県立病院 第2期 新成長プラン 実施計画 2015~2018 平成27年2月 青 森 県 病 院 局 県立病院第2期新成長プラン実施計画について 1 趣旨 「県立病院第2期新成長プラン実施計画」は、「県立病院第2期新成長プ ラン」に基づく取組方策に係る具体的な取組事項等を定めたものです。 この実施計画に従い、病院局一丸となって取り組んでいくこととし、毎年 度、取組状況を点検し、必要に応じた見直し(取組方策の追加、内容の充実 等)を行いながら、着実な推進を図っていきます。 2 計画期間 平成 27 年度から平成 30 年度まで(県立病院第2期新成長プランの取組期 間)。 ただし、地域の医療提供体制の将来の目指すべき姿を示す「地域医療構想」 が策定された後、見直しを行うこととします。 3 掲載内容 県立病院第2期新成長プランに掲げた取組方策に基づく取組事項を定める とともに、その具体的な取組内容と計画期間内の取組工程を記載していま す。 なお、各取組事項の着実な実施を図るため、毎年度、取組実績と今後の取 組計画を記載し、取組状況を明らかにしていきます。 4 推進方法 毎年度、取組状況を点検し、必要に応じた見直し(取組方策の追加、内容 の充実等)を行っていくとともに、その取組状況について病院事業管理者に よるヒアリングを実施し、計画の着実な推進を図っていきます。 また、取組状況の点検・見直しに当たっては、毎年度、取組状況の取りま とめ結果を、外部有識者等で構成する「青森県立病院経営評価会議」に報告 し、その意見等を踏まえながら行っていきます。 なお、各年度の取組状況等については、病院局のホームページを通じて、 毎年度、公表します。 【実施計画の見方】 取組の名称(取組方策)を 記載します。 整理番号 取組方策 診療科(部署)名 ○○の導入 具体的な取組の内容を記載 します。 取組内容 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み ○○科(○○センター) 27年度 28年度 試行実施 ○○実施の拡大 検討 効果の検証 前年度までの取組実績と 達成状況、本年度の取組 状況、次年度以降の取組 見込みを記載します。 29年度 30年度 取組を何年度までにやるのか、 また、それまでの実施工程を 記載します。 目 次 Ⅰ 県立中央病院 整理番号 診療科・部署名 取組方策 ページ A 医療機能の深化・展開【医療機能の充実と政策医療の推進】 A-1 がん診療に係る医療従事者の育成 がん診療センター 1 A-2 外来治療センターの充実 〃 消化器内科 2 A-3 血液診療の充実 〃 血液内科 2 A-4 呼吸器診療の充実・強化と他医療機関との連 携の推進 〃 呼吸器科 3 A-5 外科診療・組織体制の高度化 〃 外科 3 A-6 放射線治療部門の強化 〃 腫瘍放射線科 4 A-7 口腔外科手術・口腔ケアの充実 〃 歯科口腔外科 4 A-8 がん医療の質と患者・家族のQOL評価体制の 〃 確立 緩和医療科 5 A-9 “緩和力”向上プロジェクト 〃 緩和医療科 5 A-10 がん患者へのメンタルケアの充実 〃 腫瘍心療科 6 A-11 頻脈性不明脈におけるカテーテル治療(カテー 循環器センター テルアブレーション)の整備 循環器科 6 A-12 心臓大血管手術の低侵襲化 〃 心臓血管外科 7 A-13 SCU(ストロークケアユニット)の充実・強化 脳神経センター 7 A-14 脳神経センター医師の確保・育成 〃 8 A-15 臨床神経生理検査機能の充実 〃 8 A-16 褥瘡対策の充実・強化 糖尿病センター 皮膚科 (褥瘡対策委員会) 9 A-17 眼科手術の並列実施 〃 眼科 9 A-18 産科医療体制の機能強化 総合周産期母子医療 センター 産科 10 目 次 Ⅰ 県立中央病院 整理番号 診療科・部署名 取組方策 A-19 新生児医療体制の機能強化 A-20 ページ 新生児科 10 コメディカルの充実等による新生児ケアの質向 〃 上 〃 11 A-21 メンタルケアの充実 特定診療部門 メンタルヘルス科 11 A-22 小児科医の確保 〃 小児科 12 A-23 婦人科の機能強化 〃 産婦人科 12 A-24 リハビリテーション提供体制の充実・強化 〃 リハビリテーション科 13 A-25 救命救急センターの充実・強化 救命救急センター A-26 画像診断機能の充実・強化 中央診療部門 放射線部 15 A-27 内視鏡診療の充実 〃 内視鏡部 15 A-28 病理診断の進化と未来への創造に向けた取組 〃 病理部 16 A-29 臨床検査等の精度管理向上と治験への対応 のための外部評価(ISO 15189)の受審 臨床検査・輸血部 16 A-30 検査技師夜勤2名体制による検査業務の安全 〃 性確保と臨床支援の充実 〃 17 A-31 神経血管内治療医の育成 〃 神経血管内治療部 17 A-32 手術室の効率化の推進 〃 手術部 18 A-33 医療機器の安全性確保の強化と高度専門医 療への対応 〃 臨床工学部 18 A-34 栄養管理業務の充実・強化 〃 栄養管理部 19 A-35 薬剤業務の機能強化 〃 薬剤部 19 A-36 病棟と外来との一元化拡大 看護部 20 A-37 入院支援部門の強化 〃 20 A-38 看護提供体制の強化 〃 21 〃 〃 14 目 次 Ⅰ 県立中央病院 整理番号 診療科・部署名 取組方策 ページ A-39 医療安全管理の機能強化 医療安全管理室 22 A-40 感染管理室の機能強化 感染管理室 23 A-41 治験の強化と製造販売後調査(PMS)及び臨 治験管理室 床研究への支援 24 A-42 クリティカルパスの推進 クリティカルパス推進委員 会 25 A-43 医療の質の改善を行うTQM(Total Quality Management)センターの設置 医療情報部/医療安全管 理室/感染管理室/クリ ティカルパス推進委員会 26 B 地域貢献の深化・展開【地域医療の支援強化】 B-1 医療連携部の機能の充実・強化 医療連携部 27 B-2 広報活動の充実 運営部 経営企画室 28 B-3 医師招聘への取組 運営部 経営企画室 29 B-4 積極的な地域医療支援の展開 運営部 経営企画室 29 B-5 総合診療の充実・強化 救命救急センター 総合診療部 30 B-6 認知症診療・地域連携の充実 脳神経センター 神経内科 30 B-7 神経難病医療の充実 〃 神経内科 31 B-8 脳卒中急性期治療への貢献 〃 B-9 糖尿病病診連携システムの構築 糖尿病センター 内分泌内科 32 B-10 リウマチ診療に係る医療連携の推進 特定診療部門 リウマチ膠原病内科 32 B-11 ドクターヘリの機動力を活かした地域支援 救命救急センター 救急部 33 B-12 災害対策の強化 〃 〃 33 B-13 メディコトリムの推進 〃 総合診療部 34 31 目 次 Ⅰ 県立中央病院 整理番号 B-14 診療科・部署名 取組方策 画像診断の地域支援 中央診療部門 ページ 放射線部 35 C 経営システムの深化・展開【効率的な病院経営の推進】 C-1 経営分析機能の強化 運営部 経営企画室 36 C-2 未収金対策の強化 運営部 医事第一課 36 C-3 材料費縮減に向けた取組の強化 運営部 管理課 37 C-4 医師及び看護職員等負担軽減等対策の強化 運営部 37 C-5 業務の重点化と適正かつ効率的な事務処理の 運営部 推進 38 D 患者サービスの深化・展開【思いやりのある医療の提供】 D-1 患者さんへの接遇の向上 運営部 39 D-2 療養環境の向上と分かりやすい情報の発信 運営部 39 E 施設インフラの深化・展開【計画的な施設運営の推進】 E-1 病棟における情報共有の改善 医療情報部 40 E-2 疾病構造の変化等による病床の見直し 運営部 経営企画室 40 E-3 公舎等財産の利活用促進 〃 管理課 41 E-4 施設資源の有効活用の推進 〃 〃 41 E-5 環境に配慮した対策の強化 〃 〃 42 E-6 県立中央病院院舎の将来構想 〃 経営企画室 42 目 次 Ⅱ 県立つくしが丘病院 取組方策 整理番号 ページ F 平均在院日数二ケタを目指した入院医療の展開 F-1 医療スタッフの量的・質的充実 ~安心して療養生活を送れるように~ 43 F-2 医療安全対策の強化 ~安全に療養生活を送れるように~ 43 F-3 計画的退院支援の強化 ~計画どおり退院できるように~ 44 F-4 多職種チーム医療の推進 ~円滑に地域生活を送れるように~ 44 G 多職種チームによる訪問支援や社会復帰を重視した外来医療の展開 G-1 在宅支援の強化 ~不安の解消-1~ 45 G-2 児童青年期精神科医療の強化 ~不安の解消-2~ 45 G-3 高齢者精神疾患医療対策の推進 ~不安の解消-3~ 46 G-4 患者さん等との情報共有の推進 ~不安の解消-4~ 46 G-5 包括的支援の推進 ~生活能力の向上~ 47 H 健全経営の推進 H-1 医業収益の確保 48 H-2 費用の節減 48 A 医療機能の深化・展開【医療機能の充実と政策医療の推進】 A-1 整理番号 がん診療センター 診療科(部署)名 取組方策 がん診療に係る医療従事者の育成 取組内容 都道府県がん診療連携拠点病院としての機能強化及びがん診療の向上のため、計画的にコメディカルの 人材育成を図ります。 