䛶䛒䜛ධຊ᫬㛫䛻䛒䜟䛫䛶ධຊ䛧䛶䛟䛰䛥䛔䚹䠄ᮏ㒊タ⨨䛿䚸9:30䡚9:40䛾㛫䛻䚸䠝ᆅ༊䚸䠞ᆅ༊䜈䛾㑊㞴
ᐇ᪋᪥䠖ᖹᡂ䠎䠓ᖺ䠒᭶䠐᪥䠄ᮌ䠅䠕䠖䠏䠌䡚䠍䠎䠖䠌䠌
ᮏ㒊᝟ሗ
㻥㻦㻟㻜
㑊㞴᝟ሗ
㑊㞴ᡤ᝟ሗ
ᮏ㒊タ⨨
㻥㻦㻠㻜
䠝ᆅ༊䚸䠞ᆅ༊
㑊㞴່࿌Ⓨ௧
㻥㻦㻡㻜
㑊㞴່࿌ᆅ༊ゞṇ
䠞ᆅ༊
䊼
䠟ᆅ༊
䠝ᆅ༊䚸䠟ᆅ༊
㑊㞴ᡤ㛤タ
㻝㻜㻦㻜㻜
㻝㻜㻦㻞㻜
䠝ᆅ༊䚸䠟ᆅ༊
㑊㞴່࿌
䊼
㑊㞴ᣦ♧
㻝㻜㻦㻟㻜
䠠ᆅ༊
㑊㞴ᣦ♧ᆅ༊㏣ຍ
ෆᐜ
ഛ⪃
䠄ྎ㢼➨䠍ྕ䛾᥋㏆䛻䜘䜚䚸┴ෆ඲ᇦ䛻኱㞵䠄ᾐỈᐖ䞉ᅵ◁⅏ᐖ䠅㆙ሗ䛃䛜Ⓨ௧䛥䜜䛶䛔䜛䚹
䛥䜙䛻䚸䠕䠖䠏䠌䛻䛂䠍᫬㛫㞵㔞䛜䠔䠌㼙㼙௨ୖ䛷䠎䠐᫬㛫㞵㔞䛜䠎䠌䠌㼙㼙௨ୖ䛸ண᝿䛥䜜䜛䛃䛸䛾ᗓ┴Ẽ㇟᝟ሗ䛜
Ⓨ⾲䛥䜜䛯䠅
䞉䠕䠖䠏䠌䛻⅏ᐖᑐ⟇ᮏ㒊䜢タ⨨䛧䛶䛟䛰䛥䛔䚹
ᮏ㒊タ⨨
䞉ᕷ⏫ᮧ䛿䠝䚸䠞䛾஧䛴䛾ᆅ༊䛻㑊㞴່࿌䜢Ⓨ௧䛧䛶䛟䛰䛥䛔
㑊㞴່࿌Ⓨ௧
䞉᪤䛻㑊㞴່࿌䜢Ⓨ௧䛧䛯ᆅ༊䛾䛖䛱䚸䠞ᆅ༊䛜ㄗ䜚䛰䛳䛯䛯䜑䚸ṇ䛧䛔䠟ᆅ༊䛻ゞṇ䛧䛶䛟䛰䛥䛔䚹
䈜ゞṇ⌮⏤䛿䚸䛂䠞ᆅ༊䛿ㄗ䜚䛷䚸ṇ䛧䛟䛿䠟ᆅ༊䛷䛧䛯䚹䛚ル䜃䛧䛶ゞṇ䛧䜎䛩䛃䛺䛹䚸ලయⓗ䛻ධຊ䛧䛶䛟䛰
䛥䛔
䈜ධຊ⏬㠃䛾䛂ゞṇ䝪䝍䞁䛃䜢ᢲ䛧䛶䛛䜙䚸ゞṇ䛧䛶䛟䛰䛥䛔䚹
㑊㞴່࿌ゞṇ
䞉䠝ᆅ༊䚸䠟ᆅ༊䛾㑊㞴ᡤ䜢䠍䡚䠎⟠ᡤ䛪䛴㛤タ䛧䛶䛟䛰䛥䛔
䈜ධຊ䛾཯ᫎ䛻᫬㛫䛜䛛䛛䜛䛯䜑䚸௒ᅇ䛿່࿌Ⓨ௧䛿䠍䡚䠎ᆅ༊䠄⟠ᡤ䠅䛾䜏䛾ධຊ䛻䛧䛶䛟䛰䛥䛔
䞉䛥䜙䛻㞵䛜㝆䜚⥆䛔䛶䛔䜛䛯䜑䚸䠝䚸䠟ᆅ༊䛻᪤䛻Ⓨ௧䛧䛶䛔䜛㑊㞴່࿌䜢䚸඲䛶㑊㞴ᣦ♧䛻⛣⾜䛧䛶䛟䛰䛥䛔
㑊㞴ᡤ㛤タ
㑊㞴᝟ሗኚ᭦
່࿌䊻ᣦ♧
䠠ᆅ༊
㑊㞴ᡤ㛤タ
䞉㞵䛾⠊ᅖ䛜ᗈ䛜䛳䛯䛯䜑䚸䠠ᆅ༊䛻䜒㏣ຍ䛷㑊㞴ᣦ♧䜢Ⓨ௧䛧䛶䛟䛰䛥䛔
䞉䛒䜟䛫䛶䠠ᆅ༊䛾㑊㞴ᡤ䜢㛤タ䛧䛶䛟䛰䛥䛔
䈜ධຊ䛾཯ᫎ䛻᫬㛫䛜䛛䛛䜛䛯䜑䚸䠍䡚䠎⟠ᡤ䛾ධຊ䛻䛧䛶䛟䛰䛥䛔
㻝㻜㻦㻠㻜
䠝ᆅ༊
㑊㞴ᡤ㏣ຍ
䞉䠝ᆅ༊䛾㑊㞴⪅ᩘ䛜ቑຍ䛧䛯䛯䜑䚸䠝ᆅ༊䛾㑊㞴ᡤ䜢㏣ຍ䛷㛤タ䛧䛶䛟䛰䛥䛔
䈜ධຊ䛾཯ᫎ䛻᫬㛫䛜䛛䛛䜛䛯䜑䚸䠍䡚䠎⟠ᡤ䛾㏣ຍ䛻䛧䛶䛟䛰䛥䛔
㑊㞴ᡤ㏣ຍ
㻝㻜㻦㻡㻜
䠝ᆅ༊㑊㞴ᡤゞṇ
䠝ᆅ༊䕿䕿㑊㞴ᡤ
䊼
䠝ᆅ༊䕧䕧㑊㞴ᡤ
䞉䠝ᆅ༊䛷㛤タ䛧䛶䛔䛯䕿䕿㑊㞴ᡤ䛜ㄗ䜚䛰䛳䛯䛯䜑䚸䠝ᆅ༊䛾䕧䕧㑊㞴ᡤ䛻ゞṇ䛧䛶䛟䛰䛥䛔
䈜ゞṇ⌮⏤䛿䚸䛂䕿䕿㑊㞴ᡤ䛿ㄗ䜚䛷䚸ṇ䛧䛟䛿䕧䕧㑊㞴ᡤ䛷䛧䛯䚹䛚ル䜃䛧䛶ゞṇ䛧䜎䛩䛃䛺䛹䚸ලయⓗ䛻ධ
ຊ䛧䛶䛟䛰䛥䛔
䈜ධຊ⏬㠃䛾䛂ゞṇ䝪䝍䞁䛃䜢ᢲ䛧䛶䛛䜙䚸ゞṇ䛧䛶䛟䛰䛥䛔䚹
㑊㞴ᡤゞṇ
㻝㻝㻦㻝㻜
㻝㻝㻦㻟㻜
ᮏ㒊㛢㙐
䠟ᆅ༊
㑊㞴ᣦ♧ゎ㝖
䠟ᆅ༊
㑊㞴ᡤ㛢㙐
䠝ᆅ༊䚸䠠ᆅ༊
㑊㞴ᣦ♧ゎ㝖
䠝ᆅ༊䚸䠠ᆅ༊
㑊㞴ᡤ㛢㙐
䞉䠟ᆅ༊䛾㞵㊊䛜ᙅ䜎䛳䛯䛯䜑䚸䠟ᆅ༊䛾㑊㞴ᣦ♧䜢ゎ㝖䛧䛶䛟䛰䛥䛔
䞉䛒䜟䛫䛶䚸䠟ᆅ༊䛾㑊㞴ᡤ䜢㛢㙐䛧䛶䛟䛰䛥䛔
㑊㞴᝟ሗᆅ༊㏣ຍ
㏣ຍᆅ༊㑊㞴ᡤ㛤タ
୍㒊ᆅ༊㑊㞴ᣦ♧ゎ㝖
୍㒊ᆅ༊㑊㞴ᡤ㛢㙐
䠄䠍䠍䠖䠏䠌䛻Ⓨ⾲୰䛾኱㞵䠄ᾐỈᐖ䞉ᅵ◁⅏ᐖ䠅㆙ሗ䛜ゎ㝖䛥䜜䚸ྠ᫬้䛻㑊㞴ᡤ䛻㑊㞴䛧䛶䛔䛯ఫẸ䜒ᖐ㊰
඲㒊ᆅ༊㑊㞴ᣦ♧ゎ㝖
䛻䛴䛔䛯䠅
඲㒊ᆅ༊㑊㞴ᡤ㛢㙐
䞉䠝ᆅ༊䚸䠠ᆅ༊䛾㑊㞴ᣦ♧䜢ゎ㝖䛧䛶䛟䛰䛥䛔
⅏ᐖᑐ⟇ᮏ㒊ゎᩓ
䞉䠝ᆅ༊䚸䠠ᆅ༊䛾㑊㞴ᡤ䜢㛢㙐䛧䛶䛟䛰䛥䛔
䞉ᮏ㒊䜢㛢㙐䛧䛶䛟䛰䛥䛔
99
107 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練結果報告
1
参加機関
名 称
全市町村
備 考
27市町村
日本放送協会岡山放送局
山陽放送株式会社
地上波
岡山放送株式会社
テレビせとうち株式会社
西日本放送株式会社
株式会社瀬戸内海放送
CATV
AM
玉島テレビ放送株式会社
真庭いきいきテレビ
山陽放送株式会社
西日本放送株式会社
岡山エフエム放送株式会社
FM
株式会社岡山シティエフエム
エフエムゆめウェーブ株式会社
発信・受信した情報の種類及び各件数
2
別紙1のとおり
3
情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価
岡山県総合防災情報システムからの入力のため、訓練シナリオに沿った入力手順書を
作成し、Lアラートに適切な入力ができるよう市町村指導を行ったが、システム導入か
ら2箇月しか経過しておらず、アンケートでは44.4%の市町村が入力に時間を要し
たと回答しているため、今後も継続的な訓練実施やシステムの改善が必要。
4
情報入力から発信、データ放送等での公開時間等に関する評価
コモンズビューワやデータ放送への表示については、訓練開始直後にLアラートへの
情報配信ができないトラブルがあったが、システム設定の問題でありシステム連携上の
問題はなく、アンケートでは63.0%の市町村がスムーズな表示との印象を持ってい
る。
また、NHKデータ放送に訓練データを流し、災害時の表示イメージを確認したこと
については、その効果を実感して96.3%の市町村が継続を望んでいる。
108 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
5
他の都道府県域の情報閲覧に関する評価
他都道府県域の情報の閲覧については、県の準備した訓練会場にコモンズビューワの準
備がなかったことから29.6%にとどまった。
市町村役場から参加の市町村の閲覧しなかった理由としては、閲覧の必要がない「35.
