私たちは地域の方々の おかげでやれています!

楠クリーン村は、 自分達の手で建物、 食べ物、
エネルギーも作り出せる、 安心安全の生活を目指して
奮闘しています。 自然を素材に作り出すことの
よろこびと難しさ、 でもチャレンジが連続の毎日が楽しい!
山口県宇部市の自然あふれる広いフィールドの中で、 農業、 酪農、 物作りを通して、
土と光と風を感じながら自分の足で立とうともがく、 私たちの今を伝えて行きます!
!私たちは地域の方々の
集
特
おかげでやれています!
2・3p
近頃、 楠クリーン村では地域の方々から物や知恵、 技術を分けて頂くなど応援に
助けられていることを実感するできごとがたくさんありました。
そこで今回、 私たちの師匠や応援してくださっている地域の方々とのつながりを
紹介します!
「干し柿、早く食べたいな」
「大きなクワガタを見つけた」
*吉田屋旅館、料理長の美味しいレシピ 3P
∼里芋の味噌漬け∼
*豊かだ!田舎ライフ! 4p ∼インターンの1日∼ *インターン募集! 4p
発行 楠クリーン村
山口県宇部市今富 25-1 電話 :080-5802-4705 Mail : [email protected]
Facebook もやっています。 『楠クリーン村』 で検索!
地域の方々のおかげでやれています!
建築のお師匠から建具をいただきました!
建築担当 狩野圭太
楠クリーン村には応援してくださっている地域の方々がたくさんいます。
僕は今建築担当一年生なのですが、幸いにもお師匠に恵まれて
私たちに農業や建築の技術を教えてくださったり、使われなくなった土地を貸してくださったり。
います。応援・アドバイスいただける方が幾人もいて、今回三
私たちは地域の方々が教えてくださる知恵や技術に大変な学びを頂いていますし、地域の方々は使われなく
人のお師匠から技術指導と建具(古民家解体の際にいらなく
なった物や技術、土地などを継承できることをとても喜んでくださっています。私たちもお返しに農園を
なった窓やドア)をいただくことができました!
手伝いに行ったりと、暖かい関係を築いています。
その一人原さんは建築以外にも、野菜、お米、養蜂、ガス工事、
最近、手伝いに行った先でトップカーや窓枠等、物を頂けることがたくさんありました。
▲2tダンプ2台分に満載の窓と
ドアをいただきました。
そ こで今回は感謝の気持ちを込めて、私たちと地域の人々とのつながりを紹介します!
政宗さんと真空管式ソーラークッカー 理事長 高田夏実
▲建具の取り付け方法
を熱心にご指導くださ
る原さん
ワラジづくりなど何でもこなす百姓スタイル。僕ら全員のお師
匠と言っても過言ではありません。そんな原さんは人脈も豊富
で、いろいろな方面から中古の建具などが集まってき、今回な
んと2tダンプ2台分の窓とドアをいただきました!今後のセルフビルドに大いに活用させていただきます。
原さんありがとうございました!
政宗さんは、廃食油を使ったバイオディーゼルで動くゴーカートや、太陽光で
調理ができる器具など次々に発明する、アイデアマン!私たちの師匠の一人です。
またもう一人のお師匠鴨木(かもぎ)さんからも窓と吐き出しテラス(ベランダ用の窓)をいただき、その際
そんな政宗さんから、真空管式ソーラークッカーを頂きました。
真空管ソーラックッカーとは、太陽の光を利用して調理ができる、政宗さんの
発明品です。筒に入る大きさのサツマイモを2、3個入れて太陽の下に置くこと、
1時間…。空けてみると、もわっと湯気が!恐る恐るサツマイモを取り出して、
半分に割ってみるとホックホクの焼き芋ができあがっていました。
太陽の熱がこんなに利用できるなんて、これには感動です。
の拾い出しのチェック、適材適所の材料使用法など懇切丁寧にご
に様々建築のアドバイスもいただきました。図面の書き方、資材
指導いただき日々のセルフビルドに活用させていただきました。
三人目の師匠は宇部市の工務店「風来工房」の吉屋さん。建築にとっ
▲政宗さんと私
をミリ単位で合わせるには?棟の板金処理はどうするか?水を切
政宗さんのアイデアにはいつも驚かされることばかりです。
その後、楠クリーン村では里芋を蒸してみたり、キノコ類の
ホイル焼きに挑戦したり、日々大活躍しています。
▲真空管ソーラークッカー
▲皮まで食べれる
ホクホクの焼き芋に ! !
「これからは子供たちを中心にこうした事を教えながら世の中
に恩返しがしたい」と言う、政宗さんは現在、太陽光でお米
が炊ける仕組みを考案中です!とても頼もしい私たちの師匠
です。太陽の光と、政宗さんに心から感謝します。
大濱さんとトップカー
るための破風や鼻隠しの取り付け方法は?などなどプロの視点か
らのアドバイスを惜しげもなくいただけることはこの上ない幸せ
です。たくさんの方々に支えられながら、僕らの技術は日進月歩
です。皆様これからもご指導と応援をよろしくお願いいたします!
