地 層 ・ 抗 内 図

地 層 ・ 抗 内 図
地層分類
地層の分類は各種あり、層序の比較表を示すと下記表の通りとなる。
地層層序表
時 代 分 類
一般 適な地層 分類
現
雄別地区地質図幅
雄別炭礦の炭層分類
世
第 四紀
更 新世
新
新
鮮 新世
第 三紀
中 新世
音別 層群(海成層)
音別層 群(海成層)
尺別 累層(夾炭)
古
尺 別累層 (夾炭層)
西隣 の北陽・尺別 ・浦幌地区 で発達
漸
生
舌辛 累層(海成)
浦
雄別 累層(夾炭)
幌
舌 辛累層 (海成層)
浦
第
新
幌
徹
層
三
世
層
別
チョロベツ
亜
層
双雲夾炭 層
(徹別層)薄層 炭層 尺別・浦幌で 発達
雄別夾炭 層
(雄別層) 本層・上 一番∼上 三番層
然別夾炭 層
(堤沢層) 下四番∼ 下一番層
天寧 累層(礫岩)
代
累
ベルツナイ礫岩 層
群
群
春採 累層(夾炭)
紀
層
春採夾炭 層
上別 保亜層
別保 累層(礫岩)
別保礫岩 層
始 新世
暁 新世
中 世代
白 亜紀
根 室 層 群
上部白亜系
薄層 炭層
稼行炭層
※尺別累層:戦前は尺別で採掘された地層で、雄別地区では炭質・層厚が不安定。
薄層で稼行出来ない。大曲炭礦(村井炭礦)で稼行した。
※ 層 雲 夾 炭 層 : 尺 別 地 区 (十 二 尺 層 )・ 浦 幌 地 区 (オ サ ッ プ 層 )で 採 掘 さ れ た 。
雄別地区では極薄化して稼行出来ない。
※雄別夾炭層
上1・2番層
小規模に採掘。
長 崎 沢 で 上 1 番 層 (徹 別 層 と 呼 ん で い た ? )を 稼 行 し た 。
※雄別本層
雄別炭礦の主な稼行炭層は雄別本層で「下層・間層・上層」に分かる。
戦前は層厚の厚い下層のみ採掘、戦後は下層・上層を採掘。
堤沢深部では上層・間層が薄く、下層を採掘。
奥雄別地区では下層は消滅し、上層は「下炭・間層・上炭」に分かれる。
※然別夾炭層
下1・2番層
北進地区で採掘された(薄層採炭)
下3・4番層
奥雄別西部地区で小規模に採掘。開発準備中に閉山。
※春採夾炭層:太平洋炭礦で採掘。雄別地区では劣質で採掘不可。
地質構造
雄別地区の地質構造は、南北方向南が開き北方に沈む、馬蹄形の半ドーム構造を形成している。
ド ー ム の 上 部 は 約 15 度 程 度 の 傾 斜 で 、 深 部 に 移 行 す る と 傾 斜 は 増 し 約 30 度 に 達 す る 。
採 炭 切 羽 は 擬 傾 斜 で 採 掘 す る 事 に よ り 、 採 炭 切 羽 で の 傾 斜 は 12∼25 度 程 度 の 中 傾 斜 で あ る 。
真傾斜:傾斜方向を直角とる傾斜。
擬傾斜:真傾斜から斜めにして緩くした傾斜。
地層の断面図
雄別背斜
C r:上部 白亜系 (根室 層群)
Y b:雄別 層(雄別層)
B p:別保 層
Su:双 雲層(雄別層 )
H t:春採 層
P r:ベ ルッナイ 層(天 寧層)
Skl・ Skm・Sk u:舌辛 層
S :然別層 (天 寧層)
S b:尺 別層
●
坑 内 概 要 図
奥
雄
西 別
部
水平坑道
斜 坑 道
●
奥雄
中 別
部
鉄 道
軌 道
●
ズリベルト
●
採 掘 跡
進
北
長
沢
昇
断 層
露 頭
河 川
● ●(旧抗)
辛
●
新二卸
錦
沢
斜坑傾斜方向