0%」
、コモンズビューワの導入がうまくいかなかった「20.0%」
、庁内ネットワーク
のポリシーでコモンズビューワが導入できない市町村もあった。
来年度も引き続き県が会場を準備する場合は、コモンズビューワを準備し、他都道府県
域の情報の閲覧についても実施することとしたい。
6
次回合同訓練への要望その他意見・要望
・準備期間が短かったためか、市町村から住民に対し訓練実施について事前周知がなか
ったが、次回訓練では事前周知を行うことで、県民に対して多様手段で防災情報が入
手できることを周知していきたい。
・地デジデータ放送は、身近で普及率の高いメディアを活用した防災情報提供手段とし
て有効であることから、NHK以外の放送事業者に対してもシステム連携によるリア
ルタイムな防災情報の提供について働きかけていきたい。
・本県の場合、同時期に水害を想定した訓練を実施するため、参加市町村の負担も考慮
して訓練日程の調整については、柔軟に対応をしていただきたい。
109 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
別紙1
Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練発信情報の種類及び件数
市町村名
岡山市
倉敷市
津山市
玉野市
笠岡市
井原市
総社市
高梁市
新見市
備前市
瀬戸内市
赤磐市
真庭市
美作市
浅口市
和気町
早島町
里庄町
矢掛町
新庄村
鏡野町
勝央町
奈義町
西粟倉村
久米南町
美咲町
吉備中央町
市町村コード
331007
332020
332038
332046
332054
332071
332089
332097
332101
332119
332127
332135
332143
332151
332160
333468
334235
334456
334618
335860
336068
336220
336238
336432
336637
336661
336815
合計
災害対策本部
避難勧告・指示
避難所
2
2
4
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
5
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
8
7
7
9
7
7
6
4
7
7
7
7
7
7
17
7
10
7
7
7
4
7
7
5
7
4
7
6
6
6
8
6
6
6
4
6
6
6
6
7
7
17
6
11
7
6
6
5
6
6
5
6
5
6
61
193
178
110 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
結果の取りまとめ_徳島県
◆参加市町村、参加メディア
・市町村 - 24(徳島県全市町村)
・地上波 - 1
・CATV - 2
・FM - 1
◆発信・受信した情報の種類及び各件数
徳島県独自の「災害時情報共有システム」に入力するとLアラートへ
自動発信される仕様としている
・配備体制・配備体制解除 - 56
・避難勧告指示・解除 - 53
・避難所開設・解除 - 63
◆情報入力、更新、訂正等の操作・運輸に関する評価
現在、被害情報は上記システムへの入力は行っているが非公開としている。
災害情報は迅速な発信が必要であるが、入力ミスでLアラートへ出力されて
しまう懸念があるので、入念な確認が必要となってきている。
◆情報受信に関する評価
・見たい情報だけを抽出できるのが好評(ビューワ)
◆他の都道府県域の情報閲覧に関する評価
・近隣箇所が閲覧できるのが好評(ビューワ)
◆次回合同訓練への要望その他意見・要望
・サーバーの不具合解消
・自治体以外の情報も盛り込んで欲しい(雨量、道路規制等)
◆可能であれば合同訓練時の模様の画像、映像
・ありません
111 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練の結果報告書
香川県
1
実施日時
平成27年6月3日(水)午前の部
午後の部
2
9:30~12:00
13:30~16:00
実施場所
香川県庁災害対策本部室(本館5階)、各市町庁舎、各報道機関等社屋
3
目
的
県及び市町から、香川県防災情報システムに本部設置や避難勧告等の情報を入力
し、Lアラート(公共情報コモンズ)
((一財)マルチメディア振興センターが運営)
を通じて発信するとともに、報道機関等において連携システムやコモンズビューワ
等により受信情報の確認を行うことにより、県、市町、報道機関等におけるLアラ
ート(公共情報コモンズ)を活用した防災情報の伝達体制について確認等を行う。
4
概
要
県及び各市町から、香川県防災情報システムに「避難勧告等の発令、更新(地区
追加、部分解除)及び解除」、「避難所開設及び閉鎖」、「水防本部、災害対策本部設
置及び解散」、
「被害情報」を入力し、Lアラート(公共情報コモンズ)を通じて発
信するとともに、県、各市町、各報道機関等において受信情報の確認を行う。
112 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
5
参加団体、参加方法
種別
参加団体
参加方法
情報発信者
香川県
○訓練の総合調整
○香川県防災情報システムの運用
○Lアラートへ情報発信(本部設置、被害情報)
○市町の情報発信内容の確認
○避難勧告等、避難所状況の報道提供資料作成訓練
市町(17 団体)
○Lアラートへ情報発信(本部設置、避難勧告等
避難所状況、被害情報)
○局内の検証系モニター確認
【テレビ】
・NHK高松放送局
○コモンズビューワ確認
情報伝達者
報道機関等(13 機関)
【テレビ】
・西日本放送株式会社(RNC)
・株式会社瀬戸内海放送(KSB)
・山陽放送株式会社四国支社(RSK)
・岡山放送株式会社四国支社(OHK)
・テレビせとうち株式会社(TSC)
【ラジオ】
・株式会社エフエム香川(78.6)
・FM高松コミュニティ放送株式会社(81.5)
・エフエム・サン株式会社(76.1)
【ケーブルテレビ】
・香川テレビ放送網株式会社(KBN)
・中讃ケーブルビジョン株式会社(CVC)
・株式会社ケーブルメディア四国(CMS)
○コモンズビューワ確認及びデータ放送反映
【ケーブルテレビ】
・さぬき市コミュニティ放送(SCN)
113 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年Lアラート合同訓練まとめ
㸴 カ⦎ࢩࢼࣜ࢜
㸦ཧຍᕷ⏫㸸㧗ᯇᕷࠊ୸டᕷࠊᆏฟᕷࠊၿ㏻ᑎᕷࠊࡉࡠࡁᕷࠊ୕㇏ᕷࠊ୕ᮌ⏫ࠊ⥤ᕝ⏫㸧
࠙༗๓ࡢ㒊 㹼ࠚ
᝿ᐃ஦㇟
኱㞵㺃ὥỈ㆙ሗ
Ⓨ⾲
኱㞵㆙ሗࡢᅵተ㞵㔞
ᣦᩘᇶ‽ࢆ㉸㐣
ᅵ◁⅏ᐖ㆙ᡄ᝟ሗ
Ⓨ⾲
ᅵ◁⅏ᐖࡢ๓඙⌧㇟
Ⓨぢ
Ⓨಙ᝟ሗࡢゞṇ
グ㘓ⓗ▷᫬㛫኱㞵
᝟ሗⓎ⾲
⿕ᐖࡢⓎ⏕
Ⓨಙணᐃ
᫬้
ᕷ⏫ཪࡣ┴ࡀࢩࢫࢸ࣒࡟
ධຊࡍࡿෆᐜ
㹼
‫ ە‬ᮏ㒊タ⨨
Ỉ㜵ᮏ㒊ࡢタ⨨࠙ᕷ⏫ࠊ┴ࠚ
㹼
‫ ۔‬㑊㞴‽ഛ᝟ሗ㸦᪂つ㸧
ᆅ༊㸿࡟㑊㞴‽ഛ᝟ሗࡢⓎ௧࠙ᕷ⏫ࠚ
㹼
㹼
㹼
㹼
‫۔‬
‫ۍ‬
‫۔‬
‫ۍ‬
㹼
‫ ۔‬㑊㞴່࿌㸦ゞṇ㸧
㹼
‫ ۍ‬㑊㞴ᡤ㛤タ㸦ゞṇ㸧
㹼
㹼
‫ ۔‬㑊㞴ᣦ♧㸦༊ศኚ᭦㸧
‫ ۍ‬㑊㞴ᡤ≧ἣ㸦᭦᪂㸧
⿕ᐖሗ࿌
‫ۂ‬
ͤ㹊࢔࣮ࣛࢺ࡟ࡣ㠀Ⓨಙ
⿕ᐖ㞟ィ
‫ۂ‬
ͤ㹊࢔࣮ࣛࢺ࡟Ⓨಙ
‫ ە‬ᮏ㒊ኚ᭦
‫ ۔‬㑊㞴ᣦ♧ゎ㝖㸦୍㒊ゎ㝖㸧
‫ ۍ‬㑊㞴ᡤ㛢㙐㸦୍㒊㛢㙐㸧
‫ ۔‬㑊㞴່࿌ゎ㝖㸦඲࡚ゎ㝖㸧
‫ ۍ‬㑊㞴ᡤ㛢㙐㸦඲࡚㛢㙐㸧
‫ ە‬ᮏ㒊ゎᩓ
ᆅ༊㸿ࡢ㑊㞴‽ഛ᝟ሗࢆ㑊㞴່࿌࡟ኚ᭦࠙ᕷ⏫ࠚ
㑊㞴ᡤ D ࡢ㛤タ࠙ᕷ⏫ࠚ
ᆅ༊㹀ࠊᆅ༊㹁࡟㑊㞴່࿌ࡢⓎ௧࠙ᕷ⏫ࠚ
㑊㞴ᡤ Eࠊ㑊㞴ᡤ F ࡢ㛤タ࠙ᕷ⏫ࠚ
ᮏ᮶ࠊ
ᆅ༊㹂࡟Ⓨ௧ࡍ࡭ࡁ࡜ࡇࢁࢆㄗࡗ࡚ᆅ༊㹁࡟Ⓨ௧ࡋ࡚ࡋ
ࡲࡗࡓࡓࡵࠊᆅ༊ྡࢆゞṇ࠙ᕷ⏫ࠚ
ᮏ᮶ࠊ
㑊㞴ᡤ G ࢆ㛤タࡍ࡭ࡁ࡜ࡇࢁࢆㄗࡗ࡚㑊㞴ᡤ F ࢆ㛤タࡋ
࡚ࡋࡲࡗࡓࡓࡵࠊ㑊㞴ᡤࢆゞṇ࠙ᕷ⏫ࠚ
ᆅ༊㸿ࡢ㑊㞴່࿌ࢆ㑊㞴ᣦ♧࡟ኚ᭦࠙ᕷ⏫ࠚ
㑊㞴ᡤ D ࡢ㑊㞴ୡᖏᩘࠊேᩘࡢ᭦᪂࠙ᕷ⏫ࠚ
ேⓗ⿕ᐖࠊᐙᒇ⿕ᐖࡢሗ࿌࠙ᕷ⏫ࠚ
ͤࡇࡢ᫬Ⅼ࡛㹊࢔࣮ࣛࢺ࡟ࡣⓎಙࡉࢀ࡞࠸
ྛᕷ⏫࠿ࡽሗ࿌ࡉࢀࡓ⿕ᐖ᝟ሗࢆ㞟ィࡋබ㛤࠙┴ࠚ
ͤࡇࡢ᫬Ⅼ࡛㹊࢔࣮ࣛࢺ࡟Ⓨಙࡉࢀࡿ
Ỉ㜵ᮏ㒊࠿ࡽ⅏ᐖᑐ⟇ᮏ㒊࡬ኚ᭦࠙ᕷ⏫ࠊ┴ࠚ
ᆅ༊㸿ࡢ㑊㞴ᣦ♧ࢆゎ㝖࠙ᕷ⏫ࠚ
㑊㞴ᡤ D ࡢ㛢㙐࠙ᕷ⏫ࠚ
ᆅ༊㹀ࠊᆅ༊㹂ࡢ㑊㞴່࿌ࢆゎ㝖࠙ᕷ⏫ࠚ
㑊㞴ᡤ Eࠊ㑊㞴ᡤ G ࡢ㛢㙐࠙ᕷ⏫ࠚ
⅏ᐖᑐ⟇ᮏ㒊ࡢゎᩓ࠙ᕷ⏫ࠊ┴ࠚ
㹼
㹼
ᅵ◁⅏ᐖ㆙ᡄ᝟ሗ
ゎ㝖
኱㞵㺃ὥỈ㆙ሗ
ゎ㝖
Ⓨಙ᝟ሗ
㹼
㹼
㹼
㹼
㹼
㹼
㑊㞴່࿌㸦༊ศኚ᭦㸧
㑊㞴ᡤ㛤タ㸦᪂つ㸧
㑊㞴່࿌㸦㏣ຍ㸧
㑊㞴ᡤ㛤タ㸦㏣ຍ㸧
106
平成27年Lアラート合同訓練まとめ
㸦ཧຍᕷ⏫㸸ほ㡢ᑎᕷࠊᮾ࠿ࡀࢃᕷࠊᅵᗉ⏫ࠊᑠ㇋ᓥ⏫ࠊ┤ᓥ⏫ࠊᏱከὠ⏫ࠊ⍆ᖹ⏫ࠊከᗘὠ⏫ࠊࡲࢇࡢ࠺⏫㸧
࠙༗ᚋࡢ㒊 㹼ࠚ
᝿ᐃ஦㇟
኱㞵㺃ὥỈ㆙ሗ
Ⓨ⾲
኱㞵㆙ሗࡢᅵተ㞵㔞
ᣦᩘᇶ‽ࢆ㉸㐣
ᅵ◁⅏ᐖ㆙ᡄ᝟ሗ
Ⓨ⾲
ᅵ◁⅏ᐖࡢ๓඙⌧㇟
Ⓨぢ
Ⓨಙ᝟ሗࡢゞṇ
グ㘓ⓗ▷᫬㛫኱㞵
᝟ሗⓎ⾲
⿕ᐖࡢⓎ⏕
Ⓨಙணᐃ
᫬้
ᕷ⏫ཪࡣ┴ࡀࢩࢫࢸ࣒࡟
ධຊࡍࡿෆᐜ
㹼
‫ ە‬ᮏ㒊タ⨨
Ỉ㜵ᮏ㒊ࡢタ⨨࠙ᕷ⏫ࠊ┴ࠚ
㹼
‫ ۔‬㑊㞴‽ഛ᝟ሗ㸦᪂つ㸧
ᆅ༊㸿࡟㑊㞴‽ഛ᝟ሗࡢⓎ௧࠙ᕷ⏫ࠚ
㹼
㹼
㹼
㹼
‫۔‬
‫ۍ‬
‫۔‬
‫ۍ‬
㹼
‫ ۔‬㑊㞴່࿌㸦ゞṇ㸧
㹼
‫ ۍ‬㑊㞴ᡤ㛤タ㸦ゞṇ㸧
㹼
㹼
‫ ۔‬㑊㞴ᣦ♧㸦༊ศኚ᭦㸧
‫ ۍ‬㑊㞴ᡤ≧ἣ㸦᭦᪂㸧
⿕ᐖሗ࿌
‫ۂ‬
ͤ㹊࢔࣮ࣛࢺ࡟ࡣ㠀Ⓨಙ
⿕ᐖ㞟ィ
‫ۂ‬
ͤ㹊࢔࣮ࣛࢺ࡟Ⓨಙ
‫ ە‬ᮏ㒊ኚ᭦
‫ ۔‬㑊㞴ᣦ♧ゎ㝖㸦୍㒊ゎ㝖㸧
‫ ۍ‬㑊㞴ᡤ㛢㙐㸦୍㒊㛢㙐㸧
‫ ۔‬㑊㞴່࿌ゎ㝖㸦඲࡚ゎ㝖㸧
‫ ۍ‬㑊㞴ᡤ㛢㙐㸦඲࡚㛢㙐㸧
‫ ە‬ᮏ㒊ゎᩓ
ᆅ༊㸿ࡢ㑊㞴‽ഛ᝟ሗࢆ㑊㞴່࿌࡟ኚ᭦࠙ᕷ⏫ࠚ
㑊㞴ᡤ D ࡢ㛤タ࠙ᕷ⏫ࠚ
ᆅ༊㹀ࠊᆅ༊㹁࡟㑊㞴່࿌ࡢⓎ௧࠙ᕷ⏫ࠚ
㑊㞴ᡤ Eࠊ㑊㞴ᡤ F ࡢ㛤タ࠙ᕷ⏫ࠚ
ᮏ᮶ࠊ
ᆅ༊㹂࡟Ⓨ௧ࡍ࡭ࡁ࡜ࡇࢁࢆㄗࡗ࡚ᆅ༊㹁࡟Ⓨ௧ࡋ࡚ࡋ
ࡲࡗࡓࡓࡵࠊᆅ༊ྡࢆゞṇ࠙ᕷ⏫ࠚ
ᮏ᮶ࠊ
㑊㞴ᡤ G ࢆ㛤タࡍ࡭ࡁ࡜ࡇࢁࢆㄗࡗ࡚㑊㞴ᡤ F ࢆ㛤タࡋ
࡚ࡋࡲࡗࡓࡓࡵࠊ㑊㞴ᡤࢆゞṇ࠙ᕷ⏫ࠚ
ᆅ༊㸿ࡢ㑊㞴່࿌ࢆ㑊㞴ᣦ♧࡟ኚ᭦࠙ᕷ⏫ࠚ
㑊㞴ᡤ D ࡢ㑊㞴ୡᖏᩘࠊேᩘࡢ᭦᪂࠙ᕷ⏫ࠚ
ேⓗ⿕ᐖࠊᐙᒇ⿕ᐖࡢሗ࿌࠙ᕷ⏫ࠚ
ͤࡇࡢ᫬Ⅼ࡛㹊࢔࣮ࣛࢺ࡟ࡣⓎಙࡉࢀ࡞࠸
ྛᕷ⏫࠿ࡽሗ࿌ࡉࢀࡓ⿕ᐖ᝟ሗࢆ㞟ィࡋබ㛤࠙┴ࠚ
ͤࡇࡢ᫬Ⅼ࡛㹊࢔࣮ࣛࢺ࡟Ⓨಙࡉࢀࡿ
Ỉ㜵ᮏ㒊࠿ࡽ⅏ᐖᑐ⟇ᮏ㒊࡬ኚ᭦࠙ᕷ⏫ࠊ┴ࠚ
ᆅ༊㸿ࡢ㑊㞴ᣦ♧ࢆゎ㝖࠙ᕷ⏫ࠚ
㑊㞴ᡤ D ࡢ㛢㙐࠙ᕷ⏫ࠚ
ᆅ༊㹀ࠊᆅ༊㹂ࡢ㑊㞴່࿌ࢆゎ㝖࠙ᕷ⏫ࠚ
㑊㞴ᡤ Eࠊ㑊㞴ᡤ G ࡢ㛢㙐࠙ᕷ⏫ࠚ
⅏ᐖᑐ⟇ᮏ㒊ࡢゎᩓ࠙ᕷ⏫ࠊ┴ࠚ
㹼
㹼
ᅵ◁⅏ᐖ㆙ᡄ᝟ሗ
ゎ㝖
኱㞵㺃ὥỈ㆙ሗ
ゎ㝖
Ⓨಙ᝟ሗ
㹼
㹼
㹼
㹼
㹼
㹼
㑊㞴່࿌㸦༊ศኚ᭦㸧
㑊㞴ᡤ㛤タ㸦᪂つ㸧
㑊㞴່࿌㸦㏣ຍ㸧
㑊㞴ᡤ㛤タ㸦㏣ຍ㸧
107
114 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
7
発信・受信した情報の種類及び各件数
種類(発信者)
件数
内容
61
水防本部設置、災害対策本部へ切替、
災害対策本部解散の総数
避難勧告等(市町)
135
避難準備情報、避難勧告、避難指示の
発令、切替、訂正、解除の総数
避難所状況(市町)
158
避難所毎の開設、避難世帯数・人数の
更新、訂正、閉鎖の総数
本部設置(県及び市町)
被害情報(県)
8
2
収集した被害情報の集計値
情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価(市町アンケート結果)
○防災情報システムで入力公開した事項が、すぐにコモンズビューワで確認でき、
入力事項の表示要領も閲覧し易かった。
○履歴を見ることで現在までの情報が時系列順に閲覧でき、後から確認した人でも
状況の流れを理解できるので、わかり易かった。
○システムの情報入力等の操作については、一貫性があり、あまり迷うことがなく、
入力及び操作ができ、運用し易かった。
○避難場所の開設の入力において、避難所を選択することで予め登録しておいた住
所及び電話番号が自動で入力される機能が入力時間の省略に繋がり、素早く情報
公開できてとても役に立った。
○ビューワへの情報反映が遅く感じた。
○避難所の入力を一括でできるようになれば操作が簡易になると考えられる。
○住民発令(避難勧告等の登録)時に同時に避難所開設もできればスムーズにいく
のではないかと感じた。
○操作訓練は必要だと思う。
○シナリオ(スケジュール)がタイトであるため、接客、電話等の通常業務が発生
115 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
するとシナリオに追いつけない。
○実際の災害時に正確に入力できるか(入力ミスに気が付くか)はわからない。ま
た、人手が足りないときに、システムの入力にまで気が回るかが不安。
○事前にシステム入力研修を行っていたので、スムーズに入力が出来たと思うが、
実際の災害時に多数の情報がよせられ、確認作業や対応を協議する中で訓練どお
りの作業が出来るか不安である。
○住民発令(避難勧告等の発令)の入力の際に、発令内容②の避難先・備考などの
入力が必須でないため入力を忘れてしまう可能性がある。内容①②とシートを分
けず一つのシートにしたら入力を忘れないと思われる。
○入力を初めてする職員全員が訓練を受けることができるように、交替で入力した
が、入力方法や項目の確認不足があり、訂正を要した箇所が複数あったため、訓
練などを通してシステムを熟知する必要があると思われる。
○情報入力後、登録までの動作が遅いため、登録できたかどうかが不安になる。
○事前訓練のおかげで、比較的スムーズに行えた。また、訓練の時間が長いと思っ
た。
