人材養成の目標(設置学科別) 建築学科(昼) 教育目的 建築の仕事は設計(意匠、構造、設備)・施工・積算など多種多様な業種で成り立ってお り、必要な資格も多岐にわたる。そのどれが不足してもよい建築は生まれない。建築物を 造るということはすべての仕事を理解し、その一翼を担うことである。そのうえで新しい 技術や課題に対応でき、実践的かつ専門的な知識および技術を有する創造的な人材が建築 業界では求められている。 本学科は建築に対する興味や技術的関心,倫理観や向上心と自立心に支えられた建築技術 者を育成するため、講義をはじめ、材料実験・実習・設計演習・卒業設計などのカリキュ ラム編成に加え、早期からインターンシップ、オープンデスク等による密接な企業連携を 図り、的確な卒業後の進路選定ができる環境を充実させ、ミスマッチのない進路決定を目 指す。 取得資格又は取得目標資格の支援体制 本学科は設計系と施工系をバランスよく学ぶことができ、在学中に設計系は福祉住環境コ ーディネーター、CADトレース技能審査、カラーコーディネーターの資格取得を目標と し、施工系は二級建築施工管理技士学科試験、CADトレース技能審査の合格を目標とす る。また、卒業直後に受験できる二級建築士の資格は、社会人経験を積みながら取得する ことも可能であるが、専科(二級建築士科)に進学し取得するスキームも確保している。 建築CGデザイン学科 教育目的 人間の生活空間・職場空間を作り上げる建築業務は、設計分野と施工分野に大別で きる。そういった中で現代の設計分野に求められている人材は、CAD・CG・BIM など、コンピュータによる表現やプレゼンテーションが自由にできることが求めら れている。 本学科は、“建築デザインに拘る”をキーワードに、建築家になるための基礎技術の 習得を目的とする。カリキュラムは、卒業後の二級建築士を取得、ならびに実務経 験をふまえた4年後一級建築士を受験するための専門基礎の習得だけでなく、デザ インを表現するアイテムとしてのCAD、CG、BIMを中心に習得する。 取得資格又は取得目標資格の支援体制 在籍2年間に、CADトレース技能審査・福祉住環境コーディネーター・カラーコ ーディネーターの資格取得を目標とする。また、卒業直後に受験できる二級建築士 の資格は、社会人になり経験を積みながら取得することも可能であるが、専科(二 級建築士科)に進学し取得するスキームも確保している。 空間デザイン学科 教育目的 空間デザインの仕事は、建築空間・室内空間をよりよくするもので、建築の基礎か らインテリア・装飾品・照明器具など豊富な知識と、デザイン性と表現力が必要と される。一方、人間の生活は時代により変化し進化していくもので、建築も造り替 える時代からリフォーム、リノベーションの時代へと変わろうとしている。商業建 築は常時新しいデザイン、新しい商品ができる。その器となる建築空間も変化し、 進化させていく必要がある。空間デザインでは、そのすべてを熟知し、その時代に 合った空間を創造することが求められている。 本学科は、店舗などの商業空間をはじめとして、イベントスペース、ホール、一般 の民家などの空間を、色彩のバランスを考え、照明の角度や量などを調節や家具な どのインテリアを配置したりすることによって、空間の目的を効果的に演出するこ とを習得する。 取得資格又は取得目標資格の支援体制 在籍2年間に、インテリアコーディネーター・商業施設士・カラーコーディネータ ーの資格取得を目標とする。インテリア設計に深く関わるインテリアプランナーの 受験は、2年次における資格取得の目標とする。また、卒業直後に受験できる二級 建築士の資格は、社会人になり経験を積みながら取得することも可能であるが、専 科(二級建築士科)に進学し取得するスキームも確保している。 住環境リノベーション学科 教育目的 建設会社の現場での管理技術者の業務内容は下請けへの発注、積算、見積もり、官 庁への申請書類作成、設計者との技術的な打ち合わせ、施工図作成、工程表作成、 安全書類作成と多種多様な現場での管理業務が要求されている。 本学科は。建設技術者としての倫理教育も十分取り入れ、現場における管理技術者 を養成することに力を注ぎ、卒業後直ぐに現場管理業務に役立てられるような人材 育成を目指す。 取得資格又は取得目標資格の支援体制 建設現場で必要な資格を厳選して、課程終了時にはすべて取得できるカリキュラム を編成している。また、卒業後取得しなければならない二級建築施工管理技士試験 のうち、2年次に受験可能な学科試験は、100%合格を目指す。また、卒業直後に受 験できる二級建築士の資格は、社会人経験を積みながら取得することも可能である が、専科(二級建築士科)に進学し取得するスキームも確保している。 土木工学科 教育目的 土木工学とは、英語で「Civil Engineering」つまり「市民のための工学」で、道路、橋梁、 トンネル、上下水道、交通、環境などのさまざまなインフラの整備を扱う学問である。土木 の発展は人々の生活に深くかかわるだけでなく、景観の面でも注目され、明石海峡大橋な どは、その地域のシンボルにもなっている。しかし、阪神大震災や東日本大震災、2015年 ネパール地震などでは、インフラの壊滅が地域の生活に大きな打撃を与えたことから、昨 今では災害に強いインフラネットワークが必要とされている。 本学科は、建設事業の管理業務全般について実務主体の専門技術教育を行い、企画、設 計、計画、プレゼンテーション並びに現場環境等をいち早く把握し、さまざまな問題に対 応できる現場管理者を養成する。また、設計コンサルタントや公務員への就職、大学への 編入学も目指す。 取得資格または取得目標資格の支援体制 現場管理者を養成する観点から2級土木施工管理技術検定(学科)試験の100%合格を目指 す。