(環境造園科) - 岩見沢農業高等学校

(環境造園科)
暦の上では立春が過ぎ、季節は春を迎えているものの、岩見沢市の冷え込みはまだまだ厳しい日々が
続いています。最近の環境造園科では、実習棟周辺の除雪といった環境整備作業を中心に、来年度の造
園技能士受験や卒業庭園施工実習にむけて、作庭に必要となる基礎的な知識・技術の習得に励んでいま
す。しかしながら、3年生は家庭学習期間のため、ちょっぴり寂しい環境造園科です。
2年生では、大きく2班を編成して実習を展開しています。木材加工班はプランター制作を通して
インパクトドライバーなどの道具の活用方法を学び、施工実習班では茶庭と住宅を結ぶ通路になる
「延段」や「二脚鳥居支柱」の施工方法を学習しています。完成度の高い作品に仕上げるため、同じ
メンバー同士で相談しながら熱心に取り組んでいました。いよいよ3年間の集大成を迎えます。
1年間の造園学習の基礎を終える1年生は、造園技能士試験問題を参考に、図面を引く学習を行っていま
す。内容は、「庭の構成要素の確認」と定規を正しく使用して「寸法通りに線を引く」という単純な作業で
すが、きれいな線を引くことの難しさを痛感し、納得のいくまで何度も図面を書き直しています。
2月4日(火)に、1・2年生を対象とした進路講話を実施し、各学科
6名の卒業生が「講師」として講話をいただきました。
本学科では、平成24年度卒業生で株式会社秀芳生花に勤務されて
いる笹岡菜音さんをお招きし、社会人としての心構えなどのお話を
頂きました。生徒は身近な先輩の言葉を熱心に聞き入っていました。
(環境造園科)
冬休みが明けて大雪に見舞われている岩見沢。造園科では樹木の折損(せっそん=枝が折れること)を
防ぐ「雪落とし実習」が続いています。
そんな中、今回は1月24日に行われた「第2回造園科 SSH講演会」の様子を報告します。
第2回環境造園科 SSH講演
「植物に秘められた力 ~環境浄化能力を知る~ 」
東京農業大学: 造園科学部造園科学科
水庭 千鶴子 准教授
水庭先生は、前回まで講義をして頂いた近藤先生と同じ研究室に
所属し、近藤先生と一緒になって「造園(庭づくり)」→「造園力
(植物)を生活に活かす」ための研究活動を熱心に行っている方で
した。今回は「造園学の領域」からどんどん話が深まり、「植物の
利用」・「緑の公益機能」・「生活環境と植物」・「植物機能を活
かした植栽」と(→緑を守る・創る・育てるという造園分野の使命
について)解りやすい言葉とスライドで講演して頂きました。
講義を通して先生が何故造園学を学んだのか、そしてそれが「福
島の放射能問題(芝生や苔等の植物を用いた除染研究)解決」の活
動にいかに繋がっていったのかを知ることが出来、「研究とは人々
の役にたつものであるべきだ」という実感を強く得る事が出来た講
演となりました。
1年生:
来年6月の「花フェスタ札幌」に
出展する「洋風庭園制作」のために
「庭の構想」を考え、それを設計図面
に書き起こす「透視図」の描き方の
学習を始めました。
「SSH視察研修の報告」
東京農業大学 造園科学
科の近藤先生のコーディ
ネートのもと、4日間の視
察と講義を受講してきた荒
井君の「報告会」も行われ
ました。冬休み前から、こ
の報告会に向けて原稿・ス
ライドの準備を行ってきた
だけあって、大変わかりや
すい発表をしてくれました。
有難うございました。
2年生:
来年施工する「坪庭制作」のために
CAD(コンピュータを用いて設計図
面を描く)の学習を行っています。
また土間では、倒木を防ぐ
「二脚鳥居制作実習」を開始しました。
3年生:
最後の「街区公園」の図面を完成
させれば、残すは最後の「卒業試験」
のみ。各自が春からの「新しい道」に
向け、気持ちを力を高めています!
今後の情報をお楽しみに!
(環境造園科)
「今年は降らないね」が最近の口癖ではありませ
んか?これから、春に向けてこの景色がどのように変化し
ていくのでしょうか?吊ってますが、雪の重みで枝が折れ
るので、雪落としは定期的に行っていますよ。
皆さんのお宅も雪が多いときは迷わず落として
くださいね
環境造園科での実績発表大会とはとは週2時間の課題研究の
時間を利用し、3年生が4班に分かれ一年間を通し調査研究をし、
その成果を発表する大会で全国大会まで続く大会なのです。
実績発表大会終了
テ ー マ
飛び出せZAWAへ
実施者名
3年
実施項目
①ふるさとフラワー大作戦への参加
園芸交流班
PART78~より、地域に根差した活動を!8年目の挑戦~
池田、久米、千葉、佐藤亜、堀﨑、西尾、丸山、村中、山下
②花の駅長さんへの参加
テ ー マ
つなげよう未来への緑化
~緑を知る第一歩~
実施者名
3年
実施項目
①環境造園科敷地内の緑化整備
石川、井田、岩倉、北野、小山、佐藤稜華、重光、谷内口、萬谷
②芝人形を活用した普及活動
グリーンスタイル班
テ ー マ
「見方を変えれば味方になる!