○訓練なので考えながら行えたが、本番では難しいと思われるので操作の簡略化が
できれば良いと思う。マニュアルにもう一工夫をお願いしたい。
○毎年、継続して研修・訓練を実施する必要があると考える。
○避難勧告等の地図の位置入力は必須事項にあたるかどうか疑問。
○緊急速報メールを実行すると入力画面のどの箇所が送信されてくるのか分から
ない。
○災害時に今日のようにマニュアルを見ながら、落ち着いて操作できるかどうか不
安はある。特に住民発令(避難勧告等の発令)。
○普段から訓練しておかないといけないと感じた。
116 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
○訓練の途中に住民対応等で作業が中断されバタバタした。
○災害発生時には、他の防災業務や問い合わせにも追われることが多いため、いざ
という時の為に、定期的な訓練実施は必要であると感じられる。
○何度か操作することで、比較的簡単に操作できると思う。
117 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
9
情報受信に関する評価(報道機関等アンケート結果)
○訓練時の情報量でサーバ負荷により処理遅れが発生したのであれば、全国規模の
深刻な有事発生の場合に、同様のトラブルが発生するのではと懸念している。
○今回の訓練では、事前(前日夕方)にビューワの起動を要請されたが、これでは
端末を常時起動していない社は、有事の際、対応出来ない。同時に、膨大な情報
量にも耐え得るシステム構築を求めたい。
○報道機関としては詳細な情報が届くのはありがたい。
○膨大な量の情報が届くため、必要な情報を精査する必要性を強く感じた。今後早
急に情報の選別を行い、担当する受信内容を決めるなどして、いざというときに
備えようと思う。
○1台のパソコンで受信するにはデータが多すぎた。パソコン毎に受信する情報を
分けておいたほうが、結果的に効率よく情報を利用できると感じた。地区毎なり、
速報、被害状況、ライフライン、交通関連といった分類か。
○情報は随時入って状況の把握に役立った。こちらの設定かもしれないが、表示が
時系列でなかったので、本番の慌ただしさの中では混乱する可能性がある。
○情報がどんどん更新される訓練は、情報判別のスキルがあがり、有意義だと感じ
た。
○昨年より、接続が安定したように感じる。
○緊急情報をいち早く、効率的に収集できるため、情報伝達にも非常に有効と感じ
た。
○履歴から経過を知ることが出来て便利だが、履歴を印刷するとページがまたがる
ため確認がしにくいと感じた。
○弊社ではデータ放送の改修を進めており、夏には L アラートからの緊急情報をデ
ータ放送で自動受信、自動発信できるシステムとなる予定ためこの効果にも期待
したいと考える。
118 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
○一覧画面の「標題」と「見出し文」欄では重複する言葉が多いため表示内容を再
考してはどうか。特に避難勧告・指示の発令なのか解除なのかといった発令区分
を表記してもらえるとひと目で何が連携されたのかがわかるのではないか。
○サイレン機能も良いと思うが、どの情報に対するサイレンがなっているのかが不
明であるのと、そのサイレンの停止ボタンを設けてほしいと感じた。
○合同訓練では、動作確認を重点的に行った。表記されている情報が最新情報かど
うかわからないので、何月何日現在という表記をどこかに入れてほしい。
○訓練開始直後、受信できる端末と出来ない端末があった。途中で改善されたが、
有事の際は、日本全国で一斉に情報を閲覧すると思うのできちんと整備してほし
い。
○入力内容がそのまま利用されることから、簡潔明瞭に記載することが必要。
○観光などで来ている地理のわからない者にとって避難エリアの地図表示があっ
た方がよい。
○コモンズビューワを使いデータを活用する場合、コピー印刷画面にしなければい
けないことと、定型フォーマットを数種類作っておきコピーペーストで入れ込む
ことが必要と思った。
10
他の都道府県域の情報閲覧に関する評価(アンケート結果)
○地域が選択できるので、不便は感じない。自治体によって温度差があるような感
じがする。
○同時多発的な災害の場合、フィルタリングをしないとあまりに多くの情報が流れ
るため、見逃す危険がある。
○他府県の情報は閲覧しなかった。
○愛媛県、徳島県は、地図情報も受信できた。香川県も頑張ってもらいたい。
119 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
11 次回合同訓練への要望その他意見・要望(アンケート結果)
(市町)
○各入力画面において、一時保存機能があると緊急で情報公開しないといけない事
項が他の入力中に出た場合に、緊急情報公開後に迅速に次の情報公開ができるの
で、助かる。
○本市の防災情報システムと県のシステムの連携ができていないため、現状では、
同じことを二度入力しているので、この対応を見直す必要があると感じている。
○シナリオがタイトすぎる。
○入力内容まで指示があり、そこまでシナリオ通りに入力する必要があるのか疑問
があった。
○入力時のチェックリストがあるのはありがたいが、少し分かりにくかった(入力
項目の上からの順で作成して欲しかった)。
○今年度同様に、洪水期・台風期前の説明会及び訓練の実施をお願いしたい。
○訓練の時間の短縮化をお願いする。
(報道機関等)
○訓練の頻度(現行、実質一年)の再考を意見具申する。例えば、「システムのバ
ージョンアップが成された時」「発信者・伝達者が一定数増加した時」など不定
期な実施。
○終了時刻をはっきりさせてもらいたかった。
○今回は受信状況のチェックのみだったが、次回は送信側の状態も見ることができ
ればと思う。
○各スタジオに、ビューワできる端末PCを整備して、次回も参加する。
○今回の訓練において、コモンズセンターからのメールで、サーバー負荷による運
用の不正常がでたようだが、訓練を踏まえて有事に備えてほしい。
120 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
○業務の関係上、なかなか全員がそろってできないが、今後も参加していきたい。
○11時30分前後から、香川県システム入力を受けてのコモンズへの反映が遅れ
たため、データ放送へも同様に遅延が発生した。コモンズサーバー負荷想定の見
直しをお願いする。
121 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
12
訓練の実施状況写真
【市町(情報発信者)】
高松市における情報入力状況
観音寺市における情報入力状況
さぬき市における情報入力状況①
さぬき市における情報入力状況②
直島町における情報入力状況
まんのう町における情報入力状況
122 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
【香川県(情報発信者)】
香川県における市町入力情報の確認
及び報道提供資料作成状況
香川県災害対策本部室における
コモンズビューワ及びヤフー訓練
サイトの表示状況
【報道機関等(情報伝達者)】
西日本放送株式会社における
情報確認状況
株式会社エフエム香川における
情報確認状況
さぬき市コミュニティ放送における
データ放送への自動反映状況①
さぬき市コミュニティ放送における
データ放送への自動反映状況②
123 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年度Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練結果報告(愛媛県)
1.目的
Lアラート(公共情報コモンズ)の運営主体である一般財団法人マルチメディア
振興センターが実施する全国合同のLアラート(公共情報コモンズ)合同訓練に参
加し、本県における情報発信者(市町)と情報伝達者(報道機関)の連携、運用体
制の確認等を行う。
情報発信者は、避難情報及び避難所情報を円滑に情報発信できることの検証を行
うとともに、担当者のコモンズツールの操作習熟を図る。
情報伝達者は、情報受信及び放送等への情報配信に支障がないかの確認を行う。
2.参加機関
・愛媛県
・県内全20市町(松山市、今治市、宇和島市、八幡浜市、新居浜市、西条市、大洲
市、伊予市、四国中央市、西予市、東温市、上島町、久万高原町、松前町、砥
部町、内子町、伊方町、松野町、鬼北町、愛南町)
・報道機関16機関(日本放送協会松山放送局、南海放送(株)、(株)テレビ愛媛、(株)
あいテレビ、(株)愛媛朝日テレビ、(株)エフエム愛媛、(株)四国中央テレビ、
(株)ハートネットワーク、今治シーエーティーブィ(株)、(株)愛媛CATV、
(株)ケーブルネットワーク西瀬戸、(一財)八西CATV、西予CATV、宇
和島ケーブルテレビ(株)、今治コミュニティ放送(株)、愛媛新聞社)
3.実施日時
平成27年6月3日(水)9時30分~15時30分
4.実施方法
台風による被害の発生を想定し、訓練シナリオのタイムスケジュールにより実施
した。
(1)情報発信者(市町)
ア 情報の発信
コモンズエディタを使用し、避難情報及び避難所情報の発信を実施。
イ 情報配信の確認
コモンズビューワにより、発信情報を確認した。
確認結果等を確認シートに記入し、県に提出。
(2)情報伝達者(報道機関)
ア 情報の受信
コモンズビューア又は連携システムにより、市町が入力した情報を受信
124 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
し、確認結果等を確認シートに記入し、県に提出。
イ 情報配信試験
一部の機関で、受信情報の配信試験を実施。
(3)県
ア 情報配信の確認
市町が発信した情報をコモンズビューアや報道機関が配信したデータ
放送等により確認した。
イ 訓練結果のとりまとめ
市町や報道機関から提出された確認シートのとりまとめを行った。
5.発信情報
(1)避難情報(6回発信)
避難準備情報発令、避難勧告等への切替、避難勧告等の地区追加、情報訂正、
一部解除、全解除
(2)避難所情報(6回発信)
避難所の開設、避難所の追加、避難者数更新、情報訂正、一部閉鎖、全閉鎖
6.情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価
発信項目
最短~最長時間
平均時間
(参考:昨年平均時間)
避難情報①
0~10分
3分45秒
(7分21秒)
避難所情報➊
0~10分
3分42秒
(6分00秒)
避難情報②
0~14分
5分03秒
(5分36秒)
避難所情報➋
0~10分
3分54秒
(5分09秒)
避難情報③
0~10分
4分24秒
新規
避難所情報➌
0~15分
6分03秒
新規
避難情報④
0~10分
5分12秒
新規
避難所情報❹
0~9分
5分03秒
新規
避難情報⑤
0~15分
6分06秒
新規
避難所情報❺
0~10分
4分00秒
新規
避難情報⑥
0~18分
4分15秒
(3分40秒)
避難所情報❻
0~12分
3分47秒
(4分17秒)
〇今回は、システム側の問題と思われる送信エラーが多発し、何度も入力をやり直
すなど時間的に厳しい機関もみられたがが、概ね順調に入力できた。
○送信エラー時にも情報が発信され、同じ情報が複数発信することがあった。
〇訂正時の理由が記載不足のところがあり、改善したい。
125 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
7.情報受信に関する評価
○訓練に参加した機関は、コモンズビューワによる情報の確認を行った。
○NHK松山放送局及び愛媛CATVでは、データ放送による発信試験も行った。
受信した情報は、支障なく発信していた。ただ、改版時に前回と同じ版数で受信
することがあり、配信情報が削除されることがあった。
○コモンズビューワ及び報道機関のシステム受信において、11:00頃から終日断続
的に遅延が発生し、参加者において情報の確認できず、混乱した。
8.他の都道府県の情報閲覧に関する評価
○他県や全国の情報発信の状況を確認できるよい機会であった。(ビューワで四国
4県の情報を確認、Yahoo Japanのサイト)補足情報の記載などが参考になった。
9.次回合同訓練への意見・要望(マルチメディア振興センター向け)
○今後も全国一斉の合同訓練を定期的に実施してほしい。
○今回も昨年同様、梅雨入り時の大雨となり、中止のリスクを持って、実施した。
その心配のない少し早い時期がよい思われる。(5月末頃)
○訓練だけでなく、大規模災害においても安定稼働できるシステム能力増強を検討
して欲しい。
○今回のシステム異常の詳細及び対策について、早期に利用者に周知願いたい。
126 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
27 高 危 防 第 168 号
平 成 27 年 6 月 29 日
一般財団法人
マルチメディア振興センター 御中
高知県危機管理部危機管理・防災課長
(公印省略)
平成 27 年 L アラート(公共情報コモンズ)合同訓練の結果の取りまとめ
標記のことにつきまして、平成 27 年 L アラート(公共情報コモンズ)合同訓練実施要綱
に基づき、下記のとおり回答いたします。
記
1 実施日
平成 27 年6月3日(午前)、平成 27 年6月 10 日(午後)
2 参加市町村、参加メディア
(1)市町村
32 市町村
(2)放送局(地上波)
NHK 高知放送局、株式会社高知放送、株式会社テレビ高知、高知さんさんテレビ
株式会社、朝日放送株式会社
(3)ケーブルテレビ事業者
よさこいケーブルネット株式会社、高知ケーブルテレビ株式会社、西南地域ネ
