解答と解説

平成26年度
東大寺学園中学校
1
(2) 問題の条件を図に書きこむ
(3) 1.5 m:4 m=3:8 より,色のついた部分を取り出した図は下の図のよ
12 cm
A
解答解説(1/2)
入学試験問題(算数)
うになります。
D
と,右の図のようになります。
3 +□
3 =○
4 +□
1
○
より,○
1 =□
2 なので,
△ABP:△CDP=□
6 :□
3 =2:1
△ABP=12×12×
F
4
○
12 cm
1.5 m
P
3
□
1
□
とに着目し,池のまわりの長さを○
3 として,問題の条件を状況図に整理
すると,下の図のようになります。
《2 回目∼3 回目》
《1 回目∼2 回目》
B君
A君
9:04
2 人合わせて○
2
6m
△
D 3.6 m
6
○
G
C
まず,影の長さは光源からの距離に比例することに着目すると,上図で,
25
=9 m です。
☆=3.6×
10
次に,斜線部分の三角形の相似(相似比は 9.5:15=19:30)に着目すると,
30
45
45
33
△=1.5 m×
=
m なので,FG=1.5+
= 3 m です。
19
19
19
38
A
3
(1)① 三角形 ABC の内側で,
9:30
2 人合わせて○
3
2 人合わせて○
3
10
○
C
B
☆
9m
E
9m
1.5 m
です。
(3) A 君が池のまわりを一周するのにかかる時間が 60÷5=12 分であるこ
《スタート∼1 回目》
15
○
4m
3
○
1
2
× =48 cm2
2
3
0.5 m
1 (cm2)
○
円 P が通らなかった部分は
D
右の図の斜線部分のように
上の状況図より,2 人合わせて○
8 (=○
2 +○
3 +○
3 )進むのにかかった時
なります。
間が 30−4=26 分より,最初に出会う(2 人合わせて○
2 進む)までにかか
2
った時間は 26× =6.5 分=6 分 30 秒なので,最初に出会ったのは
8
9 時 4 分+6 分 30 秒=9 時 10 分 30 秒です。
F
E
B
C
A
② 円 P を三角形 DEF の外
(4) 4 つの整数を○
1 ,○
1 +□,○
1 +△,○
1 +☆(0≦□≦△≦☆≦4)と
して,問題の条件を整理すると,
4 +□+△+☆=190⇔(12≧)□+△+☆=190−○
4 (≧0)
○
より,○
1 ≧(190−12)÷4=44.5,○
1 ≦190÷4=47.5 なので,
1 は 45 以上 47 以下の整数です。
○
1 =45 のとき,45×4+□+△+☆=190⇔□+△+☆=10 より,
○
(□,△,☆)=(3,3,4),(2,4,4)なので,2 通り
4 (cm2)
○
側の辺にそって一周させ
たとき,円 P が通らなかっ
D
た部分は右の図の色のつ
いた部分となります。
E
F
C
B
(2) (1)の①②の図で,点 A,B,C 近くの『斜線部分』と『色のついた部分』
が相似(相似比は 1:2,面積比は○
1 :○
4 )であることに着目すると,
1 =46 のとき,46×4+□+△+☆=190⇔□+△+☆=6 より,
○
円 P が通らなかった部分の面積について,次の式が成立します。
(□,△,☆)=(0,2,4),(1,1,4),(0,3,3)
1 +△DEF=47.86 cm2,○
4 +△DEF=53.44 cm2
○
(1,2,3),(2,2,2)なので,5 通り
消去算の考え方を用いると,
1 =47 のとき,47×4+□+△+☆=190⇔□+△+☆=2 より,
○
(□,△,☆)=(0,0,2),(0,1,1) なので,2 通り
1 =(53.44−47.86)÷(4−1)=1.86 cm2 なので,
○
△DEF=47.86−1.86=46 cm2 です。
以上より,全部で 2+5+2=9 通りあります。
A
(3) (1)②の図を用いると,三
角形 ABC の周りの長さと,
2
三角形 DEF の周りの長さ
問題の条件を整理すると,下の図のようになります。
D
の差は右の図の太線部分
F
となります。
0.5 m
を一か所に引っ付けて考
3
1.5 m
3.6 m
A
1.8 m
3m
1.5 m
B
2
D
えると,太線部分は半径 2
E
A'
2 cm
の面積は
G
4 +2×2×π=20 cm2
○
○
です。右の図のように
O
B'
C'
△OA'B',△OB'C',△OC'A'
1.5 m:1.8 m=○
5 :○
6 より,
に分けて考えると,
太線部分を取り出した図は右の図
20 cm2=△A'B'C'=△OA'B'+△OB'C'+△OC'A'
のようになります。右の図で,
5
○
6 =3.6+3−1.8=4.8 m なので,
○
AC(○
6 +1.2 m)=6 m です。
1.5 m
1.5 m
