米国ハイ・ イールド債券 ハンドブック

情報提供資料
2015.04
米国ハイ・
イールド債券
ハンドブック
∼ あらためて伝えたい、その投資の魅力∼
米国経済の成長を支える
高い金利収入と、
市場のひとつにまで拡大した、
相対的に低いリスクがもたらす
米国ハイ・イールド債券市場
1
「着実に積み上げる資産運用」
米国ハイ・イールド債券は、
低格付社債の市場として
ハイ・イールド債券投資の魅力のひとつに、高い
1970年代に生み出されて以来、企業の資金調達の
金利収入があげられます。
実際、
米国ハイ・イールド
重要な場として拡大を続けてきました。現在では、
債券の長期的なリターンを支えているのは金利
1,000社を超える多種多様な企業がハイ・イールド
収 入であり、長 期投 資により、金 利収 入を積み
債券を発行しており、
その中には成長企業の初期
上げていくことで値下がりに強い「クッション」の
段階への投資や、
名門企業の復活局面での投資
効果を大きくすることが期待できます。また、
その
など、
様々な投資機会が存在しています。
このような
リスクは、他の米国高利回り資産と比べて低い
低格付社債の市場が日本では確立されていない
傾向にあり、運用期間を長くするほど、より安定
こともあり、
日本の投 資家にとって、
ユニークで
した運用効果が期待できることは、過去の実績
魅力的な投資機会となっています。
からも認められます。
最終ページを必ずご参照ください。
米国ハイ・イールド債券に
投資を行う上で、
知っておきたいこと
CONTENTS
あらためて知りたい米国ハイ
・イールド債券
∼強い米国経済を支える、その役割∼
一般的に、
「債券は金利上昇に弱い」
と言われます。
米国企業の「新興」と「復活」を支える市場
P3
ところがハイ・イールド債券は必ずしもそうでは
米国経済の成長を支える、厚みのある市場へ
P4
押さえておきたい、米国ハイ・イールド債券市場のポイント
P5
なく、
むしろ過去の実績では長期金利上昇に強い
特徴をもっています。また、
2014 年後半から進ん
金利収入を味方に着実に積み上げる運用を
でいる原油価格の下落についても、これが逆風
金利収入の積み上げによって「クッション」の効果を大きくしましょう
となるエネルギー関連 企業への投資は慎重に
リスクを抑えながら金利収入を積み上げることを考えましょう
考える必 要が ありますが、ハイ・イールド債 券
自分にあった利回りとリスクの関係を考えてみましょう
発 行 企 業 の 中には、この 状 況 が 追い 風 となる
企業も数多く含まれていることも忘れてはいけ
ない事実なのです。
P7
P9
P10
米国ハイ
・イールド債券に投資を行う上で知っておきたいこと
米国ハイ・イールド債券は長期金利の上昇局面に弱いのでしょうか?
P11
原油安は米国ハイ・イールド債券にどのように影響するのでしょうか?
P13
是非、
この機会に
米国ハイ
・イールド債券投資の魅力を
あらためて考えてみませんか
最終ページを必ずご参照ください。
2
あらためて知りたい
米国ハイ・イールド債券
∼ 強い米国経済を支える、
その役割∼
1 米国企業の「新興」と「復活」を支える市場
■
米国ハイ・イールド債券市場の歴 史は、米国企業が成長
によって格付が下げられたり、デフォルト(債務不履行)に
してきた物語の1ページでもあります。現在、世界で活躍
追い込まれ、ハイ・イールド債券の発行企業となる場合が
する米国 の 有名企 業 の 中には、かつてはハイ・イールド
あります。
こうした企業の中には、
経営再建を果たし、
復活
債券を発行し、資金を調達することで成長を遂げてきた
していく企業が数多く存在します。
企業が多数存在します。
例えば、米国自動車メーカーのビッグ3 を担う名門企業で
例えば、アマゾン・ドット・コムは、1994 年に設立された
あるフォード・モーターは、一時業績不振からBB 格以下に
当時は米国で書籍だけを扱う小規模なネット通販の会社
※
格下げされましたが、その後復活しています。
でしたが、今では日本を含め海外10カ国以上にビジネスを
このような成長企業の初期段階や、名門企業の復活局面
展 開し 、ありとあら ゆ る 品 物 を 取り扱 って い る ネット
への投資機会は、米国ハイ・イールド債券市場ならではの
ショッピングの最大手企業です。
魅力といえるのです。
※格付はS&P長期自貨建発行体格付。
また大企業として君臨しながらも、経営不振や環境の変化
■アマゾン・ドット・コムの格付と企業収益の推移
AA
(格付)
AA–
A+
■フォード・モーターの格付と自己資本比率の推移
(億米ドル)
45
格付(左軸)
企業収益(右軸)
A
A–
BBB+
40
35
30
BBB
25
BBB–
20
BB+
BB
BB–
B+
B
15
10
5
B–
0
02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年
(%)
(格付)
BBB+
BBB
BBB–
BB+
BB
BB–
B+
