2015年3月23日 所沢市長宛 要望書

2015年3月23日
所沢市長
藤本 正人
様
公益財団法人トトロのふるさと基金
理事長
安藤聡彦
狭山丘陵墓地開発反対協議会
代
表
大堀
聰
同
菊一敦子
同
北浦恵美
狭山丘陵三ヶ島2丁目地区の(仮称)大聖寺レイクメモリアル狭山湖畔パークについての
要望書
<要望事項>
標記の件について、下記事項を要望いたします。
1.本件墓地計画は急傾斜地かつ残土等の廃棄物による谷埋め型盛土埋立地上に計画されており、土砂
崩れの危険が高く、墓地計画地として適していない場所です。これらについて厳しく対処し、安全
性が担保されない限り、不許可とすること、及び計画者に対し、下記データ・事項等を関係住民、
地権者等に対して開示して説明等をさせるよう指導してください。
① 本計画地の傾斜角度データを開示させること(市としても確認調査を行ってください。)
② 計画者が計画しているという擁壁の位置、規模、工法、形状等を明らかにさせること
③ 計画地の東ブロックと西ブロックをつなぐスロープの構造物、基礎工事などについて明らかにさ
させること
④ 本計画地の地盤強度及び土壌汚染調査・廃棄物埋設の有無の調査のためのボーリング調査(10
m間隔での詳細データが必要と考えます)をさせ、その結果を開示させること及び調査の結果、
廃棄物が出てきた場合の具体的対策(費用のねん出を含む)を明らかにさせること
⑤ 土砂災害等が生じたときの責任・被害賠償を計画者が責任を持って行うことを確約させること
2.計画地の安全対策として擁壁の設置等の措置が不可欠であり、そうすると必然的に計画地の拡張が
必要となると考えられますが、その場合には、計画の同一性がなくなるため、改めて別計画として
事前協議申請からやり直させてください。
3.自然環境及び景観保全の観点から、計画者に対し、計画を見直させ、自然環境及び景観を保全する
ための詳細な動植物調査の実施及びその対策案を提出するよう指導してください。これらの問題が
払しょくされない限り、市が取り組む狭山丘陵の環境保全の行政計画と合致しない計画であるため、
不許可としてください。
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4.周辺の生活環境保全の観点から、計画者に対し、次の点を明らかにさせ、関係住民、地権者等に対
してデータ・資料等を開示して説明をするよう指導してください。
①
具体的な交通量増加対策
②
お供え物等の腐敗防止等管理体制
③
ホタル等に与える影響をなくすための夜間照明対策
5.安定的な墓地経営の可能性の観点から、計画者に対し、次の点を明らかにさせ、関係住民、地権者
等に対してデータ・資料等を開示して説明をするよう指導するとともに、将来にわたる経営の安定
性が確認されない限り不許可としてください。
①
本件墓地建設の具体的な必要性、具体的な墓地需要見込みを具体的なデータから明らかにさせ
ること
②
主に市民に供するという条件をどのようにクリアするかを具体的に明らかにさせること
③
本件計画の原資である 1 億 7000 万円の調達元を通帳等の具体的証拠により明らかにさせること
6.条例で義務付けられた計画事業者の説明責任が果たされていないこと、及び責任を果たさない墓地
計画事業者としての不適格性について厳正に対処してください。
7.計画者が敷地外に駐車場を 7 台分確保するとしている場所を明示させ、これも計画地及び計画敷地
に含ませてください。
8.上記の1~4の問題点の対処について計画者に対して、資金計画を含めた計画を出しなおさせてくだ
さい。
9.計画者に対し、本計画の事前協議手続にあっては、形式的なものに終わらせることなく、関係住民
等が納得するまで実質的な協議を真摯に行うよう指導してください。
<要望の理由>
所沢市が2014年 7 月に墓地計画申請を棄却した狭山丘陵内の三ヶ島2丁目区域内の同じ区域に、
事業者側が同年12月、再度の墓地計画申請を行い、計画書が受理され、大規模な墓地計画が進めら
れようとしています。この地域は狭山丘陵の中でも特に優れた自然環境を有し、埼玉県立狭山自然公園
の枢要な場所にあり、行政機関、市民団体、市民が一体となって保全に取り組んできた場所です。計画
地の隣は埼玉県の「いきものふれあいの里スポット3湿生植物の里」に指定されており、多くの市民が
訪れている場所です。また、その湿地は砂川堀の源流域で、この所沢市周辺では見ることの稀となった
ホタルが多く生息しています。本計画反対署名は、2015 年 3 月現在、11,613 筆が集まっており、多くの
市民がこの地域を守りたいと願っています。私たちはこれらを踏まえ、3 月 20 日付で本計画に対する計
画事業者である大聖寺宛の意見書を提出しました。本要望書は、その意見書の趣旨を改めて市長にお伝
えし、市として、私たちが指摘した、多々ある、本計画の問題点について、厳正な対処を求めるもので
す。
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