ットワーク株式会社
(4)ラジオ事業者
株式会社エフエム高知
(5)新聞社
毎日新聞高知支局
3 発信・受信した情報の種類及び各件数
情報種別
件数
避難勧告・指示
249
被害情報
104
避難所情報
197
災害対策本部設置状況
64
127 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
4 訓練参加者からの情報入力、更新、訂正等の操作・運用に関する評価
・ 県別での表示機能やアラーム音での通知機能は、非常に有効な機能でした。
・ 市町村別の表示が出来れば有り難いです。更に複数の市町村を選択できれば、尚有
り難いです。
・ 一部の情報の書式が縦長のため、画面スクロールするのに時間を要しました。可能
であれば、スクロールが少なくて済む書式にしていただきたい。
・ 「未読太文字」「訂正色付き」になり、見やすくなりました。
5 情報受信に関する評価
L アラートのサーバーの機能低下時以外は、概ね入力後1分から3分程度でコモンズビ
ューアへ情報が反映されていました。
6 他の都道府県域の情報閲覧に関する評価
特にありません。
7 訓練参加者からの次回合同訓練への要望その他意見・要望
・ 各自治体も担当者が異動などで代わるので、可能ならば年一度は訓練した方が良い
のではないかと思います。
・ 初回、本災害により中止となったため次回は天候を計算して実施して頂きたい。
128 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
L アラート合 同 訓 練 (宮 崎 県 )報 告 書
1
実施概要
(1)実 施 日 時
平成27年6月
4日(木)
午前10時から11時30分
午後
1時から
2時30分
(2)参 加 者
県 市 町 村 (2 5 市 町 村 )
NHK 宮崎放送 テレビ宮崎 エフエム宮崎
ケーブルメディアワイワイ 宮崎ケーブルテレビ
Yahoo!JAPAN
(3)訓 練 目 的
県及び、市町村から災害対策支援情報システムに各情報を入力し、L
アラートにデータを送信するとともに、放送事業者において情報受信を
確認することにより、県、市町村、放送事業者との連携、運用の確認、
検証等を行う。
(4)実 施 方 法
大型台風の接近との想定で、下記のとおり災害対策支援情報システム
に情報を入力する。
①対策本部設置
②避難勧告・指示発令
③避難所開設
④避難勧告・指示追加発令
⑤避難勧告・指示一部解除
⑥避難勧告・指示全解除
⑦避難所閉鎖
⑧対策本部解散
129 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
2
訓練結果
(1)入 力 に か か っ た 時 間
おおむね3分以内に情報入力が完了している。
(2)問 題 点
ア
L アラートのアドレス設定が間違っており、訓練中に送信できた
か確認できなかった市町村があった。
(対応済み)
イ
本部名などで一部細かいミスがあった。
(電話で確認済み)
(4)市 町 村 か ら の 意 見
ア
隣接する市町村の体制配備等がリアルタイムに確認でき、非常に
よい。
イ
本町では、災害時に人員不足が予想されるため、入力が今回の訓
練より遅れる心配がある。
ウ
実際の台風や大雨の警戒時に、L アラートに加入しているにも関
わらず報道機関からの確認の電話が頻繁にかかる状況がある。
3
総評
一年間運用し、ノウハウを構築してきたため、昨年度よりスムーズに訓
練をこなくことができた。ただ、実際の災害になると人員の不足が考えら
れる町村があり、効率的な運用を考える必要がある。また、情報の精度を
あげ、放送事業者から信頼されるシステムとしていくことも課題としてあ
げられた。
130 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
࠯঺࠰ඌጃჄπσऴ‫إ‬dzȢȳǺӳӷ᚞ጀ ᚞ጀኽௐ‫إ‬ԓ 平成27年Lアラート合同訓練まとめ
᚞ጀಒᙲ
.#.'46
dzȢȳǺ
ȓȥȸȯ᧠ᚁ 后吐吝吷㐃ᦠ
ࠊထ஭
᧸໎ᇢ஛ Ძܱ଀
࠯঺࠰உଐᲢஙᲣ᳸
ᲬӋьೞ᧙Ტᚘ‫˳ׇ‬Უ
Ūᐯ඙˳ᲢඌጃჄŴࠊထ஭Უ ‫˳ׇ‬
ŪȩǤȕȩǤȳʙಅᎍᲢඌጃǬǹ
ఇᲣ‫˳ׇ‬
ŪȞǹȡȇǣǢ
‫˳ׇ‬
ȷ68્ᡛᲢ0*-ඌጃŴ4$%Ŵ168Ŵ3#$Უ
ȷ(/્ᡛᲢ(/ඌጃŴ(/ȋȩǤŴ
(/ǍǜƹǔŴ(/ƏǔLJᲣ
ȷૼᎥᲢඌጃǿǤȠǹŴྺྶૼ‫إ‬Უ
Ჭϋܾ
Ө᫘੗ᡈƴˤƏ.ǢȩȸȈǛᡫơƨžऴ‫إ‬ˡᢋ
᚞ጀſǛܱ଀ŵ
Ūࠊထ஭
ᢤᩊѰԓሁƷᢤᩊऴ‫إ‬Ŵᢤᩊ৑᧏ᚨऴ‫إ‬Ǜ
žඌጃჄ᧸໎ऴ‫إ‬ǷǹȆȠſƔǒႇ᥵
ŪჄŴȩǤȕȩǤȳʙಅᎍ
πᇌ‫ܖ‬ఄƷ˞ఄऴ‫إ‬ŴᣃࠊǬǹƷ̓ዅͣഥ
ǛždzȢȳǺǨȇǣǿſƔǒႇ᥵
ŪȞǹȡȇǣǢ
ɥᚡႇ᥵ऴ‫إ‬ǛŴdzȢȳǺȓȥȸȯư᧠ᚁ
᚞ጀऴ‫إ‬ˡᢋǤȡȸǸ
ȷᢤᩊऴ‫إ‬
ȷᢤᩊ৑ऴ‫إ‬
ȞǹȡȇǣǢሁ
Ȟ
dzȢȳǺ
Ǩȇǣǿλщ ᧸໎ऴ‫إ‬
ǷǹȆȠ
Ⴤ૙Ꮛ࠻
Ⴤ
dzȢȳǺ
Ǩȇǣǿ ȷƓჷǒƤ
Ტ˞ఄऴ‫إ‬Უ
ඌጃǬǹ
ఇ
ȷƓჷǒƤ
ඌጃǬǹ
ఇ
ᲢǬǹ̓ዅͣഥᲣ
ȩǤȕȩǤȳ
᚞ጀኽௐƷᎋ‫ݑ‬
ȷࠊထ஭ƕᐯǒƷλщદ˺ƴ‫ݣ‬ƠŴ[CJQQƷᚾ
᬴ဇǵǤȈưኽௐǛᄩᛐƢǔƜƱƕưƖƨŵLJ
ƨŴદ˺Ʒ፼༌Ʊᛢ᫆ƕᄩᛐưƖƨŵ
ȷჄϋȞǹȡȇǣǢƴ‫ݣ‬ƠƯƸŴ˞ఄऴ‫إ‬Ǜԃ
NJŴᢤᩊѰԓሁƷ໎ܹஜဪƷǤȡȸǸǛܱᨥƴ
ᄩᛐƠƯNjǒƏᑣƍೞ˟ƱƳƬƨŵ
ȷዮѦႾඌጃዮӳᡫ̮ʙѦ৑Ʒ᧠ᚁ˟ǛᡫơŴ
சьλ‫˳ׇ‬ǁኰʼƢǔᑣƍೞ˟ƱƳƬƨŵ
124
131 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
132 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
4.合同訓練時に生じた不具合に関する調査結果
4.合同訓練時に生じた不具合に関する調査結果(資料 WG37-2-2)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 135
133 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
134 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
資料WG37-2-2
合同訓練時に生じた不具合に関する調査結果
平成27年7月30日
一般財団法人マルチメディア振興センター
■報道発表
■不具合に関する調査結果について
■今後の対策と改善依頼
1
135 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
報道発表
【2015年6月3日の発表内容】
2
報道発表
【2015年7月29日の発表内容】
3
136 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
不具合に関する調査結果について
1.本番情報発信への影響
6月3日、FMMCメインサーバに一時的に不具合が発生。
熊本県八代市が入力した避難準備情報の反映に遅延が
生じた。その後、発生から約一時間程度で一旦復旧。
10:10 八代市 避難準備発令(送付頂いたXMLに記載された時間)
11:00頃 --- サーバ負荷が徐々に高まり始める --11:03
11:03
11:03:08
11:03:42
11:04
八代市防災情報メールサービスにより配信
防災情報メールサービスサーバからコモンズへ送信>
FMMC 熊本県よりXML受信成功
メディア向けのSOAP送信成功(yahoo等のメディア)
コモンズビューワの一部ユーザ(熊本県に限って収集設定している場合)
に送信成功
11:05頃 --- サーバ負荷がピークとなる --11:05
11:05
コモンズビューワの一部ユーザに送信が遅延発生
TVCML送信遅延発生(NHK等)
12:06頃 --- 一部機能の停止、再起動等の対応で事象を解消 --12:06
遅延した情報が順次送信され始める
12:19:14 TVCML送信が完了(NHK等)
13:30
八代市 避難準備解除
4
不具合に関する調査結果について
2.障害調査結果
Lアラートへの大量な情報発信が集中した状態で、Lアラートの管理ソフト
ウェアに障害が発生し、一時的に配信が停止したことが、今回の障害の主
な要因です。
これにより、障害から復旧した際に、滞留していた大量なメッセージが一斉
に配信されることで新たな問題が顕在化し、回復に時間を要したものです。
サーバ等の機器の能力不足ではありませんでした。
5
137 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
不具合に関する調査結果について
(1)6月3日の障害状況
問題点1(11:05~12:06 12:55~13:36)
サーバ負荷の軽減を目的に
配信処理中の不要な収集設定(トピック)の整理を2回実施。(11:05、12:45)
上記操作により、ノードシステムの管理機能であるメッセージキュー制御機能に不具合が
発生してメッセージキューへ登録された情報を変換・配信処理へ送ることができなくなり、
配信処理が一時的に停止状態となる。(11:05~11:58、12:55~13:00) ただし、受信は
継続していた。
【当日の対処】
収集設定の原状復帰と待機系サーバ
への切り替え処置で復帰
【恒久措置】
ノードシステムの不具合改修
(適用済)
6
不具合に関する調査結果について
問題点2(13:36~14:29)
障害1からの復帰後、大量に滞留していた情報の配信を開始したが、短期間に大量の配信結果
情報が内部で生成されたため、サーバの負荷が急速に高まり、配信が滞る状態になった。
(配信情報の約20倍)
【 当日の対処】
滞留している配信結果情報の削除を実施。緊急速報メールを除き配信成功情報は不要
な情報のため、自動生成を行なわないようにノードシステムの設定変更を実施。
【今後の対応】
緊急速報メールを除き、配信成功メッセージはエラー発生後に限定する。
情報伝達者
情報伝達者
情報伝達者
7
※配信結果情報は、配信したメッセージ数×SOAP収集設定数(訓練時は約20)
138 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
不具合に関する調査結果について
問題点3(~15:30)
全国/全種別の情報を取得している場合、情報が一旦滞留すると、その回復期には、大量な情報
の配信量が行われるため、県内情報のみを受信している収集設定等に接続しているビューワに
比べて配信が遅延していた。
現在のビューワの方式では、接続数の増加に比例してサーバ負荷が増大するため、将来的に
は、根本的な対策も必要である。
【 当日の対処】
自然復旧
【今後の対応】
当面は、コモンズビューワへの配信処理方式を改良して、サーバの高負荷時の配信性能の
強化を図る。
将来的には、配信方式を根本的に見直したバージョンの開発が必要である。
8
不具合に関する調査結果について
(2)6月4日の状況
問題点2の対策を講じたため、ピーク時には6月3日とほぼ同等の情報量が発信されたが、
特に、遅延もなく終了することができた。
時間帯
9:00~9:30
9:31~10:30
10:01~10:30
10.31~11:00
11:01~11:30
11:31~12:00
合計
発信件数
6月3日
6月4日
66
122
478
368
618
610
618
444
359
479
286
387
2,425
2,410
9
139 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
今後の対策と改善依頼
<合同訓練の実施方法の見直し>
・ 訓練期間中における本番情報の優先処理
・ 出水期間を回避できるよう、訓練実施時期の前倒し
・ 送受信データ量が平準化されるよう、訓練実施日数の増加
<今後の対応>
○ 都道府県への依頼
・ 本番ノードに加えてバックアップノードへの同時発信の依頼
・不要な収集設定の削除
○メディアへの依頼
・本番ノードに加えてバックアップノードからの同時受信の依頼
・不要な収集設定の削除
・ 負荷の少ないSOAPプロトコル受信への切り替えを依頼
○FMMC側の対応
・ 高負荷時におけるソフト性能改善の実施
10
【参考】バックアップセンターの活用について

広域冗長化による高信頼性
所在地が異なる全国センターとバックアップセンターから構成され、各機器は、2重化されています。
発信システムからは、同一の情報を全国及びバックアップセンターへ同時に配信していただく方式を
推奨します。受信システムも同様に同時受信の方式を推奨します。

利用可能な回線種別
全国センター:LGWAN/インターネット/コモンズVPN接続が可能。
バックアップセンター:インターネット/コモンズVPN接続が可能。
情報発信者
※機器更新(H26年度末)
機器性能の向上
サーバを冗長化構成へ変更
※バックアップセンターへの発信
情報は、自動的に全国センター
と共有されます
連携システム
連携システム
同期
LGWAN
全国センター
コモンズ
エディタ
情報伝達者
インターネット
バックアップセンター
コモンズVPN
コモンズ
ビューワ
※H27度より、新規開発の発信システムはバックアップセンターへの対応が必須となりました。
※バックアップセンター利用都道府県:北海道、秋田県、千葉県、東京都、福井県、愛知県、兵庫県、島根県、
岡山県、香川県、大分県、宮崎県、沖縄県
140 ページ
11
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
5.サービス利用者発表資料
5.