B
B–
CCC+
CCC
CCC–
15
格付(左軸)
自己資本比率
(右軸)
10
5
0
–5
CC+
CC
–10
CC–
02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年
(注)Bloombergよりフィデリティ投信作成。格付は S&P長期自貨建発行体格付、2002年12月末∼2014 年12月末。アマゾン・ドット・コムの企業収益はEBITDA、2002年∼
2013 年。フォード・モーターの自己資本比率は2002 年∼2014 年。自己資本比率とは、自己資本(返済不要の資本)の総資本に占める割合。自己資本比率が高いほど財務
安定性が高いとされる。
過去の実績であり、
将来の傾向、
数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
3
最終ページを必ずご参照ください。
2 米国経済の成長を支える、厚みのある市場へ
■
米国ハイ・イールド債券市場の特徴としてまずあげられる
その 後、1990 年代から2000 年代にかけて、成長著しい
のが、
長 い 歴 史と多くの 発 行 企 業に支 えられる「市場 の
ITやバイオ関連企業の資金調達の場としてさらに発展して
厚み」といえるでしょう。
いきます。
1970 年代に米国ハイ・イールド債券市場は作られました。 2008年のリーマン・ショック以降、米国では低金利の環境が
ジャンク・ボンド・キング と呼ばれたマイケル・ミルケン氏が、 継続していますが、企業側の資 金調達ニーズと投資家の
高い成長ポテンシャルを秘めながら、
担保がなく信用力が
高利回りでの運用ニーズが合うことでさらに市場は拡大を
低いとされ た中 小企 業 が 発 行する債 券に分 散 投 資する
続けています。
ことで、高い 収 益 性が 期待できることを発 見したことが
このように、
かつては
「ジャンク・ボンド」
といわれた米国ハイ・
きっかけです。1980 年代に米国ハイ・イールド債券市場は
イールド債券市場も、今では米国企業の資金調達に欠かせ
急成長していきました。
ない、
米国経済の成長を支える市場のひとつとなったのです。
■米国ハイ・イールド債券指数と市場規模の推移
■ハイ・イールド債券を発行している企業数の推移
(兆米ドル)
2.0
400
米国ハイ・イールド債券市場規模(右軸)
1.6
300
1.4
250
2,500
銘柄数
(右軸)
1,000
2,000
800
1,500
1.2
1.0
200
600
1,000
0.8
150
0.6
100
0.4
50
0
96年
(銘柄数)
発行企業数(左軸)
1.8
米国ハイ・イールド債券指数(左軸)
350
(企業数)
1,200
400
500
200
0.2
98年
00年
02年
04年
06年
08年
10年
12年
14年
0.0
0
97年
99年
01年
03年
05年
07年
09年
11年
0
13年 14年
(注)左グラフ:RIMES よりフィデリティ投信作成。1996 年12 月末∼2014 年12 月末。米ドルベース。米国ハイ・イールド債券指数は期間初を100 として指数化。右グラフ:
BloombergおよびRIMESよりフィデリティ投信作成。1997年12月末∼2014 年12月末。過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
最終ページを必ずご参照ください。
4
3 押さえておきたい、米国ハイ・イールド債券市場のポイント
■
Q:1 米国でハイ・イールド債券市場が発展してきた理由は?
A :1
米国では、日本などと比べると
社債による資金調達が主流です。
米国では1980年代後半、
当局による自己
米国と日本の債券市場の発行残高
資本規制強化などが行われ、銀行は融
資
資に消極的になりました。そのため、
金需要が旺盛な米国企業は、
銀行融資に
頼らずに社債による資金調達を拡大し
米国
調達手段は社債が主流です。こうした
800
歴史の中で、低格付の社債であるハイ・
600
イー ルド債 券 の 市 場 規 模も拡 大して
400
いきました。一方、日本の債券市場では
200
こととは対照的といえます。
1,600
1,355
1,200
1,000
資金調達手段は銀行融資が中心である
(兆円)
1,600
1,400
てきました。現在でも大手企業の資金
企業の
国債が大きな比率を占めており、
日本
(兆円)
1,400
1,200
1,099
1,000
848
600
398
218
0
国債
MBS・ABS
859
800
400
200
1
0
社債
地方債 政府機関債
国債
ABS
59
社債
58
70
地方債 政府保証債・
財投機関債
(注)SIFMAおよび日本証券業協会よりフィデリティ投信作成。2014年9月末時点。
(1米ドル=109.695円)
で円換算。
米国債券市場規模は2014年9月末時点の為替レート
Q:2 米国ハイ・イールド債券を発行するのはどんな企業?
