港湾局では毎年、その年の横浜港に関連したニュースを、ビッグニュース

横 浜 市 記 者 発 表 資 料
平成 27 年 12 月 16 日
港湾局賑わい振興課
港湾局では毎年、その年の横浜港に関連したニュースを、ビッグニュースとして発表
しています。
このたび、2015年のビッグニュースをまとめましたので、お知らせします。
2015年は、国際コンテナ戦略港湾の中核施設である南本牧ふ頭MC-3コンテナタ
ーミナルの供用開始や、強制水先の緩和実施など、横浜港の国際競争力強化に向けた取
組が進みました。
さらに、「横浜市山下ふ頭開発基本計画」を策定し、2020 年の一部供用を目指して、
都心臨海部における新たな賑わい拠点の形成に向けた取組を本格化させました。
また、ベイブリッジを通過できないため大黒ふ頭に寄港した超大型客船が過去最多だ
ったほか、飛鳥Ⅱが初代飛鳥から通算して 20 回目の世界一周クルーズを実施するなど、
横浜港はますます賑わいました。
平成 19 年度から整備を進めてきましたMC-3コンテ
都心臨海部における新たな賑わい拠点の形成に向け、
ナターミナルが、4 月 1 日から供用を開始しました。国
9月 14 日に「横浜市山下ふ頭開発基本計画」を策定し
際コンテナ戦略港湾の中核となる施設として、国内初
ました。今後、この基本計画を基に、市民の皆様、港
の水深18mの耐震強化岸壁を有し、世界最大級の大
湾関係者の方々にご協力をいただきながら、2020 年の
型コンテナ船が寄港できる大水深・高規格コンテナタ
一部供用を目指し、再開発を推進していきます。
ーミナルです。
ニュースの詳細な内容と写真は、別添資料をご覧ください。
お問合せ先
港湾局賑わい振興課長
鈴木
明広
Tel 045-671-2874
南本牧ふ頭MC-3コンテナターミナル供用開始 4月
国際コンテナ戦略港湾の中核となる施設として、国内初の水深 18mの耐震強化岸壁を有し、
世界最大級の大型コンテナ船が寄港できる大水深・高規格コンテナターミナルが4月1日から
供用を開始しました。ハパックロイド、CMA-CGMに加え、10 月からは日本郵船株式会
社が新たな拠点として利用を開始しています。
横浜港の強制水先の緩和がスタート! 8月
横浜港の積年の課題であった強制水先対象船舶の緩和が実施されました。
貨物量獲得へ向けて 横浜港キャラバン拡大中 4月~
昨年に引き続き「横浜港キャラバン」と銘打ち国内外に出動!日々の企業訪
緩和対象の船舶は、入出港経費が大幅に削減できることから、横浜港へ新た
問に加え、タイの荷主企業や台湾の船会社へ訪問したほか、圏央道開通の機を
に寄港を始めた船会社もあり、緩和の効果が少しずつ表れてきています。
捉え長野県や群馬県でもセールスを実施。営業エリアを拡大して展開しました。
港湾局長による「横浜港セミナー」の様子
横浜市山下ふ頭開発基本計画~ハーバーリゾートの形成~ 9月
横浜の成長エンジンとなる都心臨海部における新たな賑わい拠点の形成に向け、9月 14 日に
「横浜市山下ふ頭開発基本計画」を策定しました。
今後、この基本計画を基に、市民の皆様、港湾関係者の方々にご協力をいただきながら、2020
年の一部供用を目指し、再開発を推進していきます。
超大型客船の寄港数が過去最多に! 3月~10 月
賑わう「海洋都市横浜」
ベイブリッジを通過できない 13 万総トンを超える超大型客船である「マリナー・オブ・ザ・シーズ」と「ボ
帆船日本丸の横浜公開 30 周年記
イジャー・オブ・ザ・シーズ」が計5回寄港。大黒ふ頭での1年間の受入回数としては、過去最多となりました。
念式典(4月)をはじめ、日本初開
一方で、台風等の影響により寄港中止が相次ぎましたが、2014 年3月に初入港した「クイーン・エリザベス」
催の国際海事機関(IMO)
「世界海の
日パラレルイベント」
(7月)、地球
や日本に寄港する客船として最大の「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」は、2016 年3月にそれぞれ寄港が予定
