兼岡理恵先生講演会 日本の代表的風土記研究者のひとりである、千葉大学兼岡先生の講演会が、けやき倶楽部と千葉 大学の連携により実現できることになりました。プロフェッショナルな研究者の講演が、身近に、 直接的に、お聞きできる大変貴重な機会だと思います。兼岡先生は、主な研究の中で“知のネット ワーク”の具体的解明という興味深い課題を挙げられており、講演会はけっして逃してはならない 機会であると考えます。下記のような内容で講演会を開催致しますので、歴史グループ会員はもち ろん、けやき倶楽部会員の方々もどうぞご参加ください。 1.開催日時 2. 開催場所 平成 27 年 12 月 15 日(火) 15:00~16:30 ―歴史グループ例会後半で開催 千葉大学けやき倶楽部学習室 3.講演会テーマ 『風土記の世界』 4.兼岡先生 プロフィール 千葉大学大学院人文社会科学研究科准教授 千葉県松戸市出身 ・学歴 ・職歴 平成 15・3 東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻 日本語日本文学専門分野博士課程単位取得退学 平成 18・7 博士(文学)取得 平成 15・4 日本学術振興会特別研究員(PD)(~平成 18・3) 平成 19・4 東京経済大学経済学部専任講師(~平成 22・3) 平成 22・4 千葉大学文学部准教授(~平成 27・3) 平成 27・4 千葉大学大学院人文社会科学研究科准教授(~現在に至る) 5..兼岡先生の主な研究 『風土記受容史研究』では、千年以上も前に成立した「地方」を記した書、風土記が今、伝わる のはなぜか、奈良時代の風土記編纂時から江戸後期まで、風土記受容の諸相を通史的に考察するこ とを課題とされた。その際特に重視する二点として、第一に、「なぜ」風土記が受容されたのかを 風土記受容者(律令官人・歌人・武人・大名・儒者・国学者など)の個人的志向、ならびに当時の 時代背景から考察すること、もう一つは、風土記をめぐる人物交流-知のネットワークの具体的解 明をあげられている。 6.講演会の受講 けやき倶楽部の会員の方はどなたでも受講可能です。会場の整理の都合上、歴史グループ以外の 会員は、竹田までご一報いただけると幸いです。
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