ア がん相談員:相談員基礎研修及び指導者研修 イ がん登録:中級者研修及び指導者研修 ウ 薬剤師:緩和薬物療法認定薬剤師 エ 看護師 専門看護師:がん看護及び精神看護 認定看護師:乳がん、がん性疼痛、WOC、摂食・嚥下困難、骨髄移植コーディネーター オ リハビリ技師:がんのリハビリテーション研修、呼吸療法認定士、リンパ浮腫療法士 カ 放射線技師:放射線治療専門放射線技師、放射線治療品質管理士、第1種放射線取扱主任者 27年度 28年度 29年度 緩和薬物療法 認定薬剤師 (1名) 緩和薬物療法 認定薬剤師 (1名) 30年度 基礎研修(2名/年) ア 指導者研修(1名/年) 中級者研修(1名) イ 指導者研修(1名) ウ エ 専門(2年間) がん看護1名 精神看護 1名 認定(6か月間) 乳がん1名 がん性疼痛看護 2名 年度別計画 WOC、摂食・嚥下障害 各1名 骨髄移植 コーディネーター (3か月間)(2名) がんのリハビリ研修 (4名/年) オ 呼吸療法認定士 (1名/年) リンパ浮腫療法士(2名) 放射線治療専門放射線 技師(1名/年) カ 放射線治療品質管理士 (1名/年) 第1種放射線 取扱主任者 (1名) 計画達成状況 及び達成見込 み -1- A-2 整理番号 診療科(部署)名 消化器内科(がん診療センター) 取組方策 外来治療センターの充実 取組内容 抗がん剤治療の進歩に伴い、外来治療センターを利用する患者さんが年々増加していることから、外来治 療センターの充実を図るとともに、患者さんが安心してセルフケアできるような支援や抗がん剤に対する情報 提供を実施します。 27年度 ア 年度別計画 28年度 29年度 30年度 外来化学療法の安全 性・効率化の推進 患者さんが安心してセ ルフケアできるような支 イ 援と抗がん剤に対する 情報提供 ウ 外来での化学療法の導 入 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 A-3 取組方策 血液診療の充実 取組内容 県立中央病院は、血液内科領域において県の中核的な役割を果たしてきたところであり、今後も、血液疾 患に対する造血幹細胞移植と再生医療の診療体制の一層の充実を図っていきます。これまで取り組んでき た診療連携基盤を一層強化することとし、専門医療機関との連携では、共通プロトコールを作成して血液診 療の均てん化を推進するとともに、その他の医療機関に対する診療支援を実施することで、本県全域で、良 質で継続可能な血液診療体制の構築を目指します。また、エイズ治療中核拠点病院として、行政や教育との 連携を強化します。 27年度 診療科(部署)名 血液内科(がん診療センター) 28年度 29年度 30年度 二次医療機関連携 一次医療機関連携 一次医療機関連携 造血幹細胞移植と再生 ア 医療診療体制の整備と 充実 年度別計画 血液診療の均てん化の イ ための医療拠点整備充 実 ウ エイズ治療中核拠点病 院としての機能充実 計画達成状況 及び達成見込 み -2- A-4 整理番号 診療科(部署)名 呼吸器科(がん診療センター) 取組方策 呼吸器診療の充実・強化と他医療機関との連携の推進 取組内容 本県における呼吸器科医の不足は深刻であることから、県内の呼吸器診療の充実と呼吸器専門医の育成 を図るため、呼吸器関連の診療を統合した診療体制(センター化)について検討するとともに、医師の交流等 を通して、県内の他医療機関との連携を図っていきます。 また、呼吸器外科領域において、完全鏡視下手術を推進することにより、患者さんの負担軽減等に取り組 むなど、呼吸器診療の充実・強化に取り組んでいきます。 27年度 ア 年度別計画 28年度 29年度 30年度 センター化の検討 イ 完全鏡視下手術の推進 ウ 他医療機関との連携の 推進 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 A-5 取組方策 外科診療・組織体制の高度化 取組内容 患者さんの受診動向の変化を背景とした業務内容の変化や、がん種ごとの専門性に対応するため、消化 器外科、乳腺外科等の領域について、外科診療・組織体制の高度化を図ります。 27年度 年度別計画 ア 消化器内科・乳腺科の 標榜 イ 腹腔鏡下手術の適応拡 大 ウ 術前術後の化学療法・ 放射線治療の充実 エ 乳がん術後乳房再建の 導入検討 オ 遺伝子カウンセリング体 制構築 診療科(部署)名 28年度 計画達成状況 及び達成見込 み -3- 外科(がん診療センター) 29年度 30年度 A-6 整理番号 診療科(部署)名 腫瘍放射線科(がん診療センター) 取組方策 放射線治療部門の強化 取組内容 医学物理士の養成や全腫瘍放射線技師が放射線治療専門技師の資格取得を目指すことにより、専門性 の高い人材の育成に努めます。 また、前立腺IMRTにおける短期照射の妥当性の検討など、患者さんの負担軽減につながる治療法につい て検討します。 27年度 28年度 29年度 30年度 医学物理士の養成 ア 年度別計画 イ 放射線治療専門技師 の資格習得 前立腺IMRT短期照射 の妥当性の検討 放射線治療システムの ウ 見直し、再構築のため の準備、検討 放射線治療システム更新 計画達成状況 及び達成見込 み A-7 整理番号 診療科(部署)名 歯科口腔外科(がん診療センター) 取組方策 口腔外科手術・口腔ケアの充実 取組内容 全麻下手術等の増加に向け、歯科医師の確保を図るなどの取組を実施し、手術待ち期間の短縮に努めま す。また、がん患者をはじめとした入院・通院重症患者に対する口腔ケアのニーズが高まっていることから、 口腔ケアの充実に取り組みます。 27年度 ア 全麻下手術等の増加に 向けた取組 イ 病棟口腔ケアの充実 年度別計画 28年度 計画達成状況 及び達成見込 み -4- 29年度 30年度 A-8 整理番号 診療科(部署)名 緩和医療科(がん診療センター) 取組方策 がん医療の質と患者・家族のQOL評価体制の確立 取組内容 がん種、手術件数、化学療法件数、放射線治療件数、5年生存率などの治療学的な評価に対して、がん医 療が患者の生活やQOL、医療への満足度にどのように影響したかという視点で評価するがん患者QOL評 価部門を構築します。また、得られたデータや解析結果は院内に開示し、改善が必要な結果に対しては改善 のためのプロセス設定等を支援します。 27年度 年度別計画 28年度 29年度 30年度 患者・家族へ転院・在宅移 満足度調査結果をがん フィードバックされた問題 医療の質に与えた効果の 行、病状・治療・BSC移行説 患者QOL評価部門の 点の改善の検討 検証 明に対する満足度調査実施 データシステムに反映、 問題点の抽出とフィード バック がん患者QOL評価部門の データシステム構築 がん治療成績とともにが 非がん患者QOL評価へ ん医療に対する患者・家 の拡大の検討 族の満足度の指標として 開示 計画達成状況 及び達成見込 み A-9 整理番号 診療科(部署)名 緩和医療科(がん診療センター) 取組方策 “緩和力”向上プロジェクト 取組内容 全ての職員が、がん治療だけではなく、患者さんとその家族の治療後の生活について考えながら対応する ことができるよう、緩和ケアに関するスキルアップを図ります。 ア 新規採用者を対象としした緩和ケア基礎研修会の開催 イ 転院・在宅移行患者の転院・在宅移行前後の医師や看護師の対応について調査し改善計画を検討 ウ がん治療の終了、転院や在宅療養への移行を伝える医師を対象としたコミュニケーションスキル研修会 の開催 エ 進行がん患者や家族を支えるための看護研修(ELNEC-J)の開催 27年度 ア 28年度 29年度 30年度 改善状況の調査 改善目標の設定 目標達成状況の調査 緩和ケア基礎研修会の 開催 調査と調査結果のフィー ドバック イ 年度別計画 ウ コミュニケーションスキ ル研修会の開催 エ 看護研修(ELNEC-J)の 開催 計画達成状況 及び達成見込 み -5- A-10 整理番号 診療科(部署)名 腫瘍心療科(がん診療センター) 取組方策 がん患者へのメンタルケアの充実 取組内容 メンタルヘルス科と共同で入院患者のメンタルケアの充実に向けて取り組みます。 