A:2
様々な業種が存在し、
多様な企業が発行しています。
現在、米国でハイ・イールド債券を発行
米国ハイ・イールド債券発行企業の例
してい る企 業 は少なくとも1,0 0 0 社
以上存在します。多様な企業が存在する
ため、
業種の分散や銘柄の選別が可能に
なります。右記には日本でもなじみある
デル
(電気機器) 【格付:BB+】
【格付:B+】
ウェンディーズ
(外食)
【格付:B】
【格付:BB−】
グッドイヤー
(タイヤ)
デルモンテ
(食品)
企業例を紹介しています。
一方、
日本で発行・流通されているハイ・
イールド債券は極めて限られています。
それゆえに米国ハイ・イールド債券は
日本の投資家にも魅力的な投資機会を
提供してくれています。
トイザらス
(小売)【格付:BB−】
【格付:BB】
リーバイス
(アパレル)
スプリント
(通信) 【格付:BB−】
(ご参考)日本企業の例
●
ソフトバンク(通信)BB+
●
東京ドーム(娯楽)BB+
●
パイオニア(カーナビ)BB+
(注)Bloombergよりフィデリティ投信作成。外国企業およびソフトバンクの格付は、S&Pの長期自貨建発行体
格付を使用。
ソフトバンクを除く日本企業はR&I発行体格付を使用。2015年2月5日時点。当資料に掲載されて
その銘柄・企業の株式等の売買を
いる個別の銘柄・企業名については、
あくまで参考として記載したものであり、
推奨するものではありません。企業名はブランド名を表記。
5
最終ページを必ずご参照ください。
Q:3 米国ハイ・イールド債券には誰が投資をしているの?
A:3
幅広い層の投資家が
社債市場を支えています。
日本では銀行や保険などの金融機関が
米国と日本の社債投資家別比率
大半の社債を保有している一方、米国
米国
では金融機関のほかに海外投資家や
その他
銀行・
その他金融 7%
投資信託を通じた個人など、
幅広い層の
投資家が社債を保有しています。様々な
投資家で支えられていることは、米国
年金
社債市場の流動性や安定性の向上に
つながっています。
家計
日本
5%
その他
9%
海外
22%
保険
海外
1%
保険・年金基金
銀行・
その他金融
投資信託
リスクマネーを供給する役割を果たし、
25%
9%
また、
これらは社債市場を通じて、
企業に
4%
52%
23%
25%
家計
公的年金等
6%
13%
現在の米国企業の強さにつながって
いると考えられます。
(注)FRBおよび日本銀行よりフィデリティ投信作成。2014年6月末時点。
Q:4 最近は米国に関連した様々な高利回り資産がありますが、投資する際に気を付けるポイントは?
A:4
市場規模や銘柄数、値動きの大きさなどは
投資を検討する際に重要なポイントです。
一般的に市場規模が小さく、投資対象
米国高利回り資産の市場規模と銘柄数
銘柄が少ないほど、市場参加者が少な
(億米ドル)
いといえます。そのような場合、市場が
大きく下落すると、市場参加者が少な
い た め 、すぐに売 却 できな かったり、
希望した 価 格 で 売 却 できな かったり
16,000
14,000
12,000
必要があります。
4,000
米国ハイ・イールド債券市場の市場規
2,000
模は、拡大傾向にあります。米国に関連
0
米 国 ハイ・イ ー ルド債 券 が 最 大 級 で
あり、MLP や米国リートと比較しても、
値動きは小さくなっています。
2,000
1,500
9,238
7,357
1,000
3,418
148銘柄
バンク
ローン
80
60
1,634銘柄
米国ハイ・
イールド債券
107%
100
13,444
8,000
6,000
各資産の1年間最大最小騰落率と標準偏差
(%)■最大1年間上昇率 ■最大1年間下落率 ○年率標準偏差
2,500 120
2,314 銘柄
10,000
するリスク
(流動性リスク)に注意する
する高利回り資産の中で、市場規模は
(銘柄数)
米国リート
500
50銘柄 0
MLP
76%
64%
45%
40
20
9%
6%
0
–20
–40
–31%
–29%
–60
–80
16%
21%
–37%
–58%
米国ハイ・ バンクローン
イールド債券
MLP
米国リート
(注)左グラフ:Bloomberg 等よりフィデリティ投信作成。2014 年 12月末時点。市場指数ベース。右グラフ:
BloombergおよびRIMESよりフィデリティ投信作成。1996年12月末∼2014年12月末のデータを使用。米ドル
ベース。年率標準偏差とは、1年間騰落率のブレ幅のこと。年率標準偏差が小さいほど1年間騰落率のブレ幅が
小さく、
低リスクとされる。
過去の実績であり、
将来の傾向、
数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
最終ページを必ずご参照ください。
6
金利収入を味方に
着実に積み上げる
運用を
7
最終ページを必ずご参照ください。
1 金利収入の積み上げによって「クッション」の効果を大きくしましょう
■
「クッション」
の効果をイメージで理解してみましょう
例えば、
米国株式での資産運用と
比べ た場 合、米 国 株 式 の 配 当
米国ハイ・イールド債券
米国株式
価格変動リスク(年率標準偏差)
:9.9%
価格変動リスク(年率標準偏差)
:15.1%
利回り:9.4%
収入に対して、
米国ハイ・イールド
債券には高い水準の金利収入が
1年後
現在
あります。投資する資産の価格
変動のリスクを完全に回避する
金利収入
ことはできませんが、米国ハイ・
配当利回り:1.9%
金利収入
1年後
現在
価格下落を
高い金利収入が
カバーし、
下落幅を抑える。
株式の配当収入
では、
価格の変動を
カバーしきれない
場合がある。
配当収入
配当収入
イールド債券の場合、中長期に
渡って金利収入を積み上げるこ
金利収入
価格変動
金利収入
配当収入
配当収入
とで 価 格 の下落 をカバーする
配当収入
「クッション」の効果が期待でき
価格変動
金利収入
ます。
金利収入を上手く活用しな
価格
価
がら、
値下がりに強い資産運用を
価格変動
目指しましょう。
価格変動
格
変
価格変動
価格変動
変動
動
(注)RIMESおよびBloombergよりフィデリティ投信作成。価格変動リスク
(年率標準偏差)は2000年12月末∼2014年12月末、
米ドルベース。利回りと配当利回りは2000年12月末∼2014年12月末の平均値。※上記はイメージ図です。実際の結果はこれと
異なる動きをする場合があります。
「クッション」
の効果を、実際の値動きで確認してみましょう
長期の実績を見ると、
米国株式の
米国ハイ・イールド債券の収益要因分解
上昇要因は配当収入と価格変動
350
で約半 分ずつを 分け合ってい
■
300
■
ます。一方、米国ハイ・イールド
債券の上昇要因は、下落後の回
復 局面における大幅な価格 の
上昇を除くと、金利収入が大部
米国株式の収益要因分解
350
250
トータル・リターン
■
トータル・リターン
■
価格変動要因
300
価格変動要因
250
■ 金利収入要因
200
200
150
150
100
100
50
50
■ 配当収入要因
分を占めています。株式は一旦
価格が下落してしまうと、再び
上 昇しなければ取り返せない
のに対して、ハイ・イールド債券
の金利収入は、
長く保有するほど
積み上がり、価格が下落したと
しても「クッション」の役割を果
たしてくれることが分かります。
0
0
00年
02年
04 年
06 年
08 年
10年
トータル・リターン+207.2%
うち金利収入要因+210.3%
うち価格変動要因−3.1%
12年
14 年
00年
02年
04 年
06 年
08 年
10年
12年
14 年
トータル・リターン+105.2%
うち配当収入要因+49.3%
うち価格変動要因+55.9%
(注)RIMESよりフィデリティ投信作成。2000年12月末∼2014年12月末。米ドルベース。期間初を100として指数化。金利収入要因と
配当収入要因は金利配当収入の再投資効果も含みます。過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものでは
ありません。
最終ページを必ずご参照ください。
8
2 リスクを抑えながら金利収入を積み上げることを考えましょう
■
野球の試合でイメージしてみましょう
例えば、あなたが野球の試合を観に行く時、
どちらの試合ならハラハラせずに落ち着いて観ていることができると思いますか?
9点とっても相手に10点とられる・・・そんな試合展開が資産運用だったら、ちょっと大変ですよね。
米国ハイ・イールド債券の場合、どんな試合展開になるのでしょうか?
