iPS細胞の作製に関する研究 - 国立病院機構西新潟中央病院

『iPS細胞の作製に関する研究』
ご協力のお願い
当院では、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)が行う、
疾患iPS細胞を作製する
プロジェクトへの協力を始めました。
プロジェクトが目指していること
iPS細胞を細胞バンクに保管し
多くの研究者が使用できる環境の整備を目指します。
1.患者さんから血液を約32ml(体格の小さい方で
は約15ml)提供いただきます。
2.血液からiPS細胞を作製し、バンクに保管します。
このような研究をおこなうことで、
将来の治療法の開発などに役立つ可能性があります。
20150416.
国立病院機構西新潟中央病院/京都大学iPS細胞研究所
イラスト:WANPUG
あなたにご協力いただきたいこと
1.健康状態・病歴などの調査
個人情報は適切に管理します
・個人情報は匿名化します。
・CiRAの研究者は個人情報を扱いません。
・当院では特定の者のみが管理します。
・細胞バンクやデータベースへ提供
するとき、研究成果を発表するとき
は誰のものかわからない形にします。
2.採血 (大人では約32ml、
体格の小さい方では約15ml
採血します)
3.細胞バンクやデータベースへの
登録 (いただいた情報や作製した
iPS細胞を細胞バンクなどへ提供します)
iPS細胞(人工多能性幹細胞)の特徴
iPS細胞は、みなさんの体の細胞(血液や皮膚の細胞など)から作ることができます。
肝臓の細胞
神経の細胞
あなたの
血液
心臓の細胞
あなたの
iPS細胞
血液の細胞から作ること
ができます
すい臓の細胞
いつまでも増え続ける
ことができます
体を構成するいろいろな
細胞にすることができます
研究のながれ
いただいた血液からCiRAがiPS細胞をつくり、細胞バンク(理化学研究所バイオリソースセン
ター:理研BRC)へ登録します。登録されたiPS細胞は、貴重な細胞として将来にわたり、当院
を含む国立病院機構の病院、国内外のさまざまな研究機関や企業などの研究者が研究に使います。
京都大学
iPS細胞研究所(CiRA)
あなたの
血液
あなたの
iPS細胞
iPS細胞を
作製します
当院を含む国立病院
機構の病院、
国内外の研究機関
企業などの研究者
理化学研究所
バイオリソースセンター
(理研BRC)
匿名化された、
iPS細胞と臨床情
報を登録します
データベース(科学技術振
興財団機構バイオサイエン
スデータベースセンター
(NBDC)にも登録します。
さまざまな研究
に使います
研究参加について、詳しく話を聞いてみたいと思われましたら、
主治医へお気軽にご相談ください。
国立病院機構西新潟中央病院/京都大学iPS細胞研究所
国立病院機構西新潟中央病院は、京都大学iPS細胞研究所との共同で、この研究に協力・実施しています。
この研究は、国の指針に基づき、国立病院機構臨床研究中央倫理審査委員会及び京都大学の研究倫理審査委員会で
審査を受け承認されています。
20150416
治験管理室 平岡潤也(内線5121)
イラスト:石津雅和(FiTS)、WANPUG
写真提供:理化学研究所