団委員実修所第二教程 セッションの目標・指導上のねらい

団委員実修所第二教程 セッションの目標・指導上のねらい
セッションの目標
指導上のねらい
§1.団委員実修所について
(90分)
1.団委員実修所の目的と目標について知る。
1.団委員実修所の目的と目標を理解させ、参加意欲を高める。
2.団委員実修所のコースの運営について知る。 2.団委員実修所の日程と運営について理解させ、参加しやすい
環境を整える。
3.開設施設の使用に関する留意点等を理解させる。
4.生活面での不安感を取り除く。
§2.団について
(90分)
1.団組織について深く理解する。
2.団委員会、団会議の機能と役割について認識
する。
3.地域社会においては団がスカウト運動を代表
していることを理解する。
4.地域社会への貢献について、その方法と考え
方を知る。
1.団の組織(隊を含む)について深く理解させる。
2.理想的な団をイメージすることにより、団委員長の任務の方向
性を確認させる。
3.団は地域社会においてスカウト運動を代表していることを理解
させ、団運営のあり方、隊活動のあり方を正しい方向に導くこ
との重要性に気づかせる。
4.団委員会、団会議の機能と役割を明確に理解させる。
§3.団委員(長)の任務と業務の概要
(90分)
1.団委員(長)の任務を教育規定等に則り理解させる。
第 1.団委員(長)の任務を理解する。
1 2.団委員(長)の日常業務の進め方について理解 2.日常業務の進め方については、資料「団委員(長)の業務の進め
方」をもとに説明し、日常業務を確実に実施することが、任務
日 する。
を果たすことになることを理解させる。
§4.団を取り巻く組織との連携
(90分)
1.地区および県連盟の組織と機能を理解する。
2.団と地区、県連盟の関係について理解する。
3.各種コミッショナーの任務について知る。
4.隣接団との効果的な連携が重要であることを
理解する。
§5.団が得られる支援
(90分)
1.地区、県連盟から得られる支援と、支援を
得るための方法を理解する。
2.地域社会から得られる支援と、支援を得るた
めに必要な方策を理解する。
1.団の機能、役割と県連盟、地区の機能と役割の違いを明確に
理解させる。
2.県連盟、地区は団・隊への支援がその主たる任務であることを
理解させる。
3.各種コミッショナーの任務を知らせる。
4.隣接団との友好関係は、スカウト運動の地域的な発展という
観点から、極めて重要であることを理解させる。
1.地区・県連盟から得られる支援を具体的に理解させる。
2.地区・県連盟から支援を得るために必要な行動を具体的に理解
させる。
3.地域社会から得られる支援を具体的に理解させる。
4.地域社会から支援を得るために必要な行動(日常行動も含む)を
具体的に理解させる。
§6.安全と危機管理
(90分)
1.スカウト活動の危機管理を理解する。
1.安全教育、安全対策、安全管理を踏まえたうえで、危機管理の
2.団委員(長)としてのリスクマネジメントが 実務を理解させる。
できる。
2.危機管理の対策を備え、その体制を整えることは団委員(長)
にとって重要な責務であることを理解させる。
第
2 §7.団の評価と施策(Ⅰ)
日 (300分)
1.団の問題点を把握し、改善策を立案すること
ができる。
2.改善策を多方面から評価し、実施することが
できる。
3.改善策実施後の評価ができる。
1.団委員(長)として団全体を見通し、「情報収集」「現状把握」
「問題点の抽出」「原因の追求」「改善策の立案」「改善策の
実施」「評価」の流れを体験することにより、団委員(長)の
任務と日常業務を理解させる。
§8.団の評価と施策(Ⅱ)
(270分)
第 1.団の問題点を把握し、改善策を立案すること 1.§7を受けて、自団の改善計画を立案することをねらいと
する。
2 ができる。
日 2.改善策を多方面から評価し、実施することが
できる。
3.改善策実施後の評価ができる。
§9.団委員(長)に求められる資質
(120分)
1.団委員(長)に求められる資質とスキルについ
第 て理解する。
3 2.今後の自己研修計画を立案することができ
日 る。
1.団委員(長)としての責務を果たすために、必要な知識、技能、
心構えについて理解させる。
2.ここまでのセッションを通じて、自己に必要なスキルを得る
ための自己研修計画を立案させ。今後の自己研修のポイントを
明確にする。
3.継続した自己研修を続けることがよりよき団運営に必要である
ことを理解させる。