藤 沢 - 神奈川労務安全衛生協会

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沢
日頃から労働基準行政の推進に御協力いただ
きありがとうございます。 本稿を書いているの
は5月下旬。 すでに夏を思わせる日もあるこの
頃、 今年も全国安全週間・準備期間の季節とな
りました。
昭和3年以来一度も中断することなく続けら
れた全国安全週間は今年で回目。 人間でいえ
ば米寿にあたりますが、 戦時中にも途絶えるこ
となく続けられてきた産業安全の場における自
主的な労働災害防止活動の歩みを考えると、 先
人のたゆまぬ努力に、 また、 現在も引き続き、
多くの方々が変わらず取り組んでおられること
に、 あらためて頭が下がる思いがしています。
本年のスローガンは以下のとおりです。
ちなみに、 昭和3年、 第1回のスローガンは
「一致協力して怪我や病気を追拂いませう」 でし
た。
当時の災害件数のデータは手元にありません
が、 第1次労働災害防止計画の初年は昭和年。
その前年の昭和年の死傷者数は全国で
万人
を超え、 死亡者は
人に昇っています。 さら
に
年さかのぼる時代の労働災害発生状況を推
し量ると、 当時の人々が労働災害を 「追っ払い
たかった」 切実な気持ちが伝わってくるようで
す。
また、 年の時を隔てても、 「一致協力」、 「み
平成27年度
んなで」 という言葉に、 職場をあげて取組むと
いう意識が継続されていることが感じられます。
さて、 平成年の全国の死傷件数は約万件
でしたが、 藤沢労働基準監督署管内での休業4
日以上の労働災害は件。 件であった平成
年を大幅に上回り、 第次労働災害防止推進
計画の基準年である平成年とほぼ同数となっ
てしまい、 いわば振り出しにもどってしまった
状態です。 死亡災害については目標0件のとこ
ろ、 2件という結果となりました。
一方、 平成年4月末現在の災害発生件数は、
前年比マイナス件 (速報値) と大きく減少、
しかも、 重点業種である、 陸上貨物運送事業、
小売業での減少が、 全業種の減少に大きく寄与
しており、 順調に推移しています。 死亡災害も
現在のところ、 発生しておりません。
平成年は、 第次労働災害防止推進計画の
中間年となります。 何としても、 最終年である
平成年までに死傷者%減、 死亡災害0件の
目標を達成したいと考えていますので、 安全活
動の着実な実行を是非お願いいたします。
神奈川労務安全衛生協会会員事業場の皆様は、
災害防止活動における地域のリーディングカン
パニーであると考えています。 本週間を通じ、
各職場において労働災害防止の重要性について
再認識し、 安全・安心な職場づくりへの取組み
を、 一層推進していただくことを心からお願い
いたします。
(公社)神奈川労務安全衛生協会藤沢支部スローガン
−1−
第回全国安全週間湘南地区大会が6月日
(水) 藤沢市民会館において、 名 (事業所)
の参加者のもとで開催されました。
はじめに日本ボイラ協会神奈川支部藤沢地区会
の田島会長による開会挨拶があり、 引き続き藤沢
労働基準監督署の河野署長より、 平成年の藤沢
労働基準監督署管内の労働災害発生件数はその前
年より件増加して大変厳しい状況になったが、
6月9日の速報値によると、 平成年の死傷災害
は昨年同期比で件の減少となって順調に推移し
ていること、 また、 労働災害防止については、 企
業・業種を超えて連携した防止活動の再認識と、
安全を最優先する安全文化の醸成が必要という内
容のお話がありました。
来賓代表として鈴木
藤沢市長よりご祝辞を
いただいた後に、 藤沢
労働基準監督署の永吉
安全衛生課長より、 全
国安全週間実施要綱、
全国・神奈川県内・藤
沢労働基準監督署管内
それぞれの労働災害発
生状況、 平成年度の
神奈川労働局重点施策、
荷主及びトラック事業
者の労働災害防止及び