長崎沢
●
雄
渓
平
沢
●
堤沢卸
苔
樋
沢
●
大
祥
●
一斜坑
二斜坑
錦
沢
雄別通洞
ベ
ル
ッ
ナ
イ
沢
舌
二卸
一卸
抗 口
然別
川
堤
沢
礦業所
雄別駅
●
● 旧 本抗
内
二
抗
堤沢卸
大
祥
内
大
曲
川
舌辛
ポン
二
段
卸
末広
小学校
病院
選炭場
中学校
川
路
辛
釧
舌
至
ズリ捨ベルト
閉山時稼行地区:北進昇・堤沢卸・長崎沢・一斜坑
奥雄西部:開発中。 奥雄中部:S43年頃中断。 新二卸:S41年中止。
凡 例
雄 別 炭 礦 主 要 坑 道 図
●
確 認 抗 口
水 平 坑 道
旧水平坑道
斜 坑 坑 道
旧斜坑坑道
④
②
④
鉄 道
斜坑傾斜方向
⑤
① 雄別通洞
③
⑥
● 奥雄別
堤 沢 ●
排気群
中部斜坑
② 堤沢通洞
③ 奥雄別通洞
●堤 沢
新斜坑
①
⑫
⑪
④ 長崎沢第二立入
⑤ 奥雄別西部立入
③
⑦
⑥ 奥雄別西部向堀
②
ベルツナイ
斜 坑
●
⑬
●
●
⑪ 一 抗(旧・本抗)
⑫ 旧・通洞
●
●
⑭
⑤
旧・大曲選炭場
② 堤沢二段卸
⑫
③ 堤沢新斜坑
●
①
北 進 昇
④ 長 崎 沢
⑩
⑥
⑤ 北 進 昇
⑥ 奥雄別中部斜坑
奥雄別
西 部
●
●
一斜坑 ⑧
⑪ 旧・本抗
●
⑫ ⑨
雄別
通洞
⑮
⑦ ベツツナイ斜坑
病 院
●
礦業所
●
●
●
●
選 炭 場
雄別炭山駅
旧・然別選炭場
●
0
① 堤沢一段降
1㎞
2㎞
3㎞
4㎞
⑯
然別坑
記 念 碑
⑧ 一斜坑昇
⑨ 一斜坑卸
⑩ 錦 沢 卸
⑪ 大祥内二抗
⑫ 大祥内二抗二段卸
⑬ 大祥内抗(中央風洞)
⑭ 大 曲 抗
⑮ 二 斜 坑
⑯ 然 別 坑
現 世
図
幅
第 四 紀
質
火山灰・火山礫
更 新 世
地
砂・礫・シルト・火山灰
沖積層
新期段丘堆積層
砂・礫・シルト・火山灰
岩 床
普通輝石橄欖石玄武岩
阿寒火山古期噴出物
熔岩・凝灰角礫岩・熔結凝灰岩
古潭累層
蘇牛累層
徹別川
砂岩シルト岩層
細粒砂岩・シルト岩
砂質シルト岩・凝灰岩
ニタペツ
砂質シルト岩層
砂質シルト岩・凝灰岩
オクヨクンナイ
砂礫岩層
礫岩・砂岩・凝灰岩
飽別火砕岩層
凝灰角礫岩・火山礫凝灰岩
凝灰岩・凝灰質砂岩
凝灰質シルト岩
横山硬質頁岩層
硬質頁岩・凝灰岩・凝灰質砂岩
伏布内累層
シルト岩
縫別累層
凝灰質砂質シルト岩
凝灰質砂岩(黒色砂岩)
凝灰角礫岩
茶路シルト岩層
シルト岩
大曲砂岩層
砂岩・礫岩
2㎞
3㎞
砂岩
ユケピラ
砂質シルト岩層
砂質シルト岩
錦沢砂岩層
砂岩
チョロ別亜層
舌辛累層
新白亜紀
砂岩・シルト岩・石炭
ポン舌辛砂岩層
上別保亜層
徹別累層
浦 幌 層 群
漸新世古期
古第三紀
1㎞
凝灰岩・凝灰質砂岩
凝灰質シルト岩
珪藻質シルト岩
凝灰角礫岩
殿来累層
阿寒層群
厚内層群
礫・砂・シルト・火山灰
凝灰角礫岩・浮石質凝灰岩
凝灰質砂岩
尺別累層
0
地質図上は省略
釧路層群
知茶布累層
茶路累層
雄別通洞
漸新世新期
●
音別層群
中 新 世
新第三紀
鮮 新 世
古期段丘堆積物
双雲夾炭層
シルト岩・砂岩・石炭
雄別夾炭層
縞状砂岩・シルト岩・石炭
然別夾炭層
砂岩・シルト岩・礫岩・石炭
ペルツナイ礫岩層
礫岩・硬質砂岩
春採夾炭層
シルト岩・砂岩・石炭
別保礫岩層
礫岩
上部白亜系
砂質シルト岩