株式会社バンダイナムコスタジオ 様

株式会社バンダイナムコスタジオ 様
セキュアなソフトウェア開発に特化したeラーニング TEAM Professor 導入事例
各人のスケジュールに合わせ
自由に繰り返し学べるトレーニングで
モバイル開発のセキュリティスキルを強化
バンダイナムコスタジオは、わが国有数のアミューズメント企業「バンダイナムコグルー
プ」の一員であり、ゲームコンテンツ開発に特 化したプロフェッショナル集団として
2012年に新たに分社・独立。家庭用ゲームソフトや業務用ゲーム機、モバイル向けゲー
ムなど、話題のコンテンツをリリースし続けています。同社では2014年1月、社内のモ
バイル向けソフトウェア開発者を対象に、セキュアなソフトウェア開発を効果的に学べ
るeラーニング「TEAM Professor」を導入。個々のコンテンツ開発者のセキュリティ
■ 会社概要
株式会社バンダイナムコスタジオ
2012年 4月、バンダイナムコゲームス(現・バンダ
技術向上はもちろん、セキュア開発における共通のナレッジ基盤作りに大きな成果を
挙げています。
イナムコエンターテインメント)から企 画・開 発 部
門が分社・独 立。
「 遊びのプロフェッショナル集団」
として、家庭 用ゲームソフト、業務用ゲーム機、モバ
イルコンテンツ・PCコンテンツなどを手がけてい
る。バンダイナムコグループのゲーム事業部門の中
でも、開発に特化された自律 型のクリエイター・エ
ンジニア集団として、既存コンテンツのさらなる普
及と新たなコンテンツの創出を目指している。
http://www.bandainamcostudios.com/
株式会社バンダイナムコ
スタジオ
NE開発統括本部
NE開発本部NE開発部
部長 兼 NE開発2課 課長
■ 導入背景
ついての基礎知識や技術を習得できるトレーニ
成長するモバイル分野に向け
セキュアな開発技術の習得を
ングが必要だと考えるようになったのです」。
■ 導入経緯
今回TEAM Professorを導入した株式会社
バンダイナムコスタジオ(以下、バンダイナムコ
eラーニングのイメージを変える
豊富な内容と実用性で採用を決定
スタジオ)のNE 開 発 部は、インターネット 経 由
で 提 供されるモバイルコンテンツの開 発・運営
セキュリティのスキルアップに使えるツールや
を手がけています。同 社 NE 開 発 統 括 本 部 NE
トレーニングの 情 報 収 集 を 続 けていた 湯 原 氏
開発 本部NE開発 部 部長 兼 NE開発2課 課 長
は、2013年、ニュースサイトで目にしたTE AM
な開発の基礎知識や技術を習得できると期待して
湯原 敦 氏は、TE AM Professor導入の目的に
Professorの記事に関心を持ち、さっそくNRI
採用を決めました」
は、ビジネスの成長分野におけるセキュリティス
セキュアテクノロジーズ(以下、NRIセキュア)に
キルの強化があったと語ります。
問い合わせました。そこで詳しい説明を受け、さ
「国内ゲーム産業の市場拡大が厳しい中、モバ
らに自身で2週間のトライアル受講を経 験した
イル 分 野 は 右 肩 上 がりの成 長 を 維 持していま
結果、
「ゼロの状態から第一歩を踏み出すのに使
す。TE AM Professorを導入した背景には、そ
える」と判断して、導入を決めたと語ります。
うした伸び盛りの分野だからこそ、万全なセキュ
「従 来 の 教 室 で 行う集 合研 修と違って、個 々
リティ開発の環境構築と技術者のスキル向上を
の開発者のスケジュールに合わせて学べる点を
図ろうという狙いがありました」。
評価しました。また、これまでeラーニングは集合
以前からバンダイナムコグループでは、グルー
研修に比べ内容が薄くなりがちな印象を抱いて
プ全体での情報セキュリティ体制の構築やモニ
いましたが、セキュリティ診 断 の 豊富 な 実 績を
タリングが実施されており、モバイルコンテンツ
持 つ 会 社 が 開 発したトレ ーニ ング プ ログラム
の開発・運営にもセキュアコーディングガイドや
だけあって、豊富なナレッジが盛り込まれている
検 査ツールを導入しセキュリティ向上に取り組
印象を受けました」。
んできました。
さらに、1年間を通じて何度でも繰り返し利用
「自分のスケジュールに合わせて繰り返し学習でき
「しかし 近 年 急 増してきた スマートフォン で
できるので、実務向けのリファレンスやガイドと
る便 利さが、
“ おぼえる学 習”や“身につく学 習”に
は、従 来 のWebなどとは異なるセキュリティの
して使用できる点も魅力的だと感じたと湯原氏
技 術 が 要求されます。そうした 新しい 技 術ニー
は明かします。
ズへ の対応 が 議 論される中、セキュアな開 発に
T E AM Professorのラインナップは、初 級
湯原 敦 氏
「導入にあたっては、モバイルで要求されるセキュア
株式会社バンダイナムコ
スタジオ
NE開発統括本部
NE開発本部 NE開発部
NE開発2課 課長補佐
堀江 正樹 氏
「TEAM Professorで学んだ知識やスキルが、開発
スタッフ同士の意 思 疎 通をスムーズにする共 通言
語になりました」
株式会社バンダイナムコ
スタジオ
NE開発統括本部
NE開発本部 NE開発部
NE開発2課 主任
中野 茂生 氏
結びつきました」
セキュアなソフトウェア開発に特化したeラーニング TEAM Professor 導入事例
