事前課題 プロセスレコード記入例 この場面をとった動悸 A 氏 72歳 女性

事前課題 プロセスレコード記入例
例
この場面をとった動悸
A 氏 72歳
女性 要介護度 3
ここ1週間食欲がなく昼食時、テーブルについて箸をもっているが口に
しない?何か心配ごとがあるのかな?
利用者の言動
私が感じたり考えたり
私の言動
分析・考察
したこと
自己の分析
・発言、動作、表情
・その時感じとった感 ・
「利用者の言動」と「
・自分の判断や利用者
反応、周囲の状況
情を思いお越し、あり
私が感じたり考えたり
への対応・発言を利用
体の位置など
のままに自分の言葉で
したこと」を受けて、
者の示している言動と
・観察点は自分の言葉
記録します。
私がその時発した言葉
比較し、その場面や状
で具体的に表現しま
起こした行動を経時的
況における相互作用か
す。
に記録します。
ら、分析・考察したこ
と
①箸を手にし、食事を
②何か心配事があるの
③さあー口にしましょ
眺めている。
かな。朝食はたべられ
う。少しでも
たかな。
④・・・・・
⑤・・・・
⑥・・・・
プロセスレコード入門
○ 利用者と介護者の相互作用過程を明らかにする。
「どうして気持ちが伝わらなかったのだろう?話してみたけれど、どうも気がかり残
る」
この様な気がかりは、日常生活の中にたびたび繰り返されているように、介護場面に
おいても日常的経験です。その気がかりが生じた時、私たちは自分自身の経験の振り
返り(反省)という作業をします。
この場合の振り返りとは、自分自身の言動と感情を振り返り、熟慮することを言いま
す。振り返りを目的として、経験されたことを言語化することです。
現場では、その場、その瞬間の出来事に気をとられ、利用者の言動や行動の意味を考
えられずに対応してしまうことが多いと思います。
時間的にも勢力的にも客観的に見直す余地のないような、そのような状況にあるから
こそ、一旦、その状況から離れて、その出来事について反省してみることが必要にな
る。
客観的に自分自身の言動を想起することによって動悸や動作について洞察すること
ができるのです。