学部定期試験等における不正行為に関する取扱基準 (趣旨) 1.この取扱基準は、中央大学学則第五十二条及び中央大学学生懲戒処分規程第四条第二項に基づき、学部定期試験等におけ る 不正行為に対する懲戒処分について、行為の軽重と教育上の必要を考慮して、必要な事項を定める。 (不正行為) 2.前項でいう不正行為は、次の各号のとおりとする。 ①代理受験を依頼した行為及び代理受験をした行為 ②参照が認められていない教科書、参考書、ノート(写しを含む)、プリント、その他の資料等の使用及びこれに準ずる行為 ③参照が認められている六法及び各種の資料等への書き込みの不正使用 ④携帯電話等の電子機器を用いて不正に情報を取得する行為 ⑤覗き込み及びこれに類する行為 ⑥その他試験監督者の指示に従わず、又は公正な試験を妨げると認められる行為 (処分の種類) 3.前項に定める各行為に対する処分の種類は、次の各号のとおりとする。 ①訓告 前項②から⑥までのいずれかを行った者 ②停学 前項①を行った者、又は、前項②から⑥までのいずれかを在学中に複数回にわたり行った者 ③退学 停学の事由に該当する者で、反省の意思がなく、かつ、改善の見込みがないと認められる者 (単位認定の取扱い) 4.処分を受けた者の単位認定の取扱いは、次の各号のとおりとする。 ①訓告処分 当該試験期の当該試験科目無効又は当該試験期の全試験科目無効 ②停学処分 当該試験期の全試験科目無効 ③退学処分 当該学年度の全試験科目無効 (処分原案の作成) 5.各学部が設置する懲戒委員会(以下「懲戒委員会」という。) は、中央大学学生懲戒処分規程第十五条に基づき、当該学 部の学部長(以下「学部長」という。)から懲戒に関する付議を受けた場合は、同規程の定めるところに従い、懲戒手続を進 める。この場合において、処分原案の内容は第 3 項に定めるところによらなければならない。 (処分決定の特例) 6.学部長は、当該不正行為が訓告処分に該当する行為であると判断した場合は、訓告処分と単位認定の取り扱いを決定するこ とができる。この場合、その執った措置を事後に教授会に報告しなければならない。 (通知) 7.前項で決定された処分は、本人及び保証人に通知する。ただし、教授会が特別の事情があると認めた場合は、この限りでな い。 (処分に関する情報の公表) 8.第6項で決定された処分は、これを学内に掲示し、公表する。 (試験期間・試験科目) 9.学部定期試験等における試験期間・試験科目については、別に定めるところによる。 (細目) 10.この基準の運用に必要な細目は、別に定める。 附 則 この基準は、平成27年5月22日から施行する。 附 則 この基準の第 9 項に定める別表は、平成27年5月22日から施行する。
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