「私 たちチ ームリー ダー の 大 切 な仕事 の1つ
は、スタッフの作ったプログラムをセキュリティ上
の視点からチェックすることです。ここで問題が
発見された場合、今までは『なぜこれではいけな
いか』をそのつど最初から説明しなくてはなりま
せんでした。それが今では、
『 TEAM Professor
で勉強した、あの項目だ』と、一言で伝わるように
なったのです」
(堀江氏)。
加えてトレーニングの効果は、スタッフの意識
のあり方そのものにも及んでいると中野氏は指
摘します。
「たとえばコードのセキュリティに関する部分
を『こう変えよう』と言った場合も、
『 どうして?』
とならなくなった。それだけ意識や知識が共有さ
れてきたのだと感じています」
■ 今後の展望
モバイルの進化に応える
よりセキュアな開発体制を
向けから上級向けまで計65コース以上。その中
はいうものの、最初に教 材の ページ数を見た時
からバンダイナムコスタジオでは、
「 AWA 101
は、その量の多さに驚いたといいます。
堀江氏は、従来のコンシューマーゲームとネッ
アプリケーションセキュリティの 基 礎」、
「 COD
「 しかし 実 際 に 始 めてみ ると 、見せ 方やスト ー
トワークゲームのセキュリティとでは、考え方が
101 セキュアな開 発の 基 礎」、
「 COD 217 セ
リーの運びに飽きさせない工夫がこらしてあり、
大きく変わってきており、TEAM Professorは、
キュアなコードの作成 iPhoneの基礎」、
「 COD
なるほどと納得しながら読み進んでいくことが
そ の 変 化 をエンジニアが 効 率 よく学 ぶ ため の
218 セキュアなコードの作成 Androidの基礎」、
できました」。
ツールになるのではと期待を語ります。
「CO D 315 セキュアな P HPコードの 作成」、
一方、今まで何となく知っているつもりだった
「従 来 のゲームではデータ改ざんの防止など
「DES 225 OWASP Top-脅威と軽減」、
「ENG
事 柄を改めて整 理し、それを系 統 立てて分 野ご
が、い わゆる『セキュリティ』でした。しかしネッ
102 Microsof t SDL 入門」の計7コースを採
とに細かく学んでいけるため、自分の知識やスキ
トワークを 介したゲームでは、外 部からの 不 正
用。2 014 年1月中 旬 ∼2 015 年 3月中 旬まで
ルを客観的に見直しながら深 掘りしてゆく良い
侵入を始め多種多様な脅威に対応していく必要
に、約50名の開発チームリーダーおよび中堅層
きっかけになったと語るのは、同社 NE開発統括
が ありま す 。した がってエ ンジニア も 、新 たに
スタッフがコースを修了しました。
本部 NE開発本部NE開発部 NE開発2課 主任
ネットワークゲームを手がける際には、どこがど
中野茂生氏です。
のように違うのかを正確に学んでおく必要があ
■ 導入効果
「コースの最後では、全体の要点が詳しくまと
るのです」。
トレーニングで学んだ知識が
開発スタッフの共通言語になった
められているので、その時点で理解しきれていな
ますます進むネットワーク化やモバイルの拡
い項目があっても、教材全部を見直すことなくそ
大に向けて、
「 今 後はモバイルコンテンツ開 発・
の場で簡単に復習できます。こうした教材作りの
運営に必要なスキルや知 識を、一度学習して終
トレーニングを受講したチームリーダーの1人
工夫も、忙しい時間をぬって学びたい開発者には
わりではなく継続的に学習・実践し続けられる体
である同社NE開発統括本部 NE開発本部NE開
うれしいポイントです」。
制を整えていきたい」と意気込みを語る湯原氏。
発 部 NE開発2課 課 長 補佐 堀江正樹氏によれ
TEAM Professorの導入がもたらした多様
時代のさらにその先を目指すバンダイナムコス
ば、
「初歩的なコースは説明が手厚く、重要なポイ
なメリットの中でも、チームリーダー2人が口を
タジオの開発エンジニアを、TEAM Professor
ントを繰り返し説明してくれる点がよいと感じま
そろえるのは、
「 TE AM Professorで学んだ知
がこれからも力強くサポートしていきます。
した。一方、ハイレベルなコースだと、内容は高度
識やスキルが、社内の開発スタッフ同士の共通言
なのに説明は簡潔でわかりやすい印象です」。と
語になった」ことです。
※本文中の組織名、職名、構成図は公開当時のものです。
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※NRI、NRIロゴ、NRI SecureTechnologies、NRIセキュアテクノロジーズは、
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TEAM Professorは、
米Security Innovation社が展開するセキュア開発のためのeラーニングです。
※本カタログに記載の会社名・商品名・ロゴマーク等は各社の日本および他国における商標または登録商標です。
詳細はこちら:http://www.nri-secure.co.jp/service/si/teamprofessor.html
※本カタログに記載の内容は予告なしに変更することがあります。
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