深部探査船「ちきゅう」一般公開(11
されています。
月)等を通じ、「海洋都市横浜」の
客船で賑わう横浜港~高まるクルーズへの関心~
魅力を広く世界へPRしました。
今年も多くの日本客船・外国客船が横浜港へ寄港し、客船寄港数は、127 回になる予定です。「飛鳥Ⅱ」は初
代「飛鳥」から通算して 20 回目の世界一周クルーズを実施、
「ダイヤモンド・プリンセス」による横浜発着クル
ーズも定着、横浜港は大勢の乗船客や観光客で賑わいました。
また、配信 10 周年となる横浜港クルーズメールの登録者数は 5,000 名を超え、計5回開催した船内見学会や
海上見学会の応募者総数は1万名を超えました。さらに、増加する中国発着のアジアクルーズでの横浜港寄港に
対応するため、横浜観光コンベンション・ビューロー等と連携して臨時の免税店を出店するなど、市民や事業者
のクルーズへの関心はますます高まっています。
帆船日本丸を視察する IMO 加盟国の皆さん
世界の港から横浜港へ熱い視線 進む国際交流
歴史ある姉妹港交流に加え、2014 年
からは新たにタイ港湾庁とのパートナ
LNG(液化天然ガス)を燃料として使用可
ーシップ連携を開始、相互訪問や横浜
港での研修を行ったほか、北欧、アジ
ア、南米、アフリカ諸国など、世界各
地の港湾との交流が進んでいます。
LNG 燃料タグボート
「 魁(さきがけ) 」就航 8月
タイ港湾庁の皆さんと
大黒ふ頭に
自立型水素燃料電池を導入します
港のスマート化の取組の一環として、横浜港流通
能な日本初の LNG 燃料タグボート「魁(さ
センターに自立型水素燃料電池を導入し、電力ピー
きがけ)」が横浜港で運航を開始(事業主
クカットを行うデマンドコントロール等の実証実
体:日本郵船株式会社、運航会社:株式会
験を行うとともに、大黒ふ頭の津波避難所に指定さ
社ウィングマリタイムサービス)。新港ふ
れている当該施設の非常用電源として活用します。
頭で LNG 供給を実施しており、LNG を使用
する場合、重油使用時と比較して二酸化炭
素(CO2)量を約 30%、窒素酸化物(NOx)
を約 80%、硫黄酸化物(SOx)を約 100%、
それぞれ削減することが可能と見込まれ
「横浜港水陸両用バス社会実験」事業者公募・決定!
~公民連携での効果的な事業推進~ 6月~8月
観光名所と海をシームレスに
結び、横浜港の景観を気軽に陸と
ています。
横浜港初!公共上屋の屋根を利用した
大型太陽光発電設備が運用を開始しました 3月
海から楽しめる「水陸両用バス」
“環境にやさしいみなとづくり”の一環として、大黒ふ頭のT
の社会実験について、本年8月に
-4号公共上屋の屋根に、約 2,000 ㎡の太陽光パネル(300kW)
事業者を公募により決定し、公民
を設置し、太陽光発電の運用を3月から開始しました。
連携で 28 年春頃からの運行に向
け、準備を進めています。
発電された電力は、
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度
(FIT)」を活用して売電しています。発電電力量は、年間目標値
である約 27 万4千 kWh を既に上回り、順調に稼働しています。
大黒大橋改良事業がまもなく完了します。 12 月
「大黒大橋」は、市街地と港をつなぐ重要な物流道路である
南本牧ふ頭第5ブロック廃棄物最終処分場(仮称)海上地盤改良工事完了!! 6月
南本牧海上地盤改良工事は、遮水護岸の地盤強化及び確実な遮水性の確保を
とともに、災害時の緊急物資輸送路となるなど、重要な役割
目的に、国内最大級の改良深度約-67m の大規模工事で、平成 19 年度に着手後、
を果たす橋です。近年老朽化が進んでいたことから、3か年
合計 26 件の工事を9年の年月をかけて実施し、6月5日に無事完了しました。
かけて改良工事を進め、28 年2月に完成します。