ラコステ重力計および重力解

ラコステ重力計および重力解析ソフトウェア
担当教員: 大久保修平
機器の概要:
LaCoste & Romberg社 (米国) スプリング型相対重力計(陸上用)
公称精度 10 microgal.
詳細は別紙参照
利用条件: 事前に担当教員と打ち合わせること。使用経験のない方は、事前講
習を受けること
申請期限: 随時
貸出可能数: 2台
貸出し実績の一部:
富山大学(平成21年)「東海地方の重力変化」、
東京工業大学(平成20年)「学生実習」、
東海大学(平成17年)「富士山の重力変化」
担当教員の連絡先につきましては、下記へお問い合わせください。
〒113-0032 東京都文京区弥生1-1-1
東京大学地震研究所 研究支援チーム(共同利用担当)
TEL : 03-5841-5710, 1769
FAX : 03-5689-4467
e-mail : [email protected]
(別紙)
LaCoste-Romberg 重力計の解説
内部には零長スプリング(Zero Length Spring)があり、おもり(Weight)に
はたらく重力によって伸び縮みし、ビーム(Beam)が上下する。測定ネジ
(Measuring Screw)を回転させて、おもりを取り付けたビームの位置が一定
になるよう調整する。この調整量がおおむね重力に比例することを利用して、2
地点間の重力差を 10microgal 程度の精度で求めることができる。なお、温度変
化でばねが伸び縮みしないように、恒温槽により、内部は約 50°C に常に維持さ
れている。
重量:約 10Kg(ケース、バッテリー込)、サイズ(L/W/H: 40cm/20cm/40cm)
特記事項:常時給電及び衝撃防止のため、宅配便等を用いた輸送は不可。
草津白根火山周辺での測定風景。
左端のジュラルミンケースから、重
力計を取り出して、測定している。
所要時間は、熟練者で 5 分、初心者
で 20 分程度(地盤動の大小に依存)