実施者名
3年
伊藤康寿、 桑村、
針葉樹の活用方法を探るⅢ」
伊藤靖華、 尾崎、 藤田、 宮本、 名徳、 吉井
①ヒバ・マツの葉を雑草抑制・天然除草剤として活用する為に、その効果を調べる。
実施項目
②ヒバ・マツの葉が混合された土が野菜に与える影響について調べる。
栄養繁殖班
テ ー マ
植物と共存共栄できる町を目指して
可能性の実証
実施者名
3年
谷
実施項目
金子
小熊
小松
坂川
榊
①アサガオのグリーンカーテンの研究
②アサガオ栽培の普及活動・ポスターの作成
園芸デザイン班
丹野
中津
畠山
(環境造園科)
木枯らしの中、無事冬仕度も終了しました。もう
少しで雪景色を見ることができます。雪吊りは雪
から樹木の枝を守ることはもちろんですが冬の庭
の装飾物として、作製されます。月形演習林の間
伐材を使って、生徒の手作りです。是非見学に来
て下さい。
ポスタ―プレゼ
ントします。希望す
る方は岩見沢農
業高校環境造園
科担当高橋まで
連絡下さい。
今年度は
多くの人に
見てもらい
たいと、ポ
スターにし
てみました。
アサガオが
タネから、
校舎3階ま
で伸びる、
成長過程を
物語にしま
した。
本校の常緑樹を使って
リースを作りました。
ほ
リースは
終わらない
愛を表します。
常緑樹を使う
のは、これか
らもも若々し
くという意味も
あるそうです。
身の回りの
樹木で挑戦し
てみて下さい。
作製 環境造園科3年
(環境造園科)
朝晩の気温差が大きく感じる10月。北海道各地では紅葉が見ごろを迎え、長く厳しい冬の訪れ
を感じさせています。本校・環境造園科でも、雪が降る前の貴重な時間を有意義に活用するため、
10月では様々な活動が行われました。 今月号では、生徒が積極的に挑戦した環境造園科の取組
をお伝えします。
環境造園科2年生では、10月8日~10日にかけて、
インターンシップ(職業体験実習)を実施しました。
今年度は、岩見沢市内にある企業や保育園、消防署や
自衛隊など、生徒が関心を抱いている34の事業所等で
2年生39名全員が参加しました。
普段、学校で行っている実習やアルバイトとは違い、
社会に出て働くことの大変さ、難しさなどを学び、学校
に戻ってからも「まだ実習を続けたかった・・・」と話す
生徒も多く、充実した実習期間を送ることが出来ました。
今回の得ることのできた貴重な経験が、来年の進路活
動の際に活かされるよう、現在は記録整理を行っていま
す。今年度、職業体験を受け入れていただきました企業
等のご紹介は空知振興局HPにて掲載させていただく予
定となっております。お忙しい中の3日間、ありがとう
ございました。
いよいよ、北海道にも厳しい冬がやってきます。
毎年の厳しい寒さと近年の大雪から樹木を守るため、
環境造園科の全学年でそれぞれ、冬囲い(雪吊り)実
習を行いました。冬囲いをするためには、「男結び」
や「うのくび結び」など、技術が必要になります。
何度も練習機や短い丸太などで練習を積み、敷地内
の必要と思われる樹木の雪吊りが終了しました。特に
1年生は初めての作業で、困惑している様子も見受け
られましたが、3年生は職人そのもの。先生から指示
を受けなくても、積極的に脚立へ上り実習を行いまし
た。今後は、除雪や雪落としなどを通じて樹木を守っ
ていきます。
今年で第9回目を迎える「さんフェア2013 第9回農
業高校食彩フェア」がアリオ札幌で開催されました。
環境造園科では、大人気の「和風椅子づくり体験」を実施。
小さなお子さんから、年輩の方まで幅広いお客様にご来場い
ただきました。生徒は日頃行っている実習の成果が発信でき
る機会とあって、緊張しながらも一生懸命に取り組んでいま
した。しかし、一生懸命取り組んだせいか、帰りのバスは眠
い目をこすりながらの帰路となりました。
(環境造園科)
8月号「えんかの夏休み」で「2年生造園技能士3級への取り組み」・「3年生アサガオ・プロジェクト」
について紹介しました。今回、先日行われた「SSH講演会」を中心に造園科の学習の様子を報告します。
SSH講演 「一造園家の都市緑化への提言と実践の足跡
~2020 東京オリンピック開催と造園~ 」
東京農業大学: 造園科学部 造園科学科
近藤 三雄 教授
近藤先生は、昨年度本校に2回も足を運んで頂き「造園力」につ
いて、熱いお話をしてくれました。この「造園力」を私なりの解釈
で説明しますと、「造園=庭づくり」という狭い考え方ではなく、
「造園で扱う緑(植物)の力を我々の日常生活に活用する」という
ことです。例えば「壁面緑化の効果検証=放射温度計・熱映像によ
る見える化」で、実際にアサガオカーテンがある場所とない場所で
は、どれだけ温度差があるかということを解りやすく僕らにご教示
して下さったのです。その先生が今年も岩農に来校し、「造園力」、
「造園の魅力」について、私達に講義して下さいました!