▲鴨木さん、吉屋さんからアドバイスいただいた
建物の棟上げが無事完了!
吉田屋旅館料理長のおいしいレシピ!
吉田屋旅館は楠と連携し、同じように若者での経営、自立を目指しています。料理長の脇さんは月の三分の一を
お米担当 古谷侑亮
大濱さんは僕たちの活動を応援してくださっていて、下関市にある古民家をご好意で5年ほど貸してくだ
さっていました。このたびは契約満了となり、その古民家をお返しすることになりました。
大濱さん、本当にありがとうございました。
荷物の最終確認の日、大濱さん立会いのもと、残った荷物をせっせと運びだしました。実は、僕自身は大濱
さんにお会いするのは今回がはじめてでした。ですが大濱さんは僕たちの働きぶりをえらく気に入ってくだ
さって、「これ、うちで使わないからもって行っていいよ。」と、今度は米の乾燥機、籾すり機、脱穀機、
選別機、そしてトップカーをゆずってくださいました。
トップカーも現在ではメンバーの今井君が愛車のように毎日
使って、ガーデンの花に水をやっています。
楠で一緒に汗を流し、育てた野菜をおいしい料理でお客様へ提供するとともに、楠での活動を旅館からも発信しています。
このコーナーでは、そんな料理長による、楠のとれたて野菜を使ったレシピを紹介します!
【里芋の味噌漬け】
①里芋の皮を剥き、2cm幅の輪切りにする
②蒸し器で強火 10 分で里芋を蒸す
③里芋が冷めたら味噌床に入れ 1 日~ 2 日漬ける
④里芋を取り出し周りの味噌をふきとり、
僕たちの造語に、後継創業というのがあります。後継創業とは、
引き継ぎ手のいない農家を引き継ぎ、僕たちの手で工夫を加え
ながらも存続させていこう、という活動です。僕たちが運営し
ているお茶園も後継者がいなくなり、荒れてしまっていたところ
から再生させ、今では工夫してお茶園を運営しています。
使われなくなった農機具などをこうして引き継いで生かしていく
ことも、ある意味それと同じなのではないかと思いました。
頂いた物、しっかり生かして次につなげていけるよう、これから
もがんばっていこうと思います。
大濱さん、たくさんの応援を本当にありがとうございました!
て大変重要なのが細部の “おさまり” です。基礎の上端のレベル
軽くあぶって食べると見た目が良くなりますよ
※味
床の作り方
みそ1kg 酒90cc みりん35cc 一味唐辛子 少々
材料を全部混ぜ捏ねる 一味唐辛子がなければ七味唐辛子でもOK
▲トップカーに乗る古谷さん
里芋は煮るともちもち、揚げるとほっくり、炒めるとシャキシャキと
食感が楽しい根菜です。ちょっと工夫をこらして、みそ漬けという
一味ちがったレシピに挑戦してみてください!
豊かだ!田舎ライフ!
楠クリーン村に来てくれているインターンの日報から、楠の日々の様子を紹介します!
∼ある日のインターンの1日∼
今日は一日を通して、道沿いに生えている草を刈る作業でした。
初めて使う草刈り機に、体力と集中力を消耗しました。
日中は暑くて大変でしたが、背後を振り返ると草刈り後の
さっぱりとした道がのびていて、気持ちは爽快でした。
夕方、一日の成果を眺めると「働いたなぁ」という実感がわいてきました。
楠での生活にもだいぶ慣れ、気がつけば、ここに来てから
既に半月が過ぎようとしています。
一日一日がとても濃く、時間があっという間に過ぎていきます。
今まで経験のなかったことへの挑戦や、そこから得られる発見の
連続に満ちた生活は刺激的で充実していて、毎日がとても楽しいです。
( 福岡から 24才)
今まで刈ってきた田んぼを上から眺めてみた。
夕日に輝く黄金色の干されている稲穂たちが
まるで何かの動物のように群れを作り、そこにどてっと
居座っているように思えた。今ではこの光景を見るのは
当たり前ではなくなってきている。
あと、50 年後あたりはこの伝統文化は国宝になっているのだろう。
いや、すでに国宝ものだとも思う。
僕はこの美しい光景を一生忘れない。
大変な作業ではあるけれど、これが日本の古き良き田作。
きつい仕事のほとんどがオートマティカリーな時代に一方で
古きものを見直す新しい風がふいてきているように思える。
(山口県から 22才)
インターン募集中!
楠クリーン村では新しい安心安全な暮らしを作るため、自分達の手で建物や食べ物、エネルギー
も作り出せる生活を目指しています。山口県での田舎ぐらしでは、大変なこともたくさん
あります。でもこういう生活でなくては味わえない豊さもまたあります。
一度体験しに来てみませんか?楠クリーン村ではインターンを募集しています。
*問い合わせ*
楠クリーン村 ( 学生耕作隊 ) 総務担当 高田 夏実
電話:080-5802-4705 メール:[email protected]
※外での仕事が多いため電話にでられないこともあるので、出来ればメールでご連絡ください。