男鹿市空き店舗等利活用事業補助金交付要綱 (趣旨) 第1条 この要綱

男鹿市空き店舗等利活用事業補助金交付要綱
(趣旨)
第1条 この要綱は、空き店舗の解消や賑わいあふれる商店街づくりを推進す
るため、空き店舗等を利活用して開業しようとする事業者に交付する空き店
舗等利活用事業補助金(以下「補助金」という。)に関し、必要な事項を定め
るものとする。
(定義)
第2条 この要綱において、空き店舗等とは、男鹿市内において、以前商業施
設として利用されていた店舗又は事業所であって、おおむね3か月以上使用
されていないものをいう。
(補助金の対象者)
第3条 市長は、次の各号に掲げる者に対し、予算の範囲内の額において補助
金を交付する。
(1) 空き店舗等を取得又は賃借し、改装して開業しようとする者(以下「改
装者」という。)
(2) 空き店舗等を賃借して開業しようとする者(以下「賃借者」という。)
2 次の各号のいずれかに該当する者は、補助対象者とはしない。
(1) この要綱に基づき補助金の交付を受けたことがある者。ただし、市長が
商店街の振興に寄与すると認めた場合はこの限りでない。
(2) 風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律(昭和23年法律第
122号)に定める営業その他市長が不適当と認める種類の営業を行い又
は行おうとする者。
(3) 市税等を滞納している者。
(4) その他市長が不適当と認める者。
(補助対象事業の条件)
第4条 補助金の交付対象となる空き店舗等の利活用は、次の条件の全てを満
たすものとする。
(1) 次に掲げる店舗又は施設として利活用されるものであること。
ア 統計法(平成19年法律第53号)第28条第1項に規定する日本標
準産業分類の小売業、飲食業、サービス業に供する店舗又は施設
ィ その他、商店街の振興に寄与すると市長が特に認めたもの。
(2) 週5日以上営業すること。
(3) 開業後1年以上継続して営業しようとする者であること。ただし、開業
後3か月以上継続して営業し、やむを得ない事情により1年未満で営業を
廃止又は休止したと認められるときは、この限りでない。
(改装者に対する補助金)
第5条 改装者に対し、改装費(内装工事、外装工事、給排水工事、電気工事、
の設置等に係る経費をいう。以下同じ。)に対する補助金を交付する。
2 補助金の額は、改装費の2分の1以内とし、限度額は60万円とする。
(賃借者に対する補助金)
第6条 賃借者に対し、貸借した物件の店舗部分に係る賃借料に対する補助金
を交付する。
2 補助金の額は、月額の賃借料の2分の1以内(1円未満の額を切り捨て)
とし、月額の補助限度額は4万円とする。
3 補助金の交付対象とする期間は、開業した翌日から最大12ヵ月までとし、
営業した月数分を交付する。
(補助金の交付申請)
第7条 補助金の交付を受けようとする者(以下「交付申請者」という。)は、
男鹿市空き店舗等利活用事業補助金交付申請書(様式第1号)を市長に提出
しなければならない。
2 交付の申請は、空き店舗の取得に基づく所有権移転登記の完了又は賃貸借
契約の締結日から1か月以内で、店舗改装前までに行わなければならない。
ただし、やむを得ない事情があると市長が認めた場合はこの限りでない。
(補助金の交付の決定及び通知)
第8条 市長は、前条の規定による申請書を受理したときは、当該申請に係る
内容の審査及び必要に応じて行う現地調査等により、補助金を交付すべきも
のと認めたときは、男鹿市空き店舗等利活用事業補助金交付決定通知書(様
式第2号)により、交付申請者に交付の決定を通知するものとする。
2 市長は、前項の交付を決定した場合において、補助金の交付の目的を達成
するため必要な条件を付すことができる。
(補助事業の変更等)
第9条 補助金の交付の決定を受けた者(以下「補助事業者」という。)は、補
助対象事業の内容の変更又は事業の中止若しくは廃止をしようとするときは、
男鹿市空き店舗等利活用事業補助事業変更(中止・廃止)承認申請書(様式
第3号)を市長に提出し、その承認を受けなければならない。
(変更等の決定及び通知)
第10条 市長は、前条の変更等の申請があったときは、その内容を審査のう
え、補助金の交付の適否又は補助金の交付の内容の変更を決定し、男鹿市空
き店舗等利活用事業変更(中止・廃止)承認(不承認)通知書(様式第4号)
により通知するものとする。
(実績報告)
第11条 補助事業者は、補助事業が完了したときは、男鹿市空き店舗等利活
用事業補助金実績報告書(様式第5号)を市長に提出しなければならない。
(補助金の額の確定)
第12条 市長は、前条の報告を受けた場合においては、その内容の審査及び
必要に応じて行う現地調査等により、補助金の交付決定の内容及びこれに付
した条件に適合するものであるかどうかを調査し、適合すると認めたときは
交付すべき補助金の額を確定し、男鹿市空き店舗等利活用事業補助金確定通
知書(様式第6号)により通知するものとする。
(補助金の返還)
第13条 市長は、補助事業者が次の各号に該当する場合は、補助金の交付決
定額を男鹿市空き店舗等利活用事業補助金返還命令書(様式第7号)により
返還を命ずるものとする。
(1) 補助金を他の目的に使用したとき。
(2) 提出書類の記載事項に虚偽があるとき。
(3) 前各号に揚げるもののほか、この要綱の規定または交付の条件に違反
したとき。
(その他)
第14条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。
附 則
この要綱は、平成27年4月1日から施行する。