山梨大学医学部附属病院における医療行為の倫理に関する専門委員会

山梨大学医学部附属病院における医療行為の倫理に関する専門委員会要項
制定 平成19年12月12日
改定 平成21年 7月 1日
平成27年 4月 8日
平成27年10月15日
(設置)
1 山梨大学医学部倫理委員会(以下「倫理委員会」という。)に、山梨大学医学部倫
理委員会規程(以下「規程」という。)第14条第1項の規定に基づき、山梨大学医
学部附属病院における医療行為の倫理に関する専門委員会(以下「専門委員会」とい
う。)を設置する。
(任務)
2 専門委員会は、倫理委員会に申請された倫理審査のうち、医療行為に関するものに
ついて審査等することを任務とする。審査に当たっては、規程第4条第1項の規定に
かかわらず、特に次の各号に掲げる観点に留意しなければならない。
(1) 医療行為の対象となる個人の人権の擁護
(2) 医療行為の対象となる者に理解を求め同意を得る方法
(3) 医療行為によって生じる個人への不利益及び危険性と医療上の貢献の予測
3 専門委員会は、前項に掲げる任務のほか、医学部附属病院を受診した患者等のうち、
臨床倫理的介入を要する別表1に掲げる事項に関し、当該診療科または当該病棟での
解決が困難な場合に検討等をすることを任務とする。
(組織)
4 専門委員会は、次に掲げる委員をもって組織する。
(1) 副病院長6人
(2) 規程第3条第1項第1号から第4号までに掲げる委員のうちから2人
(3) 規程第2条第5号に規定する医学分野以外の学識経験者のうちから1人とし、倫
理・法律的事項の専門家又は社会の意見を反映できる者とする。
5 前項第2号及び第3号に掲げる委員は、倫理委員会の議を経て病院長が委嘱する。
(任期)
6 第4項第2号及び第3号に掲げる委員の任期は、2年とし、再任を妨げない。ただ
し、委員に欠員があった場合の補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。
(委員長)
7 専門委員会に委員長を置き、病院長が指名する。
8 委員長は、委員会を招集し、その議長となる。
9 委員長に事故あるときは、委員長があらかじめ指名した委員がその職務を代行する。
(議事)
10 専門委員会は、第4項第1号から第2号の委員による学内会議と、同項第1号から
第3号の委員による全体会議とし、それぞれ半数以上の出席をもって成立する。
11 委員会の意見は全会一致をもって決定するように努める。
12 委員会は、審査に当たって実施責任者の出席を求め、申請内容等の説明を受けるこ
とができる。
13 委員は、自己の申請に係る審査には関与することができない。
14 委員会が必要と認めたときは、委員以外の者を出席させることができる。
(審査の申請及び審査結果の通知)
15 実施責任者は、医療行為の倫理審査申請書を病院長に提出しなければならない。
16 病院長は、前項の倫理審査申請書を受理したときは、速やかに委員会に審査を付託
する。
17 委員長は、審査を開催し、審査結果を病院長に通知しなければならない。
18 病院長は、前項の報告を受けたときは、当該審査結果を尊重して申請課題の許可・
不許可、その他医療行為に関し必要な事項を決定し、医療行為実施許可(不許可)通
知書により実施責任者に通知しなければならない。
(実施結果の報告)
19 実施責任者は、病院長から許可された医療行為を実施した場合は、その結果を別記
様式第3号により病院長に速やかに報告しなければならない。
(事務)
20 専門委員会の事務は、医学域事務部総務課において処理する。
(その他)
21 この要項に定めるもののほか、専門委員会に関し必要な事項は、倫理委員会が別に
定める。
附 記
1 第4項第1号及び第2号に掲げる委員の任期は、病院長及び副病院長の任期終了ま
でとする。
2 第4項第2号及び第3号に掲げる委員の任期は、第5項の規定にかかわらず規程第
2条第3項に規定する任期終了までとする。
附 記
この要項は、平成19年12月12日から実施する。
附 記
この要項は、平成21年7月1日から実施する。
附 記
この要項は、平成27年4月8日から実施し、平成27年4月1日から適用する。
附 記
この要項は、平成27年11月1日から実施する。