パラグライダー競技規定 - 広島市ハンググライディング連盟

平和カップ 2015 in 広島(パラグライダー競技)
大会競技規定
本大会は、(社)日本ハング・パラグライディング連盟の 2015 年度パラグ
ライディング公認大会規則、パラグライディング ジャパンリーグ2規定を基本
とし、一部を変更したルールで行う。
 パラグライディング公認大会規定
 パラグライディング ジャパンリーグ2規定(J2 規定)
http://www.hangpara.jp/pgc/j_league/2015/rule/index.html
ただし、一部の内容を、追加、変更する。
上記の規定に、追加、変更されるローカルルールは、以下の点である。
◎ ローカルルール

総合順位と J2 クラス順位、大会参加機体
本大会では、JHF 公認大会規則追加の定めるシリアル機が使用できる。この
範囲で,グライダー制限を設けない大会参加者全員による「総合順位」と、J2
対応の機体を使用した選手による「J2 クラス順位」の2つの順位の成績をつけ
る。表彰は「総合順位」「J2 クラス順位」「女子総合順位」の3位まで行う.
J2 対応の機体とは、おおむね LTF, DHV(1, 1-2, 2), AFNOR(スタン
ダード), EN(A, B, C)のグライダーである。(詳しくは、J2 規定を参照)

J2 ポイント、セレクション
JHF J2 の Web 登録を行なって J2 登録番号を取得してあり,J2 対応の機体を
使った選手による「J2 クラス順位」は、JHF の J2 リーグのポイント計上の対象
とする。
(2015 年の JHF の J2 リーグ登録料は無料であるが,J2 登録番号の取得には
Web 登録が必要である.)
http://www.hangpara.jp/pgc/j_league/registration2.html
J2 リーグ登録をしていなくても,J2 対応の機体を使用している選手は,「J2
クラス順位」の対象となる.(JHF の J2 リーグのポイントは計上されない)
大会参加受付人数の内、(申し込み締切日まで)30 名を J2 リーグに登録し
ている J2 クラス選手の参加優先枠とする。JHF の J2 規定のセレクションは、
この J2 リーグ参加優先枠内で行う。J2 リーグ登録していない J2 クラス選手は,
この J2 リーグ参加優先枠外での参加となる.安全上の理由で参加人数を制限す
る場合は、残り参加者は、参加申し込み順で受け付ける。(参加申し込みは
「参加費の振込み」と「Web 大会申し込み」の両方を行った時点で完了する)

第3者とのトラブル処理と報告の義務
アウトサイドランディングで被害を与えるなどして、第3者とトラブルが発
生した場合は、選手自身の責任で適切に対処すること(謝罪と被害の補償)。
また、同時に、速やかに大会本部に報告すること。重大なトラブル発生や、不
適切な対処、本部への速やかな報告がない場合は、タスク失格、又は、大会失
格にする。トラブルのない場合も、場所と状況をタスクレポートで報告するこ
と。(軽微な被害で、適切な対処によりトラブルがない場合は減点しない。)

