現代政策学部生 9月の学生コラム~ポーランド留学記

今月は、現代政策学部から初めてポーランドに 1 学期間の留学をした加藤君に、留学
中の奮闘について寄稿してもらいました。昨年にも政府奨学金でハンガリーに 2 週間
の留学をしており、海外経験豊富な学生です。いろいろと苦労もあったようですが、
今しかできない得難い体験ができていると思います。城西大学は世界中に多くの提携
校を有しているので、是非、彼に続く挑戦者が出てきてくれることを期待しています。
ポーランド留学記
現代政策学部
4年
加藤
Dzien dobry! (ポーランド語でこんにちは)。私は 2 月から 6 月までポーランドに留学してきました。みなさんは、ポ
ーランドと聞いてどこにあるかパッと思いあたるでしょうか?ポーランドはドイツとウクライナに挟まれた、中央ヨ
ーロッパの国です。首都のワルシャワといえば聞いたことがある方も多いと思います。
私の留学していたウッチはポーランドの真ん中にあり、工業都市として栄えたところです。ウッチ大学では国際関
係・政治学部に所属し、50 か国から来ている留学生とともに英語で授業を受けたり、観光したりと有意義な時間を過
ごすことができました。
大学の授業では、毎日多くの課題が出され、周りの友達に聞きながら、自分なりにしっかりと取り組みました。一
つの授業で一回以上自分の意見を言うことを目標にして、日々の授業に取り組みました。ある授業の先生から「正確
な英語でなくていいから、君の知っている情報をみんなに言っ
て、共有しよう。」と言われ、その時から、この目標を意識す
るようになりました。はじめの頃は授業のテンポについていけ
ず、全く自分の意見を言うことはできませんでしたが、日がた
つにつれ英語が聞き取れるようになり、少しずつ意見を言える
ようになりました。
留学の目的として、英語に加えてポーランド語を向上させる
という目標も掲げていたため、ポーランド語の授業を受けてい
ました。ところがクラスメイトのほとんどがロシア人、ウクラ
イナ人、ベラルーシ人で、彼らはポーランド語と似ている言葉
を話すため、初級レベルのはずが、非常に難しい!!しかし、なんとかくらいつこうと復習を欠かさず、授業で手を
挙げ、答えていました。その結果、日常生活に困らない程度のポーランド語力がついたと実感しています。
ヨーロッパで他国の人々と一緒に授業を受けてみて感じたことは、彼らの自分で考え、表現する力が高いことです。
私はこの力をもっと磨かなければならないと実感しました。そのためには豊富な知識が必要であり、もっと多くのこ
とを幅広く学ぶ必要があると改めて感じたので、今後も自ら進んで様々なことについて学びたいと思います。
授業だけでなく、観光にも行き、ワルシャワ旧市街やショパンの博物館、旧首都のクラクフ、アウシュビッツなど、
教科書に載っていた歴史的に重要な場所を訪れ、多くのことを学ぶことができました。
帰国後 2 か月が経ちましたが、もうポーランドへ戻りたい気持ちでいっぱいです。この留学で得た一番の宝物は、
「友達」です。ポーランドでいろいろな国の人と出会い、たくさんの友達ができました。ポーランド、ロシア、ベラ
ルーシ、ウクライナ、ジョージア、カザフスタン、カメルーンなど、聞いたことがない国の人たちも含めて友達にな
り、同じ時間を過ごせたことは、私にとって貴重な体験でした。このたくさんの友達との関係は、これからもずっと
続けていきたいと思います。留学経験をこれからの生活でしっかりと活かし、社会に少しでも貢献できるように頑張
ります。