サービス利用者発表資料(公共情報コモンズ諮問委員会及び作業部会)
(ア) 東京都 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(イ) 京都府 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ウ) 日本放送協会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(エ) 静岡放送・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(オ) 愛知県 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
143
147
148
149
153
141 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
142 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年度Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練
1
2
3
4
5
6
東京都訓練実施要領(案)
目的
東京都におけるLアラート(公共情報コモンズ)の取組状況については、平成 26 年 6 月
4 日から本番運用を開始しているところであるが、Lアラート(公共情報コモンズ)の運
営主体である一般財団法人マルチメディア振興センターが全国同時に実施する「Lアラー
ト(公共情報コモンズ)合同訓練」に参加し、情報の入力から住民への情報伝達までの一
気通貫の訓練を行う。
各区市町村は、情報発信者として避難情報を円滑に発信できることの検証を行うととも
に、担当者の操作習熟を図る。
都及び各放送事業者は、発信された情報を支障なく情報受信できるかの確認を行う。
参加機関
都内各区市町村
放送事業者等(Lアラート(公共情報コモンズ)サービス利用機関)
東京都
実施日時
平成 27 年 6 月 3 日(水) 9 時 30 分∼15 時 15 分(予定)
地区別に 9 時 30 分∼11 時 15 分及び 13 時 30 分∼15 時 15 分に分けて実施
(予備日:平成 27 年 6 月 10 日(水)の同時間帯)
実施方法
風水害の発生を想定し、別添シナリオのタイムスケジュールにより実施する。
なお、運用モードは「訓練モード」とする。
(1) 区市町村
各市区町村は、タイムスケジュールに沿って東京都災害情報システム(DIS)端末
により情報を発信し、その発信情報の確認を行う。
(2) 都及び放送事業者
各区市町村からLアラート(公共情報コモンズ)に発信された情報の確認を行う。
発信情報
避難に関する情報(避難準備情報、避難勧告、避難指示)の発令及び解除
訓練の中止等
次に示す事項に該当する場合には、訓練を中止し、その旨を関係者に周知する。
(1) 東京都内において震度 5 弱以上の地震が発生した場合
(2) 東京都内において雨、洪水、風、雪に関する警報が発令された場合
(3) 東京都内において高潮、津波に関する警報が発令された場合
(4) 一般財団法人マルチメディア振興センターが L アラート(公共情報コモンズ)合同訓
練の中止を決定した場合
(5) その他都内において災害が発生し、又は発生する恐れがある等、訓練が実施できない
事態となった場合
143 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
【Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練】避難準備情報・避難勧告・指示情報 シナリオ(午前の部)
時間の経過 報数 更新種別 運用種別 発表自治体
9:30
~
9:45
1報
新規
備考
Lアラート(公共情報コモンズ)へ公開される内容例
発令種別
状況
対象地区
避難準備情報
発令
A地区
B地区
複数地区への同時発令
A地区
B地区
避難準備情報
避難準備情報
発令
発令
発令対象地区の地区名が誤っていたため、
地区名の訂正をする(B地区→C地区)
A地区
C地区
避難準備情報
避難準備情報
発令
発令
9:45
~
10:00
2報
訂正
避難準備情報
訂正
A地区
C地区
10:00
~
10:15
3報
更新
避難勧告
移行
A地区
C地区
発令区分の移行(避難準備情報→避難勧告)
A地区
C地区
避難勧告
避難勧告
発令
発令
10:15
~
10:30
4報
更新
避難勧告
地区追加
A地区
C地区
D地区
E地区
A地区、C地区に加え、
D地区、E地区へ避難勧告を発令
A地区
C地区
D地区
E地区
避難勧告
避難勧告
避難勧告
避難勧告
発令
発令
発令
発令
訓練
○○○
区市町村
10:30
~
10:45
5報
更新
避難指示
部分移行
A地区
C地区
A地区、C地区のみ発令区分の移行
(避難勧告→避難指示)
A地区
C地区
D地区
E地区
避難指示
避難指示
避難勧告
避難勧告
発令
発令
発令
発令
10:45
~
11:00
6報
更新
避難勧告
一部解除
D地区
E地区
A地区、C地区を除く地区の避難勧告を解除
(D地区、C地区の避難勧告を解除)
A地区
C地区
D地区
E地区
避難指示
避難指示
避難勧告
避難勧告
発令
発令
解除
解除
11:00
~
11:15
7報
更新
避難指示
全解除
A地区
C地区
A地区、C地区の避難指示を解除
A地区
C地区
D地区
E地区
避難指示
避難指示
避難勧告
避難勧告
解除
解除
解除
解除
訂正理由
「B地区は誤りで、
正しくはC地区でし
た。
お詫びして訂正し
ます。」
【Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練】避難準備情報・避難勧告・指示情報 シナリオ(午後の部)
時間の経過 報数 更新種別 運用種別 発表自治体
13:30
~
13:45
1報
新規
備考
Lアラート(公共情報コモンズ)へ公開される内容例
発令種別
状況
対象地区
避難準備情報
発令
A地区
B地区
複数地区への同時発令
A地区
B地区
避難準備情報
避難準備情報
発令
発令
発令対象地区の地区名が誤っていたため、
地区名の訂正をする(B地区→C地区)
A地区
C地区
避難準備情報
避難準備情報
発令
発令
13:45
~
14:00
2報
訂正
避難準備情報
訂正
A地区
C地区
14:00
~
14:15
3報
更新
避難勧告
移行
A地区
C地区
発令区分の移行(避難準備情報→避難勧告)
A地区
C地区
避難勧告
避難勧告
発令
発令
14:15
~
14:30
4報
更新
避難勧告
地区追加
A地区
C地区
D地区
E地区
A地区、C地区に加え、
D地区、E地区へ避難勧告を発令
A地区
C地区
D地区
E地区
避難勧告
避難勧告
避難勧告
避難勧告
発令
発令
発令
発令
訓練
○○○
区市町村
14:30
~
14:45
5報
更新
避難指示
部分移行
A地区
C地区
A地区、C地区のみ発令区分の移行
(避難勧告→避難指示)
A地区
C地区
D地区
E地区
避難指示
避難指示
避難勧告
避難勧告
発令
発令
発令
発令
14:45
~
15:00
6報
更新
避難勧告
一部解除
D地区
E地区
A地区、C地区を除く地区の避難勧告を解除
(D地区、C地区の避難勧告を解除)
A地区
C地区
D地区
E地区
避難指示
避難指示
避難勧告
避難勧告
発令
発令
解除
解除
15:00
~
15:15
7報
更新
避難指示
全解除
A地区
C地区
A地区、C地区の避難指示を解除
A地区
C地区
D地区
E地区
避難指示
避難指示
避難勧告
避難勧告
解除
解除
解除
解除
訂正理由
「B地区は誤りで、
正しくはC地区でし
た。
お詫びして訂正し
ます。」
144 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
【Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練】避難準備情報・避難勧告・避難指示情報 シナリオ案 (簡易図付き)
発令内容
簡易図
1/3ページ
Lアラート(公共情報コモンズ)へ公開される内容
1報 新規
A地区へ避難準備情報を発令
B地区へ避難準備情報を発令
A地区
※複数地区への同時発令
A地区
B地区
避難準備情報
避難準備情報
発令
発令
A地区
C地区
避難準備情報
避難準備情報
発令
発令
B地区
○○○区市町村
2報 訂正
発令対象地区の地区名が誤って
いたため、地区名の訂正をする
A地区
C地区
※訂正箇所を明確に【訂正内容】欄
へ記載する
<例文>
「B地区は誤りで、正しくはC地区で
した。お詫びして訂正します。」
訂正理由
「B地区は誤りで、正しくはC地区でした。
お詫びして訂正します。」
B地区
○○○区市町村
3報 更新
A地区、C地区の避難準備情報を
避難勧告へと移行
A地区
C地区
A地区
避難勧告
避難勧告
発令
発令
C地区
※発令区分の移行
(避難準備情報→避難勧告)
○○○区市町村
【Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練】避難準備情報・避難勧告・避難指示情報 シナリオ案 (簡易図付き)
発令内容
簡易図
2/3ページ
Lアラート(公共情報コモンズ)へ公開される内容
4報 更新
A地区、C地区に加え、
D地区、E地区へ避難勧告を発令
A地区
C地区
D地区
※発令対象地区の追加
A地区
C地区
D地区
E地区
避難勧告
避難勧告
避難勧告
避難勧告
発令
発令
発令
発令
E地区
○○○区市町村
5報 更新
A地区、C地区のみ避難勧告から
避難指示へ移行
A地区
C地区
D地区
※部分移行
(その他の地域は避難勧告のまま)
A地区
C地区
D地区
E地区
避難指示
避難指示
避難勧告
避難勧告
発令
発令
発令
発令
E地区
○○○区市町村
6報 更新
A地区、C地区を除く地区の
避難勧告を解除する
A地区
C地区
D地区
※一部の地区の解除
A地区
C地区
D地区
E地区
避難指示
避難指示
避難勧告
避難勧告
発令
発令
解除
解除
E地区
○○○区市町村
145 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
【Lアラート(公共情報コモンズ)合同訓練】避難準備情報・避難勧告・避難指示情報 シナリオ案 (簡易図付き)
発令内容
簡易図
3/3ページ
Lアラート(公共情報コモンズ)へ公開される内容
7報 更新
A地区、C地区の避難指示を
解除する
A地区
C地区
D地区
※全ての地区の解除
A地区
C地区
D地区
E地区
避難指示
避難指示
避難勧告
避難勧告
解除
解除
解除
解除
E地区
○○○区市町村
146 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
਎੃ਿपउऐॊ਴ਛফ‫॔ہ‬ছ‫়ॺش‬৊ธಫೂ୔ੲਾ஫୸ธಫ
पणःथ
平成27年Lアラート合同訓練まとめ
ி㒔ᗓ㜵⅏᝟ሗᗓẸඹ᭷䝅䝇䝔䝮㻌
ᕷ⏫ᮧ
ྛ✀ධຊ㻌
㻸䜰䝷䞊䝖㻌
䝁䞁䝖䝻䞊
䝹䝅䝇䝔䝮㻌
㼃㼑㼎㻱㻻㻯㻌
㻔㜵⅏᝟ሗᥦ
౪䝅䝇䝔䝮㻕㻌
㻌
㻔⅏ᐖ᝟ሗ㻌
཰㞟ඹ᭷㻌
䝅䝇䝔䝮㻕㻌
䝔䝮㻕
㻌
㻌
㻌
㻔බඹ᝟ሗ
䝁䝰䞁䝈㻕㻌
㐃ᦠ䝅䝇䝔䝮㻌㻺㻴㻷ி㒔㻌
㻌
㐃ᦠ䝅䝇䝔䝮㻌 㻷㻮㻿ி㒔㻌
ᗓ䡡㛵ಀᶵ㛵㻌
ྛ✀ฟຊ㻌
䝁䝰䞁䝈䝡䝳䞊䝽㻌 㻲㻹ி㒔㻌
‫ٳ‬+ফ২ଆ಼ੲਾ३५ॸ঒॑ಌৗखҨ/॔ছ‫ॺش‬धமਢ ‫ܒ‬+ଣଛଂડद/॔ছ‫ॺش‬ਭਦ
‫ٳ‬జਟऊैଆ಼ও‫ش‬ঝ॑ણ৷खञଦਦ३५ॸ঒पेॉҨೂ୔੐ંಉੲਾ॑३५ॸ঒৴௚
‫ٳ‬০৚ੂीथҨ/॔ছ‫়ॺش‬৊ธಫप૞ਸ
‫ٳ‬జਟऊैଣଛଂध৴௚खੲਾ஫୸ธಫ॑ৰ઱ ফ৚ҥॸঞঅଂमॹ‫ॱش‬ଣଛदଣଛ
>ৰ઱૾ய@प৅ਦखञੲਾऋҨଣଛଂप೚భखथ஫୸‫؛‬ธಫमदીവ
जभ౎उउिबದ৹दँढञऋҨোৡડभୖ਻ुཔ඼दऌञ‫؛‬
145
147 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
平成27年度
合同訓練参加報告
平成27年6月30日
日本放送協会
【参加概要】
• 26放送局(本部含む)が訓練参加
• 本部など20局が訓練情報をデータ放送で表示
• 「補足情報」も表示可能に
• 自治体の重複入力などの課題も
【3日の障害】
• 訓練データの確認に支障
• 本運用に影響を与えないよう一層配慮すべき
148 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラート全国合同訓練 2015
∼静岡県での実施例報告と考察∼
静岡放送株式会社
2015.06.30.