27年度 28年度 29年度 30年度 臨床心理士1名増員(メン タルヘルス科と共同提案) 年度別計画 看護師(リエゾンナース) 1名増員(メンタルヘルス科 と共同提案) 計画達成状況 及び達成見込 み A-11 整理番号 診療科(部署)名 循環器科(循環器センター) 取組方策 頻脈性不整脈におけるカテーテル治療(カテーテルアブレーション)の整備 取組内容 心房細動を含めたすべての頻脈性不整脈に対してカテーテルアブレーション治療を行うことができるよう、 カテーテル検査室の整備と人員の確保に取り組みます。 ア カテーテルアブレーション治療の対象拡大 イ カテーテル検査室の整備 ウ 人員の確保 27年度 ア 年度別計画 28年度 29年度 30年度 カテーテルアブレーショ ン治療の対象拡大 カテーテル検査室の増設 に向けた検討 イ 人員の確保 ウ 日本不整脈学会認定不 整脈専門医研修施設の 申請 計画達成状況 及び達成見込 み -6- 不整脈専門医養成 心臓血管外科(循環器センター) 整理番号 A-12 取組方策 心臓大血管手術の低侵襲化 取組内容 超高齢化社会を迎え、従来の心臓大血管手術では手術侵襲に耐えられない患者さんも多く、治療の低侵 襲化が求められていることから、現在行っている低侵襲治療のステントグラフト治療に加え、今後、ハイブリッ ド手術室の設置による経カテーテル弁置換、経カテーテル僧帽弁治療等の実施について検討するなど、低 侵襲化治療を推進します。 27年度 年度別計画 診療科(部署)名 28年度 30年度 29年度 低侵襲化治療の検討・実施 計画達成状況 及び達成見込 み A-13 整理番号 脳神経センター 診療科(部署)名 取組方策 SCU(ストロークケアユニット)の充実・強化 取組内容 脳卒中診療の拠点病院として、急性期医療を充実させるため、SCU(ストロークケアユニット)の充実・強化 を図ります。 ア 治療内容の充実 イ SCUの増床 27年度 28年度 29年度 30年度 研修会の定期的開催 ア SCUからの情報発信 年度別計画 SCU(3床)の増床 (合計12床) SCU(3床)の増床 (合計9床) イ 増床に向けた検討、準備 脳神経外科医1名増員 神経内科医1名増員 看護師6名増員 計画達成状況 及び達成見込 み -7- 増床に向けた検討、準備 看護師6名増員 整理番号 A-14 脳神経センター 診療科(部署)名 取組方策 脳神経センター医師の確保・育成 取組内容 脳神経センターの機能を充実・強化するため、脳神経センター(神経内科及び脳神経外科)医師の確保、特 に、研修医を含む若手医師の確保に努めるとともに、育成に向けた取組を行います。 27年度 28年度 30年度 29年度 ア 医師確保に向けた取組 年度別計画 イ 医師育成に向けた取組 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 A-15 脳神経センター 診療科(部署)名 取組方策 臨床神経生理検査機能の充実 取組内容 脳波、各種誘発脳電位(感覚、視覚、聴覚、運動)、神経伝達検査、誘発筋電図、針筋電図等の、神経生理 学に係る診断技術や診断精度の一層の向上に取り組みます。 27年度 28年度 神経生理学に係る診断 ア 技術や診断精度の向上 に向けた検討・実施 年度別計画 臨床検査技師1名増員 イ 臨床神経生理検査の ための臨床検査技師の 育成 計画達成状況 及び達成見込 み -8- 29年度 30年度 A-16 整理番号 診療科(部署)名 皮膚科(褥瘡対策委員会)(糖尿病センター) 取組方策 褥瘡対策の充実・強化 取組内容 入院患者個々の褥瘡対策を検討し、多職種との連携により適切なケア・治療を行うことで、新規褥瘡発生 件数を減少させる取組を行います。また、褥瘡対策を討議・検討し、急性期から慢性期までのあらゆる褥瘡 ケアのニーズに対応できる質の高いケアを提供します。 人材育成の面では、皮膚・排泄ケア認定看護師を育成し、複数配置することで、褥瘡ハイリスク患者のラウ ンドや褥瘡ケアの充実、スタッフ指導等、褥瘡対策の充実強化を図ります。 27年度 ア 28年度 29年度 30年度 専任看護師1名配置 専従看護師1名配置 専任看護師1名配置 褥瘡ケアの質向上 年度別計画 資格取得予定者の育成 イ 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 A-17 診療科(部署)名 眼科(糖尿病センター) 取組方策 眼科手術の並列実施 取組内容 白内障を中心とした日帰り手術に対応するとともに、糖尿病領域で増加している網膜剥離、糖尿病網膜 症、黄班円孔、硝子体出血、黄班上膜等への対策として硝子体手術の一層の充実に取り組みます。具体的 には、並列方式での手術が可能となるよう、外来手術室の設置も視野に入れて検討します。 27年度 年度別計画 28年度 実施可能性について検討 計画達成状況 及び達成見込 み -9- 29年度 30年度 A-18 整理番号 診療科(部署)名 産科(総合周産期母子医療センター) 取組方策 産科医療体制の機能強化 取組内容 本県の深刻な産科医不足に対処し、県民が安心して子供を産み育てる環境を整えるため、総合周産期母 子医療センターにおける産科医療体制の機能強化を図ります。 27年度 28年度 29年度 30年度 4床増床 年度別計画 検討 看護師4名増員 計画達成状況 及び達成見込 み 新生児科(総合周産期母子医療センター) 整理番号 A-19 取組方策 新生児医療体制の機能強化 取組内容 NICUを退院した患者さんの継続的なフォローアップのため、総合周産期母子医療センター内に発達小児 科の設置について検討します。 また、新生児専門医を計画的かつ継続的に育成していきます。 27年度 ア NICU入院児支援コー ディネータ配置 診療科(部署)名 28年度 29年度 30年度 発達小児科の設置に向 けた検討 年度別計画 新生児専門医の育成 イ 医師1名増員 計画達成状況 及び達成見込 み -10- 医師1名増員 A-20 整理番号 診療科(部署)名 新生児科(総合周産期母子医療センター) 取組方策 コメディカルの充実等による新生児ケアの質向上 取組内容 NICUにおけるケア一般や母乳育児支援、感染対策等の質の向上のため、新生児集中ケア認定看護師や 国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)を育成します。 また、コメディカルの充実により、新生児ケアの質の向上を図ります。 27年度 ア 28年度 29年度 30年度 新生児認定看護師研修 開始 IBCLC研修開始 年度別計画 臨床工学技士1名増員 臨床工学技士1名増員 (A-33に含む) (A-33に含む。夜間も 含めたオンコール体制構 築) 臨床心理士1名増員 (メンタルヘルス科と共 イ 同提案) 病棟内検査の臨床検査 輸血業務の臨床検査・輸 技師による実施 血部技師による実施 病棟への薬剤師配置の 検討 ウ 県外施設からの講師招 聘による勉強会の開催 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 A-21 診療科(部署)名 メンタルヘルス科(特定診療部門) 取組方策 メンタルケアの充実 取組内容 総合病院無床精神科に求められる機能として、臨床心理士や精神保健福祉士、精神科作業療法士などの 専門職による通院患者に対する心理療法、個人デイケア、地域連携を充実させるとともに、入院患者のメン タルケアの拡充を腫瘍心療科とともに図ります。また、精神科リエゾンチームの機能強化に取り組みます。 27年度 28年度 臨床心理士1名増員 (腫瘍心療科と共同提案) 精神科作業療法士1名 増員(A-24に含む) 精神保健福祉士1名増員 年度別計画 看護師(リエゾンナース) 1名増員(腫瘍心療科と 共同提案) 精神科リエゾンチーム加算 算定開始 計画達成状況 及び達成見込 み -11- 29年度 30年度 精神科作業療法士1名 増員(A-24に含む) A-22 整理番号 診療科(部署)名 小児科(特定診療部門) 取組方策 小児科医の確保 取組内容 小児科医、特に、成長発達期に発症する神経機能障害の専門的診療に必要な知識、技能、経験を有する 小児神経専門医の確保を図ります。 