また、職長・安全衛生責任者教育を全員受講し、安全管理に対する倫理観を身に着け る。 建設エンジニア学科 教育目的 建設業は、防災・減災、老朽化対策、耐震化、インフラの維持管理に関し、その果た すべき役割はますます増大している。そういった中で建設業は、全産業を大幅に上回 るペースで高齢化が進展しており、将来にわたる若手技術者の確保・育成を中心とし た将来の担い手確保が重要な課題となっている。 本学科は、土木分野の中でも施工に特化し、特に建設機械のオペレータとしての技能 を習得し、さらに建設現場にて職長・安全衛生責任者等として建設事業の調査、設 計、施工、監督・検査、維持管理という建設生産プロセスのうち「施工」に注目して 情報化施工に即応できる技術者を養成する。 取得資格または取得目標資格の支援体制 課程修了時には、厳選した建設現場で必要な資格(技能講習、特別教育ならびに安全 衛生教育)を全て取得できるカリキュラムを編成している。 また、卒業後取得しなければならない2級土木施工管理技術検定試験の内、2年次に 受験できる学科試験は、100%合格を目指す。更に卒業後2年の実務経験で受験可能 な建設機械施工技術検定試験合格の為の教育も行う。 ガーデンデザイン学科 教育目的 緑化造園とは、景観美を追求するだけでなく、人々に安らぎや癒しを与え、快適な 生活空間を提供する。そして昨今、世界的な異常気象や環境問題に直面し、人類と 地球の未来のために環境保護や緑化推進における幅広い知識を持った造園技術者が これまで以上に必要とされている。 本学科は、緑化造園分野において高い志のある学生を歓迎し、緑の景観形成を通じ て“植物を護り増やし育てる”をキーワードに、民間企業や緑化事業を推進する自治 体、また地元住民とも連携を図った実践教育を大きな柱とし、高度な「環境緑化技 術」と「ものづくり」を体得すると共に、マナー教育及びコミュニケーション能力 の習得に力を注ぎ、社会が求める技術力、行動力、即戦力を兼ね備えた造園技術者 を育成する。 カリキュラムは「ものづくり」の計画から完成に至るまでの一連の工程を実務に即 した流れで講義・演習・実習科目を順序立てて構成。相互関係を理解し、学ぶ意味 と意欲につながる内容とした。授業に於いては常に学生に発言を求め学生同志の議 論を促しPDCAサイクルを基本とした先進、改革、実学の教育を実施し自己点 検・自己解決能力を高めることにより、満足感・達成感を得られる充実した学びの 場となるよう心掛けている。 資格又は取得目標資格の支援体制 在籍2年次後期において2級造園施工管理技士の資格取得を全学生の目標と定める。 合格率100%達成に向け集中的にサポートする特別科目(造園施工特論)を時間割 に組み込み、過去10年間の問題を徹底分析解説すると共に、他の講義科目に於いて も要所で問題を想定し取得をサポートする支援体制を確立している。 建築学科(夜) 教育目的 建築の仕事は設計(意匠、構造、設備)・施工・積算など多種多様な業種で成り立ってお り、必要な資格も多岐にわたる。そのどれが不足してもよい建築は生まれない。建築物を 造るということはすべての仕事を理解し、その一翼を担うことである。そのうえで新しい 技術や課題に対応でき、実践的かつ専門的な知識および技術を有する創造的な人材が建築 業界では求められている。 本学科は実務に即応できる中堅建築技術者の養成を教育目的とし、それを達成するため、 働きながらでも学べるように夜間講義を行ない、実務に即した基礎理論の上に実務主体教 育、基礎教育を徹底さし、応用力・総合力・判断力・表現力を持った技術者を養成する。 取得資格又は取得目標資格の支援体制 本学科は在学中に二級建築施工管理技士学科、福祉住環境コーディネーターの合格を目指 す。また、卒業直後に受験できる二級建築士の資格は、社会人経験を積みながら取得する ことも可能であるが、専科(二級建築士科)に進学し取得するスキームも確保している。 建築デュアルシステム科 教育目的 今、若者の雇用において高い失業率やフリーターの増加など多くの問題が指摘され ている。これは若者だけの問題ではなく若者たちが安定就労を希望して転職活動を 行っても実務経験不足を理由に就職できないことが多いのが実情である。 本学科は企業が求める能力の高度化、即戦力志向に対応するために、学校での授業 や実習に加えて、企業での「現場」実習を並行して行っている。そのため社会に出 てすぐに役立つ実力がつき、就職に有利である。実社会での実習を通じて、自分の 適性が的確に判断できる技術者の育成を目指す。 取得資格又は取得目標資格の支援体制 本学科は在学中に二級建築施工管理技士学科、福祉住環境コーディネーターの合格 を目指す。また、卒業直後に受験できる二級建築士の資格は、社会人経験を積みな がら取得することも可能であるが、専科(二級建築士科)に進学し取得するスキー ムも確保している。 専科二級建築士科 教育目的 建築業界における2大国家資格は、建築士と施工管理技士である。これらの資格 は、卒業直後もしくは、一定期間の実務経験ないと受験できない。二級建築士の受 験資格は受験に必要な単位を取得しておれば、実務経験なしで受験可能である。 本学科は、二級建築士の資格取得を目的に設置した学科である。特に、将来を見据 えた“一級建築士レベル”をキーワードに業界で活躍できる人材を育成することを目 的に、在籍者二級建築士の合格100%を目指す。 取得資格又は取得目標資格の支援体制 二級建築士資格取得のために学科試験対策、製図試験対策を徹底的に行なうと同時 に、各学生が希望する就職先に応じた資格取得をサポートしている。また,資格取 得だけでなく、卒業後、社会に出て対応できるための倫理教育にも重点をおいて行 なっている。
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