平成 27 年度 認定看護管理者教育課程ファーストレベル 募 集 要 項 1. 教育目的 1)看護専門職として必要な管理に関する基本的知識・技術・態度を習得する。 2)看護を提供するための組織化並びにその運営の責任の一端を担うために必要な知識・技術・態度を 習得する。 3)組織的看護サービス提供上の諸問題を客観的に分析する能力を高める。 2. 教育目標 1)看護管理に必要な知識体系を学び、管理者の役割と活動を理解しこれからの管理者のあり方に ついて考察できる。 2)看護に関する法律や制度の変化を理解し、看護専門職の機能と活動範囲を予測しこれからの看護実 践と質の向上に向け考察できる。 3)看護職の自律性と責務を理解できる。 4)看護サービスの基本的概念を再認識し、質の高い看護サービス提供過程が理解できる。 5)組織管理やチーム医療が適切に機能するための諸理論を理解し、チームリーダーとしての知識・技 術・態度を習得できる。 6)人材育成のための概念を理解し、後輩育成や指導方法が理解できる。 7)看護の質改善に資する情報管理のあり方と倫理的な取り扱い方が理解できる。 3. 開催期間:平成 27 年 5 月 15 日(金)~8 月 3 日(月)(週 2~3 回、土・日開催有り) ・研修時間は原則 9:30~16:30 日程は変更になる場合があります。 4. 主催:公益社団法人奈良県看護協会 5. 受講要件:以下の条件を全て満たしていること 1) 日本国の看護師免許を有する者。 2) 看護師免許を取得後、実務経験が通算 5 年以上ある者。 3) 管理的業務に関心があり、管理的業務に従事することを期待されている者。 4) 全科目が受講できる者。 6. カリキュラム及び講師一覧・講義日程 別紙参照 7. 定 員:60 名 8. 必要経費: 1)受講料 会員 102,816 円(税込) (教科目レポート審査料含む) 非会員 308,556 円(税込) (教科目レポート審査料含む) 修了証明書発行料 10,000 円 教科目レポート再審査料 2,052 円(1レポート) その他 必要経費はその都度徴収する。 ※ 必要経費1)の払込みについては受講決定通知時にお知らせします。 ※ 受講決定後は、一旦納入された経費はいかなる理由があっても返却いたしません。 9. 応募方法: 1)提出書類: (1) 受講申込書 :(様式1) (2) 応募課題(レポート) :(様式2) 2)応募期間:平成 27 年 3 月 19 日(木)~4 月 2 日(木)13:00(必着) 3)提出先: 〒634-0813 奈良県橿原市四条町 288-8 公益社団法人奈良県看護協会 認定看護管理者教育課程ファーストレベル 担当 堂ノ本 「ファーストレベル受講申し込み書類在中」と明記 10. 受講者の決定(選考方法と選考基準) 認定看護管理者制度教育委員会で、以下の選考基準に基づき合否を決定する。 1) 応募要件を満たしていること 2) 課題の内容 11. 受講通知 受講選考結果は、4 月中旬に応募者本人に通知する。 12. 修了について 1)修了要件 (1) 出席状況:各教科目時間数の 5 分の 4 以上の出席があること。 (2) 教科目レポートの評価:教科目の合格 2)教科目レポート評価方法 (1) 教科目レポート:当該教科目担当講師が評価基準に基づき評価する。 各科目指定の期日内にレポートを提出する。 (2) 評定基準は「A:80 点以上、B:79~70 点、C:69~60 点、D:59 点以下」の 4 段階評価とし、C 以上を合格点とする。 (3) D 評価(不合格)の場合は、1回に限り再評価を受けることができる。 再評価を受ける場合は、指定の期日内にレポートを提出する。 13. 修了証明 修了審査は、認定看護管理者制度教育委員会が行なう。 修了要件の評価基準に達したとき、「修了証明書」を発行する。 ファーストレベル教育課程 教科目 公益社団法人奈良県看護協会 ねらい 単元 1)看護管理の概要 単元の到達目標 単元の内容 時間 内訳 ・看護管理の歴史的発展過程を学ぶ。 ・看護管理の歴史 ・看護管理の定義やプロセス、機能を学ぶ。 ・看護管理の定義 ・看護管理に必要な知識体系について学 ・看護管理過程、機能、PDCAサイクル ぶ。 6 1.看護管理に必要な知識体系を学び、 看護管理への活用を理解する。 看護管理概論 2)看護管理に必要な基礎知識 2.看護管理者の役割と活動を理解し、こ れからの看護管理者のあり方を考察す 3)看護管理者の役割と活動 る。 ・組織の基本概念について学ぶ ・組織に関する諸理論、諸説について理解 する。 ・組織の成り立ちと構造 ・システム論 ・看護管理者の役割り(資質と能力の要素) について明確にする。 ・看護管理者の活動の動向 ・看護管理者の役割 15 4)労働者として学ぶ労務管理の基 ・労務管理の基礎知識を学ぶ 礎知識 1)看護専門職の役割と機能 1.拡大・変化する看護専門職の機能と活 動範囲を予測し、看護実践の改善に向け 考察する。 看護専門職論 30 3)看護の社会的責務と法的根拠 1)我が国におけるヘルスケアシス 1.ヘルスケアシステムの構造と現状、保 テムの構造 健医療福祉制度を理解する。 ヘルスケアシステム論 2.保健医療福祉制度の変化が看護管理 に与える影響を理解する。 2)保健医療福祉の動向 1.看護サービスの基本的概念を理解す 1)看護サービスの概要 る。 2.看護サービスの対象となる人々の権利 を尊重した、看護サービスの提供過程を 2)問題解決 理解する。 3.安全を保証しながらより質の高い看護 サービスを提供する方法を理解する。 4.看護サービス提供上の問題を論理的 に解決する思考を学ぶ。 3 ・看護に関する制度や理論をより深く学び、 看護専門職としての役割、教育制度、専門 ・看護専門職の自律性と責務 職としての発達について考察し、看護管理と ・看護専門職の行動指針(看護業務基準、 の関連についての理解を深める 業務遂行基準、職務規程) ・看護専門職の動向 ・看護の定義や看護行為のよりどころとなる ・看護専門職としてのキャリア発達 看護業務基準について学ぶ。 ・看護基礎教育制度と継続教育 ・看護管理において看護業務基準の果たす 役割について学ぶ。 2.看護職の自律性と責務を理解する。 3.看護に関連する法律や制度の変化を 捉え、看護管理の視点で変化の意義や 2)看護実践における倫理 適応を理解する。 看護サービス提供論 6 ・雇用契約 ・雇用形態 ・勤務時間勤務体制 ・労働時間管理 ・健康管理(メンタルへルス含む) ・賃金体系 ・ワークライフバランス等 3)看護サービスの質管理 ・看護実践場面における倫理的問題、課題 を明確し、倫理的ジレンマや倫理的意思決 定に必要な知識について学び、理解する ・看護者の倫理綱領 ・対象の権利と人権擁護 ・看護実践における倫理的問題の把握と意 思決定 ・看護に関連する法律や制度を学ぶ。 看護関連法規 ・保健師助産師看護師法 ・看護師等の人材確保に関する法律 ・医療法をはじめ、保健医療福祉に関する法 律 等 12 6 ・医療保険制度 ・社会保障制度 ・ ヘルスケアシステムの構造と現状、保健医 ・国民医療費と医業に関する費用 療福祉制度を理解する ・診療報酬・介護報酬 ・看護活動の診療報酬上の評価 ・保健医療福祉制度の変化が看護管理に与 ・保健医療福祉関連職種の理解と活動の場 える影響を理解する ・医療政策と看護管理(現場の具体的な事例 を基に) ・保健医療福祉をとりまく環境の変化をヘル スケアシステムの視点で整理する。 9 15 3 ・保健医療福祉の動向 ・保健医療福祉のニーズと政策 ・保健医療福祉関連職種の理解と活動の場 3 ・サービスの基本的概念を理解し、患者・利 ・サービスとは 用者の視点から考えた看護サービス提供過 ・看護サービスの概念 程を学ぶ。 ・看護ケア提供方式 ・事実を客観的に捉え、論理的な思考で解 決に臨む概念化能力を養う。 ・論理的思考 ・問題解決思考 ・問題解決過程 12 12 30 12 ・看護サービスの質評価と改善 ・提供した看護サービスの質を管理するため ・看護サービスの安全管理 の知識・技術を習得する。 ・看護サービスと記録 6 ・リーダーシップとメンバーシップ ・集団の基本概念 ・集団力学(グループダイナミクス) ・人間関係論 ・看護チームのリーダーとしての役割につい ・カンファレンスの運営、ファシリテーション て学ぶ。 グループマネジメント 1.組織集団の基本概念、集団の力動的 1)グループマネジメントの基礎理論 諸機能を理解する。 ・集団の力動的諸機能を理解し、円滑な関 係を成立するための諸理論を学ぶ。 2.看護チームにおけるリーダーの役割、 医療チームにおける看護の役割を理解 し、連携・協働のあり方を学ぶ。 3.組織目的の達成に向けてメンバーが 行動を取れるように諸理論の活用を考察 する。 