27年度 年度別計画 28年度 29年度 30年度 小児神経専門医の確保 計画達成状況 及び達成見込 み A-23 整理番号 診療科(部署)名 産婦人科(特定診療部門) 取組方策 婦人科の機能強化 取組内容 婦人科悪性腫瘍の診療機能の向上と、その前提となる婦人科医の確保に取り組むとともに、将来的な婦人 科治療のあり方について検討します。 27年度 ア 婦人科悪性腫瘍の診療 機能向上に向けた取組 イ 将来的な婦人科治療の あり方の検討 28年度 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み -12- 29年度 30年度 A-24 整理番号 診療科(部署)名 リハビリテーション科(特定診療部門) 取組方策 リハビリテーション提供体制の充実・強化 取組内容 脳神経、運動器、呼吸器、心臓、がんのリハビリテーションの新たなニーズに対して質の高いサービスを提 供するため、計画的に体制の充実・強化を図ります。 ア がんのリハビリテーションの対象疾患の拡大と体制の強化 イ 365日間リハビリテーションを提供できる体制の整備 ウ 誤嚥性肺炎・廃用予防についての介入の検討と組織体制の構築 エ 新たなリハビリテーションニーズに対する検討 27年度 28年度 29年度 30年度 理学療法士3名増員 作業療法士1名増員 言語聴覚士1名増員 理学療法士2名増員 作業療法士1名増員 言語聴覚士1名増員 理学療法士2名増員 作業療法士1名増員 組織体制と機能の 充実・強化 理学療法士4名増員 作業療法士3名増員 言語聴覚士1名増員 年度別計画 がん患者に対するリハ ア ビリテーションの充実と 対象疾患の拡大 イ 脳神経疾患に対する365 日リハビリテーションの開 始 脳神経疾患に対するリ ハビリテーションの充実 ウ 技師の病棟配置の検討 エ 外来リハビリテーション 部門の検討と充実 計画達成状況 及び達成見込 み -13- A-25 整理番号 救命救急センター 診療科(部署)名 取組方策 救命救急センターの充実・強化 取組内容 救命救急センター(救急部、総合診療部、集中治療部)の人員や診療体制の充実を図っていくことで、県立 中央病院のパフォーマンスとケアの質を向上させ、患者満足度の高い医療を提供し、さらには、県・地域の救 急医療の充実に寄与していきます。 ア 救命救急センタースタッフの増員 イ 救命救急センターの業務拡充に応じた体制の強化 ウ 県内の消防との連携強化 エ 高気圧酸素治療の充実 27年度 28年度 29年度 医師増員に向けた取組 ア 医師1名増員 イ 体制強化に向けた検 討、実施 ウ 連携強化に向けた検 討、実施 年度別計画 医師1名増員 高気圧酸素治療の24時 エ 間、365日対応に向けた 検討 計画達成状況 及び達成見込 み -14- 30年度 整理番号 A-26 取組方策 画像診断機能の充実・強化 取組内容 都道府県がん診療連携拠点病院としての診療機能のレベルアップを図るため、PET-CT等の画像診断装 置を計画的に整備します。 27年度 診療科(部署)名 28年度 放射線部(中央診療部門) 29年度 30年度 画像診断装置の計画的 整備 ア PET-CT関連機器整 備 年度別計画 イ 放射線技師1名増員 医師1名増員 放射線技師1名増員 看護師1名増員 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 A-27 診療科(部署)名 内視鏡部(中央診療部門) 取組方策 内視鏡診療の充実 取組内容 内視鏡検査、治療に関連する診療科と連携を図りながら、スタッフや設備面も含めた内視鏡診療の充実に 取り組みます。 27年度 年度別計画 28年度 ワーキンググループの設置 内視鏡診療の充実に向けた 検討・実施 計画達成状況 及び達成見込 み -15- 29年度 30年度 整理番号 A-28 診療科(部署)名 病理部(中央診療部門) 取組方策 病理診断の進化と未来への創造に向けた取組 取組内容 病理診断業務において現在求められている迅速性と正確性について、ヒューマンエラーを防止するシステ ム化を図るとともに、病理標本ファイルの電子化システムを高度化することにより、病理診断の現場環境の 整備を図ります。 年度別計画 27年度 28年度 29年度 30年度 構想策定 機器導入と構築可能性 の検討 病理診断業務での運用 病理診断業務での運用 と検証 A-29 診療科(部署)名 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 臨床検査・輸血部(中央診療部門) 取組方策 臨床検査等の精度管理向上と治験への対応のための外部評価(ISO 15189)の受審 取組内容 県立中央病院は臨床治験に力をいれており、検査データの精度管理が求められています。国から「治験に おける臨床検査等の精度管理に関する基本的考え方」が示され、国際共同治験や医師主導治験等をはじめ とした治験を積極的に行う医療機関では、検査精度を確保するためにISO 15189等の外部評価による認定 取得を基本とするという方向性が示されたことから、ISO 15189認定取得を目指します。 年度別計画 27年度 28年度 29年度 ISO 15189に関する 情報収集 ISO 15189を取得した 先進病院の見学・ 情報収集 ISO 15189受審 計画達成状況 及び達成見込 み -16- 30年度 A-30 整理番号 診療科(部署)名 臨床検査・輸血部(中央診療部門) 取組方策 検査技師夜勤2名体制による検査業務の安全性確保と臨床支援の充実 取組内容 診療内容の高度化、救命救急センターの充実に伴い、時間外検査業務量が増加しているほか、重症患者 の増加に伴い、輸血オーダーや時間外の緊急輸血症例も増加しています。このような多様な検体検査や輸 血オーダーに対応するため、検査技師2名による夜勤体制を構築します。また、心エコー検査を必要とする 患者の待ち時間短縮、肺血栓塞栓症を予防・管理するための血管エコー依頼の著明な増加に対応するとと もに、感染管理業務、NICUでの検体検査業務など、検査業務に対する需用が増大していることから、臨床 検査技師による診療支援を充実します。 27年度 28年度 ア 臨床検査技師1名増員 年度別計画 イ 臨床検査技師による 診療支援の充実 ウ 輸血検査トレーニング 実施 29年度 30年度 臨床検査技師1名増員 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 A-31 診療科(部署)名 神経血管内治療部(中央診療部門) 取組方策 神経血管内治療医の育成 取組内容 神経血管内治療は、神経放射線診断学、脳卒中の診断・治療に関する知識が必要となることから、県立中 央病院の脳神経外科医師や神経内科医師を対象としてトレーニングを実施することにより、神経血管内治療 医の育成に取り組みます。 27年度 年度別計画 28年度 神経血管内治療医の育成 計画達成状況 及び達成見込 み -17- 29年度 30年度 A-32 整理番号 診療科(部署)名 手術部(中央診療部門) 取組方策 手術室の効率化の推進 取組内容 手術件数の増加を図るため、手術室のスペースを見直し、その効率的活用について検討します。 また、麻酔管理のデータ化について検討するなど、麻酔科医の負担軽減に取り組んでいくほか、物品や薬 品の管理の効率化に取り組みます。 27年度 年度別計画 ア 手術室のスペースの見 直し イ 麻酔管理のデータ化の 検討 ウ 物品・薬品の管理の効 率化に向けた検討 28年度 29年度 30年度 計画達成状況 及び達成見込 み A-33 整理番号 診療科(部署)名 臨床工学部(中央診療部門) 取組方策 医療機器の安全性確保の強化と高度専門医療への対応 取組内容 複数の診療科で使用する医療機器の中央管理を進め、定期点検及び勉強会の開催による安全性確保と 効率的な医療機器の運用を行います。 また、幅広い技術習得、専門性の追求等、高度専門医療への対応を継続的に図っていきます。 27年度 28年度 ア 機器の中央管理の実施 年度別計画 イ 臨床工学技士2名増員 ウ 臨床工学技士1名増員 研修会の定期的開催 計画達成状況 及び達成見込 み -18- 29年度 30年度 整理番号 A-34 取組方策 栄養管理業務の充実・強化 取組内容 医療の質の向上とチーム医療の推進のため、栄養管理業務の充実・強化を図ります。 