KIMPARA,masayuki (SBS-TV)2015
C Shizuoka Broadcasting System,Inc.
■静岡県 訓練実施要領(抜粋)
01
1 日時
2015年6月4日(木)午前9時45分∼午前11時30分
2 場所
静岡県庁別館5F危機管理センター 他
3 参加者
県(危機情報課・危機対策課・広報課・情報政策課・各危機管理局)
各市町
報道機関
4 目的
(一財)マルチメディア振興センターが実施する全国合同のLアラート(公共情報コモンズ)合同訓練に
参加することにより、Lアラート(公共情報コモンズ)を通じた住民への広報における情報発信者(県・
市町)県及び情報伝達者(放送事業者等)の連携、運用の確認、検証等を行う。
5 概要
県及び各市町から、FUJISAN(ふじのくに防災情報共有システム)に災害対策本部設置及び廃止、
避難勧告の発令、情報の訂正及び解除、避難所開設及び閉鎖、被害総括の各情報を入力し、Lアラート(
公共情報コモンズ)に送信するとともに、放送事業者において情報を受信し、データ加工及び配信を行う。
また、放送事業者のデータ放送により、情報公開内容を確認する。
*静岡放送は実サービスの電波を使用しデータ放送に配信
また、Webサイトに配信
KIMPARA,masayuki (SBS-TV)2015
C Shizuoka Broadcasting System,Inc.
149 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
■情報入力タイムチャート
時刻
情報種別
内容
09:45
災害対策本部設置
設置∼公開
09:55
避難勧告(A地区)
発令
10:05
避難所
開設
10:15
避難勧告(B地区)
発令
10:25
避難勧告(B地区)
訂正
10:35
避難指示(A地区)
発令
10:45
避難指示・避難勧告(全)
解除
10:55
被害総括
入力∼公開
11:10
避難所
閉鎖
11:20
災害対策本部設置
廃止
02
<公開情報>
災害対策本部設置(県)
被害総括(県)
避難勧告・避難指示(市町)
避難所(市町)
<入力>
県本部、方面本部及び市町庁舎から各項目入力時間までに入力
KIMPARA,masayuki (SBS-TV)2015
C Shizuoka Broadcasting System,Inc.
■情報伝達:地デジ・12セグデータ放送
03
○トップ
○避難勧告・発令
KIMPARA,masayuki (SBS-TV)2015
C Shizuoka Broadcasting System,Inc.
150 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
■情報伝達:Web
○トップ
04
○避難勧告・発令
KIMPARA,masayuki (SBS-TV)2015
C Shizuoka Broadcasting System,Inc.
■事後報道:「静岡新聞」 2015.06.04.
05
災害情報の伝達確認
Lアラート
県内合同訓練
静岡新聞
6/4(木)夕刊
確
認
す
る
県
職
員
‖
4
日
午
前
引
時
ご
ろ
媖
県
庁
SBSでも配信
報
道
機
関
は
4
日
、
訓
練
で
L
ア
ラ
ー
ト
を
利
用
し
た
テ
レ
ビ
の
デ
ー
タ
放
送
を
県
と
県
内
全
弮
市
町
務 、
⊂⊂⊂⊂
提
供
シ
ス
テ
ム
﹁
L
ア
ラ
省
が
推
進
す
る
災
害
情
報
⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂
れ
順 ト タ 道 社 報 況 し 風 庁 ン ー
﹁ ろ
同 を で 放 機 ・ を や 、 に 舎 ズ ト
災 、
県
日
確 情 送 関 静 入 避 県 よ な ︶ ﹂
害
対 と 午 認 報 や が 岡 力 難 と る ど の ︵
市
前
策 町 9 し を イ テ 放 し 勧 市 大 で 合
ン レ 送 、 告 町
行 同 共
本 は 時 た
雨
部 そ 弸 。 開 タ ビ な 静 な は を っ 訓 情
す ー の ど 岡 ど 被
た 練 報
設 れ
る ネ デ の 新 の 害 想 。 を コ
置 ぞ ご
手
ッ
ー
報
聞
情
状
定
台 各 モ
⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂﹂
⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂⊂
っ は 具 一 県 施 の 呼 ィ 運
開 イ 放
た 報 や の タ
た 目 合 時 が し 2 び ア 用 訓 。 伝 テ 職 ー 県 し ン 送
。 立 が 、 参 、 日 掛 振 す 練
達 レ 員 で 庁 た タ で
っ 生 サ 加 計 間 け 興 る は
の ビ が は の 。 ー 実
た じ ー し 弥 に 、
流 画 大 県 危
ネ 際
L
セ
マ
混 た
た
れ 面 型 危 機
3
ッ に
ア
乱 が バ 。 の
を な モ 機 管
日 ン ル ラ
ト 配
は 、 ー 3 都 け と タ チ ー
確 ど ニ 管 理
で 信
に
な 4
日 道 て 4 ー メ ト
認 で タ 理 セ
も し
か 日 不 は 府 実 日 が デ を
し 情 ー 部 ン
、
送
は
訓
練
情
報
を
デ
ー
タ
KIMPARA,masayuki (SBS-TV)2015
ど
を
入
力
し
た
。
静
岡
放
令
﹂
﹁
避
難
所
開
設
﹂
な
に
市
町
が
﹁
避
難
勧
告
発
し
た
。
時
間
経
過
と
と
も
の
情
報
を
参
加
者
に
発
信
C Shizuoka Broadcasting System,Inc.
151 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
■成果と課題
06
成果
FUJISAN∼Lアラート∼弊社システム連携に問題無し
○正式運用から2年/その間の実績
●テレビ本線映像とデータ放送/Webの役割の理解
課題
訓練の目的
○システム稼働の確認
○運用方法の確認
「利用シーン」の想定
●誰のため、何のための情報か?(地域住民/住民以外)
●「伝わる」ための表現/工夫とは?
KIMPARA,masayuki (SBS-TV)2015
C Shizuoka Broadcasting System,Inc.
ご清聴頂き有り難うございました。
ご質問は下記までお願いします。
静岡放送 編成業務局編成制作部 金原正幸
Mail [email protected]
電話 054ー284ー8954
KIMPARA,masayuki (SBS-TV)2015
C Shizuoka Broadcasting System,Inc.
152 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
資料 WG37-4-1
愛知県における平成 27 年度 L アラート(公共情報コモンズ)合同訓練の結果について
1
実施日時
平成 27 年 6 月 4 日(木) 午前の部 9:30~12:00、午後の部 13:30~16:00
2
参加機関
○
情報発信者:愛知県、県内 54 市町村(午前の部:27 市町村、午後の部:27 市町村)
○ 情報伝達者:12 社
・地上波:NHK 名古屋放送局、東海テレビ、CBC テレビ、名古屋テレビ、中京テレビ、
テレビ愛知
・CATV:グリーンシティケーブルテレビ、CAC
・A M:東海ラジオ
・F M:尾張東部放送、知多メディアスネットワーク、エフエムとよた
3
発信情報
○
情報の種類 ①災害対策本部情報(117件発信)
②避難勧告・指示 (292件発信)
③避難所情報
(247件発信)
④救護所情報
(148件発信)
発信件数合計
804件発信
○
シナリオ例(午前の部)
○
訓練状況写真
(情報入力)
(愛知県防災情報システム)
(コモンズビューア)
153 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
4
関連イベント
東海地域安心・安全公共コモンズ推進連絡会、
総務省東海総合通信局及びFMMCの主催によ
り、地域住民がLアラートの合同訓練の模様を
自由に閲覧できるよう、合同訓練の実施に合わ
せて、名古屋駅前のイベントスペース(名古屋
駅ナナちゃん人形前)において、地域住民向け
の閲覧会を開催。愛知県は共催として参加した。
5
参加機関からの意見等
(1)訓練全体
○
情報の種類にもよるが、約 8 割以上の市町村が概ねシナリオどおりに操作できており、あ
る程度の習熟度が確認された。一方、このような入力訓練の機会を望む意見も多く、合同訓
練への参加と併せて、本県主体の訓練を定期的に開催していく必要がある。
(2)情報発信者側の改善
○ 避難勧告の詳細情報入力、避難所情報の訂正方法等、市町村が、「入力に時間がかかる」
、
「操作方法がわかりにくい、間違えやすい」と感じている事項について、システム改良も含
めて改善を検討する必要がある。
○
開設、閉鎖等 ON、OFF の区別や、更新、訂正等を行った箇所等、実際の災害時に一見し
て確実に判別できるよう、システム改良を検討する必要がある
(3)FMMCへの要望
○
更新、情報の追加の場合は、更新→履歴を表示しても、何が更新されたかわかりづらい。
訂正報の場合は説明コメントも小さく発見しにくい。更新された部分を色表示する、新旧
形式で表示するなど判別しやすいようにして欲しい。
○
今回事前にコモンズビューアを立ち上げておかなければならなかったということで、緊急
時にコモンズビューアを立ちあげ、不備なく運用できるのかが疑問であると感じた。
○
情報を出す際に見間違いが起きにくくするために文字のフォントをもう少し上げると良い
のではないかと思う。
154 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
6.付属資料
6.付属資料
FMMC 発行冊子 「ICT World Review」 掲載記事
L アラートと全国の防災情報共有
~ 初夏の合同訓練からみえた5年目の課題 ~
・・・・・
157
155 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
156 ページ
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
□ 財団活動報告
Lアラートと全国の災害情報共有
~ 初夏の合同訓練からみえた5年目の課題 ~
柴﨑 哲也
年6月には、当財団が27都道府県の参画を
1 はじめに
得て第3回全国合同訓練を実施しました。
これらを第2節と第3節でそれぞれ取り上
げます。第4節ではLアラート5年目の課
当財団で運営するLアラート(公共情報
1
コモンズ)が、2011年6月にサービスを開
題と取組を紹介し、
第5節を結語とします。
始して以来、4年が経過しました。当初は
本論に入る前にLアラートの基礎情報を
わずかな数であったサービス利用者は今や
まとめておきます。2015年8月1日現在、
900団体に達し、Lアラートは揺籃期を脱
全47都道府県がLアラートのサービスを利
して成長を持続しています。
用しており、そのうちの33都道府県(1,232
2
本誌既刊 にて「Lアラートシンポジウ
市区町村)は避難情報の発信が可能です。
ム2014」と題する活動報告をしたのは2015
これは全国の地方公共団体の7割が災害発
年冒頭のことです。本稿では、それ以後の
生時にLアラートに向けた情報入力を行え
Lアラートに関する最新動向と5年目に
ることを意味します。
入っての課題を整理してお伝えすることを
メディア側のLアラート利用状況を整理
目的としています。
しておきます。情報伝達者の役割はLア
最近の大きな動きとしてまず挙げられる
ラートから災害等公共情報を受信して地域
のは、2015年4月の総務省による
「Lアラー
住民に配信を行うことにありますが、情報
トの普及状況」の報道発表です。続いて同
伝達者数は488社に達しています。全国の
1 災害時に自治体などが発表する避難情報をはじめとした災害等公共情報について、情報発信者と情報伝達者
の間での効率的な情報共有と流通を実現するためのシステム。2011年6月、「公共情報コモンズサービス」と
して、マルチメディア振興センター(FMMC)が運用を開始。2014年8月、「Lアラート」というわかりやす
い名称に移行していくことを決定。
。総務省の八木裕
2 「Lアラートシンポジウム2014報告」(ICT World Review, December 2014/January 2015)
一郎氏と共著。
特別研究主幹・プロジェクト企画部長
ICT World Review
46
157 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
46
2015/09/11
11:10:51
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラートと全国の災害情報共有
図表1 Lアラートの概要
地上波テレビ会社の加入率が8割に上るの
て公表しています。
に対し、その加入率が35%にとどまるケー
本節では、
当該報道発表の内容について、
ブルテレビ会社ですが現在加入数が急増中
2014年報告書の公表から1年が経過した
です。また、事業者数では放送会社や新聞
2015年8月1日現在のデータを用いてフォ
社といった報道機関には及ばないものの、
ローアップすることとします。
スマートフォンアプリやポータルサイト等
(1)全国早期普及と情報拡充
を利用する新たなメディアが広がりを見せ
「普及加速化パッケージ」は5つの骨子
ています。
から成りますが、第一の柱が全国への早期
普及、第二の柱が情報内容の拡充です。
2 普及加速化パッケージの進捗状況
①全国早期普及
2014年8月、
総務省に設置されていた
「災
第一の柱の全国早期普及のKPI3は、47
害時等の情報伝達の共通基盤の在り方に関
都道府県での導入決定と参加メディア数を
する研究会」の報告書(以下「2014年報告
500社超へと引き上げるということでした。
書」)が公表されました。同報告書中「普
全都道府県が情報発信者としてサービス利
及加速化パッケージ」の進捗を2015年4月
用者となり、情報伝達者が488社を数える
に総務省が「Lアラートの普及状況」とし
中で両KPIの達成は確実です。数値目標を
47
August/September 2015 Vol.8 No.3
158 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
47
2015/09/11
11:10:54
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
□ 財団活動報告
図表2 Lアラートの「普及加速化パッケージ」の概要
伴わない施策では、認知度を高めるための
携による伝達状況の数値化が挙げられま
広報戦略の強化が掲げられており、これま
す。2015年8月1日現在、前者の該当都道
でに「Lアラート」という分かりやすい名
府県の数は27であり4、後者のシステム連
称の導入(2014年8月)やシンポジウムの
携による情報伝達者の数は71社です5。こ
開催(同11月)
