参考資料 - 津島市民病院

評価委員意見等 (会議に先立ち実施した「事前説明」及び「資料点検」におけるご意見・ご指摘)
【まとめ】
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年間 5 億円近い赤字幅は、地方自治体の予算規模から容認され難く 早急な改善必要。
医療費の削減が続くと予想される中で、全職員の「覚悟」と「実行」が必要。
職員の危機感がまだまだ薄い。意識が甘い。知恵を絞らなければならない。
手術件数が少ない。手術が増えれば診療単価も上がる。
人件費比率が上がっているのは問題。60%は高すぎる。
急性期の在院日数は 15 日を切りたい。
入院単価 5 万円台は欲しい。
「救急を絶対に断らない」という強い意識が必要。救急隊へのアピールも必要。
回復期リハビリテーション入院料1の取得が必要。
地域包括ケア病棟導入の対応が遅い。迅速に対応する必要がある。
モデル事業の地域連携システムと、地域包括ケア病棟との連携を強め、更に進化した
地域連携システムが構築されれば、それこそ全国のモデルケースにもなり得る。
○ 出来ない理由を探さずに、出来るようにする為にはどうすれば良いかを皆で考え、その実現
のためにそれぞれの職種がどのように関与すれば良いかを考えることが必要 。
○ 経営陣による、経営形態の見直しや経営規模の縮小を含めた諸策の検討も必要。
稲垣委員
○ 平成長
26 年度の年間5億円に近い赤字幅は、地方自治体の予算規模から容認され難く、早急
な改善を必要とする。
○ 25 年度と比較して大幅な経常収支の悪化は、入院患者数の不足によるところが大きい。季節
変動や地域全体の傾向を加味しても、10,11,12 の3か月間の患者数が少なすぎる。
○ 入院診療単価が上がらないことについては、外科手術数が伸び悩んでいることが大きな要因の
一つと考える。早急な対策を立てる必要がある。
○ 手術室6室にしては件数が少ない。手術が増えれば診療単価も上がる。
○ 内科を強化しないと手術数は増加しない。
○ 紹介からの手術数の増加が必要。
○ 入院患者数、外科手術数は対策の効果発現が遅く、その判定も困難であることから、早期に現
状を打開するのはかなり難しいと思われる。
○ 急性期だけなら在院日数は 15 日を切りたい。
○ 入院単価は5万円台は欲しい。
○ 人件費の増大に関して、特に医師、看護師のそれは、急性期病院としての機能を維持するうえ
で必要不可欠(もちろん個別に詳細な検討が必要)であり、コストというよりはプロフィットと考える
べきである。
○ 人件費比率が上がっているのは問題。6割は高すぎる。
○ 支出に関して、経費削減は成果を上げている。
○ 職員の皆さんが医療の質の向上のために様々な努力をされてきた事実は、この地域 で一定の
評価を得ていると考えられることから、現状は我慢してこの努力を継続していただくことが肝要と
考える。
○ 一方、危機的状況の打開を図らなくてはならない責 任を負う経営陣は、経営形態の見直しや
経営規模の縮小を含めた諸策を検討し、実行に移すか否かは別として、それらの得失を明らか
にしておく必要がある。
参考資料
末永委員
長
○ 安倍総理大臣が世界に対して約束した 2020 年度のプライマリーバランス黒字化は極めて厳し
い状況にある。ギリシャのデフォルト状態をみても債務が更に増大していけば日本経済が信任さ
れなくなり、日本発世界大恐慌を来たす可能性がある。そのような思いがあってか、経済財政
諮問会議から「経済財政運営と改革の基本方針」が出された。
○ 「経済再生なくして財政健全化なし」が基本で「社会保障は歳出減の重点」とされており、来年
度から3年で集中改革を行うとして、「歳出改革は聖域なく進める。社会保障と地方財政が重
点分野」とされている。
○ それらを受けて日本医師会からは来年度の診療報酬改定はかなり厳しくなると予想 されてい
る。そのような中で、我々医療提供者側は医療の質を落とすことなく効率化を求められており、
当分の間、医療費の削減が続くことを覚悟しておかなければならない。
○ それぞれの地にあって必要な病院が消滅してはならない。その中で生き残っていく為には、全職
員がその覚悟を持つこと、出来ることを考え、実行していくことが必要 となる。
○ 当面収益増のため考えなければならないのは、回リハ2を回リハ1に持っていくこと、現行の回リ
ハ2の患者さんの受け皿となる地域包括ケア病棟を考えることであろう。
○ そして津島市が先行して行っているモデル事業の地域連携システムと、地域包括ケア病棟との
連携を強め、在宅からの患者さんを地域包括ケア病棟で受け入れるという更に進化した地域
連携システムが構築されれば、それこそ全国のモデルケースにもなり得るのではないかと考え
る。
○ 今までの財産を生かし、更に発展していき、全国のモデルを作るという考えになると、楽しい未来
が描かれるのではないか。
○ 地域包括ケア病棟導入の対応が遅い。迅速に対応する必要がある。
○ 職員の危機感がまだまだ薄い。意識が甘い。知恵を絞らなければならない。
○ 「救急を絶対に断らない」という強い意識が必要。救急隊へのアピールも必要。
○ 手術件数が少ない。手術につながる内科系症例の増が必要。
○ 人件費比率 60%は高すぎる。せめて 55%台にするように。
○ 評価委員の指摘には当を得ている意見が多い。問題は指摘されていることをどのように実行し
ていくかにかかっている。
○ 出来ない理由を探さずに、出来るようにする為にはどうすれば良いかを皆で考え、その実現の
ためにそれぞれの職種がどのように関与すれば良いかを考えることが必要。
○ 出来ないであろうと考えていたことが達成された時の充実感は大きい。