精華中学校校舎改築に伴う移転業務仕様書 本仕様書は、校舎棟等の移転に伴う物品及び文書の搬送、廃棄及びそれに付帯する 作業(以下「移転作業」という。)に関する仕様書である。 1.業務名称 「精華中学校校舎改築に伴う移転業務委託」 2.履行場所 (1)京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字丸山7番地(精華中学校内) 精華中学校新校舎:略称「新校舎」 精華中学校旧校舎:略称「旧校舎」 (同一敷地内の旧校舎等から新校舎への移転) ※以下の内容から履行場所は略称で表示します。 3.履行期間 (1) 本業務の履行期間は、契約締結の翌日から平成27年8月14日(金)までと する。 (2) 実際の移転作業については、以下の「移転基本日程」に定めるとおりとする。 4.移転基本日程 (1)移転作業日 平成27年7月27日(月)~平成27年7月31日(金)の5日間とする。 (移転準備に係る養生及び片付けを含むものとする) ※受注者との調整により内容が変更となる場合がある。 5.搬出入位置 別添、備品リスト及び図面(配置図)のとおり。 6.一般摘要事項 この仕様書は発注者(以下「甲」という。)が委託業務の大要を示すものである。 この仕様書に記載されていない事項においても付帯的に実施しなければならな いことについて、受注者(以下「乙」という)は、甲と協議のうえ実施するものと する。 7.基本作業計画書等の作成 乙は、甲が指示する「移転基本日程」に基づき、甲と協議のうえ「基本作業計画 -1- 書」を作成し、甲の承認を受けること。 8.搬送物品等 移転対象物品は原則として、梱包書類及び別添移動物品リストによるものとする。 9.不用品処分 移転に伴い旧校舎に残置される不要物品については、別途、担当職員と詳細に ついて協議・調整し適正に処分すること。 また、産業廃棄物の処分については、法令に則り適切な処理をすることとし、マ ニフェスト伝票を精華町に提出して最終処分の結果を報告すること。 ※不用物品については、別添、備品リストによる。 10.搬送品の識別 乙は、移転先における搬送品の識別(階層・教室等)を容易にするため、ラベル 等を準備すること。なお、ラベル等の区分内容については、事前に協議のもと定め る。 11.移転作業説明会 乙は、甲の指示する日時に、甲に対し、移転作業に関する詳細事項及び留意事 項等についての移転作業説明会を行うものとする。なお、会場については、甲が 準備する。 12.作業時間等 (1) 本件作業は、原則として午前8時30分から午後5時15分までの間とす る。(車両等の進入時間については、別途協議するものとする。) (2) 乙は、移転業務を円滑に遂行するため、甲との連絡を密にして、日程及び時 間等の調整を十分に行うこと。 (3) 作業時間の延長等変更が必要となる時は、甲、乙協議の上決定する。 13.作業条件 (1) 突発事案が発生した場合、事案関係所属の移転は原則として中止又は変更す る。 この場合、当該所属の移転日程の変更等の措置は、甲と協議して決定する。 また、乙においては、如何なる予定変更が生じた場合でも、人員・車両等の 確保、配置が確実に行えるように配意すること。 (2) 乙は、許可なく移転作業場所以外に立入らないこと。 (3) 乙は、移転作業場所であっても、甲が定める職員の立会い若しくは許可が必 要と指定された場所に立入る場合には、当該所属責任者の指示を受けること。 -2- (4) 新校舎に設置されているエレベーターは原則として専用使用できる。 ただし、移転当日の使用については、甲と協議する。 (旧校舎にはエレベーターは設置されていない) (5) 乙は、1名以上の移転作業責任者を置き、甲と綿密な連絡を取りながら移転 作業の計画・準備、その他必要な作業に従事させること。 (6) 移転作業場所は学校施設であるため、敷地内においては禁煙とする。 (7) 重量物(金庫)、情報機器(PC 等)、ピアノ等の移動には十分注意するととも に、甲と調整を行うこと。 14.養生 (1) 養生場所 乙は、移転物品等搬出入の対象となる場所、その他物品等の搬出入により損 傷の恐れのある場所については適切な養生を行うこと。 なお、甲の指示によ り適宜養生場所を追加すること。 (2) 養生の実施方法 養生の実施に当たっては、乙は、事前に養生の実施方法等を記載した「養生 実施計画書」を作成し、甲に届け出て承認を得るとともに、施行後に甲の確認 を受けること。 (3) 養生期間 甲の指示する日から作業が完了するまでの期間とする。 (4) 養生の維持 乙は、養生の施行後、養生部分に欠損が生じた場合は速やかに補修等を行い、 常時安全な状態を維持すること。ただし、他の業者が物品等を搬出入時に損傷 を与えた場合を除く。 (5) 養生資材の撤去 乙は、作業完了後、速やかに養生の撤去及び養生設置箇所の清掃を行うもの とする。ただし、甲の指示する場合は、当該指示によるものとする。 15.梱包資材等 (1) 移転搬送に必要なカートン、折りたたみ式プラスチックコンテナ等の搬出用 資材、エアキャップ、スーパー縄、クラフトテープ、養生テープ等の梱包材料 については、乙が準備するものとする。 