・東京五輪マラソン競技は熱中症対策に路樹を活かせ。
・太陽光発電、都会ではパネルの照り返しで益々、ヒートアイランド化に。
・目黒天空庭園(高速のインターチェンジ屋上の回遊式庭園)の
設計・施工の目的、工夫点。
(福島の原発・放射能汚染)
・造園式芝生除染法。(土剥ぎよりも、芝を刈る方が効果がある)
・放射能を一番吸収したのはコケ類。これを除染に活用!
先生は自分のことを「みっちゃんは~こう考える」というスタイル
で、私達に親しみやすく・わかりやすく語りかけてくれました。
完成した
坪庭作品
1年生:
10月に行われる「トレース技能検
定」(設計図面を正確に書き写す技術
や知識が求められる資格です)に向け
ての練習が授業の中で本格的に始まり
ます。
2年生:
来年施工する「卒業記念庭園設計」
のために和風庭園の構成要素について、
学習を深めています。又東山公園では
水準測量(高さを求める)実習を開始
しました。
3年生:
夏前に「坪庭」の作庭を終えて、
最後庭づくり:「卒業庭園」を施工中
です。そして個々が就職・進学へと、
各進路目標に向かって前進中です!!
今後の情報をお楽しみに!
只今、卒業庭園
施工中
(環境造園科)
環境造園科では毎年2年生が造園3級技能士を2年生全員が、受験し、そのうち、希望
する者が3年生になった時に、造園2級技能士を受験する。実技試験は作庭と樹木の名称
を答える要素試験とがあり、その他に学科試験がある。写真は実技試験の風景で手前が
2年生3級、奥が3年生2級である。
先月
今月
(環境造園科)
今年の初夏を彩る、大通り公園での花フェスタも無事終了しました。環境造園科2年生チーム
は特別賞を受賞することができました。デザインは五十嵐南さん、テーマは「花と草木の魅力」
ハーブや樹木を使った、奥行きを感じる庭を造りあげました。普段の学習の成果を発揮すること
ができました。
環境造園科3年生、専攻班園芸デザイン班を中心に
アサガオプロジェクトが始まりました。植物が共存共栄
できる街づくりを目指し、昨年から取り組んでいます。
【内 容】
1 グリーンカーテンの研究 2アサガオ栽培の普及活動
この2点に重点をおいて、まずいわみざわ環境フェアで
アサガオの苗を500株配布
花育の普及を目指し。ポスター「みんなの
あさがお」を作成・配布、何よりも校舎への
グリーンカーテン設置しました。
現在、アサガオの丈は1階を超えて、
2階の窓へと伸びています。
日本の
エネルギー自
給率を知って
いますか?
