豆 知 識 障害者自立支援法 「障害者自立支援法」は障害者の就労支援を柱とし「障害をもたれている方が自立した日常 生活を営める」ことを目的としています。これまで、身体・知的・精神それぞれの障害に分か れた全ての福祉サービスが、1つのサービスとしてまとめられました。 「障害者自立支援法」で受けられるサービスは、自立支援給付と地域生活支援事業の 2 つに 大きく分類されます。 三方原病院広報誌 o l.6 三方原病院広報誌 V その中でも当院では、自立支援医療・グループホーム(自立支援給付)・はまかぜ(地域生 2 0 0 7 2 0 0 7.7 .7 精神保健福祉士 佐藤 弘績 活支援事業)に関わっています。 自立支援医療とは、通院医療費が軽減される制度です。その世帯の収入に応じて原則1割の 負担で通院できます。デイケア・デイナイトケア・訪問看護での利用も可能です。しかし、病 名等により利用できない場合もありますので、主治医等にご相談ください。 グループホームは、自立支援法が適応になってから、申請をしなければ入所できなくなりま した。そのため、まず市町村の関係窓口への申請が必要です。利用にあたって自己負担が発生 しますが、個人の所得や貯蓄に応じて減額されることがあります。 求人情報 病院周辺案内図 当院では熱意と誠意のある方を募集しています。 私たちと一緒に働いてみませんか? 【募集職種】 アクトシティ 浜松駅 看護師(正職員・パート) 中 田 島 バ イ パ ス GS 高塚駅 国道257号線 N 【共通事項】 給 与:当院規定による 賞 与:年2回 休 日:週休2日(月8∼9日) 夏季・冬季休暇各3日 年間休日:110日 交 通:通勤バス有 マイカー通勤可 選考方法:面接 選考場所:三方原病院 提出書類:履歴書(写真添付) 問合せ先:053(448)0622 総務課 備 考:経験・性別不問 可新図書館 県道 舞阪竜洋線 西脇バス停 丸八真綿㈱ 浜名 バイ パス 至豊橋 GS てんじんや GS 浜松 グランド ボウル GS 至静岡 国道1号線 篠 原 I.C 馬 込 川 三方原病院 社会復帰施設 はまかぜ (H19.5 ハマヒルガオと遠州灘) 中田島砂丘 当院のスタッフ教育について 遠 州 灘 好生会 三方原病院 院内研修委員会 浅井 信成 外来担当医 月 火 水 木 金 土 1 診 杉本 浅井 小栗和 山 大村 小栗一 2 診 三浦 (午後のみ) 3 診 大村 小栗一 三浦 AM 小栗和 PM 浅 井 AM 浅 井 PM 小栗和 三方原病院理念 患者様一人ひとりに最適な医療・福祉サービスの提供 基 本 方 針 交代制 《初診相談ダイヤルをご利用下さい。》 一、誠実な医療・福祉サービスの提供 一、きめ細かな医療・福祉サービスの提供 精神科に通院したいんだけど、精神科ってどういうところなんだろう・・・。 一、説明と同意に基づく正しい医療・福祉サービスの提供 三方原病院ではどのような治療をしてくれるのだろう・・・。などなど・・・ 一、地域に根ざした保健・医療・福祉サービスの提供 治療に関する様々な相談を、当院医療相談室スタッフがお応えします。 どんなことでも構いませんので、御用のある方はこちらまで #!-""#- !#! 三方原病院初診相談ダイヤル 診療情報受付FAXをご利用下さい。 患者様の様子や状況等FAXにてご利用いただく場合は、下記番号でお受けしています。 #!-""%-$$% 三方原病院診療情報受付FAX 発行元 医療法人 好生会 三方原病院 〒432-8063 浜松市南区小沢渡町2195-2 TEL 053-448-0622(代) FAX 053-447-6637 URL http://www.k-mikatahara.or.jp/ 編集 三方原病院 広報委員会 院内教育の主な目的は、関連学問や病院が代々積み重ねてきた治療技法や文化を後輩世代へ伝え、後継者を育 て、治療を担う組織として、機能の維持と向上を図ることである。 組織一般のルールや専門職個人がとるべき態度・手法・禁忌(べからず集)などは、系統的な講義や各種勉強 会・院内LANの活用によって、なるべく効率的に伝達されるよう当院では工夫されている。しかし、マニュア ル等に記述可能な知識中心の伝達で、すべて事は足りるのだろうか。 心の不調に悩む人を支援するという我々専門職の教育は、実務こそが命の職人の世界や経験時間が圧倒的に重 要な意味を持つ船舶や航空機の操縦士、登山・ダイビングなどの自然相手のスポーツ教育と相通ずるところがあ るのではないかと、私は思っている。 容易に対象化できず、変化の予測できない相手<病など失調>に、出たとこ勝負でとりあえず悪化を防ぎ、回 復の手助けとなるような措置を講じなければならない。このまま進むべきか、戻るべきか。自然が厳しいのと同 様に、治療にも言い訳やごまかしのきかない厳しい判断が要求されることは多い。また、臨床実務を通してしか 学べないことも多い。 日々真面目に働くスタッフを支え、伸び伸びと各人の個性や持ち味を活かしてもらうにはどうしたらいいのだ ろうか。スタッフの燃え尽きを予防し、末永く治療者としてよい貢献をしてもらうためにはどうしたら良いのだ ろうか。教える側も日々悩むことである。 現場にゆとりとユーモアを届け、いざという時のための力を蓄えておく。臨床の場を共有する中で、記述しに くいアートの部分を学んでもらう。