毎回着実に得点できる野球チームのように、米国ハイ・イールド
開くことを抑える効果が期待できます。過去 18 年間、年次で
債券では、定期的に高利回りの金利収入を獲得できます。相場が
見ると金利収入よりも価格下落が大きくなった結果、マイナス
下落することはもちろんありますが、金利収入を積み上げていく
リターンになったのは 3 回だけで、金利収入が「クッション」と
ことで、
多少 失点(価格変動によるマイナス)
しても、
大きく点差が
なって 失点 を防ぐことができた年が数多くありました。
米国ハイ・イールド債券の騰落率
(%)
80
■金利収入 ■価格変動 ■年間騰落率(金利収入と価格変動の合計)
60
40
20
58%
価格の下落を金利収入が補って年間騰落率がプラスとなった年
28%
13%
3%
11%
4%
2%
3%
11%
16%
15%
7%
4%
3%
3%
0
−40
−1%
−5%
−20
97年
98 年
99 年
00 年
01年
02 年
03 年
04 年
05 年
06 年
07年
−26%
08 年
09 年
10 年
11年
12 年
13 年
14 年
(注)
RIMESよりフィデリティ投信作成。1997年∼2014年。米ドルベース。数値は年間騰落率。過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
9
最終ページを必ずご参照ください。
3 自分にあった利回りとリスクの関係を考えてみましょう
■
資 産 運 用を行う上で最も注 意しなければいけないリスクの
米国ハイ・イールド債券は、
米国の他の資産と比較すると、
2014年
ひとつが価格変動リスクです。金利収入を積み上げても、それを
12月末時点で最も高い利回りですが、リスクは米国株式や米国
上回る値下がりがあっては安心して運用できません。
リスクと
リートに比べて低いという特徴をもっています。極端に大きな
リターンはトレードオフの関係にあるといわれますが、
これからは
リスクをとらず、大きな値下がりの可能性を避けながら、金利
利回りとリスクの関係にも着目し、
リスクの大きさを意識しな
収入を積み上げていくことが期待できる資産といえるのです。
がら金利収入を積み上げていきましょう。
(%)
米国各資産のリスク・リターン
(過去10 年)
高
8
7
MLP
15
リターン
低
5
低
10
3.7%
3
2
バンクローン
0
5.9%
4
米国リート
2.2%
2.0%
米国国債
米国株式
1
米国国債
0
6.3%
5
米国株式
5
6.9%
6
米国
ハイ・イールド
債券
10
米国各資産の利回り
(%)
20
15
リスク
20
( %)
25
30
高
0
米国ハイ・
イールド
債券
バンク
ローン
MLP
米国リート
(注)
左グラフ:RIMESおよびBloombergよりフィデリティ投信作成。
2004年12月∼2014年12月末。米ドルベース。右グラフ:RIMESおよびBloomberg等よりフィデリティ投信作成。
2014年12月末時点。過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
運用期間を長くするほど、より安定した資産運用効果が期待できる米国ハイ・イールド債券
米国ハイ・イールド債券の期間別騰落率
(%)
250
■米ドルベース 1年間騰落率
200
1年
150
100
50
0
−50
96年8月 98年8月 00年8月 02年8月 04年8月 06年8月 08年8月 10年8月 12年8月 14年8月
(%)
250
■米ドルベース 5 年間騰落率
200
5年
150
100
50
0
−50
96年8月 98年8月 00年8月 02年8月 04年8月 06年8月 08年8月 10年8月 12年8月 14年8月
(%)
250
■米ドルベース 10 年間騰落率
200
150
10年
100
50
0%
−50
96年8月 98年8月 00年8月 02年8月 04年8月 06年8月 08年8月 10年8月 12年8月 14年8月
運用期間
期間数
騰落率が
プラスの
期間数
騰落率が
マイナスの
期間数
1年間
222
183
39
5年間
222
214
8
10年間
222
222
0
1年の騰落率では、マイナスになった
期間も見受けられます。
高い金利収入の下支えにより、
5年、10年と投資期間を長くする程、
より安定した投資成果が期待できます。
(注)RIMESよりフィデリティ投信作成。
データ使用期間は86年8月末∼2015年1月末。
バンクオブアメリカ・メリルリンチ・USハイ・イールド・インデックスを使用。
過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
最終ページを必ずご参照ください。
10
米国ハイ
・イールド債券に
投資を行う上で
知っておきたいこと
1 米国ハイ・イールド債券は長期金利の上昇局面に弱いのでしょうか?
