参考資料2 運営形態の種類 地方公営企業法の 一部適用 適用法 地方公営企業法 運営責任者 地方公営企業法 地方独立行政法人法 地方自治法 ・地方公共団体が自ら主体と なって直接実施する必要がな いが、民間の主体では確実な 実態が確保できないおそれが あるものを効率的・効果的に行 わせるために、地方公共団体 が設立する法人(2条) ・企画立案を地方公共団体、事 業実施を独立行政法人が担当 し、弾力的な業務運営と適切な 事後評価を行うことにより、効 率的・効果的な行政サービスを 提供する ・地方自治法の一部改正により 公の施設管理について、管理 委託制度から指定管理者制度 になったこれにより、公の施設 管理は直営か指定管理者制度 による管理のいずれかになった ・多様な団体がもつ固有のノウ ハウを公の施設の運営・維持 管理に活用し住民サービスの 向上と管理経費の縮減を図る ・地方公共団体 ・地方公共団体 ・地方公共団体の長 ・設置条例で、設置及び経営の 基本を定め、その他は地方公 共団体の長が規則等で規定 ・診療科の設置などの組織変 更については、事前に査定を受 ける ・企業会計方式 (病院会計基準) ・企業会計方式 (病院会計基準) ・予算の議決、決算認定、料金 ・病院事業管理者は予算の原 設定に係る条例改正等には議 案作成権を持つが、予算案作 議会の関与 会の議決が必要 成は地方公共団体の長の権限 (運営の透明 ・予算の議決、決算認定、料金 性) 設定に係る条例改正等には議 会の議決が必要 職員の給与 評価 ・3年から5年の期間の中期目 標と、それによる中期計画を策 定し議会の議決と長の認可を 得て事業を行う ・この際、長は地方独立行政法 人評価委員会の意見を聞く(2 5、26条) ・中期目標の枠の中で現場の ニーズに基づいたより迅速・的 確なサ-ビスの提供が可能 ・指定管理者 ・業務の財源にあてるため、必 要な金額の全部又は一部の交 付を受ける(42条) ・運営費交付金には使途の特 定がない 民間譲渡 ・経営を民間の医療法人等の 民間法人に譲渡する ・土地建物を民間の医療法人 に委譲する方法(貸し付ける方 法もある) ・民間法人 ・民間法人の長 ・最終的な管理権限を残したま ・譲渡の際の契約に、一定の条 ま、指定した団体に施設の管理 件を盛り込むことは可能 運営を代行させる ・多様な団体のもつ固有のノウ ハウを公の施設の管理業務に 活用し住民サービスの向上と 管理経費の縮減を図る ・設置条例で、設置及び経営の ・定款で設置及び経営の基本を ・指定管理者が定める 基本を定め、その他は管理者 定め、その他は理事長が決め が企業管理規定で決定 る(8条) ・診療科の設置などの組織変 更については、管理者が決定 会計制度 職員の身分 ・地方公共団体が、議会の議決 を経て定款を定め、県知事の ・地方公共団体 許可を受けて設立する(7条) ・病院事業管理者 ・地方公共団体の長が任命。 ・地方公営企業の業務を執行 し、執行に関し当該地方公共団 ・設立団体の長 体を代表する(7条)。 ・任期4年。 ・地方公営企業法及び国の繰 ・地方公営企業法及び国の繰 出し基準に基づき、負担金、補 出し基準に基づき、負担金、補 一般会計から 助金の繰り入れあり 助金の繰り入れあり の財源措置 職員の任命 指定管理者制度の適用 ・地方公共団体が経営する企 業に適用されるものであるが、 組織や職員の身分取扱い規定 等、すべての規定を適用(2条) ・地方公営企業に管理者を設 置し、業務執行権を与えること により、経営の明確化、自立性 の拡大を図る ・設置条例で、設置及び経営の ・設置条例で設置及び経営の 基本を定め、その他は地方公 基本を定め、その他は管理者 共団体の長が規則等で規定 が企業管理規定で制定 ・管理者は、予算原案の作成 ・内部組織の設置。職員の任免 地方公共団体 ・資産の取得。労働協約の締結 の長との関係 などの権限が委譲される 組織 地方独立行政法人化 ・市民病院の現在の経営形態 ・地方公営企業法の財務規定 のみを適用(2条2) 概要 開設者 地方公営企業法の 全部適用 ・当該民間法人が定める ・地方公共団体と指定管理者 ・事業によっては有り の間で協定書を締結し、その協 定に基づき、指定管理委託料、 修繕費、備品購入費等、必要 な経費の交付を受ける ・企業会計方式(33条) ・企業会計方式 (病院会計基準) (病院会計基準) ・中期計画に定めた範囲で、弾 力的な予算執行が可能 ・企業会計方式 (病院会計基準) ・定款の作成及び変更、中期目 標・中期計画の作成及び変更 には、議会の議決が必要 ・法人を監査する監事を任命 し、監査法人による監査が義務 づけられている ・指定の手続き、管理基準、業 務内容等の条例制定には、議 会の議決が必要 ・地方公共団体へ事業報告書 の提出が義務付けられている ・理事長 ・指定管理者 ・当該民間法人の代表者 ・地方公務員法による身分保障 ・地方公営企業労働関係法等 による身分保障 ・非公務員 ・非公務員 ・非公務員 ・一般行政職職員と同様に給料 ・一部適用のときの要件に加 表や支給方法は条例で定める え、当該地方公営企業の経営 (人事委員会勧告の対象) 状況その他の事情を考慮し、企 業独自の給料表を定めること が可能(38 条) (人事院勧告の対象外) ・当該一般独立行政法人の業 ・指定管理者が、査定、労働協 ・当該民間法人が、査定、労働 務実績、社会一般の情勢に適 約、就業規則等により決定する 協約、就業規則等により決定す 合 る (57条) ・法定の評価制度なし ・評価委員会による事後評価あ ・法定の評価制度なし り ・目標による管理をおこない、 政策目標を定め、この目標が 達成できたか第3者(評価委員 会)により評価を行うことを前提 とする(Plan-Do-See) ・予算より、決算や成果の分析 に重点をおく ・地方公共団体の長 ・病院事業管理者 ・法定の評価制度なし ・法定の評価制度なし
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