適正な取引の確保に係
る 「共同宣言7か条」 等についての説明と解説が
ありました。
特別講演としては、 みなとみらい労働法務事務
所の菊一所長より 「日本の安全常識は世界の非常
識」 というテーマでご講演いただき、 その中で、
災害ゼロを目指す日本と死亡重篤災害ゼロを目指
す欧米の安全常識の違い、 危険源チェックリスト
作成の重要性、 分かりやすいリスク評価、 正しい
リスク評価方法、 KY (危険予知) とリスクアセ
スメントの区別等のお話があり、 大変参考になり
ました。
大会の締めくくりとして神奈川県社会保険労務
士藤沢支部の廣江支部長より閉会挨拶をいただき
終了しました。
〈メルシャン㈱ 渡辺〉
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6月4日(木)、 平成年度 「優良工場見学研修会」 を
開催しました。 参加人員
名 (
社・事務局含む) を乗
せた大型バスは、 当日の天候にも恵まれ、 定刻の午前9
時に湘南台駅前を快調に出発しました。
最初の訪問先である
東日本旅客鉄道㈱鎌倉
車両センターは、 総武
快速・横須賀線、 成田
エクスプレス、 横浜線
で活躍する
車両の
メンテナンスを行う工
場として、 外観検査・
日毎の定期点検・走行距離
万㎞毎に行うオーバーホー
ル等、 日々、 乗車するお客様と、 そこで働く従業員の安
全を第一に考えて作業していることが随所に感じ取ること
ができました。 特に印象に残ったことを以下記します。 先
ず、 所長の説明に鉄道は自然の摂理に反している (山があ
ればトンネルを掘り、 狭いレールの上を高速で走る等) と
の認識から、 「上にあるものは下に落ちる」、 「立っている
ものは倒れる」、 「動いているものはぶつかる」 との信念の
下、 徹底した安全意識の高揚に努め、 その思いは現場に
も活かされていました。 代表的な取組みは 「形跡整頓」 で
す。 どの部署の人が使った工具でもきちんと元の位置に戻
し、 1点足りとも紛失することは許されず、 飛行機の整備
にも匹敵する姿勢が感じられました。 案内して頂いた方い
わく、 「万一、 工具を車両の天井へ置き忘れてしまい、 そ
れが落ちたら…」 安全意識の高さは、 安全行動に結びつく
ものだと改めて感じました。
続いて、 サントリー
㈱武蔵野ビール工場の
感想をお伝えします。
ビール通で無くても
「サントリー」 の名は多
くの方が知るブランド
だと思います。 エント
ランスに入った瞬間、
華やかなディスプレイとお土産物が並び、 一般的な製造工
場という概念を一掃する雰囲気を醸し出し、 見学する前か
らワクワクしました。 見学通路・工場内は、 最初の印象を
裏切らず、 良い製品が生み出される工程をつぶさにみるこ
とができました。 サントリービールのこだわりは、 ①麦:
粒のそろった良質の大麦を使用し、 「発芽状態」 が均一な
物を厳選。 ②ホップ:技術者が産地で品質の良いものを
厳選し、 低温管理で輸送。 ③天然水:ビールの約9割は
水からできていることから、 %天然水仕込みでつくる。
等、 見学の終盤には、 その味が気になって堪りませんでし
た。 最後に試飲を楽しむことができ、 これまでの説明がよ
り一層ビールを美味しくしたことは言うまでもありません。
最後にバスの提供を行って頂いたいすゞ自動車㈱藤沢工
場様に感謝の意を表し、 会員事業場の益々のご発展と従
業員の皆様のご健康をお祈り申し上げ、 工場見学研修会
の感想と致します。
〈新明和工業㈱ 島田〉
−2−
−3−
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三菱電機グループでは、 「生活習慣 変えての
ばそう 健康寿命」 のスローガンの下、 「ヘルス
プラン21活動」 に取り組んでいます。 全体の様々
なキャンペーン活動はもちろん、 当事業所独自
