アンケート調査結果(PDF)

神戸市ネットモニターアンケート調査結果
テーマ
文化振興事業について
調査期間
平成27年7月9日~22日
対象モニター数
280名
回答モニター数
198名(回答率70.7%)
【調査結果概要】
神戸市では、震災 10 年の節目である平成 16 年に、震災の経験と文化・芸術の力を世界
へ発信することをうたって「神戸文化創生都市」を宣言しました。その後 10 年、従前か
らの事業も含め、様々な文化振興の取り組みを行ってきましたが、これらに対する皆さん
のご意見を、主要事業である「神戸ビエンナーレ」と「神戸国際フルートコンクール」を
中心にお伺いしました。
<文化振興事業全般について>
市または神戸市民文化振興財団が実施する8つのイベントのうち、「神戸まつり」、「神
戸ビエンナーレ」などの屋外型イベント5件が、認知度の上位を占める結果となりました。
屋内型のイベントで最も認知度が高かったのは「神戸国際フルートコンクール」で、約3
割でした。施設・団体や制度等の 11 項目のうち、
「神戸文化ホール」
「区民センター・勤
労市民センター」は8割以上の方が知っていましたが、「神戸文学館」「文化功労者表彰」
など8項目で3割を下回る結果になりました。今後、各事業について、一層の魅力向上や
広報強化に努め、より多くの方々の利用や参加を図っていきます。
<~港で出合う芸術祭~神戸ビエンナーレについて>
「神戸ビエンナーレ」は第5回目を迎え、認知度は約9割とかなり高い結果となったも
のの、
「行ったことがある」は4割程度にとどまり、行かなかった理由として「興味がな
かった」「内容がわからなかった」という回答が多くありました。広報の面では、広報紙
KOBE、ポスター・ちらしによる広報力が高いことがわかりました。この結果を踏まえ、
神戸ビエンナーレについて、これまで以上にその魅力を具体的に伝えるよう広報強化に努
めていきます。
<神戸国際フルートコンクールについて>
コンクールの開催について、条件付きも含めると6割近い方が「継続」を支持しており、
「わからない」が3割、「廃止」が1割という結果になりました。条件付き継続を選んだ
方の半数以上が、見直しのポイントとして「財源確保」と「広報強化」を挙げました。こ
の結果を踏まえ、財政負担のあり方なども検討したうえで、市としてこのコンクールをど
うしていくのかを慎重に判断していきます。
問1
市または公益財団法人神戸市民文化振興財団が実施している主な文化事業・取り組
みについてお聞きします。
(1)次のイベントについて、「知っている」または「聞いたことがある」ものを選択してく
ださい(すべて選択)。
N=198
87.9%
1.神戸ビエンナーレ
43.9%
2.新開地ミュージックストリート
26.8%
3.神戸国際フルートコンクール
4.日本アマチュアシャンソンコン
クール
10.1%
77.3%
5.神戸ジャズストリート
11.1%
6.こうべ市民美術展
98.5%
7.神戸まつり
65.7%
8.KOBE六甲全山縦走大会
0%
20%
40%
60%
80%
100%
【各イベントのHP】
1.神戸ビエンナーレ:現代アートをはじめ、書・いけばな・音楽など多彩な芸術文化が集
結する 2 年に 1 度の「港で出会う芸術祭」。http://www.kobe-biennale.jp/
2.新開地ミュージックストリート:5 月に新開地一帯で開催される一大音楽イベント。新
開地音楽祭、神戸新開地ジャズヴォーカルクイーンコンテスト等。
http://shinkaichi.or.jp/ongakusai
3.神戸国際フルートコンクール:世界の若き有望なフルーティストための登竜門として、
4 年に 1 度開催される国際コンクール。世界 3 大フルートコンクールと言われる。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/event/competition/index.html
4.日本アマチュアシャンソンコンクール:全国 6 地区での予選会を経て、6 月に神戸で本
選を開催。http://www.kobe-bunka.jp/new/31st_chanson_zenkoku