演習例としてカンファレンスにおける事例紹 介、効果的なプレゼンテーションの方法等 12 ・コミュニケーション ・アサーティヴネス ・コーチング 2)看護チームのマネジメント ・看護チームのリーダとしての役割について 学ぶ 3)チーム医療と連携 ・医療チームにおける看護の役割を理解し、 ・チーム医療と看護の専門性 連携のあり方について学ぶ。 ・チーム医療における看護の役割 30 12 ・看護業務の割り当て ・権限移譲 6 教科目 ねらい 単元 単元の到達目標 人材育成論 2.現場(看護単位)における人材育成や 指導方法を学ぶ。 2)人材育成の方法 時間 内訳 ・成人学習の考え方 ・新人教育と社会化 ・役割理論 ・動機づけ理論 1)人材育成の基礎知識 1人材育成のための基本的な概念を理解 する。 単元の内容 3 ・人材育成のための基本的な概念を理解す ・OJT る。 ・ティーチィング ・人的資源開発に必要な動機づけ理論につ ・メンタルサポート いて学習し、その活用について理解を深める ・看護単位における研修プログラムの企 15 画と運営 ・実習支援 実習例として、自部署の研修プログラム の確認と、実際の運営への活用 12 1)医療・看護情報の概要 1.情報の概念と特徴を理解し、倫理的な 取り扱いを学ぶ。 看護情報論 6 ・個人情報保護に関する法的・倫理的基盤 について学び、対策を理解する。 ・患者権利と情報開示 ・情報セキュリティ ・看護者の守秘義務対策と実際 ・個人情報保護への対策と実際 3)看護実践に活かす情報管理 ・必要な情報の検索と収集の方法を学ぶ ・情報検索・収集 ・看護情報の記録 ・看護の評価・改善のための情報活用 ・根拠に基づく看護実践のための情報管理 ・電子情報システムの活用 論文作成の基礎知識 与えられた課題、テーマの中で、把握すべき情報(材料)を基に論理展開を組み立て結論 を導く文書作成方法を身につける。 2)看護情報の倫理的側面と対応 2.患者ケアに役立ち、看護の質改善に 資する情報のあり方を学ぶ。 特別科目 (奈良県看護協会独自科目) ・医療情報とは ・医療情報の活用 ・医療情報とは何かを知り活用方法を学ぶ。 ・看護における情報の種類と特徴 ・看護用語の標準化 ・看護管理への活用 15 6 3 6 開講式、オリエンテーション 計 3 159 6 平成27年度認定看護管理者教育課程ファーストレベル 講義日程表 月日 曜 9:30~12:30 5/15 金 5/19 火 看護管理概論 (看護管理の概要) 看護管理概論 (看護管理の概要) 5/20 水 論文作成の基礎知識 論文作成の基礎知識 5/26 火 看護管理概論 (看護管理に必要な基礎知識) 看護管理概論 (看護管理者の役割と活動) 5/27 水 グループマネジメント (基礎知識) グループマネジメント (集団力学) 5/28 木 グループマネジメント (ファシリテーション) グループマネジメント (ファシリテーション) 6/1 月 看護サービス提供論 (看護サービスの質管理) 看護サービス提供論 (看護サービスの質管理) 6/3 水 ヘルスケアシステム論 (保健医療福祉の動向) ヘルスケアシステム論 (医療政策と看護管理) 6/6 土 人材育成論 (基礎知識) 人材育成論 (人材育成の方法) 6/7 日 人材育成論 (人材育成の方法) 人材育成論 (人材育成の方法) 6/11 木 人材育成論 (人材育成の方法) 6/12 金 看護専門職論 (看護実践における倫理) 看護専門職論 (看護実践における倫理) 6/15 月 看護専門職論 (看護実践における倫理) 看護専門職論 (看護実践における倫理) 6/19 金 看護専門職論 (看護関連法規) 看護専門職論 (看護関連法規) 6/23 火 看護サービス提供論 (看護サービスの概要) 看護サービス提供論 (看護サービスの概要) 6/24 水 看護サービス提供論 (看護サービスの概要) 看護サービス提供論 (看護サービスの概要) 6/29 月 グループマネジメント(コーチング) Aグループ グループマネジメント(コーチング) Aグループ 6/30 Bグループ Bグループ 火 *A・Bの2グループに分けた講義(各30名程度)上記のいずれかの日程。 グループマネジメント(コーチング) グループマネジメント(コーチング) グループマネジメント(アサーティブネス) Aグループ グループマネジメント(アサーティブネス) Aグループ グループマネジメント(アサーティブネス) グループマネジメント(アサーティブネス) 開講式・オリエンテーション 13:30~16:30 看護管理概論 (労務管理の基礎知識) 7/6 月 7/7 Bグループ Bグループ 火 *A・Bの2グループに分けた講義(各30名程度)上記のいずれかの日程。 