では、 テニス大会や職場対抗ソフトボール大会
が毎年の恒例となっており、 老若男女問わず参
加して盛り上がります。 特に社員一丸となり活
動しているのが 「ウォーキングラリー」 です。
歩数計を身につけてインターネットで歩数を登
録し、 順位を競ったり、 歩数を増やせるコンテ
ンツで楽しみながら健康増進に取り組んでいま
す。
そんな中、 私自身のウォーキングについて少
し紹介させて頂きます。 私は毎日の通勤で一万
歩、 事業所の安全巡視で五千歩を稼いでいます。
雨の日でも傘をさして決めた歩数は歩いていま
す。 休日は、 自宅から野毛山動物園→伊勢山皇
大神宮→日本丸→赤レンガ倉庫とみなとみらい
地区まで足を延ばし、 私が住んでいる横浜の西
区を一周しています。 ウォーキングを通して普
段気が付かなかった景色や新しい名所を発見す
るのが楽しみとなっています。 私は26年度から
横浜市が実施している 「よこはまウォーキング
ポイント」 にも参加しています。 歩数に応じて
ポイントが付与され抽選でお買物券がもらえる
制度です。 これも歩数を延ばす良いモチベーショ
ンになっています。
ウォーキングはお金がかからず、 年齢や性別
に関係なく、 誰でも、 自分のペースで行うこと
ができる手軽な運動です。 みなさんも是非、 ご
家族や友人と一緒に、 ウォーキングを楽しんで
は如何でしょうか? そして健康寿命を延ばし
ていきましょう。
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○化学物質管理リスクアセスメント講習 7月2日(木)
場所:藤沢市建設会館4階大会議室
○職長教育H27年度第2回
7月7日(火)・8日(水)
場所:藤沢市建設会館4階大会議室
○安全衛生推進者養成講習
7月28日(火)・29日(水)
場所:藤沢市建設会館4階大会議室
○KYT講習第1回
9月2日(水)
場所:藤沢市建設会館4階大会議室
○全国労働衛生週間湘南地区推進大会
9月10日(木)
場所:鎌倉芸術館
○職長教育H27年度第3回
9月16日(水)・17日(木)
場所:藤沢市建設会館4階大会議室
○衛生推進者養成講習
9月25日(金)
場所:藤沢市建設会館4階大会議室
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最近、 三浦半島に車で出かけることがありま
した。 寒川町に住んでいることもあり、 国道
号線を海沿いにずっと走って行きました。 行き
は朝早い時間で、 快適なドライブでしたが、 夕
方帰る時間は、 葉山マリーナから、 江ノ島をす
ぎるまで、 ずっと渋滞でした。 県内でも有数の
渋滞の名所であり、 これまでは渋滞が嫌で公共
交通機関を利用していたのですが、 今回改めて
体験してみると覚悟はしていたものの、 大変で
した。 観念して、 のんびり行こうと気持ちを切
り替えられれば良いのですが、 ついつい抜け道
はないか、 早く動かないか、 と焦ってしまいま
す。
江ノ島水族館の前では、 玉突き事故も発生し
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ていました。 駐車場に入りたい車、 ようやく渋
滞が解消して、 速度を上げたい車が混在してお
り、 よそ見をしていると危ないと、 緊張しまし
た。
私自身最近は無事故無違反ではありますが、
免許取り立ての頃は、 事故を経験したこともあ
りますし、 最近でもヒヤリハットの経験もあり
運が良かったと胸をなで下ろすこともありまし
た。 これから夏休みに向けて、 人も車も多くな
りますし、 長距離を運転する機会も増えてきま
す。 まずは自分自身で注意をして事故に遭わな
い、 おこさないようにしていきたいと思います。
〈モリタ宮田工業㈱ 鈴野〉
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