第19回(平成26年度)文化財修理保存等助成事業 助成先一覧 種 別 文化財名称 指定 事業名 事業主体 市町 概要 1 歴史資料 夏目甕麿関係資料 市 夏目甕麿関係資料修復事業 夏目甕麿顕彰会 湖西市 夏目甕麿は湖西市白須賀生まれの国学者で『駿河国号考』等を著した。大小2 巻の書簡の補修し新しく軸装に仕立て直す。 2 絵画 大澤寺本堂の襖絵 市 大澤寺本堂の襖絵修繕事業 大澤寺 牧之原市 襖絵8本より成る丸尾月嶂の名画。海風による湿度の影響と駿河湾地震の際の 破損により早急な修理が必要とされる。 3 工芸品 龍澤寺隠寮内入江長八鏝 細工 市 龍澤寺隠寮内入江長八鏝細工修復事 龍澤寺 業 三島市 隠寮内が長八の円熟期の作品で埋められている。東部屋、西部屋の土壁及び 板戸・衝立35点の鏝細工を修理する。 4 工芸品 須弥山儀附世界大相図・天 竺輿地図・閻浮提面附日宮 図 市 須弥山儀附世界大相図・天竺輿地図・ 龍津寺 閻浮提面附日宮図保存修理事業 静岡市 須弥山儀に付随するインドの世界観を表現した3幅の掛軸について、肌裏紙を 打ち替える根本修理を行うと共に箱を新調する。 5 名勝 龍華寺庭園 市 龍華寺庭園保存修理事業 龍華寺 静岡市 珍しい須弥山式の造園方式である。庭園と一体をなす茅葺屋根の本堂の破損 箇所の補修及び茅の差し替えを行う 6 建造物 輪蔵 市 一乗寺輪蔵保存修理事業 一乗寺 静岡市 黄檗版一切経7530巻を納めた輪蔵。解体して、部材の養生・補修、漆の塗り替 えを行い元通りに組み立てる。 7 建造物 臨濟寺本堂 国 臨濟寺本堂建造物保存修理事業 臨濟寺 静岡市 制作年代は慶長14年の正面十一間半、奥行八間半の方丈形式の大型の本堂。 屋根の葺き替え及び部分補修を行う。 8 建造物 久能山東照宮本殿・石の間・ 拝殿ほか13棟建造物 国 久能山東照宮本殿・石の間・拝殿ほか 久能山東照宮 静岡市 13棟建造物防災施設事業 現在の防災施設は昭和46年から49年までの事業で設置したもので、経年劣化 により不都合が生じ危険なため改修工事を行う。 9 建造物 神部神社浅間神社本殿ほか 25棟建造物 国 神部神社浅間神社本殿ほか12棟建造 神部・浅間・ 静岡市 物保存修理事業 大歳御祖神社 前回の大修理から約40年が経過し、塗装の傷み、屋根回り、下回りなど補修の 必要な状況にあるため保存修理を行う。 10 工芸品 秋鹿家所蔵軍扇 ― 秋鹿家所蔵軍扇修理事業 秋鹿真帆子 磐田市 制作年代は17世紀前半、家康から下賜されたものと思われる軍扇。剥離塗膜接着、亀 裂・欠損部の接着、漆固め等を行う 11 建造物 府八幡宮楼門 県 府八幡宮楼門保存修理工事 府八幡宮 磐田市 天平年間に遠江国司であった桜井王が国府の守護として勧請したと伝えられて いる神社。随身門と呼ばれる2階建ての門の修理。 12 無形民俗 犬居つなん曳 市 犬居つなん曳民俗文化財保存伝承・活 犬居自治会 用等事業 浜松市 毎年5月5日の節句の夜に、犬居地区の「龍勢社」一同が笹竹等で龍をかたどった蛇体を 作り担いで街道を引き廻す。太鼓を新調する。 13 建造物 瑞雲院山門 市 瑞雲院山門建造物保存修理事業 瑞雲院 浜松市 前回の大規模修理から150年が経過し、老朽化による建物傾斜や部材の腐朽が顕著と なった。調査・設計に基き仮設工事・木工事・屋根工事等を行う。 14 建造物 東林寺山門 市 東林寺山門建造物保存修理事業 東林寺 浜松市 移築から150年を経過し、老朽化による建物傾斜や屋根部の腐朽が顕著に見受けられる ことから保存修理を実施する。調査・設計に基づき仮説工事、木工事・屋根工事等を行 う。 15 彫刻 木造馬頭観音坐像 市 木造馬頭観音坐像美術工芸品保存修 長楽寺 理事業 浜松市 桧材、寄木造、漆箔仕上げ。鎌倉時代の作と考えられる。本躰、光背、台座のいずれも 経年劣化による損傷が著しい。保存修理を行う。
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