5.神戸ジャズストリート:北野坂のライブハウスをめぐりながら「ジャズのはしご」が楽
しめる秋の一大ジャズイベント。http://www.kobejazzstreet.gr.jp/
6.こうべ市民美術展:市民の公募による美術作品展。開催時期にちなんで「春の市展」と
も。http://www.kobe-bunka.jp/new/shiten40
7.神戸まつり:5 月に開催される神戸最大のお祭り。フラワーロードでのパレード等。
http://www.kobe-matsuri.com/
8.KOBE 六甲全山縦走大会:11 月に開催される六甲全山(須磨~宝塚)を歩く大会。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/event/rokko/
(2)次の施設、団体や制度等について、
「知っている」または「聞いたことがある」ものを
選択してください(すべて選択)。
N=195
93.3%
1.神戸文化ホール
43.6%
2.神戸アートビレッジセンター
81.0%
3.区民センター・勤労市民センター
19.5%
4.神戸文学館
23.1%
5.神戸ゆかりの美術館
17.4%
6.神戸市室内合奏団
20.5%
7.神戸市混声合唱団
28.7%
8.神戸フィルハーモニック
8.2%
9.芸術文化活動助成
10.文化功労者表彰
28.2%
11.文化情報誌「KOBE C情報」
28.7%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
【各施設、団体、制度等のHP】
1.神戸文化ホール:中央区大倉山にある舞台芸術の中核施設。昭和 48 年開設。
http://www.kobe-bunka.jp/hall/
2.神戸アートビレッジセンター:兵庫区新開地にある演劇・美術等の専門文化施設。平成
8 年開設。http://kavc.or.jp/index.html
3.区民センター・勤労市民センター:各区にある区民や勤労市民のための文化向上・福祉
増進等を目的とする施設。
区民センター http://www.kobe-bunka.jp/facilities/
勤労市民センター http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/
4.神戸文学館:灘区にある神戸ゆかりの文学作品の収集・展示等を行う施設。平成 18 年
開設。http://www.kobe-np.co.jp/info/bungakukan/index.html
5.神戸ゆかりの美術館:六甲アイランドにある神戸にゆかりのある芸術家の美術作品の収
集・展示等を行う施設。平成 19 年開設。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/yukarimuseum/
6.神戸市室内合奏団:神戸市によるプロの弦楽合奏団。昭和 56 年設立。
http://kobe-ensou.jp/ensemble/index.html
7.神戸市混声合唱団:神戸市によるプロの混声合唱団。平成元年設立。
http://kobe-ensou.jp/chorus/index.html
8.神戸フィルハーモニック: プロとアマチュアがともに研鑽する市民オーケストラ。昭
和 54 年設立。http://www.kobephilharmonic.jp/
9.芸術文化活動助成:市民が行う芸術文化活動への助成制度。会場使用料への助成と大規
模事業に対する特別助成がある。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/enterprise/support/index.html
10.文化功労者表彰:神戸市の文化の発展に顕著な貢献のあった個人や団体に贈呈。文化
賞、文化奨励賞、文化活動功労賞の 3 賞。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/enterprise/commendation/bunkashou_top.