1.8 m
(2) 右の図より,
=4.8÷6×5=4 m です。
C
の周りとなり,その三角形
C
F
B
cm の円に外接する三角形
3.6 m
(1) 1.5 m:3.6 m=○
5 : 12
光源の高さ(○
5 )
E
ここで,右の図の太線部分
3.6 m
A
3m
12
○
B
6
○
=A'B'×2×
1
1
1
+B'C'×2× +C'A'×2×
2
2
2
=A'B'+B'C'+C'A'
C
なので,三角形 ABC の周りの長さと三角形 DEF の周りの長さの差は
20 cm です。
平成26年度
東大寺学園中学校
入学試験問題(算数)
解答解説(2/2)
4
E
(3)① 三角すい ACFH の体積は,
(1) 2 回のスイッチの押し方は,「赤赤」,
「赤青」,
「青赤」,
「青青」の 4 通
H
直方体 ABCD-EFGH の体積から,
りあります。実際に動かすと,
「赤赤」…A→C→A
「赤青」…A→C→C
4 すみの三角すいの体積を
「青赤」…A→E→A
「青青」…A→E→C
引けばよいので,
となるので,点 A,点 C が答えです。
4 cm
F
求める体積は,
2×3×4−(2×3×
(2) スイッチを 2 回押すのを 1 セットと考えると,点 P や直線がどこにあ
1
1
×4× )×4
2
3
A
G
D
3 cm
2 cm
=8 cm3 です。
っても,
「□赤」…元の位置に戻る
B
「□青」…時計回りに 2 マス移動する
となります。条件より 1 回目は赤なので,点 P は点 C にあります。よっ
② 三角すい ACFH と
て,残り 4 回(2 セット)で,点 G に移るためには,2 セットとも「□
三角すい BDEG の
青」になればよいので,5 回のスイッチは「赤□青□青」と表せます。
共通部分は右の図のような
よって,スイッチの押し方は
八面体になるので,
「赤赤青赤青」,「赤赤青青青」,「赤青青赤青」,「赤青青青青」
F
A
1
1
3×4× ×2×
2
3
(3) 1 回目のスイッチの色で場合分けします。
H
2 cm
求める体積は,
となります。
C
E
G
D
4 cm
=4 cm3 です。
(ⅰ)1 回目のスイッチが赤のとき
点 P は最初,点 C に移るので,残り 12 回(6 セット)で点 E に移る
B
ためには,
C
3 cm
5 セットが「□赤」,1 セットが「□青」
となります。これらのセットの並び方は 6 通りあり,それぞれの□に
(4) EH を 2:1 に分ける点を T,T を通り EH に垂直な平面を STUV とす
は赤または青の 2 通りずつの入れ方があるので,スイッチの押し方は
ると,求める部分は,三角すい ACFH を面 STUV で切断してできる切
6×26=384
断面と,三角すい BDEG を面 STUV で切断してできる切断面の共通部
通りあります。
(ⅱ)1 回目のスイッチが青のとき
分となります。
T
E
点 P は最初,点 E に移るので,残り 12 回(6 セット)で点 E に移る
T
E
H
H
ためには,
6 セット全部が「□赤」または,6 セット全部が「□青」
2 cm
2 cm
のいずれかです。よって,(ⅱ)と同じように考えると,スイッチの
U
F
押し方は,
A
2×26=128 通りあります。
S
D
以上,(ⅰ)(ⅱ)の結果より,スイッチの押し方は全部で
U
F
GA
D
S
G
4 cm
4 cm
384+128=512 通り
となります。
E
5
R2
R1,R2 とすると,点 R が動いて
共通部分は右の図の斜線部
できる線は右の図の直線 R1R2 と
2
なります。三角形 A R1R2 と三角
形 ACH の相似(相似比は 2:3) A
F
G
R
2
2
る線の長さは CH の 倍 です。
3
3
1
C
A
2
B
R
1
G
D
E
A
2
Q
C
F
P
B
E
H
R
1
G
D
A
1
B
E
4
cm
3
求める面積は面 DCGH の方向か
4 cm
ら見て考えると,長方形の面積か
ら,直角三角形 4 つ分の面積を引
けばよいので,
4
8
2
4
2×4−( × + × )
3
3
3
3
5
= 3 cm2 です。
9
F
A
2 cm
B
4
cm
3
D
R
2
Q
C
H
F
G
Q
C
2
cm
3
H
8
cm
3
G
D
2
cm
3
C
C
1
○
T
2
○
5
2
7
× = 1 cm2
9
4
9
1
○
です。
Q
(2) 点 R の動いてできる範囲は右下の図のように,
平行四辺形となります。
H
V
3 cm
2
○
U
V
R1
B
E
S
分となるので,その面積は
D
に着目すると,点 R が動いてでき
B
C
H
1
(1) AC,AH を 2:1 に分ける点を
F
V
3 cm
B
5
3 cm 2
9