ア 栄養管理体制の強化及び充実 イ がん領域における栄養療法の本格導入及び緩和ケアへの支援 ウ 栄養サポートチーム(NST)活動の強化 ア 年度別計画 イ 診療科(部署)名 27年度 28年度 管理栄養士1名増員 管理栄養士1名増員 栄養管理部(中央診療部門) 29年度 30年度 がん領域における 栄養療法の実施 がん病態栄養専門士 取得 ウ 外来における栄養障害 リスクの実態調査 外来NST活動の試行 外来NST活動開始 計画達成状況 及び達成見込 み A-35 整理番号 診療科(部署)名 薬剤部(中央診療部門) 取組方策 薬剤業務の機能強化 取組内容 薬剤業務の機能強化により医療安全や医薬品適正使用、そして、経営改善に貢献します。具体的には、休 日を含めた抗がん剤ミキシングの完全実施により、安全で適正な薬品の供給に取り組むとともに、薬剤師の 増員と業務効率化により病棟薬剤業務実施加算を算定し、収益の増加を目指します。 27年度 ア 年度別計画 抗がん剤ミキシング完 全実施に向けた検討 薬剤師5名増員 イ 28年度 29年度 30年度 抗がん剤ミキシング完全 抗がん剤ミキシング完全 実施の試行 実施 薬剤師1名増員 (全病棟配置完了) 管理指導業務の増加 病棟薬剤業務実施加算 算定開始 計画達成状況 及び達成見込 み -19- 薬剤師1名増員 薬剤師1名増員 整理番号 A-36 取組方策 病棟と外来との一元化拡大 取組内容 病棟と外来の一元化と連携強化により、患者さんやその家族が安心して療養生活ができるよう、継続看護 の充実を図ります。 27年度 看護部 診療科(部署)名 28年度 30年度 29年度 専門・認定看護師の外 ア 来での活動の拡大によ る療養指導の充実 年度別計画 イ 病棟看護師の外来応援 による継続看護の充実 ウ 外来における専門ケア の実施 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 A-37 看護部 診療科(部署)名 取組方策 入院支援部門の強化 取組内容 入院予定の患者さんが、安心して入院生活に臨むことができるよう、入院支援部門を強化します。 また、入院中だけではなく退院後の生活を見据えて、患者さんと共に計画を立案し、早期退院に向けた援 助を行います。 27年度 年度別計画 28年度 入院支援部門の強化 に向けた検討と実施 計画達成状況 及び達成見込 み -20- 29年度 30年度 A-38 整理番号 看護部 診療科(部署)名 取組方策 看護提供体制の強化 取組内容 入院患者に24時間切れ目のない安全で手厚い看護を提供するため、病棟看護職員の配置数の適正化を 図ります。 また、急性期看護補助体制加算50:1の維持に努め、看護職員が本来の専門業務に専念できるようにしま す。 27年度 28年度 各病棟状況(病床稼働 率・看護必要度・診療科 ア 等)に応じた配置数の見 直しによる適正配置の 実施 年度別計画 急性期看護補助体制加 算50対1の維持と看護 イ 補助者に対する教育体 制の強化 ウ 専門性の高い人材の計 画的な育成 エ ワーク・ライフ・バランス の推進 計画達成状況 及び達成見込 み -21- 29年度 30年度 A-39 整理番号 医療安全管理室 診療科(部署)名 取組方策 医療安全管理の機能強化 取組内容 発生した事象に対応する後手的方法のリスクマネジメントとともに、収集した情報に基づき継続的に活動す る先手的方法のセーフティマネジメントを強化するため、医療安全管理組織の強化を図ります。また、院内に おける医療の安全性に関する教育や研修を強化するとともに、地域医療施設の医療安全の標準化に取り組 みます。 ア 医療安全管理組織の強化 イ 肺血栓塞栓症予防管理の強化 ウ 医療の安全性に関する教育・研修の強化 エ 医療安全の確保のための調査研究の強化 オ 地域医療機関の医療安全の標準化に向けた取組への参画 27年度 28年度 29年度 医療安全管理組織体制 の再構築(ゼネラルリス クマネージャー(専従看 護師)1名増員) ア 実施評価の監査体制の 構築 評価 インシデント管理システ ム(26年度導入)の活用 評価 イ 年度別計画 早期DVT評価に有効な 下肢エコー検査の促進 評価 全体研修会の実施 ウ eラーニング研修方法の 構築をするため医療情 報部との協働作業 評価 エ 調査研究のための計画 立案 オ 青森市医療安全研究会 青森市医療安全研究会 の参加施設の拡大 の活動拡大 研究の実践と評価 計画達成状況 及び達成見込 み -22- 発表 30年度 A-40 整理番号 感染管理室 診療科(部署)名 取組方策 感染管理室の機能強化 取組内容 医療関連感染予防対策の充実を図るほか、感染症診療支援を行うための感染症診療支援システムを構築 し、チーム医療として感染対策に取り組むなど、医療関連感染の低減のため、感染管理室の機能を強化しま す。 また、県立中央病院に整備する感染症病床(第1種感染症病床1床、第2種感染症病床4床)の適切な運 用を通して、本県の感染症対策の強化に貢献します。 ア 感染症診療支援の実施 イ 感染防止対策業務の強化 ウ 感染症病床の運用 27年度 ア 28年度 感染症医による感染症 診療支援(1回/月)の実 施 感染症医の育成 年度別計画 チーム医療(医師・薬剤 師・臨床検査技師・看護 イ 師)としての感染防止対 策業務の実施 ウ 感染症病床(26年度整 備)の稼働・運用 計画達成状況 及び達成見込 み -23- 29年度 30年度 A-41 整理番号 治験管理室 診療科(部署)名 取組方策 治験の強化と製造販売後調査(PMS)及び臨床研究への支援 取組内容 国が作成した「治験活性化5か年計画2012」に基づき、わが国における最新医療の標準化に貢献するた め、開発中の医薬品等の有効性や安全性を確認する「治験」に積極的に取り組みます。 また、製造販売後調査(PMS)と臨床研究について、適正に実施できるよう契約処理等を通じて支援しま す。 ア 治験実施件数の増 イ 治験管理室の機能強化 ウ 治験業務の効率化 エ 治験に関する普及啓発活動の実施 オ 製造販売後調査(PMS)及び臨床研究への支援 ア 27年度 28年度 29年度 30年度 実施契約数20件以上 目標収益1億円以上 (IRB、PMS経費除く) 実施契約数20件以上 目標収益1.1億円以上 (IRB、PMS経費除く) 実施契約数20件以上 目標収益1.2億円以上 (IRB、PMS経費除く) 実施契約数20件以上 目標収益1.3億円以上 (IRB、PMS経費除く) CRC(臨床検査技師) 1名増員 イ 年度別計画 ウ 治験業務の質の向上に 向けた取組 エ 治験に関する普及啓発 活動の実施 製造販売後調査(PMS) オ 及び臨床研究の契約処 理に対する支援 計画達成状況 及び達成見込 み -24- A-42 整理番号 診療科(部署)名 クリティカルパス推進委員会 取組方策 クリティカルパスの推進 取組内容 クリティカルパスは、入院中における検査、手術、リハビリなどの予定を示した入院診療計画書で、医療の 内容を標準化するものです。医師、看護師等のスタッフがクリティカルパスを共有化することにより、チーム 医療に役立て、医療の安全や医療の質の向上につながるものです。現在、運用しているクリティカルパスを より使いやすく、また患者さんに分かりやすいものとするよう見直すとともに、スタッフの資質向上を図りなが ら、その使用推進を図っていきます。 27年度 28年度 29年度 30年度 紙運用しているパスの 電子化 ア バリアンスの多いパス の修正 パス講演会(1回/年以 上)の開催 イ パス大会(2回/年以上) の開催 年度別計画 パス関連学会への発表 専従看護師1名増員 日本クリニカルパス学 会パス認定指導者の育 成 ウ ①認定士(2人/年) ②指導士(2人/年) ③上級指導士(1人/年) 計画達成状況 及び達成見込 み -25- 整理番号 A-43 診療科(部署)名 医療情報部/医療安全管理室/感染管理室/ クリティカルパス推進委員会 取組方策 医療の質の改善を担うTQM(Total Quality Management)センターの設置 取組内容 医療の質を担保している医療安全や感染管理等と、それらに対する支援やアウトカムの測定を行う部門を 統合し、一つのセンターとして運営を合理化するとともに、その協働により、それぞれの機能がこれまで以上 に発揮できるよう取り組んでいきます。 27年度 28年度 29年度 準備室設置 センター設置 TQMビジョンの策定 年度別計画 各部門の集約化に向けた 検討と準備 活動の具体化・充実に 向けた検討 計画達成状況 及び達成見込 み -26- 30年度 成果の測定と フィードバック B 地域貢献の深化・展開【地域医療への支援強化】 B-1 整理番号 医療連携部 診療科(部署)名 取組方策 医療連携部の機能の充実・強化 取組内容 院内、患者さんとその家族、地域の医療機関等から、新たなニーズの増加と質の高いサービスの提供が 求められていることから、医療連携部の機能について、計画的に充実・強化を図っていきます。 