html
11.文化情報誌「KOBE C 情報」
:市内及び近郊の文化事業を紹介する月刊情報誌。
http://www.kobe-bunka.jp/c/
<~港で出合う芸術祭~神戸ビエンナーレについて>
神戸ビエンナーレは、神戸に国内外の芸術文化の力を結集してアートの更なる飛躍を図
るとともに、まちの賑わいづくりや活性化につなげることを目的として、平成 19 年(2007
年)から2年に1度開催しています。
問2
「神戸ビエンナーレ」に行ったことがありますか。
N=198
3.知らない
12.6%
1.行ったこと
がある
43.9%
2.知ってい
るが行ったこ
とはない
43.4%
問2-1<問2で、
「2. 知っているが行ったことはない」を選択した方>
行かなかった理由は何ですか(すべて選択)
。
N=86
34.9%
1.予定が合わなかった
2.3%
2.価格が合わなかった
22.1%
3.内容がわからなかった
46.5%
4.興味がなかった
3.5%
5.その他
0%
20%
40%
60%
問2-2<問2で、「1.行ったことがある」「2.知っているが行ったことはない」を選択し
た方>神戸ビエンナーレをどこ(何)で、知りましたか。
N=173
11.0%
1.神戸ビエンナーレ公式HP
3.5%
2.SNS
52.6%
3.広報紙KOBE
26.0%
4.新聞
8.1%
5.雑誌・ガイドブック
39.9%
6.ポスター・ちらし
10.4%
7.友人・知人の紹介
18.5%
8.その他
0%
問3
20%
40%
60%
神戸ビエンナーレ 2015 は、
「スキ。
」をテーマに、9/19(土)~11/23(月・祝)ま
で開催する予定です。今秋の神戸ビエンナーレ 2015 に行きたいと思いますか
3.行きたくな
い
16.2%
N=198
1.ぜひ行き
たい
10.6%
2.機会があ
れば行って
みたい
73.2%
<神戸国際フルートコンクールについて>
昭和 60 年以来 4 年ごとに実施されてきた神戸国際フルートコンクールは、これまでに
8 回の開催を重ねてきました。ミュンヘン、ジュネーブに並ぶ世界3大フルートコンクー
ルと言われており、世界最高峰のオーケストラ「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」
の首席奏者など世界的な演奏家を輩出しています。一方で、1 回当たりの開催経費 6,000
万円のうち 4 年間で 5,000 万円を神戸市が負担しています。
問4
神戸国際フルートコンクールは、現在、廃止も含めた見直しが検討されていますが、
これについてどの思いが近いですか。
4.わからな
い
30.8%
3.廃止すべ
き
11.1%
N=198
1.今のまま
続けるべき
12.6%
2.見直しの
上、続けた
ほうがよい
45.5%
問4-1<問4で、
「2. 見直しの上、続けたほうがよい」を選択された方>
コンクールを存続する場合、見直すポイントと思われることは何ですか(複数選択可)。
N=90
1.市民の理解・認知を得るための
広報強化
58.9%
2.企業協賛や個人寄付の募集によ
る財源の確保
73.3%
3.簡素化(内容・開催頻度等)によ
る費用の削減
37.8%
4.市民参加型イベント(学生や一般
愛好者向け講習会の開催など)によ
るコンクールの成果の市民への…
42.2%
5.クラシック以外、フルート以外の
要素をコンクールに取り入れる
16.7%
4.4%
6.その他
0%
問5
20%
40%
60%
80%
神戸市の文化振興事業について、ご意見がありましたらご入力ください。
・文化は大事なので、コストだけにとらわれず、良い企画に取り組んで欲しい。
・神戸らしさのよくわかる事業については、積極的に開催・継続していただきたい。
・全国的に発信できるような文化活動を推進してほしい。そのために対象を絞って予算を
集中的にかける必要がある。
・文化振興はとても大切な事業だと思うが、各イベントの広範囲に渡るアピール、市民の
理解を得られる資金の使い方、簡素化などが必要かと思う。
・何を行っているのかをわかりやすい「広報」を強化すべき。
・老若男女が関わり合い、楽しみにできるイベントをしてほしい。
・費用対効果のないものは、廃止した方が良い。
・文化振興もいいが、産業振興が先決。客集めができないような文化なら、廃れても止む
なしと考える。
ほか 77 件のご意見をいただきました。
あなたの性別は
あなたの年齢は
N=198
N=198
20~29歳
4.5%
30~39歳
11.1%
70歳~
12.6%
女性
39.9%
60~69歳
22.7%
男性
60.1%
40~49歳
25.3%
50~59歳
23.7%
あなたがお住まいの区は
あなたの職業は
N=198
N=198
西区
13.6%
垂水区
16.2%
学生
1.0%
灘区
10.1%
須磨区
8.1%
長田区
6.6%
無職
15.2%
東灘区
18.7%
家事専業
12.6%
フルタイム
44.9%
中央区
7.1%
北区
13.6%
兵庫区
6.1%
自営業・自
由業
9.6%
芸術文化施策に対する関心
N=198
芸術文化施
策に関心あ
り
40.9%
芸術文化施
策に関心な
し
59.1%
その他
4.5%
アルバイト・
パート(派
遣・契約含)
12.1%