2015年1月11日 クープル練習会ワンポイントレッスン クープル 佐野 「膝にやさしいワルツの踊り方」 1.膝に悪い踊り方 ① 軸足に沈み込んでから、軸足で体を押し出す。 ② 軸足に体重のかかった状態で、膝にねじりの力を加える。 2.膝にやさしい踊り方 ① 重心は、1の軸足の真上を通過させる。 ② 1の軸足を通過しながら、ライズしていく(1の軸足の上に沈まないように)。 ③ 軸足を通過してから回転する気持ちで遅めに回転する(実際は1の足を出しながら 回転が始まるのであるが、軸足を通過する前に半分回転して、軸足を通過してから 残りの半分を回転する)。 軸足を通過する前は、軸足に体重が大きくかかってい るため、ここで大きく回転してしまうと回転の力が膝にねじりの力として加わり膝 を痛めるが、軸足を通過した後はライズして行くので、回転の力はボールのスイブ ルで吸収されるため、膝にねじりの力が加わらない。) ④ 2の足は、1の軸足のすぐそばを通って、1の足の延長上に置く。 3.軸足の説明 軸足の役割は、体重を支えること。 推進力は、軸足で体を押し出して作るのでななく、重心を軸足から外すことにより、 重力が推進力を作る。 (図の左端の③の位置で、重心を軸足から外しただけでは、青い 破線のように倒れてしまうので、膝の曲げ伸ばしで体重の支え方を調節することによ り、黒い破線に沿った動きに変える。) 【図の説明】 3 3 男子ナチュラルターン の1~3歩 1 2 (左から右へ進む) ●:重心 12 3 ●●●:カウント :軸足を通過する点 青線:左足 赤線:右足 膝の荷重が大きい領域 4.補足(膝にやさしいピボット) 膝の周りの筋肉で膝を締め付けて(筋肉のコルセットで固めて)回転すると、膝の関節 にねじりの力が直接加わらない。 正しい踊り方は膝にやさしい!
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