ア 外来予約機能の強化 イ 退院支援機能の強化 ウ がん相談機能の強化 エ 福祉相談業務の充実 27年度 28年度 29年度 組織体制の強化 ア 地域医療情報共有シス テムの運用 外来予約機能の強化 年度別計画 退院困難な患者への支 援システムの検討 イ 入院前から関与する体 制の検討 ウ がん相談支援センター 業務の強化 エ 福祉相談業務の充実 計画達成状況 及び達成見込 み -27- 30年度 運営部経営企画室 整理番号 B-2 取組方策 広報活動の充実 取組内容 開かれた県立病院、信頼される県立病院、魅力ある県立病院を積極的にPRするため、ホームページの充 実や多様な広報媒体の活用などに努め、患者さん向け、医療関係者向けなど、対象に合わせた効果的な情 報発信を戦略的に推進します。 27年度 診療科(部署)名 28年度 患者さん向けの効果的 ア かつ戦略的な情報発信 の推進 年度別計画 医療関係者向けの効果 イ 的かつ戦略的な情報発 信の推進 ウ 院内職員向けの広報体 制の整備、拡充 エ 県民公開講座の開催 計画達成状況 及び達成見込 み -28- 29年度 30年度 B-3 整理番号 診療科(部署)名 運営部経営企画室 取組方策 医師招聘への取組 取組内容 高度医療、専門医療、救急医療、総合診療、地域医療支援等、県立病院として求められる医療機能を発揮 するため、必要となる優秀な医師の招聘に継続的に取り組んでいきます。特に、標準的な医師数より不足し ている診療科については、早急な確保に努めます。 また、若手医師に対する研修体制、特に、後期研修医の充実に取り組みます。 27年度 ア 28年度 29年度 30年度 医師招聘の取組強化 年度別計画 初期研修医、後期研修 イ 医等の若手医師の確保 等 計画達成状況 及び達成見込 み B-4 整理番号 診療科(部署)名 運営部経営企画室 取組方策 積極的な地域医療支援の展開 取組内容 県立唯一の総合病院として、自治医科大学卒業医師の協力を得ながら、効率的な医師配置を行い、積極 的な地域医療支援を行っていきます。また、自治医科大学卒業医師以外の医師についても、必要に応じ、地 域に必要な医療提供のため、診療応援を行っていきます。 27年度 年度別計画 ア 自治医大卒医の効率的 配置 イ 配置医療機関の集約化 協議 ウ 診療応援の継続(自治 医大卒医以外の医師) 28年度 計画達成状況 及び達成見込 み -29- 29年度 30年度 B-5 整理番号 診療科(部署)名 総合診療部(救命救急センター) 取組方策 総合診療の充実・強化 取組内容 平成29年度から開始される総合診療専門医制度に適切に対応するとともに、本県の総合診療の充実・強 化に向けて、地域医療の担い手である総合診療医との連携強化と支援を行います。また、総合診療に対す る医療関係者や県民の理解と普及に取り組みます。 ア 総合診療フォーラムの開催 イ 地域支援事業の実施 ウ かかりつけネットワークの構築 27年度 年度別計画 ア 年1回開催 イ 支援ニーズの確認 28年度 29年度 30年度 支援事業実施 リスト作成 ウ 勉強会・情報交換会 開催 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 B-6 取組方策 認知症診療・地域連携の充実 取組内容 認知症診療連携をさらに拡大し、認知症連携パスを定着させるとともに、県の中核病院としての機能強化 を図ります。 年度別計画 診療科(部署)名 27年度 28年度 認知症連携パスの開始 認知症連携パスの拡大 臨床心理士1名増員 計画達成状況 及び達成見込 み -30- 神経内科(脳神経センター) 29年度 基幹型認知症疾患医療 センター指定に向けた検 討 30年度 B-7 整理番号 診療科(部署)名 神経内科(脳神経センター) 取組方策 神経難病医療の充実 取組内容 神経難病の専門医が不在な地域の医療の質を高めるとともに、患者さんに対して専門医療を受ける機会 の増加を図るため設置した神経難病ネットワークの一層の充実を図ります。 27年度 年度別計画 28年度 青森圏域でのネットワーク構 他地域でのネットワーク 築 構築 30年度 29年度 全県的な運営 計画達成状況 及び達成見込 み 脳神経センター 整理番号 B-8 取組方策 脳卒中急性期治療への貢献 取組内容 脳卒中急性期の治療を円滑に提供するため、急性期ネットワークの更なる充実と地域連携の強化に取り 組みます。 27年度 ア 地域連携の強化 イ 啓発活動の実施 診療科(部署)名 28年度 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み -31- 29年度 30年度 B-9 整理番号 診療科(部署)名 内分泌内科(糖尿病センター) 取組方策 糖尿病病診連携システムの構築 取組内容 糖尿病患者数の増加、年々進歩する糖尿病治療に対応するためには、専門医療機関と一般診療所との連 携が必須となります。糖尿病患者に適時適切な教育・指導を行うことができるよう、患者・診療所・専門病院 すべてにメリットがある循環型病診連携システムを構築します。 27年度 28年度 29年度 30年度 近隣診療所との間で病診連 モデル事業の成果を公 携モデル事業の実施 表 年度別計画 青森市内での拡充を検 討 青森市内での病診連携 システムの確立 青森県全域での病診連 携システムの構築へ向け た取組の実施 他地域への拡大の検討 計画達成状況 及び達成見込 み B-10 整理番号 診療科(部署)名 リウマチ膠原病内科(特定診療部門) 取組方策 リウマチ診療に係る医療連携の推進 取組内容 県内の医療機関を対象として関節リウマチに関する講演会を開催し、県内のリウマチ医療に係る医療連携 を推進することで、県民がどこに居住していても標準的なリウマチ医療を受けることができるよう、リウマチ医 療における地域格差の是正に取り組みます。また、患者さんのリウマチに対する知識の向上のため、リウマ チ教室を開催します。 27年度 ア 医療機関向け講演会の 開催 イ リウマチ教室の開催 28年度 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み -32- 29年度 30年度 B-11 整理番号 診療科(部署)名 救急部(救命救急センター) 取組方策 ドクターヘリの機動力を活かした地域支援 取組内容 平成23年4月から県立中央病院と八戸市立市民病院との2病院による共同・分担運航を開始し、また、平 成24年10月からは、両病院を基地病院とする2機体制に移行したところです。ドクターヘリの活用は医療資 源が限られた本県にとっては有効なものであり、今後ともヘリの機動力を活かした地域支援を積極的に行っ ていきます。 27年度 ア ドクターヘリの円滑な運 行 イ ドクターヘリ運行に係る スタッフの確保 28年度 29年度 30年度 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 B-12 診療科(部署)名 救急部(救命救急センター) 取組方策 災害対策の強化 取組内容 青森県災害拠点病院(基幹災害拠点病院)として、災害時において効果的な医療提供体制が構築できるよ う、実践的な研修などの平常時からの対応や体制を強化します。また、災害時に必要な器材等の計画的な 調達や施設の点検等を強化していきます。 27年度 年度別計画 28年度 災害時における医療提供体 制の強化 計画達成状況 及び達成見込 み -33- 29年度 30年度 B-13 整理番号 診療科(部署)名 総合診療部(健康政策担当) 取組方策 メディコトリムの推進 取組内容 メタボリック症候群及びその予備軍である患者を対象とし、平均寿命最下位の青森県において、脱メタボ リック症候群、寝たきり防止、介護予防、医療費適正化等を目的とした、医療の側からの介入プロジェクトで ある「メディコトリム」を推進します。 また、県民向けのフォーラム開催や県民に身近である市町村や一般企業を対象とした「出張メディコトリム」 を実施して、その普及に努めます。 27年度 28年度 病院内メディコトリムの ア 実施(集団指導年6回 実施) イ 年度別計画 メディコトリム実施団体 (市町村、企業)の拡大 総合診療医支援プログ ウ ラムとのタイアップによ る普及推進 生活習慣病予防改善 チームの体制整備 「生活習慣病予防改善 エ チーム(仮称)」の設置 検討 スタッフ確保(運動指 導者、管理栄養士) 執務スペース確保 計画達成状況 及び達成見込 み -34- 29年度 30年度 B-14 整理番号 診療科(部署)名 放射線部(中央診療部門) 取組方策 画像診断の地域支援 取組内容 県が構築する地域医療情報共有システムを活用するとともに、医用画像情報基盤の整備に協力し、地域に おける効率的な情報管理と効果的な診断支援を行います。 