■
過去の長期金利上昇局面では、
米国ハイ・イールド債券の価格は上昇する傾向がありました
直近 3 度の長期金利上昇局面を振り返ってみると、米国ハイ・
発行する企業の業績が改善し、信用力が向上することで、米国
イールド債券は長期金利上昇に強い資産であることが理解
ハイ・イールド債券は買われやすくなります。過去の例では、長期
できます。長期金利が上昇し始めるタイミングは、景気が良く
金利が上昇(価格は下落)
しても、米国ハイ・イールド債券の
なる局面で起こる傾向にあります。米国ハイ・イールド債券を
利回りは低下(価格は上昇)
していることが確認できます。
各利回りの変化幅と米国ハイ・イールド債券上昇率(上グラフ)と、
米国政策金利と米10 年国債利回りの推移(下グラフ)
(%)
80
60
65.6%
■ 米国10 年国債利回り変化幅
■ 米国ハイ・イールド債券利回り変化幅
■ 米国ハイ・イールド債券指数上昇率
40
30.5%
20
0
−20
13.8%
1.7%
1.6%
1.5%
−1.0%
−1.1%
−10.9%
米国10 年国債利回り上昇局面 期間 1
米国10 年国債利回り上昇局面 期間 2
2000年代景気拡大による
リーマン・ショック後の
米国10 年国債利回り上昇局面 期間 3
2012年以降の
2009 年の反発による長期金利上昇局面
長期金利上昇局面
米国政策金利引き上げ観測による長期金利上昇局面
(%)
7
■
■
■
6
■
■
■
米国政策金利
米国10 年国債利回り
期間 1
期間 2
期間 3
5.3%
5
5.1%
4
3.8%
3.0%
3.4%
3
2
2.2%
1.3%
1.5%
1
0.3%
0
00年
01年
02年
03年
04 年
05 年
06 年
07年
08 年
0.3%
09 年
0.3%
10年
11年
12年
0.3%
13年
14 年
(注)上グラフ:RIMESよりフィデリティ投信作成。各期間は、それぞれの事象が発生した局面で米国10年国債利回りが最低となった月から最高となった月。2000年代景気拡大に
リーマン・ショック後の 2009 年の反発による長期金利上昇局面は 2008 年 12 月末∼ 2010 年 3 月末。2012 年
よる長期金利上昇局面は 2003 年 5 月末∼ 2006 年 6 月末。
以降の米国政策金利引き上げ観測による長期金利上昇局面は 2012 年 7 月末∼ 2013 年 12 月末。米国ハイ・イールド債券上昇率は米ドルベース。下グラフ:RIMES より
フィデリティ投信作成。2000 年 12 月末∼ 2015 年1月末。網掛けの米国 10 年国債利回り上昇局面は上グラフの各期間を示す。過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証
もしくは示唆するものではありません。
11
最終ページを必ずご参照ください。
Step 長期金利が上昇しているのに
Up 米国ハイ・イールド債券の価格が上昇した理由とは
さらに詳しく!
国債と社債の違いを理解しましょう
債券投資では「利回りが上昇すると価格は下がる」
ことに
ハイ・イールド債券は、企業の信用力に基づいて、利回りが
なります。ところが、長期金利が上昇する時に、必ずしも
決まります。国債との利回り格差をスプレッド
(上乗せ金利)
ハイ・イールド債券の利回りが上昇するわけではなく、
むしろ
といい、景気が拡大する局面では、企業の信用力が向上し、
利回りが低下することがありました。
これはなぜでしょうか?
スプレッドは縮小する傾向にあります。国債と社債の利回りが
異なる傾向にあるのは、
このスプレッドが影響しているのです。
利回り変化のイメージ
景気後退局面
景気拡大局面
景気が後退する局面では、
市場で売られると価格が
下落
(利回りは上昇)
するため、
スプレッドは拡大傾向。
景気が拡大する局面では、
市場で買われると価格が
上昇
(利回りは下落)
するため、
スプレッドは縮小。
利回り
スプレッドは
拡大傾向
スプレッドは
縮小傾向
長期金利は
低下傾向
スプレッド
(上乗せ金利)
長期金利は
上昇傾向
米国10年
国債利回り
米国ハイ・イールド
債券利回り
※上図はイメージ図です。
市場環境等によっては、必ずしもこのような動きが見られないこともあります。
過去の実例で確認してみましょう
2012年7月末から2013年12月末にかけて、米国政策金利
引き上げ観測によって長期金利(米国10年国債利回り)が
とは異なり、長期金利上昇局面に強いという特徴があり
上昇した局面では、景気回復を背景に企業業績が上向く
ます。ただし、スプレッド(上乗せ金利)の縮小が続くと、
という期待から、
ハイ・イールド債券は買われ、価格は上昇、
利回りが低下する余地が少なくなり、価格の上昇余地も
スプレッド(上乗せ金利)が縮小し、ハイ・イールド債券の
少なくなることも覚えておきましょう。
利回りが低下しました。
つまり、
ハイ・イールド債券には国債
前回の長期金利上昇局面における利回りの推移
(%)
8
7.5%
7
6.4%
6.8%
米国ハイ・イールド債券利回り
5.2%
スプレッド
(上乗せ金利)
1.6%
米国10年国債利回り
6
5
6.0%
3.4%
米国ハイ・イールド債券は買われ、
価格が上昇
(利回りは低下)
。
3.0%
米国10年国債は売られ、
価格が下落
(利回りは上昇)
。
4
3
2
1
0
1.5%
2012年7月末
2013年12月末
(ご参考:2015 年1月末)
過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
(注)RIMESよりフィデリティ投信作成。
最終ページを必ずご参照ください。
12
2 原油安は米国ハイ・イールド債券にどのように影響するのでしょうか?