7/11 土 看護専門職論 (看護教育制度・キャリア発達) 看護専門職論 (看護教育制度・キャリア発達) 7/12 日 看護専門職論 (看護専門職の機能と活動) 看護専門職論 (看護専門職の機能と活動) 7/16 木 ヘルスケアシステム論 (ヘルスケアシステムの構造) ヘルスケアシステム論 (ヘルスケアシステムの構造) 7/17 金 ヘルスケアシステム論 (ヘルスケアシステムの構造) 7/23 木 グループマネジメント (看護チームのマネジメント) グループマネジメント (チーム医療と連携) 7/24 金 看護情報論 (医療・看護情報の概要) 看護情報論 (医療・看護情報の概要) 7/27 月 看護サービス提供論 (論理的思考) 看護サービス提供論 (論理的思考) 7/28 火 看護サービス提供論 (問題解決思考) 看護サービス提供論 (問題解決過程) 7/29 水 看護情報論 (看護情報の倫理的側面と対応) 看護情報論 (看護情報の倫理的側面と対応) 8/3 月 (看護実践に活かす情報管理) 看護情報論 *都合により日程を変更する場合がありますが、ご了承ください。 公益社団法人奈良県看護協会 (様式 1) ※コピー可 平成 27 年度認定看護管理者教育課程 ファーストレベル受講申込書 記入日 記入上の注意 ・ 記載の不備は無効とします。全てを正確に記載してください。 ・ 年齢、実務年数は受講開始日を基準としてください。 ・ 施設名は略さず、正式名称を記入してください。 年 月 日 性 別 ふりがな 氏 西暦 名 男・女 生 年 月 日 西暦 奈良県看護協会会員番号(6 ケタ) 種 縦4cm 横3㎝ № 年 月 職 写真貼付必須 白黒・ カ ラ ー どちらでも可 日 歳 保・助・看 □ 非会員(☑を入れて下さい。 ) ふりがな 施設名 勤務科( 施設所在地 〒 ) TEL FAX 自宅住所 〒 TEL(携帯) FAX E-mail 実務経験年数 年 ヶ月 [ 看護師免許取得後の実務経験年数を記入(准看護師の実務経験は含まない)] 職位 ・自施設でのあなたの職位は、以下のいずれに相当しますか。☑を付けてください。 □副看護部長職 □師長職 □副師長職 □主任職 □副主任職 □看護部長職 □スタッフ ) □認定看護師(分野: 過去に受講した研修会名(長期研修 1 か月以上の講習会を記載ください) 例 実習指導者講習会など 研修会名( 研修会名( 研修会名( )主催者名( )主催者名( )主催者名( ) 受講年( 年 月 日~ 月 日) ) 受講年( 年 月 日~ 月 日) 年 月 日~ 月 日) ) 受講年( (個人情報の取り扱いについて)受講の申込に際して得た個人情報は、研修会申込みに伴う書類発送、学習ニーズや 研修評価に伴う調査依頼、研修案内に用い、この目的の範囲を超えて、個人情報を取り扱うことはいたしません。この範 囲をでる場合には、本人の同意を得た上で取り扱います。 認定看護管理者教育課程ファーストレベル (様式2) 課題(レポート)について ◎ 課題 「ファーストレベルの受講動機と自己の管理課題を管理的視点で述べなさい。」 【レポートの記述方法】 (1) 下記の記載例を参考に、必要事項を記載し、1 行空けて本文に入る。 (2) 課題テーマにあった適切なテーマを付けて下さい。 (3) パソコンにて作成 A4 縦置き、横書き A4 1 枚(800 字~1000 字以内)厳守 (4) 書式設定 表紙不要 ・文字数 :40 字 ・行 数:40 行 ・ 書体 ・フォント:10.5 ポイント :MS 明朝体 ・ 余白上左:25 ㎜ 右 25 ㎜ 記載例 提出月日 年 月 テーマ「○○○○」 職位 氏名 一行空けて 本文○○・・・・○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ *提出物は返却できませんので、各自コピーをして提出して下さい。 認定看護管理者教育課程 レポート選考基準 奈良県看護協会 項目 項目の視点 1 テーマに沿って自己の考えが述べられているか。 論述内容 2 視点を明確にし、具体的に述べられているか 3 論理的な文書構成であるか。 1 提出基準(書式・文字数)が守られているか 文書表現 2 誤字、脱字がないか 3 適切な言葉や表現を用いているか 日
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