27年度 ア 医療機器の共同利用に 関する検討・実施 イ 県内医療機関との画像 連携基盤整備への協力 28年度 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み -35- 29年度 30年度 C 経営システムの深化・展開【効率的な病院経営の推進】 C-1 整理番号 診療科(部署)名 運営部経営企画室 取組方策 経営分析機能の強化 取組内容 持続的かつ安定的な病院経営につなげるため、診療内容や収益及び費用に関する経営分析システムを 活用した評価を実施するとともに、ベンチマーク手法により他医療機関との比較分析を行います。 また、今後の診療報酬改定に迅速に対応し、各種加算点数の取得等を検討のうえ、収益性の向上につな がるよう取り組んでいくとともに、DPCⅡ群病院の要件維持等に取り組んでいきます。 27年度 28年度 29年度 30年度 経営分析システムを活 ア 用した評価、ベンチマー ク等の実施 年度別計画 イ 各種加算点数の取得に 向けた取組 ウ DPCⅡ群病院の維持 計画達成状況 及び達成見込 み C-2 整理番号 診療科(部署)名 運営部医事第一課 取組方策 未収金対策の強化 取組内容 未収金の未然防止及び早期納入のための取組を一層強化します。また、悪質な未納者に対しては、引き 続き法的措置等を講じて回収に努めます。 27年度 ア 28年度 未然防止 イ 早期納入等の取組強化 年度別計画 ウ 悪質と思われる対象者 への法的措置の実施 エ マニュアル整備と検討 会の開催 計画達成状況 及び達成見込 み -36- 29年度 30年度 C-3 整理番号 運営部管理課 診療科(部署)名 取組方策 材料費縮減に向けた取組の強化 取組内容 病院費用に大きなウエイトを占めている材料費の削減を図るため、物品管理の強化、物品購入手法の強 化、職員のコスト意識の醸成など、各種の取組を強化します。 27年度 28年度 30年度 29年度 在庫管理の徹底 ア 品目数の抑制と集約 新たな契約方法の導入 検討 年度別計画 イ 情報の収集と競争の促 進 専門知識を持つ担当職 員の育成 ウ 病院職員全員のコスト 意識の醸成 計画達成状況 及び達成見込 み C-4 整理番号 運営部 診療科(部署)名 取組方策 医師及び看護職員等負担軽減等対策の強化 取組内容 医師及び看護師等が本来の役割や能力を発揮できるよう、負担軽減と処遇改善に向けた取り組みを強化 します。 具体的には、引き続き、医師事務作業補助者の業務拡大や、看護補助者の一層の活用を図るほか、 毎年 度、医師及び看護師等の負担軽減及び処遇改善のための計画を策定し取り組んでいきます。なお、この計 画については、毎年度、院内関係者による評価を実施して着実な推進に努めます。 27年度 ア 医師及び看護職員等負 担軽減等計画の策定 イ 計画評価の実施 年度別計画 28年度 計画達成状況 及び達成見込 み -37- 29年度 30年度 C-5 担当窓口 運営部 診療科(部署)名 取組方策 業務の重点化と適正かつ効率的な事務処理の推進 取組内容 限られた人的・物的資源を有効に活用するため、業務全般について重点化を図るとともに、委託化やICT の活用などを通じて事務処理の効率化・省力化を図っていきます。 27年度 ア 業務の重点化の検討・ 実施 イ 事務事業等の改善検 討・実施 28年度 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み -38- 29年度 30年度 D 患者サービスの深化・展開【思いやりのある医療の提供】 D-1 整理番号 運営部 診療科(部署)名 取組方策 患者さんへの接遇の向上 取組内容 病院で働く職員一人ひとりが病院の“顔”であることを自覚し、接遇の向上に努めるとともに、患者さんの 声に耳を傾けてニーズの把握に努め、快適で利便性の高い院内環境の整備や、質の高いサービスを提供 することにより、患者サービスの向上を図ります。 27年度 年度別計画 ア 接遇研修の実施 イ ニーズの把握 ウ 相談体制の充実 28年度 30年度 29年度 計画達成状況 及び達成見込 み D-2 整理番号 運営部 診療科(部署)名 取組方策 療養環境の向上と分かりやすい情報の発信 取組内容 病院ボランティア活動の充実やふれあいコンサートなどのイベント活動を充実させていくことで、療養環境 の向上を図るとともに、最新の医療情報等を分かりやすく発信していきます。 27年度 28年度 ア ボランティア活動の充実 年度別計画 イ イベント活動の充実 ウ 情報発信の充実 計画達成状況 及び達成見込 み -39- 29年度 30年度 E 施設インフラの深化・展開【計画的な施設運営の推進】 整理番号 E-1 医療情報部 診療科(部署)名 取組方策 病棟における情報共有の改善 取組内容 病棟における業務には、医師、看護師をはじめとした多職種の医療技術員が関与していますが、このよう なチーム医療の流れは今後ますます加速すると考えられます。そのため、病棟のスタッフステーションのあ り方を検討し、病棟における情報共有の改善を図ります。 年度別計画 27年度 28年度 試行実施 実施病棟の拡大 検討 効果の検証 E-2 診療科(部署)名 29年度 30年度 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 運営部経営企画室 取組方策 疾病構造の変化等による病床の見直し 取組内容 疾病分類別の患者動向等を考慮し、医療需要に応じた病床数の見直しなどに取り組みます。 27年度 年度別計画 28年度 検討・見直し 計画達成状況 及び達成見込 み -40- 29年度 30年度 E-3 整理番号 運営部管理課 診療科(部署)名 取組方策 公舎等財産の利活用促進 取組内容 公舎需用の把握や病院機能との関連性等について検討したうえで公舎整備基本方針を策定し、当該方針 に基づき計画的に公舎整備を実施します。また、患者さんや職員の駐車場の確保に向けた取組を推進しま す。 27年度 ア 公舎整備基本方針の検 討 イ 駐車場の確保に向けた 取組 28年度 30年度 29年度 公舎整備基本方針の策 定・実施 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 E-4 取組方策 施設資源の有効活用の推進 取組内容 日々進化する医療環境に適切に対応するため、定期的に施設保全管理計画を策定し、院内スペースや敷 地活用の見直しを通して、施設資源の有効活用の検討・推進を図っていきます。 27年度 年度別計画 運営部管理課 診療科(部署)名 28年度 検討、実施 計画達成状況 及び達成見込 み -41- 29年度 30年度 整理番号 E-5 取組方策 環境に配慮した対策の強化 取組内容 地球温暖化対策や廃棄物減量化などの環境問題への関心と対応が重視されている中にあって、病院事業 においても、社会的責任を果たしていくために、経済性と環境保全の観点から、電力・紙・ガソリン等の使用 量の削減、グリーン購入(環境に配慮した製品の購入)の推進、省資源・省エネルギー対策、さらには太陽光 発電をはじめとする新たなクリーンエネルギーの導入等によって環境負荷の低減を図っていきます。 27年度 年度別計画 運営部管理課 診療科(部署)名 28年度 29年度 30年度 検討、実施 計画達成状況 及び達成見込 み 整理番号 E-6 診療科(部署)名 運営部経営企画室 取組方策 県立中央病院院舎の将来構想 取組内容 昭和56年に現在地に移転新築後、30年以上が経過している県立中央病院の院舎について、建て替え等を 含めた将来的な構想について検討していきます。 27年度 28年度 29年度 30年度 検討 年度別計画 将来構想策定 関係機関との 意見交換、協議 (【県】地域医療ビジョン 策定) 計画達成状況 及び達成見込 み -42- F 平均在院日数二ケタを目指した入院医療の展開 F-1 整理番号 取組方策 医療スタッフの量的・質的充実 ~安心して療養生活を送れるように~ 取組内容 良質な医療のもと入院患者が安心して療養生活を送れるよう、精神科医の確保、精神科看護に精通した看 護師等コメディカルの育成、効果的な精神科リハビリテーションの実施体制づくりに努めていきます。 