ホッキョクグマのミリーが死亡しました 様式(PDF:284KB)

平成 27 年 10 月 17 日
報
道
各
社
様
東
山
担当
総
動物園
合
公
園
今西・茶谷
TEL 782-2111
ホッキョクグマのミリーが死亡しました
本日(平成 27 年 10 月 17 日、未明)に、東山動植物園のメスのホッキョクグマ(ミリー)が死
亡しましたのでお知らせします。
記
1
死亡個体
・性
別
メス
・年 齢 22 歳(1992 年 12 月 8 日 イギリス生まれ)
・愛
称
ミリー
・体の大きさ 体長 180.5cm、体重 168.5 ㎏(死亡時)
・エピソード
○1994 年 12 月にイギリスのフラミンゴランドから来園しました。
○体格は小ぶりでしたが、おもちゃとして与えた漁業用ブイやドラム缶でパワフルかつダイ
ナミックに遊ぶ姿は来園者の歓声を誘い、大変人気がありました。
○サスカッチ(オス)との間に繁殖を期待しましたが、残念ながら子どもをもうけるまでに
は至りませんでした。
2
死亡原因
肝臓腫瘍
3
死亡に至る経緯
本年 7 月中旬から体調がすぐれず、食欲低下、嘔吐、下痢がみられ始め、動物園の獣医師に
よる投薬治療を継続して行ってきました。10 月 17 日午前 8 時 45 分頃、飼育担当者が寝室内で
死亡しているのを確認しました。
4
その他
10 月 18 日(日)から 11 月 1 日(日)まで本園ホッキョクグマ舎前に献花台を設置します。
【参
考】
■ ホッキョクグマについて
食肉目クマ科の動物。クマの仲間では最大であり、体長は200~250㎝、体重はオスで420
~500㎏程度である。全身は無色透明の毛で覆われているが、体毛の内部が空洞なため、
光の散乱により白く見えるのが特徴である。北極海沿岸(ノルウェー、ロシア、カナダ、
米アラスカ州など)に生息し、主にアザラシや魚を食べる。野生での生息数は約22,000
頭と推定されているが、地球温暖化によって北極海の氷の溶解が急速に進むという最近
の研究があり、数の減少が危惧されている。
国際自然保護連合(IUCN)レッドリスト(VU、絶滅危惧Ⅱ類)
■ 東山動植物園のホッキョクグマ飼育頭数
2015 年 10 月 17 日現在、今回死亡したホッキョクグマを除き 2 頭(オス 1 頭、メス 1
頭)を飼育している。
■ 国内のホッキョクグマ飼育頭数
2014 年末現在、23 園で 46 頭(雄 16 頭、雌 28 頭、不明 2 頭)が飼育されています。
在りし日のミリー