■
エネルギー関連企業の一部を除き、
多くの米国ハイ・イールド債券発行企業は、
恩恵を受けると考えられます
米国ハイ・イールド債券に占める
エネルギー・セクター(業種)の比率は1割程度です
2014 年後半から進んだ原油価格の下落は、エネルギー関連
影響は市場が懸念しているほど大きくないと当社では考えて
企業にとって逆風となりますが、エネルギー・セクターは、米国
います。
また、貯蔵・輸送セクター企業の多くは、固定価格の長期
ハイ・イールド債券指数の中の1割程度とごく一部です。
契約によってパイプライン等での原油輸送を請け負っており、
エネルギー・セクターの中では、油田を保有・開発する探査・
原油安の影響は相対的に軽微です。
開発セクターは、原油価格下落が与える影響への懸念から、
このほかにも、
設備・サービス、
精製・販売、
総合エネルギーなどの
2014 年に約 12% 下落(米ドルベース)しました。ところが、当該
業種がありますが、米国ハイ・イールド債券指数に占める割合は
セクター企業の多くは約 1 年先まで原油価格をヘッジしている
合計2%程度と小規模です。
ことや、天然ガスを中心に手掛ける企業もあることから原油安の
米国ハイ・イールド債券指数のセクター別比率
航空・宇宙
米国ハイ・イールド債券指数の
エネルギー・セクター(業種)の内訳
2%
食品・飲料・
タバコ 2%
その他
13%
エネルギー
2%
化学 2%
13%
2014年
配分比率
利回り
探査・開発
7.3%
10.5%
−12.2%
貯蔵・輸送
3.9%
6.1%
+5.8%
設備・サービス
1.6%
12.3%
−16.3%
精製・販売
0.4%
7.0%
+1.5%
総合エネルギー
0.1%
11.7%
−0.2%
13.4%
9.3%
−7.4%
サブ・セクター
騰落率
建材
放送
通信
2%
11%
コンテナ
3%
住宅・
不動産
ヘルスケア
3%
9%
ゲーム
3%
公益
3%
スーパー・小売
3%
自動車・同部品
4%
サービス
4%
ケーブルTV
4%
銀行
4%
テクノロジー
5%
各種金融
5%
金属鉱山
5%
エネルギー・セクター全体
(注)左グラフ:FMR Coよりフィデリティ投信作成。
2014年12月末時点。右チャート:FMR Coよりフィデリティ投信作成。2014年12月末時点。
2014年騰落率は米ドルベース。四捨五入後の数値のため数値間で整合しない場合があります。過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
13
最終ページを必ずご参照ください。
原油安となった2014年、
多くのセクターは、原油安の恩恵を受け上昇しました
エネルギー・セクターの一部企業で原油安が逆風となる一方、
原油・ガソリンの消費者である化学、空運、公益(電力会社など)
などの業種は、コスト低下という恩恵を受けています。また、
原油安による米国内需拡大期待も背景に、2014 年は多くの
業種の指数が上昇し、米国ハイ・イールド債券指数全体も上昇
しました。
今後原油価格の下落が続いた場合、米国ハイ・イールド債券
発 行 企 業 の 一 部にとっては逆 風となる一 方 、幅 広 い 業 種に
とって追い風となると想定されます。原油安による投資家心理の
悪化で相場の変動性が高まった場合は、魅力的な投資機会が
生まれると期待されます。
2014年の米国ハイ・イールド債券指数と業種別指数の騰落率(騰落率上位/下位10業種)
(%)
15
10
9.9%
騰落率上位10業種
9.0% 8.5%
7.4%
7.0%
6.9%
5
4.3% 4.0%
2.5% 2.0%
1.7% 1.2% 0.8%
-5.2%
金属鉱山
-7.4% -8.3%
エネルギー
ゲーム
環境関連
消費財
資本財
化学
サービス
スーパー・小売
娯楽・映画
米国ハイ・イールド
債券指数
レストラン
ホテル
T
V
出版・印刷
ケーブル
ヘルスケア
テクノロジー
製紙
空運
−10
公益
−5
6.7% 5.8% 5.7% 5.7%
2.5%
銀行
0
騰落率下位10業種
2014年に騰落率がマイナスとなったのは、下位3業種にとどまっています。
(注)RIMESよりフィデリティ投信作成。2013年12月末∼2014年12月末。米ドルベース。
セクター別指数はバンクオブアメリカ・メリルリンチ・US・ハイ・イールド・インデックスの
各業種別指数。RIMESでデータ取得可能な36業種のうち上位/下位10業種を表示。過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
最終ページを必ずご参照ください。
14
資料中グラフの注記に別途記載ない場合は以下の指数を使用しています。
米国ハイ・イールド債券: バンクオブアメリカ・メリルリンチ・USハイ・イールド・コンストレインド・インデックス
米国国債:バンクオブアメリカ・メリルリンチ・USトレジャリー・インデックス
バンクローン:クレディスイス・レバレッジド・ローン・インデックス
米国株式:S&P500 種指数
MLP:Alerian MLPインデックス
米国リート:FTSE NAREIT Equity REITsインデックス
必ずお読み下さい。
●当資料は、信頼できる情報をもとにフィデリティ投信が作成しておりますが、
正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。
●当資料に記載の情報は、作成時点のものであり、市場の環境やその他の状況に
よって予告なく変更することがあります。また、いずれも将来の傾向、数値、運用
結果等を保証もしくは示唆するものではありません。
●当資料に記載されている個別の銘柄・企業名については、
あくまでも参考として
申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものでは
ありません。
●当資料にかかわる一切の権利は引用部分を除き当社に属し、いかなる目的で