特に、精神科医の確保については、常勤精神科医の増員を図り、県立つくしが丘病院と県立中央病院メン タルヘルス科相互に有効な配置、勤務体制、収益等評価に配慮します。 ア 常勤精神科医の増員 イ 精神科認定看護師の育成 ウ 作業療法士の専門研修への派遣 エ 患者対応力強化研修への参加促進 27年度 28年度 29年度 ア 常勤医1名増員 (累計7名) 常勤医1名増員 (累計8名) イ 認定看護師1名増員 (累計3名) 認定看護師1名増員 (累計4名) 年度別計画 認定作業療法士取得 (1名) ウ エ 30年度 急性期専門作業療法士 取得(1名) 接遇・行動制限最小化・包 括的暴力防止プログラム 計画達成状況 及び達成見込 み F-2 整理番号 取組方策 医療安全対策の強化 ~安全に療養生活を送れるように~ 取組内容 入院患者が安全に療養生活を送れるよう、医療安全管理室の活動を強化し、入院中の事故防止や院内感 染対策に努めます。 事故防止対策に当たっては、人権尊重とのバランスに配慮します。 ア 医師の感染症対策研修会への参加 イ 感染管理認定看護師の育成 ウ CVPPP(包括的暴力防止プログラム)基本方針の策定及びインストラクターの育成 27年度 ア 年度別計画 28年度 30年度 医師の感染症対策研修 参加 (1名) 感染管理認定看護師 育成(1名) イ ウ 29年度 CVPPP(包括的暴力防止 プログラム)基本方針の策定 インストラクター育成 (1名) 計画達成状況 及び達成見込 み -43- インストラクター育成 (1名) F-3 整理番号 取組方策 計画的退院支援の強化 ~計画どおり退院できるように~ 取組内容 医療従事者間の入院患者に関する情報の共有化を進め、計画的な退院につながるようクリティカルパスを効 果的に活用していきます。 また、医療連携室による相談・支援機能を十分に発揮するとともに、病棟による退院前訪問指導を積極的に 進め、退院後の生活に係る患者さんとその家族の不安解消や受け入れ先の確保に努めていきます。 ア 1年以内(急性期治療病棟は3ヶ月以内)退院率 イ 退院前訪問指導件数のアップ ウ 長期(5年超)入院患者の退院促進 27年度 28年度 29年度 (急性期) 60%以上 30年度 ア (急性期以外) 90%以上 年度別計画 イ 延べ100件/年 ウ 2名 延べ110件/年 延べ120件/年 延べ130件/年 計画達成状況 及び達成見込 み F-4 整理番号 取組方策 多職種チーム医療の推進 ~円滑に地域生活を送れるように~ 取組内容 入院患者の状態像を踏まえながら、退院後も円滑に地域生活を送ることができるよう、医師、看護師、薬剤 師、精神保健福祉士、臨床心理士、作業療法士、管理栄養士など多職種連携による精神科医療を推進しま す。また、身体合併症患者については、県立中央病院との連携による医療を提供していきます。 ア 長期入院患者に対する精神科リハビリテーション行動評価尺度の導入 イ 栄養サポートの推進 ウ 服薬支援の推進 年度別計画 27年度 28年度 ア 評価尺度案の策定 評価尺度導入 イ NST専門療法士育成 (管理栄養士) ウ 延べ150人/年 29年度 NST臨床実地修練参加 NST臨床実地修練参加 (看護師) (薬剤師) 延べ150人/年 計画達成状況 及び達成見込 み -44- 延べ200人/年 30年度 延べ200人/年 G 多職種チームによる訪問支援や社会復帰を重視した外来医療の展開 G-1 整理番号 取組方策 在宅支援の強化 ~不安の解消-1~ 取組内容 患者さんの地域での療養生活をサポートするため、医師、看護職員、精神保健福祉士等、多職種連携によ るアウトリーチ(訪問支援)を実施するほか、家族等を対象とした心理教育を実施するなど、在宅支援を強化 していきます。 ア アウトリーチの推進 イ 家族等を対象とした心理教育の推進 ウ 受療中断者等に対する市町村、地域包括支援センター等との連携 27年度 28年度 29年度 30年度 訪問看護 2,200件/年 2,300件/年 2,400件/年 2,500件/年 ア 訪問診療実施 年度別計画 イ 心理教育実施案の策定 ウ 市町村等との 連携体制整備 心理教育実施 計画達成状況 及び達成見込 み G-2 整理番号 取組方策 児童青年期精神科医療の強化 ~不安の解消-2~ 取組内容 患者さんが出来る限り家族と生活を送ることができるよう、児童青年期精神科医療について、専門医の育 成・確保に努めるとともに、集団精神療法や作業療法の充実に努めていきます。 ア 専門医の育成・確保 イ 集団精神療法への参加促進 ウ 外来作業療法の充実 エ 精神科認定看護師を活用した相談体制整備 27年度 28年度 ア 専門研修参加 (1名) イ 延70人/年 延80人/年 ウ プログラム作成 実施 エ 相談体制整備 29年度 30年度 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み -45- G-3 整理番号 取組方策 高齢者精神疾患医療対策の推進 ~不安の解消-3~ 取組内容 認知症疾患医療センターとして高齢者や家族の不安に応えるため、認知症の早期診断、鑑別診断を的確に 実施していくとともに、高齢者精神疾患については、県立中央病院をはじめとする他医療機関や高齢者福祉施 設との連携強化に努めていきます。また、認知症等高齢者精神疾患に関する正しい知識の普及啓発に努めて いきます。 ア 専門医の育成・確保 イ 認知症認定看護師の育成 ウ 家族等を対象とした認知症教室の開催 27年度 年度別計画 ア 専門研修参加 (1名) イ 1名育成 (累計1名) ウ 認知症教室の実施 28年度 29年度 30年度 計画達成状況 及び達成見込 み G-4 整理番号 取組方策 患者さん等との情報共有の推進 ~不安の解消-4~ 取組内容 患者さんとその家族が安心して利用できる精神科病院となるよう、提供するサービスの内容や医療実績など についての情報を積極的に公開するとともに、患者さん等との診療情報の共有化に努めていきます。 ア 院内広報誌の内容充実 イ ホームページの内容充実 ウ 院内掲示の充実 エ 病院情報の新規発行 27年度 ア 随時見直し イ 随時見直し ウ 随時見直し ウ 内容検討 28年度 年度別計画 発行 計画達成状況 及び達成見込 み -46- 29年度 30年度 G-5 整理番号 取組方策 包括的支援の推進 ~生活能力の向上~ 取組内容 通院患者の生活能力の向上を図るため、生活技能訓練(SST)等を充実させるとともに、多職種チームによる ショートケアの実施に向けた体制整備に努めていきます。 ア 社会生活技能訓練(SST)への参加促進 イ ショートケアの体制整備 27年度 28年度 29年度 30年度 ア 4人/年 6人/年 8人/年 10人/年 イ プログラム作成 実施 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み -47- H 健全経営の推進 H-1 整理番号 取組方策 医業収益の確保 取組内容 入院収益については、患者数の伸びが期待できないものの、診療報酬改定により新設される各種加算の取 得、平均在院日数の短縮、精神科リハビリテーションの充実等によって増収を図っていきます。 外来収益については、訪問看護の推進、精神科リハビリテーションの充実、児童青年期医療の強化、認知 症疾患医療対策の推進等によって増収を図っていきます。 ア 入院患者数(入院収益)の確保 イ 外来患者数(外来収益)の確保 27年度 28年度 29年度 30年度 ア 110人/日 120人/日 130人/日 130人/日 イ 118人/日 120人/日 123人/日 125人/日 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み H-2 整理番号 取組方策 費用の節減 取組内容 薬品の購入価格の適正化、後発医薬品の活用、委託業務内容の見直しなどにより、費用の節減に取り組 んでいくほか、今後の入院患者数の動向を見極めながら病床規模及び職員数の適正化を進めていきます。 ア 薬品費の対医業収益費(平成21年度-25年度平均値)維持 イ 経費の対医業収益費(平成25年度並)維持 27年度 ア 16% イ 24% 28年度 年度別計画 計画達成状況 及び達成見込 み -48- 29年度 30年度 青森県病院局運営部経営企画室 青森市東造道 2 丁目 1 番 1 号 (県立中央病院 3 階) TEL 017-726-8402・8403 FAX 017-726-8325 E-mail [email protected]
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