、PR動画「災害情報伝達の
れら両数値を高めることがLアラートの発
確保」の作成・公表(2015年4月)が行わ
信情報を質・量ともに向上させることとな
れました。
ります。そこで新たな数値目標として、
当初目標を実現しつつある現在、全国早
2015年度中にシステム連携による避難情報
期普及をより確かなものとするため、新た
発信を「35都道府県」
、情報伝達者のシス
な尺度が求められています。例えば、情報
テム連携を「100社」とする目標を設定す
発信者であればシステム連携による避難情
ることが考えられます。
報の発信、情報伝達者であればシステム連
3 重要業績評価指標(Key Performance Indicator)の略。大目標の達成のために設定される数値指標のうち、
特に重要なものを指す。
4 2015年8月1日現在、避難情報の本番発信を行っているのは33都道府県であるが、システム連携による情報
発信を行っているのは27都道府県にとどまる。
5 2015年8月1日現在、71社の情報伝達者がLアラートとシステム連携をしている。最近の動向では、同年7月
にTBSテレビが系列15局を含めて本運用を開始している。テレビ関係が全体の85%を占めているが、そのう
ちの55%がCATVであり、共同利用等で急増している。アプリ等のIT関連メディアも増加傾向にある。
ICT World Review
48
159 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
48
2015/09/11
11:10:54
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラートと全国の災害情報共有
図表3 情報発信者の動向
図表4 情報伝達者の動向
②情報拡充
とを想定しています。
第二の情報内容の拡充とは、Lアラート
情報発信者としてのライフライン事業者
への発信情報の多様化を目指すということ
の中で、先行しているのは通信業界です。
です。災害等公共情報の発信主体を地方公
2015年4月にNTTドコモ、KDDI及び沖縄
共団体に限らず、通信や電力、ガスといっ
セルラー電話が運用を開始し、各社ホーム
たライフライン事業者、更には被災地にお
ページ上の通信障害等の重要なお知らせに
ける生活必需品を取り扱うコンビニエンス
ついてはLアラートに発信されるようにな
ストアやガソリンスタンドも加えていくこ
りました。同年8月に入ってからはソフト
49
August/September 2015 Vol.8 No.3
160 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
49
2015/09/11
11:10:58
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
□ 財団活動報告
バンク社が同様の運用を開始しています。
向上の「見える化」は難しい面があります
通信業界に続いて情報発信に向けた取組
が、できる限り効果測定を行い合理的な改
が進展しているのが、電力とガスの両業界
善策を検討していかなければなりません。
です。総務省及び当財団が、電気事業連合
災害発生時、市区町村の防災担当職員の
会及び日本ガス協会と協議を重ねる中で、
業務が集中発生します。災害状況の確認や
ライフライン事業者の情報発信を容易とす
避難勧告等の発令手続、
避難所の開設準備、
ることが論点となりました。総務省の2014
都道府県・メディア等の関係機関への連絡
年度補正予算を活用した情報入力インター
(FAX送信)
、緊急速報メールの入力6、
フェースの構築事業には東京電力、東京ガ
防災情報システム端末への入力など、その
ス及び武州ガスの各社が参画しています。
内容は多岐にわたります。当該職員が忙殺
2015年度中に同事業が完了した後、早期の
されると、防災情報システムと連携してい
情報発信が期待されます。
るLアラートにおいては、発令から入力ま
なお、沖縄県内のライフライン事業者の
での遅延時間となって顕在化します。この
先進的取組は特筆に値します。2015年に
遅延時間の短縮こそが利便性向上の一つの
入ってから、
沖縄ガスと沖縄旅客船協会
(同
目安となります。
4月)、沖縄都市モノレールと西日本高速
入力の遅延は、入力作業の複雑さに起因
道路(同6月)が既に情報発信を開始して
している要素と、自治体職員の業務フロー
いるほか、沖縄バス協会(同8月)が本運
に起因している要素とに分解できます。前
用開始を予定しています。
者への対応として、総務省では2014年度補
正予算を活用し、情報入力の負担軽減やG
(2)利便性向上と平時体制強化
空間情報による災害情報の視覚化を推進す
ることとしています。後者については、当
①利便性の向上
財団が市区町村ヒアリングとアンケート調
普及加速化の第三の柱が使いやすさの向
査を通じた実態把握を行い、防災情報シス
上です。それは情報発信者の視点では、防
テム端末への入力ないしLアラートへの発
災部局の人員が限られる小規模な市区町村
信の優先度を高めてもらえるよう働きかけ
において災害等公共情報の入力の負担を軽
ていくこととしています。
減することを指します。他方、情報伝達者
次に情報伝達者から見た利便性の向上を
の視点では、自らのメディア媒体で円滑に
考えます。実態として、相次ぐ新規参入に
災害等の状況を表示・伝達できることを意
よりメディアの多様化が進んでいます。こ
味します。このようなLアラートの利便性
れは、数多くの情報伝達者がLアラートを
6 Lアラートを経由した緊急速報メールの活用が本格化しており、本運用実施自治体数は8道府県。そのほか、
島根県と藤沢市では、緊急速報メールの発信をLアラート経由にしていないものの、配信結果情報のみLア
ラートへ配信している。
ICT World Review
50
161 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
50
2015/09/11
11:10:58
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラートと全国の災害情報共有
加傾向にあります。
有用と捉えていることを示しており7、地域
住民への災害等公共情報の伝達ルートが拡
大していることを意味しています。
②平時体制の強化
まず、従来型の報道機関の間では、デー
普及加速化の第四の柱は、平時体制の強
タ放送やスマートテレビ、ホームページの
化です。その具体的取組として2014年報告
活用が進んでいます。それに対し、報道機
書の中で挙げられていたのは、地域単位の
関以外のいわゆる新たなメディアを代表す
連絡会の設置、平時利用の推進、災害対応
るのは、ポータルサイトの防災ページやス
業務とLアラート情報発信の連携、合同訓
マートフォン・タブレットの防災アプリで
練の定期的実施等です。
すが、デジタルサイネージやカーナビ等を
まず、地域単位の連絡会は、2014年報告
通じた情報伝達も本格始動しようとしてい
書公表の時点では全国3か所8で設置され
ます。前者のサービスを提供又は予定して
ていたに過ぎませんでしたが、それから1
いるのは、ICT事業者に限らず、損害保険
年を経た現時点では12か所9で開催される
会社や警備保障会社といった異業種が含ま
ようになりました。地域連絡会は、地方公
れます。後者のデジタルサイネージについ
共団体とメディアの双方が改善提案を行う
ては、コンビニエンスストア、ガソリンス
定期会合であり、災害時等における情報配
タンド等のサービス業の業種からの関心が
信を円滑に行うための信頼関係づくりの役
寄せられています。このように、従来の報
割を果たしています。そうした両者の関係
道機関とは一線を画したチャネルを活用す
は、迅速かつ正確な災害情報伝達に資する
る情報伝達者が増加していることには注目
こととなります。
すべきです。
次に、平時利用とは、避難情報や避難所
なお、本来は情報発信者であるはずの地
情報をはじめとした災害情報と並んで行政
方公共団体が、Lアラートから受信した災
情報全般についてLアラートの
「お知らせ」
害等公共情報を活用して情報伝達を行う事
と「イベント情報」の機能を通じて発信す
例も散見されます。具体的にはLアラート
ることです10。この機能は、10道府県ほか
情報の市区町村ホームページへの自動反映
に9県の一部市町村が平時利用をしている
や、スマホアプリによる域内住民への通知
のにとどまります。例えば、埼玉県下の市
などを指します。その結果として、自治体
町村11では、防災行政無線で発信している
向けのサービスを提供する協力事業者も増
情報を中心にイベント情報も含めLアラー
7 新聞社等においてもホームページや防災メール等で連携システムにより活用されているが、コモンズビュー
ワの活用等により、記者の取材源として認知され始めている。
8 2014年8月以前に地域連絡会が開催されていたのは、東海地方、近畿地方、愛媛県。
9 2014年9月以後に地域連絡会が初めて開催された都県・地方として、2014年中は沖縄県(同9月)
、高知県(同
10月)
、九州地方(同11月)、2015年に入って中国地方(同2月)、秋田県(同3月)、石川県(同5月)、山梨
県(同5月)、宮城県(同6月)、東京都(同8月)などがある。
51
August/September 2015 Vol.8 No.3
162 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
51
2015/09/11
11:10:58
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
□ 財団活動報告
トへ定期的に発信しており、注目を集めて
年実施の内容を中心に、次節で詳述するこ
います。その他に京都府の「防災・防犯情
ととします。
12
報メール配信システム 」、滋賀県の「し
(3)付加価値の創出と海外貢献
らせる滋賀情報サービス13」が広報手段と
して定着しています。
さて、情報発信者から見たLアラート利
普及加速化パッケージにおいて、東京オ
用の最大のメリットは、都道府県の災害対
リンピック等も視野に入れた国際対応の強
応業務とLアラート情報発信との連携を通
化が掲げられました。それに対する受入体
じ、報道機関への一斉配信が可能となるこ
制(インバウンド)の面の対策として、まず
とによる業務負担の軽減です。しかしなが
多言語化の推進が挙げられますが、総務省
ら、2011年6月のサービス開始以来、その
の主導下で2014年度補正予算を活用した実
制度面の位置づけが不明確なLアラートに
証事業が2015年度中に実施される予定です。
ついて地方公共団体をはじめとした関係者
他方、海外展開(アウトバウンド)面の
の信頼を得るのに長い時間を要した経緯が
対策として、2015年3月に仙台で開催され
あります。そこで、総務省から防災基本計
た国連防災世界会議でのパネル紹介や、
画等に災害情報共有の手段としてのLア
ODAによる防災ICTの普及が挙げられま
ラート活用に関する記述を盛り込むよう働
す。特にインドネシアからは、防災ICTシ
きかけ、これを実現することにより災害対
ステムの構築支援のODA要請が日本政府
策におけるLアラートの位置づけの明確化
に寄せられており、2015年度の案件形成が
14
有力視されています15、16。
を図りました 。2015年8月現在、Lアラー
トを運用している33都道府県中、27都道府
県が地域防災計画にLアラート活用につい
て記載しています。
なお、合同訓練の実施については、2015
10 Lアラートでは、避難勧告・指示、避難所情報、災害対策本部、被害情報といった公式情報に比べ、「お知ら
せ」や「イベント」は自由度が高く、その範囲は地方公共団体毎に異なる。防災関連情報に限定している場
合や、各種の全般を提供している場合、特定の情報(例:光化学スモッグ情報、休校情報)を提供している
場合などがある。
11 埼玉県下の28市町村で情報発信を行っており、テレビ埼玉のデータ放送「市町村からのお知らせ」から視聴
可能。非常時には避難情報、道路通行止め情報、断水・給水ポイント情報、防災行政無線の発信内容といっ
た防災情報、平常時には各種申込案内、観光情報、選挙情報といったイベント・お知らせ情報が取得可能。
12 京都府の提供する防災・防犯情報(防災情報、要配慮者・支援者情報、防犯・犯罪情報)、市町村から防災関
係情報(平常時の防災関係のお知らせを含む。)及び府内の気象情報が登録者に対し電子メールで配信される
サービス。
13 防災・防犯等の身の回りの危険に関する情報を登録者に電子メールで配信するサービスで、略称は「しらしが」
。
びわ湖放送のデータ放送からも、一部の情報を取得可能。
14 土砂災害防止対策基本指針(2015年3月)及び防災基本計画の改定(同7月)が行われたことをさす。
ICT World Review
52
163 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
52
2015/09/11
11:10:58
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラートと全国の災害情報共有
図表5 福島県における訓練模様
NHKの事前周知画面
訓練及び取材の様子
とで、伝達者側の情報配信の業務フロー確
3 全国合同訓練とその成果展開
認や両者の関係構築をねらいとしていま
す。さらに、地方自治体には自らの行政区
全国の自治体では毎年4月に人事異動が
域を越えた情報の活用とLアラートの普及
あり、Lアラートに入力を行う防災担当部
促進が副次的な効果として期待される中、
門も例外ではありません。他方、6月から
合同訓練は実施されました。
始まる台風シーズンに防災担当部門は繁忙
(1)第3回合同訓練の概要
期を迎えます。そこで、当財団は繁忙期の
到来前にLアラートに情報発信中に都道府
県に呼びかけて、短期集中的にLアラート
第3回目となる全国合同訓練は、2015年
への入力を行う全国合同訓練を2013年より
6月3日と4日の本実施日のほか、予備日
実施しています。
の10日に実施されました。これまで2回の
合同訓練の最大の目的は、発信者たる地
合同訓練の期間は1日でしたが、Lアラー
方自治体の情報入力の習熟にあります。ま
トの参加自治体数の増加を考慮し、訓練期
た、自治体から伝達者に協力を要請するこ
間を複数日に設定しました。今回は27都道
15 総務省では、インドネシアに対する防災ICTシステムの構築支援を目的として、防災情報の収集・分析・配
信を一貫して行い、住民へ迅速かつ確実に防災情報を伝達するICTシステムの実証実験を平成23・24年度に
実施。同システムでは、関係省庁は地図データと統合された防災情報がリアルタイムで閲覧可能。また、防
災情報のデータ形式が統一され、関連省庁・メディアによる各種防災情報の取り扱いが容易化。
2013年4月の新藤総務大臣(当時)とティファトゥル通信情報大臣(当時)間の合意に基づき、同年8月に
は同国よりODA要請(防災無償)が寄せられており、2014年11月から、当該無償事業の実施に向け、JICAが
協力準備調査を実施中。
16 当財団では、海外における防災情報システムの動向に関する調査を実施しており、2015年中に報告書をとり
まとめる予定である。