あれ当資料の一部又は全部の無断での使用・複製は固くお断りします。
●投資信託のお申し込みに関しては、下記の点をご理解いただき、投資の判断は
お客様自身の責任においてなさいますようお願い申し上げます。なお、当社は
投資信託の販売について投資家の方の契約の相手方とはなりません。
●投資信託は、預金または保険契約でないため、預金保険および保険契約者保護
機構の保護の対象にはなりません。
●販売会社が登録金融機関の場合、証券会社と異なり、投資者保護基金に加入
しておりません。
●投資信託は、金融機関の預貯金と異なり、元本および利息の保証はありません。
●投資信託は、国内外の株 式や公社債等の 値動きのある証券を投資対象とし
投資元本が保証されていないため、
当該資産の市場における取引価格の変動や
為替の変動等により投資一単位当たりの価値が変動します。従ってお客様の
ご投資された金額を下回ることもあります。又、
投資信託は、
個別の投資信託毎に
投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、
リスクの内容や性質が異なりますので、ご投資に当たっては目論見書や契約
締結前交付書面を良くご覧下さい。
●ご投資頂くお客様には以下の費用をご負担いただきます。
◎申込時に直接ご負担いただく費用:申込手数料上限 4.32%(消費税等相当
額抜き4.0%)
◎換金時に直接ご負担いただく費用:信託財産留保金上限1%
◎投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用:信託報酬上限年率
2.0844%(消費税等相当額抜き1.93%)
◎その他費用:上記以外に保有期間等に応じてご負担頂く費用があります。
目論見書、契約締結前交付書面等でご確認ください。
ご注意)
上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、
一般的な投資信託を
想定しております。
費用の料率につきましては、
フィデリティ投信が運用するすべての
公募投資信託のうち、徴収する夫々の費用における最高の料率を記載しており
ますが、当資料作成以降において変 更となる場合があります。投資信託に係る
リスクや費用は、夫々の投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、
事前に良く目論見書や契約締結前交付書面をご覧下さい。 「収益分配金に関する留意事項」
投資信託における分配金は預貯金の利息とは異な
ります。
分配金は計算期間中に発生した収益を超えて支払われる場合があります。
その場合、
決算日の基準価額は前期決算日と比べて下落することになります。
また、
分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものでは
ありません。
投資者のファンドの購入価額によっては、
ファンド購入後の運用状況に
より、分配金額より基準価額の値上がりが小さい場合もあるため、分配金の一部
又は全てが、実質的に元本の一部払戻しに相当する場合があります。
金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第 388号 加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 MK150313 -2
お取引にあたっての手数料等およびリスクについて
手数料等およびリスクについて
 株式等の売買等にあたっては、「ダイワ・コンサルティング」コースの店舗(支店
担当者)経由で国内委託取引を行う場合、約定代金に対して最大 1.24200%(但し、
最低 2,700 円)の委託手数料(税込)が必要となります。また、外国株式等の外国取
引にあたっては、現地諸費用等を別途いただくことがあります。
 株式等の売買等にあたっては、価格等の変動による損失が生じるおそれがあります。
また、外国株式等の売買等にあたっては価格変動のほかに為替相場の変動等による
損失が生じるおそれがあります。
 信用取引を行うにあたっては、売買代金の 30%以上で、かつ 30 万円以上の委託保
証金が事前に必要です。信用取引は、少額の委託保証金で多額の取引を行うことが
できることから、損失の額が差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。
 債券を募集・売出し等により、又は当社との相対取引により売買する場合は、その
対価(購入対価・売却対価)のみを受払いいただきます。円貨建て債券は、金利水
準の変動等により価格が上下し、損失を生じるおそれがあります。外貨建て債券は、
金利水準の変動に加え、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。
また、債券の発行者または元利金の支払いを保証する者の財務状況等の変化、およ
びそれらに関する外部評価の変化等により、損失を生じるおそれがあります。
 投資信託をお取引していただく際に、銘柄ごとに設定された販売手数料および信託
報酬等の諸経費、等をご負担いただきます。また、各商品等には価格の変動等によ
る損失を生じるおそれがあります。
ご投資にあたっての留意点
 取引コースや商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、上場有価証券等書
面、契約締結前交付書面、目論見書、等をよくお読みください。
 外国株式、外国債券の銘柄には、我が国の金融商品取引法に基づく企業内容の開示
が行われていないものもあります。
商号等 :大和証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第108号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会