また、乙は、甲の要求する搬出用資材及び、梱包資材等を甲の指示する場所、 指定する時期までに供給すること。 (2) 移転後、不用になった梱包資材等については、乙が速やかに回収・処分する こと。 -3- 16.梱包開梱作業 梱包及び、開梱作業は甲が行う。ただし、次の事項については乙が行う。 (1) 職員室、コンピュータ室等における精密機器及びOA機器類の梱包、養生及 び開梱作業 (印刷機、カラー複合機は除く) (2) 床固定等による転倒防止作業 (3) その他、甲が指定する物品の梱包、開梱作業 17.重要物品、機密書類等の運搬作業 甲が指定する重要物品、機密書類等の運搬作業については、別途、甲の指示す る内容により乙が運搬作業を行うこと。 18.作業実施上の留意事項 (1) 移転物品等に破損、損傷を与えないように移転作業を行うこと。 (2) OA機器類については、エアキャップ等を用い梱包し、注意して搬送を行う こと。 (3) 作業中に予想される降雨等天候の変化に対し、十分な対策を講じること。 19.レイアウトの確認 乙は、甲が提示する各室内レイアウト図面に基づき、甲と移転物品等の搬送準 備、搬送順序及び設置場所について、十分な打ち合わせを行うこと。 20.安全確保 乙は、本作業に当たり、誘導員等を配置するなどして、搬出・搬入附近におけ る第三者及び車両、来校者その他の関係する者等(生徒・教職員等)の安全確 保のための対策を講じること。 21.事故対策 乙は、法令を遵守するとともに、事故防止に万全を期すること。 なお、次の各項の事故が生じた場合は、乙の責任と負担において対処すること。 (1) (2) (3) (4) 第三者、来校者、生徒、教職員及びその関係者、乙の作業員の人身事故。 作業車両等によるすべての車両事故。 敷地内通路の縁石、植栽及び、建物とこれに付随する設備に対する事故。 移転物品等に関する事故。ただし、コンピュータ機器等の精密機械におい て、目視では損傷が認められず不具合が生じた場合は、甲乙及び、メーカー等 と協議の上、解決を図る。 (5) その他、乙の管理責任に帰する事故。 -4- 22.遵守事項 乙は、次に定める各事項を遵守すること。 (1) 本作業の従事者名簿をあらかじめ甲に提出し、承認を得ること。 (2) 本作業従事者は、服装の統一、名札、腕章等を着用し、第三者が本作業従事 者であることが明らかに認識できるようにすること。 (3) 作業に直接関係のない場所にみだりに立ち入らないこと。 (4) 作業に直接関係のない場所に支障を与えないよう十分配意すること。 (5) (6) (7) (8) 学校敷地内においては全て喫煙を禁止する。(敷地周辺においても同様) 本作業遂行に当たっては、関係法令を遵守すること。 乙は、正当な理由がない限り梱包を開梱し、または勝手に抜見しないこと。 移転の際に通行する経路については、あらかじめ甲の承認を得ること。 (9) 移転時に使用する車両等はアイドリングストップを励行すること。 23.他業者等との調整 乙は、購入物品等の納入、設置等が円滑に行われるよう、甲及び関係納入業者 と搬入日程等の連絡の連絡を密にし、調整を十分に行うものとする。 なお、養生については関係納入業者に対して無償で使用させること。 また、建設中の工事関係者とも調整を十分に行うこと。 24.データの管理 乙は、データ管理体制について万全の措置を講ずるほか、次の事項について遵 守すること。 (1) 本仕様書に関係する資料は、本業務、その他甲の指定した目的以外に使用 しないこと。 (2) 履行期間中に業務上知り得た事項については、履行期間中はもとより履行 終了後も第三者に漏らさないこと。 (3) 甲の所有する一切の情報(電磁的記録を含む)を、甲の許可なく持ち出さ ないこと。 (4) 本仕様書に係る資料は、甲の許可なく、方法の如何にかかわらず複製・複 写しないこと。 (5) 本仕様書に係る資料は、指示するものを除き、作業期間中は乙の管理のも とに保管し、作業終了後は速やかに甲に返還すること。 25.報告 乙は、本作業に関して、次の事項を書面により甲に報告すること。 (1) 各種作業の開始前、本作業当日従事する作業員氏名、人員数、車両数、作業 順序及び変更事項の有無について (2) 当日の作業状況及び作業の終了並びに安全確認等の点検状況について -5- (3) 作業の内容、物品等に不測の事態あるいは事故等が発生した場合における内 容、経過及び措置について 26.連絡体制 (1) 乙は、本作業を円滑に遂行するため、契約締結日の翌日から本作業における 連絡責任者を指定し、甲との連絡体制を確立させること。 (2) 乙は、作業当日、従事者全員に甲の指示が伝わるよう連絡体制を確立させる こと。 27.検査 業務が完了したときは、甲の検査を受けること。 28.協議事項 その他、当該業務の仕様書に定めのない事項については、甲乙協議の上、決定 することとする。 -6-
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