53
August/September 2015 Vol.8 No.3
164 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
53
2015/09/11
11:10:58
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
□ 財団活動報告
図表6 避難情報の市区町村あたりの平均発信件数
(2)実施結果
府県と1002市区町村の参加を得ることがで
きました。また、訓練参加27都道府県から
の要請を受け、訓練に参加すると表明した
訓練期間中の訓練データの発信情報は
メディアの数は258社に上りました。
10,079件を数え、避難情報(4,755件)と避
訓練の内容は、
当財団が予め提示した
「平
難所情報(3,962件)が合計で87%と大半
成27年合同訓練実施要綱」に則り、各都道
を占めました。避難情報に着目すると、
府県において大規模な台風に対処する訓練
2014年度1年間の本番発信件数が2,619件
シナリオを作成し、当該シナリオに沿って
でしたので、合同訓練期間中はわずか1日
市区町村が避難勧告・指示情報及び開設避
で2014年度1年分の情報が流通するという
難所情報の発信を行うというものでした。
前例のない発信頻度でした。
また、情報を入力した自治体自身が、それ
市区町村あたりの避難情報の平均発信件
ら訓練データをヤフー社提供のポータルと
数は「4.717」でした。これは何を意味するの
スマホ両面で利用可能な訓練用サイト等で
でしょうか。同情報の最低限の発信数とな
入力内容を確認するとともに、NHKや一
ると、新規発令と発令解除の「2」となりま
部民放のデータ放送でほぼリアルタイムで
すが、災害の現場では発令内容の変更・訂
視聴することができました。
正や地区追加、一部地区の解除といった様々
な応用動作が求められます。
「2」を大きく
17 避難情報の件数(4,755)を訓練参加市町村(1,002)で除することで算出。
ICT World Review
54
165 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
54
2015/09/11
11:10:59
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラートと全国の災害情報共有
上回る平均発信件数は、都道府県があえて
るものもありました。
複雑な訓練シナリオを策定し、それを市区
第二に、情報伝達に関連した問題提起が
町村が着実に実行できたことの証左です。
ありました。発信者側で情報入力後、デー
訓練参加の都道府県からは、合同訓練報
タ放送やコモンズビューワにその情報が反
告が寄せられています。その中で、市町村
映されるまで時間を要した。NHKデータ
は情報入力をおおむね円滑に処理すること
放送の方がビューワよりも更新が速かっ
ができたとした肯定的な評価が数多くあり
た。情報が反映されるまでの時間にバラツ
ました。また、訓練情報がデータ放送や訓
キが見られたといった内容です。その一方
練サイト等のメディア媒体にどう反映され
で、市町村の中でコモンズビューワの起動
るのかを視聴でき、情報発信者にとっての
方法が分からず、伝達状況を確認できな
モチベーションを高める効果があったとい
かったという基本操作上の問題の顕在化を
うものも複数ありました。さらに、コモン
示す報告もありました。
ズビューワにより、他の都道府県の状況を
第三に、Lアラートの信頼性向上につい
円滑に把握できたことや近隣の都道府県や
ての都道府県から要請に触れておかなけれ
市町村の状況等を確認できるよい機会で
ばなりません。こうした要請は、合同訓練
あったことを成果として挙げる自治体も見
初日の6月3日、Lアラートサーバーへの
られました。
大量の訓練データによって管理ソフトウェ
アに障害が発生し、同時間帯に発信された
(3)課題
熊本県八代市の本番情報に遅延が生じたこ
とを不安視してのことです。当財団では、
合同訓練では、大規模な台風が発生した
当該遅延の原因を調査の上、
当該ソフトウェ
ことを仮定し、訓練モードでの災害情報の
アの不具合に対処済みであることのほか、
発信が行われます。その中で、人為的なミ
システムの強化や運用面の見直し等を実施
スや技術的課題も少なからず浮き彫りとな
していく旨の報道発表を行っています18。
りました。
(4)台風11号における情報発信
第一に情報入力について、例えば一部の
市町村で発令情報の「更新」 「訂正」 「取消」
の使い分けができていないというノウハウ
全国合同訓練から約1か月後の7月15日
不足の指摘がありました。他方、FMMC
から19日にかけて、台風11号が日本列島を
サーバーへの送信がうまくいかず、数次に
縦断し、多くの訓練参加自治体で避難情報
わたって再送信を行ったために情報発信や
等が発令されました。7月の5日間にLア
ビューワの情報更新が遅れた市町村が数多
ラートに発令された発信情報数は4,815件
く見られたという技術面の改善を投げかけ
で、
合同訓練期間の半数程度に達しました。
18 「合同訓練時に生じた、情報発信の遅延についての調査結果」
(2015年7月29日)
http://www.fmmc.or.jp/commons/news/#45
55
August/September 2015 Vol.8 No.3
166 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
55
2015/09/11
11:10:59
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
□ 財団活動報告
図表7 2015年度の取組
また、発信を行った都道府県は26で、その
度取組の基本方針をとりまとめたところで
ほとんどが訓練参加自治体でした。多くの
あり、その具体化を進めています。ここで
自治体で合同訓練の成果が活かされたと評
は、この基本方針の内容と実施体制をご紹
19
介します。
価できます 。
(1)正確・迅速な情報発信の強化
4 2015年度取組の基本方針
2015年6月に実施された全国合同訓練と
本稿第2節において、普及加速化パッ
それに付随して実施された研修会20を通
ケージの進捗状況について述べました。同
じ、
「発信者」側の手順の確認と意識を高
パッケージの着実な実現には、Lアラート
めることができました。これを一過性のも
を現場で運営する当財団の取組が不可欠で
のにとどめず、継続的な取組としていくべ
す。2015年6月、当財団の公共情報コモン
きではないでしょうか。そこで当財団は、
ズ運営諮問委員会では「Lアラートのさら
前節の合同訓練の結果を訓練参加者等に
なる充実・発展に向けて」と題した2015年
フィードバックするとともに、地方公共団
19 合同訓練後(2015.6.8-8.24)の避難情報(更新分を除く。
)の入力遅延時間を整理すると、約3分の1が10
分以内、約2分の1が20分以内、85%が1時間以内であった。
20 全国合同訓練に先立つ2015年5月21日、Lアラート新担当者向け研修会・合同訓練説明会を開催した。17都
道府県から22名のLアラート業務に係る新任者の参加を得た。
ICT World Review
56
167 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
56
2015/09/11
11:10:59
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラートと全国の災害情報共有
体には平常時も開放される訓練サイトの利
範な連携が求められ、その調整は容易なこ
用を促していくこととしています。
とではありません。
フィードバックの場としてふさわしいの
(3)多言語化への対応
が、これまでに全国12か所で設置されてい
る地域連絡会です。地域連絡会自体は、情
報発信者と情報伝達者のLアラート利用及
Lアラートでは情報伝達の対象として専
び両者の顔の見える関係づくりを促進する
ら地域住民を想定しており、日本語のみの
ことを目的として、総務省地方総合通信局
情報を受発信しています。しかしながら、
又は都道府県が主催しています。災害時の
多くの人々が居住地でない場所で被災する
情報配信で得られた経験や改善点を議論す
場合も考えられ、そうした人々がスマート
る場へと昇華させていくことが求められて
フォン等のデバイスで情報を取得可能でき
おり、当財団としてはさらに両主催者との
たとしても必ずしも適切な行動に結び付け
連携を強めていかなければなりません。
られるかはわかりません。とりわけ訪日外
国人にとって事態は深刻です。
(2)情報項目の拡充
2020年の東京オリンピックに向けて訪日
外国人の増加が続くと予想されます。日本
Lアラートの情報項目をライフライン情
語を理解できなければ、有効な情報を全く
報まで拡充していくことについては、普及
得られないことも考えられます。災害等公
加速化パッケージで掲げられており、情報
共情報の多言語化の対応は喫緊の課題で
入力フォーマットの作成に取り組んでいる
す。そのために総務省による2014年度補正
のは前述のとおりです。その際、ライフラ
予算を活用した実証事業が進行中であるこ
イン事業者の発令地区の位置情報につい
とは前述のとおりです。当財団としては、
て、Lアラート上のデータとしていかに定
多言語化の実用化を見据え、情報発信者と
義するかが課題の一例です。技術的な課題
情報伝達者の双方のニーズ調査を実施した
に加え、ライフライン事業者による既存の
上で、地名のルビの標準化や避難情報の定
災害等の情報開示方法を理解の上、そのL
型文の準備等を進める必要があります。
アラートとの棲み分けについての合意形成
(4)情報伝達手段の拡大と多様化
が必要となります。
また、災害情報というと災害発生段階に
偏って考えがちですが、避難をしている地
Lアラートは、報道機関が情報伝達を担
域住民の目線では被災1日目から1か月程
うことを想定して開始されました。その一
の間の生活関連情報も非常に重要です。そ
方で、スマートフォンやタブレットの普及
の発信手段としてLアラートの
「お知らせ」
により、ポータルサイトや災害アプリによ
入力機能が有効であるものの、地方公共団
る情報伝達は着実に広まっており、地域住
体内で防災担当部局ほか広報部局を含む広
民の期待も高いという調査結果が得られて
57
August/September 2015 Vol.8 No.3
168 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
57
2015/09/11
11:10:59
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
□ 財団活動報告
います。
としており、その登録管理の煩雑化が課題
こうした新たなメディアのLアラート利
となっています。特に、報道機関以外の情
用に当たっては、編集責任の所在の明確化
報伝達者にあっては事業報告・更新・継続
のほか、無料・一般公開、直接的かつ継続
といった手続を求めていることから、それ
的な提供といった諸原則に基づき、当財団
らの事業者に対してLアラートから得られ
が審査を行ってきました。これらは報道機
た情報であることの明示を制度化するかど
関であれば所与の条件ともいえるものの、
うかが検討課題となっています。
デジタルサイネージをはじめとした新たな
メディアからは、単独で全ての要件を充足
5 おわりに
することは困難、利用可否の予見可能性が
低いといった指摘を受けています。
Lアラート利用の諸原則は非常に重要で
前節まででは、Lアラートに関する最新
あるものの、それらを満たさない新たなメ
動向として、第2節で普及加速化パッケー
ディアや公共性の高い施設における情報配
ジの進捗状況、第3節で全国合同訓練の結
21
信 が、災害等公共情報の伝達ルートの多
果を紹介しました。そして第4節では、前
様化に貢献することが期待されるところで
節までの内容を受けて策定した2015年度取
あり、それら事業者の参入から継続、退出
組の基本方針を列挙しました。Lアラート
までの条件を整理の上、利用規約等で明文
の仕組を根本から説明するような記述は僅
化をしていく必要が生じています。
少で、活動報告としては不親切に思われた
読者は多いかもしれませんが、多数の自治
(5)その他の取組事項
体からメディアまでの協力を得ているプ
ラットフォームであることはご理解いただ
2014年8月に「Lアラート」という分か
けたのではないでしょうか。
りやすい名称を導入することとなったの
Lアラートは未だ進化・成長の過程にあ
は、その認知度を高めるためです。当財団
ることから、当財団コモンズセンターの取
では、2015年5月にLアラートの商標登録
り組むべき課題は山積しています。第3節
申請を行うとともに、一見してわかるよう
で紹介した合同訓練の結果を2015年度下半
なロゴの開発を行っています。ロゴ使用に
期における開催が決定している沖縄県、九
ついては、その目的の明確化と無修正等の
州地方、東海地方、近畿地方の各地域連絡
条件下でLアラートのサービス利用者に開
会でフィードバックをしなければなりませ
放していく予定です。
ん。また、第4節で触れた課題を実行に移
また、Lアラートから災害等公共情報を
すために学識経験者や自治体、メディアを
入手している情報伝達者は500に達しよう
含むタスクフォースを設置し、必要となる
21 例えば、ホテル、コンビニ、オフィスビル、駅ナカ、マンション等のクローズドな公共空間や、病院、学校、
医師会、体育館等の公共性の高い施設における情報配信のあり方が論点となっている。
ICT World Review
58
169 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
58
2015/09/11
11:10:59
平成27年Lアラート合同訓練結果とりまとめ
Lアラートと全国の災害情報共有
実地調査等を実施しながら新たな発信情報
送やスマートフォンといった身近のデバイ
や伝達方法のニーズに対応していかなけれ
スから入手可能であること自体が、国民全
ばなりません。
般には十分に浸透していないのが実情です。
Lアラートに関わる当財団の活動は、合
本年3月に2011年の東日本大震災から5
同訓練時には一般利用者向けのイベントを
周年の日を迎えます。そして、その3か月
行い多数の報道で取り上げられました。し
後の同年6月にはLアラートも満5年とな
かしながら、それ以外の時期においては都
ります。当財団は、2015年度に掲げた諸課
道府県の発信開始の際にローカルニュース
題に着実に取り組み、Lアラートの取組の
の一つとして報道される程度にとどまりま
成果報告の機会を兼ねた、シンポジウム等
す。Lアラートの認知度を含め、災害時に
の場においてLアラートの周知・広報を行
地域住民には生命・財産に関わる情報につ
い、災害情報の伝達と入手の重要性の認識
いて、いざというときにテレビのデータ放
が広がるよう努めてまいります。
59
August/September 2015 Vol.8 No.3
170 ページ
CW6_A8095_06_D04.indd
59
2015/09/11
11:10:59