解答 4%(原子力を含まない)
(環境造園科)
肌寒い日が続いていた5月とは違い、ようやく北海道にも暖かい日が多くなったと感じる6月。
岩農で栽培している作物や草花は、空に向かってすくすくと伸びていて、造園科・実習棟前で飼
育されている動物たちも、どこか穏やかに過ごしているようにさえ感じます。
暖かい日が増えたことによって、環境造園科の生徒たちも、植物や動物に負けないくらい元気
いっぱいで、あらゆる場面で活動の幅を広げています。
今月号では、環境造園科の生徒たちが積極的に取り組んでいる活動風景をお伝えします。
今年度は3年生・2名が東京都にある大場造園さん、古
川植木さんでデュアル・システム(職業体験)を実施しま
した。
学校の実習では、なかなか学ぶことのできない専門的な
知識や技能を学び、合わせて社会人としての責任感などを
身につけ、刺激的な日々を送っていました。
不安いっぱいの表情で出発した2名でしたが、学校に
帰ってきた時の表情は、出発前と比べてどこか頼もしく見
え、短い期間に成長した証だと感じています。
このような貴重な経験が近い将来、職業人として活躍す
るための基礎になって欲しいものです。
※ 「デュアル・システム」とは
社会人・職業人として必要なルールやマナーを身に付け、
勤労観や職業観を育み、長期の企業実習を通じて、職業知識
や技術・技能を習得し資質・能力を伸長する教育プログラム。
6月24日(月)に環境造園科では、バス研修を実施し
ました。今年度の研修は公園施設等の造り方や植物生態
の知識を深めることを目的とし、1年生は百合が原公園、
2年生は滝野すずらん公園、3年生はモエレ沼公園へ、そ
れぞれ視察に行きました。
普段、見慣れた公園も「造園」という観点から見たこ
とによって、公園内の構成や配置、遊具の種類など、そ
れぞれの持つ「意味」を理解していたようでした。
その他に、1年生と2年生は最後に、札幌大通公園・花
フェスタ会場を視察し、自分たちで作り上げた作品が、
どのように展示されているのかを確認。他の団体などが
製作した作品にも感動していました。
農業クラブ
校内技術競技大会
大健闘
~ 平板測量競技・環境造園科Aチーム、南北海道大会出場!
~
6月18日(火)に行われた校内技術競技大会において、平板測量チームA(2年生)が見事、南北海道大
会の出場権を獲得しました。1年生チームは残念ながら敗退となりましたが、早朝や休日返上の練習など
積極的に取り組んでいました。チームAは1年生の分も頑張り、後悔のない成績を残して欲しいです。
(環境造園科)
昨年の1月号で紹介しましたが、環境造園学科には「土間」と呼ばれる作庭技術の室内練習場が
あります。2年生(冬季)で庭の園路となる「延段(のべだん)」、目隠しとなる竹垣の「建仁寺
垣(けんにんじがき)」の制作練習を行いましたが、まだまだこれでは、自分達が設計してきた庭
を実際に形として表すことは難しいものです。そこで雪解けまでの1カ月、新3年生は更に「蹲踞
(つくばい)」と「石組(いしぐみ)」という2つの技術習得実習を行いました。
今号は、その作品を紹介したいと思います。
①蹲踞(つくばい)施工
「蹲踞」は千利休が完成させた「茶の湯」に付随する露地(茶)庭の重
要な構成要素です。庭を歩き、「蹲踞」の水で手や口を漱ぎ、心身を清
めてから茶の湯を愉しみます。
手水鉢
手燭石
前石
湯桶石
施工にあたっては、前石に屈んだ(はいつくばって=蹲踞:そんきょ)
姿勢で使いやすいように、4つの役石の高さや向き等にこだわり施工し
ていきます。「夜や冬の茶会」に迎えるお客さんのことを思い、手元・
足元に灯りをともし、冷たい水を温めるお湯を準備しておきます。
「もてなしの優しい心遣い」が、この「つくばい」に表れています。
延段
「石組は庭の骨格」と
なるもの。「ただの
石」が作庭者の見方と
据え方によって「意
思」をもつようになり
ます。人類誕生以前か
ら地球上にあり、大地
を形づくってきた石の
持つ性格や存在感をう
まく引き出す為に作庭
者は石を動かしながら、
悩み続けます・・・。
②石組施工
岩を据えて、山河を表現!
1年生:
グリーンカーテンで使われる「朝顔」
の栽培を開始しました。
2年生:
札幌(6月)で行われる「ガー
デニング甲子園」に出展する
「洋風庭園」を制作中です。
3年生:
自分達で設計した「坪庭」の
作庭を開始しました。
今後の情報をお楽しみに!
(環境造園科)
今年は寒い春ですね。それで
も生命の力はすごいもので、写
真にもあるように、木の根元から
徐々に雪解けは始まっており、
環境造園科では冬囲いを外す
作業が始まっております。
春
高橋教諭机上
一年生もこんな感じでバタバタです。
春と言えば、環境造園科にも40名の新入生と1名のフレッシュな
職員が入りました。生徒は男子19名、女子21名と久しぶりに男女比がほ
ぼ一緒になりました。制服もマイナーチェンジされ、初々しさがより一層
の気がします。まだ、アイロンがきいた作業服と新品な長靴で、毎日、放
課後実習等も頑張っております。
また、新しい職員では、本校の卒業生で23歳の高橋健太教諭が赴任さ
れました。本校卒業後、一般企業に勤めたのですが、教師への夢を諦
めきれず大学へ入学し、今回、教師の第一歩を本校で迎えた教員です。
生徒たちにとって、良い目標になってもらえればと思います。
祝5名合格
難関!
造園2級施工管理技術者試験
掲示に協力してくれる施設がありましたら、連絡お願いします。
環境造園科 アサガオポスタ―掲示まで(詳しくは3月号を!)