事業価値を高める経営レポート 商号:天池合繊株式会社 作成日:27年1月26日 Ⅳ. 外部環境(機会と脅威) キャッチフレーズ 世界における日本製品の信頼性が上がり、日本製品のブランド化が進んでいる。 Ⅰ.経営理念(企業ビジョン) お客様に感謝し感動を伝えるものづくりをする。 為替円安で海外輸出力が高まり、外国人旅行者が増加し、国内消費の拡大に 繋がってくる。 Ⅱ-1.企業概要 Ⅱ-2.沿 革 A.業種 織物製造 B.織物品種 メンズ・レディース(超極薄素材「天女の羽衣」・ 合繊織物・ストレッチ 織物・複合織物etc) インテリアカーテン(1級遮光・風通二重織等) スポーツ(ナイロン・ポリエステル・複合機能素材等) C.社員総数 40名(男子25名、女子15名) ・創業は昭和31年1月 ・平成25年 パリ・プルミエールヴィジョンに 招待出展 Ⅱ-3.受賞歴・認証・資格等 新興国から、安価な商品が大量に輸入されている。 ・平成26年 グッドデザイン賞特別賞 ・平成26年 グローバル・ニッチトップ企業百選 ・平成25年 第5回ものづくり日本大賞・経済大臣賞 為替円安や原油国の紛争危機による原材料高騰等で、生産コストがUPしている。 Ⅲ-1.内部環境(業務の流れ) ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 原糸を購入 する 原糸を加工 &整経する 製織する 染色する 縫製する 製品を 完成して、 販売する 原糸を購入 世界で5社しか製造できない特殊な糸を注文・購入しています。 加工と整経 特殊な意匠撚糸をつくる糸加工機と改造整経機によって極細特殊糸を巻いています。 製織する 改造織機によって極細(ごくほそ)糸を織っています。 染色する 極細(ごくほそ)専用の染色機によって染色しています。 縫製する 誰に聞いても天池合繊がわかるような有名企業にしたい。 女性のやさしさや心配りを人に伝えられるような「天女の羽衣」を つくりたい a、何と言っても、使用者の大半は気品が漂う女性です。 b、お客様と文化の共有をはかりたい。 c、このためにお客様の使用経験を尊重し、お客様と従業員共同でデザインの開発をしたい。 Ⅵ.価値創造のストーリー ミシン糸は自社生産。特殊部品を装着したミシンによって、薄い生地を縫製しています。 ネーミングはマサニ「天女の羽衣」。気品漂うポリエステルオーガンジーです。 Ⅲ-2 内部環境(強み・弱み) 【 自社の強み 】 《技術力・開発力》 他に出来ない一貫設備と多用な経験と開発力が有る。 《商品力》 「天女の羽衣」がブランド構築されて、自販力が強化され てきている。 【 その理由・背景 】 《開発力継承低下》 若手社員に技術が伝わっていない。 【 その理由・背景 】 一時期に産元繊維卸商の窮乏によって、繊 維業界が不振に陥り、雇用環境が悪化した時 に、年齢層にギャップが生じた。 KGI 平成17年、世界一軽く薄いファッション衣料 織物「天女の羽衣」を製作した。「天女の羽衣」 は以来、他の追随を許さず、ヨーロッパ有名 ブランドからパリコレクションに毎年採用されて いる。 【 自社の弱み 】 (経営課題) 知的資産 ・KPI ⑥ 完成 販売 Ⅴ.今後のビジョン(方針・戦略) 【過去∼現在のストーリー】 【現在∼将来のストーリー】 ( 平成22年∼26年) (平成27年∼30年) 知的資産の活用状況 知的資産の活用目標 現場で肌で覚える技術 (技術の水準が低下 するおそれ) 短期集中、社長による直接研修 (技術水準、モチベーション向上) 従来はメーカーの請負 (生産技術の向上) 天女の羽衣等自社製造販売 (ブランドを構築する) メーカーの請負により メーカーとのパンプ強化 自社製造・販売により県庁等行政、 百貨店、海外販売店のネットワーク 生産者志向 (生産効率化) (マーケティング志向) 顧客志向 (お客様と文化の共有をはかる) 【現在】 自社製品の種類は 天女の羽衣としての女性向けの スカーフ・ハンカチーフ 【将来】 自社製品の種類と用途を拡大する。 女性向け①アクセサリ②ドレス③販売 ④小物雑貨に男性向けのストールを。
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