学年・領域 3年 走・跳の運動 かけっこ・リレー 単元名 とまらず つなげ! まほうのバトン 指導によせて A:子どもがひかれるもの B:教師のつけたい力 スピードに乗ってバトンパスがで 動きの面 きた時の爽快感 ・相手のスピードを感じて走りだ すことができる。 めざす「かかわり」の姿 走りながらバトンパスができ 学びの面 たかを評価しあう姿 ・上手なペアを見つけ、良いとこ ろを真似ることができる。 ・自分たちのバトンパスの動きの 姿を知ることができる。 C:A と B の重なりを大きくする支援 かかわりを生み出す支援 ・全力で追う―追われる感覚を楽しむ遊び ・見る視点を与える声かけ ・バトンパスの基礎技能の徹底 「走りながらパスできて ・見る位置、見る視点の限定 ・ペア同士が競争する場の設定 るかな」 「渡し手のスピードは落 ちてないかな」 かかわりたくなる時 この単元で子どもたちがかかわりたくなる時は、「走りながらバトンパスをすることの利点を知った時」であ る。本校では、3 年生で初めて従来の周回リレーのルールに触れ、テイクオーバーゾーンの存在を知る。テイク オーバーゾーン内で、バトンをとめずにパスすることで相手を抜かしたりチームのタイムが縮んだりすることに 気が付く。 「確実に受け渡す」に加えて「バトンを止めずに走りながら受け渡す」ことができるようになるには、 全力で追う―追われる感覚のため込みと、バトンパスの基礎技能の徹底が必要である。この二つをつなげる運動 である、 「まじょおに!」を十分に楽しむことを 2,3 時間目で大切にした。 子どもの学びの姿(かかわり方・技能向上) 初めての周回リレーに、棒状のバトン。憧れていた形のリレーに子どもたちはやる気いっぱいである。全力で 追う―追われる感覚を養うための「まじょおに!」では、相手のスピードを感じながらぎりぎりまで引きつけて ダッシュし逃げ切る姿が多く見られた。しかし、バトンをつなぐ 4 時間目には、一気にスピードがダウンしてし まった。だが、もらい手は「走りながらもらう」ことを強く意識していた。走りながらパスできているペアには 2 段階ある。1 段階目が「相手の顔を見ながら走ってもらう」、2 段階目が「振りむかず走って合図で右手を出す」 であった。3 年生では相手のスピードを感じて自分の判断で走りだす力をつけたいと考えているため、1 段階目 の姿を目指した。もらい手のやりやすい方法を選ぶようにしたため、ペア同士の相談、見ているものからの声掛 けやアドバイスも具体的になった。 単元計画(全5時間) 時間 1 学習課題 周回リレーのルールを知ろう ○オリエンテーション ○準備運動・予備運動 単元名 「 とまらず つなげ! まほうのバトン 2 3 内 容 ・教師の支援 5 走りながらバトンをつなごう 6 リレー大会をしよう ○準備運動・予備運動 ○準備運動・予備運動 ○準備運動・予備運動 ○準備運動・予備運動 ・ねこ―ねずみ ・ねこ―ねずみ ・ねこ―ねずみ ・ねこ―ねずみ ○本時の課題 ○本時の課題 ○本時の課題 ・ペアでねことねずみ まじょに「ぎりぎりおいつかれない」ダッシュ まじょも自分も「走りな まじょも自分も ○ 「光 速ダッ シュ パ に分かれ、さまざまな ポイントはどこだ? がら」バトンパスができ 「全力で走りなが ス」練習 るダッシュポイントはど ら」バトンパスがで こだ? きるダッシュポイン 追う―追われる感覚を ○主運動「まじょおに!」 身につけさせる。 【まじょ(追う)】 ○試しのリレー ・周回リレーのルール 習 ○学習活動 4 全力で逃げたり追いかけたりしよう 姿勢からの走り出しで 学 」 トはどこだ? ・左手にバトンを持つ ○主運動「光速ダッシュ ・「いける!」と思うところで相手の右肩をバト パス(40m)」 ンでタッチしエネルギーをすいとる。 ○主運動1「光速ダッ ・動きは「まじょおに!」 シュパス(40m)」 を知り、テイクオーバ ・テイクオーバーゾーン内で吸いとれたらまじょ とほぼ同じ。 ーゾーンやコーナート の勝ち ップについて確認す 【逃げる】 る。 ・コースの左端に、左足前で構える。 ・チームの初めのタイ ・自分が逃げ切れるぎりぎりまで、まじょが接近 ムを測定する。 してきてもがまんする。 ・タイムの伸びを確認 ○主運動2「光速ダッ ・ 「いける!」と思うとこ シュパス勝負(40m) 」 の バト ンパス の良 さ ろでバトンを渡す。 し、特に伸びたチーム ・2 人でバトンをつなぎ を取り上げ、「走りな 【受ける】 40mを走り切る勝負を がら」つなぐ良さを共 ・バトンは右手でもらう する。 有する。 と「光速エネルギー」が ○本時のふりかえり チャージされると伝え る。 ○単元のふりかえり 【まじょ(渡す)】 ・ダッシュしたら全力で逃げ切る。 ・課題を意識してできていたペアを取り上げ ○リレー大会 る。 【見る】 ・逃げる側に焦点を当て、相手のスピードを感 ・走りながらパスできて じられているかどうか確認したり感覚の言 いるかどうか評価する。 葉を広げたりする。 ○本時のふりかえり かかわりを生み出す支援 ・見る視点を与える声かけ 「走りながらパスできてるかな」 「渡し手のスピードは落ちてない かな」 ○本時のふりかえり
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