アウトサイドランディング
地主とのトラブル発生が予想される特定の場所(ランディング近くの民家や
田畑の周辺を含む)はアウトサイドランディング禁止とする.それ以外の競技
フライト中のアウトサイドランディングは、無被害でトラブルが発生していな
い場合、罰則は設けないが、できるだけ指定地にランディングすること。指定
地以外にアウトサイドランディングする場合は、できるだけ、川土手、河原、
交通量の少ない道路、トラブルの発生しにくい空き地などへ、安全にランディ
ングすること。休耕田など私有地へのランディングは、無被害でもトラブルの
原因になりやすいので、できるだけ避けること。やむを得ず、休耕田などに降
りる場合は、一箇所に集中して降りない、あぜを壊さない、適切な場所で機体
を畳む、地主への適切な応対するなどの配慮をすること。基本的にフライト距
離はベストポジションを採用するが,採用しない場合はタスク発表時に指定す
る。
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携帯電話とスカイレジャー無線機,上空用デジタル簡易無線機
競技中、緊急時の連絡手段として、携帯電話と,スカイレジャー無線機又は
上空用デジタル簡易無線機を携帯すること。競技飛行中は、スカイレジャー無
線機又は上空用デジタル簡易無線機(指定チャンネル)を受信可能な状態にし
ておくこと。スカイレジャー無線機と上空用デジタル簡易無線機(指定チャン
ネル)は、飛行中や携帯電話が使用できない状況で、緊急事態に遭遇した場合
にのみ発信すること。本部へのランディング報告、回収要請は、携帯電話で行
うこと(飛行中の全選手が聞いているためスカイレジャー無線機と上空用デジ
タル簡易無線機(指定チャンネル)は緊急時以外に使わないこと)。その他の
無線は、大会の公式の通信手段としない。
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テイクオフ
テイクオフのゲート内へ入る優先順番は、初日はくじ引きにより決定する。
競技成立後は、前日までの「総合順位」で優先順番を決める。機体、ハーネス
を装着してからゲート内に入ること。ゲート内に入る人数とタイミングは、テ
イクオフディレクターの指示に従うこと。ゲート内に入ったら、機体のセット
アップ行い、テイクオフディレクターの指示後、速やかに(約 30 秒)でテイクオ
フを行うこと。テイクオフ中止は2回以内とする。テイクオフできない場合は、
ゲートを出て、待ち行列の最後尾に並ぶこと(優先順番は失う)。その他、テ
イクオフ前が混雑したときは、安全確保のために、テイクオフディレクターが
ゲートを一時的にクローズする場合がある。
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成績に対する不服、抗議の受付時間
成績に対する不服、抗議の受付時間は、最終日以外の成績については翌日朝
の受付開始時間まで、最終日の成績については成績仮発表後 10 分までとする。
ただし、競技委員長は、タスクコミッティーの了解を得て、不服、抗議の受付
時間を変更できる。
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抗議のための供託金
正式な抗議のための、供託金は1万円とする。
リフライト
リフライトを認めるかどうかは、タスクごとに決定し、タスクブリーフィングで発表する。
リフライトの最大回数は1回とする。リフライトカーは、決められたランディング場所から
のみ発車する。タスクのスタートポイントなど指定されたターンポイントを取っていない
場合のみ、リフライトを認める。
 競技内容
タスクごとに、スピードラン,ゴールレースのいずれかを行う。気象条件により、賞品分
配のための、正式順位とは関係ない競技(ターゲットなど)を行うことがある。
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スコアリング(得点計算)
得点計算には GAP2011 を採用する。GAP パラメータは、ミニマム距離 4km、ノミナ
ル距離 12km、ノミナルタイム 0.4h、ノミナルゴール 10%とする。パラメータの変更がある
場合は,最初のタスク開始前に,ブリーフィングで選手に通知する.
 GPS と接続ケーブル
本大会の GPS 判定は、FS と GpsDump により行う。本大会で使用可能な GPS は、
GpsDump でウェイポイントとトラックログが正しくアップロード、ダウンロードできる機種
に限る。PC と GPS を接続するケーブルは、大会主催者で一定のものを用意している
が、種類に限りがあるので、それ以外は、各選手で自分の GPS に適合する PC 接続
ケーブルを用意すること。大会主催者が用意しているケーブルは、大会ホームページ
に掲載する。(Garmin の USB,丸型,角形ケーブルなどは用意される)
FS
http://fs.fai.org/
GpsDump http://www.gpsdump.no/body_gpsdump.htm
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選手の移動車両
テイクオフへの移動用、回収用、リフライト用の車を用意していますが、台数に限り
があり、移動に時間がかかる場合があります。移動車両、回収車両の時間的制約につ
いての抗議は受け付けません。個人の車両を移動用、回収用に利用されることは歓迎
します。車両の駐車場所などは、指示に従って下さい。