(一般社団法人)日本シニア起業支援機構(通称名J-SCORE) 設立

(一般社団法人)日本シニア起業支援機構(通称名J-SCORE)
設立趣意書
SCOREとは、米国の民間団体で、50 年以上にわたり純粋なボランティア
精神に基づいて、48 州約 380 以上の地域社会で活動を続けている、第一線を退
いた経営者、企業OB(Retired Executive)が「生涯現役」をモットーに、そ
れまでの経験を活かして「起業家(ベンチャー)」を支援することを目的とした
組織・団体で、全米に約 12,000 人の Mentor Business Counselor が活躍してい
ます。
日本では、私たち有志が 10 年来その必要性を説き、仲間を増やす活動を続け
てまいりました。バブル崩壊後 20 余年、日本経済は低迷からの脱却が出来ない
中、少子高齢化が急速に進んでおります。現在、起業家を 5%前後の推移から
10%に引き上げる施策が遂行されていますが、これは現状よりも毎年 10 万件の
起業数の増加を意味します。日本経済の着実な発展のためには、起業させるこ
とが第一義の目的ではなく、起業家を発展軌道に育成することが目的となるべ
きと考えます。
そのためには、ビジネスメンター(起業の成功を起業家本人以上の熱意をも
って取り組む)が数万人規模で必要となります。そこで、これまでの日本にな
かった「米国のSCORE」活動に準じた「日本版SCORE」、即ち「J-S
CORE」の設立が要請されています。
実務経験豊富な産・学・官の出身者が、その智慧と経験と人脈を最大限に活
かして「設立前後の起業家の初期段階」を強力にサポートして、
「起業の早期成
功発展」を目指すことを社会システム化したいと考えます。
加えて、シニア自身にとっては「生涯現役」として活躍する場を自ら創出し、
生き甲斐とモチベーションを獲得し、平均年齢と健康年齢を限りなく近づける
ことにより、日本が抱えている高齢化社会の問題・課題である「①年齢制限等
で差別しない社会の実現」および「②高齢者の医療および介護に掛る福祉財源
の増大」等の解決策の一環として、全国的な運動に発展させて参ります。
本趣旨にご賛同の皆様のご参加をお願い申し上げます。
(一般社団法人)日本シニア起業支援機構
代表理事
松井 武久