症例(事例)検討会では、治療を振り返り真摯に討論する。患者さんへの、 真の意味での尊敬と共感的心情を絶やさない。困難な事例にも誠実に取り組むことによって、スタッフ自身も鍛 えられ、成長する。「人は教えたようになるのではなく、教えた人のようになる」という先達の言葉に思いを馳 せながら、スタッフ教育もより進化できればと考えている。 部署別専門研修(精神保健福祉士の事例検討会) 当院では、患者さまやご家族により良い精神科医療を提供するため、また個々が専門職としてのプロ意識を自覚し スキルアップできるよう、院内においてさまざまな研修を実施しております。院外で開かれた専門研修に参加された ∼各個人のスキルアップをめざして∼ 職員には、その研修で学んだ内容をすべての職員に伝達できるよう、参加された職員に講師となっていただき、伝達 講習を開催しております。 当院(併設施設を併せる)には、精神保健福祉士が17名勤務しております。私たちは、 昨年度は、年間約50回の院内研修を行い、延べ1,493名の職員が参加いたしました。院外の研修には、延べ226名 毎月外部から講師を招き事例検討会を行い、日々の業務が円滑に進むように、そして個 が参加し、その中から10名の方に講師となっていただき、伝達講習を開催いたしました。平成18年11月に行われた日 人と組織の力量アップにつながるように心がけています。 本精神科病院協会精神医学会(全国から1,600名参加)には、当院より5題の演目を発表することができました。 昨年は、ケアマネジメントの技法を習得するための指導をしていただき、今年は、事 今後、医療観察法・障害者自立支援法など、近年の精神科医療を取り巻く、めまぐるしい変化に遅れることのない 例を読み込む力をつけるため、所属している精神保健福祉士をキャリアに合わせて3グル よう、研修内容の検討・企画を行って参ります。 ープに分け、それぞれのレベルにあった指導・助言・教育をお願いしています。 研修委員 宮田 伸生 精神保健福祉士 増田 喜信 患者さんやご家族などが、安心してその方らしく生活できるよう支援していくために、 これからも検討会を開催いたします。 《院内通常研修》 安全管理研修(年2回) 、褥瘡対策研修(年2回) 、行動制限最小化研修(年2回) 感染対策研修(年2回) 、人権倫理研修、接遇研修、管理職研修、新人研修講義(年26回) 伝達講習会(年2回) 、症例検討会(年3回) 、事例検討会(年10回) 《最近、院内研修》 rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr 高齢者模擬体験研修・ ・ ・高齢者の身体的(動作・視覚・聴覚等)を体験用具で疑似体験。 禁煙教室・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・題名『禁煙と健康』 講師:三浦 一也 病院長 非暴力的危機介入法研修・患者の暴力に対する回避介入法・CPIサポートスタンス チームコントロールポジション・噛みつかれた場合の対処法 髪をつかまれた場合の対処法 【外部講師による研修会】 【高齢者体験学習】 【病棟カンファレンス】 院 内 合 同症例検討会の紹介 デ イ ナ イ ト ケ ア 当院では、6ヶ月に1回以上の割合にて、全職種・全スタッフが自由に参加できる合同症例検 討会を開催しています。このような合同症例検討会は、平成14年から開催されるようになり、 前回(平成19年3月)で10回を数えました。 これまで、孤独な単身生活をされている、家族による受け入れが困難、院内での処遇困難な どの症例が検討されてきました。この合同症例検討会は、前述のようにその症例にかかわる全 てのスタッフが自由に参加できることに大きな意義と特徴があります。多職種のスタッフが、 それぞれの専門的な立場による意見やひとつの症例に対するあらゆる角度からのアプローチ方 院内研修委員 待井 正司 法など、多くの職種の多くの意見交換を行うことで、その症例打開へ光明が見えてきたケース も少なくありません。 この合同症例検討会は患者さんのためばかりでなく、私たちスタッフも他職種の専門知識や意見など、多くの知識と知恵を 学ぶことができます。この学んだ知識と知恵を今後の症例に活かしながら、ひとりでも多くの患者さんが1日も早く社会復帰 できるよう、援助技術の更なる向上を目指し、今後も合同症例検討会を開催していきたいと考えています。 俳 句 川 柳 同 好 会 初 夏 の 夜 瓜 く い な が ら 蚊 を 払 い 天 竜 子 紫 陽 花 や な ぜ か お 寺 に よ く 似 合 う 春 男 う つ り げ な 乙 女 心 と あ じ さ い の 花 季 節 を 感 じ て み ま せ ん か ・ ・ ・ 真 仁 朗 rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr 平成18年度診療実績 外 来 患 者 延 数 22,060 人 デ イ ケ ア 延 数 6,194 人 デイナイトケア延数 2,706 人 訪問看護実績延数 1,227 人 “今回の題字は、入院患者M.Uさんによる作業療法 プログラムでの作品です。”
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