ふ 氏 り が うちやま な 名 内山 取得学位 なおみ 職 尚美 修士(教育学) 名 准教授 千葉大学大学院教育学研究科音楽教育専攻 受賞歴等 幼児音楽Ⅰ・Ⅱ、ソルフェージュ、保育内容の指導法・表現Ⅰ、子ども音楽、子ど 主な担当科目 もと音楽、ミュージカル 日本音楽教育学会、日本音楽表現学会、日本保育学会、全日本音楽教育研究会、全 所属学会 国大学音楽教育学会 教 育 業 績 実施 事項 概要 年月(日) 【教育方法の実践例】 文献、楽譜の積極的活用および応用 平成 24 年 4 月 「保育技能特別演習」において、学生の自己学習のた ~平成 25 年 3 めの文献、楽曲を積極的に紹介し、必要に応じて自身 月 が所有している文献、楽譜を貸し出すようにした。ま た学生の能力に応じての楽曲の編曲や、ワークシート を作成するなど、ピアノ初学者の学生でも抵抗なく基 礎力が定着できるように努めた。 学生の能力に応じたワークシート作成 平成 25 年 4 月 「幼児音楽Ⅰ、Ⅱ」において、ピアノ初学者から経験 ~現在に至る 者までの学生の音楽基礎力向上のために音楽理論のワ ークシートを作成し、音楽基礎力を定着させるように 努めている。また「保育内容の指導法・表現」 「子ども 音楽」において、学生の能力に合わせたワークシート を作成し、ポイントを掴み易くするように努めている。 学生の能力に応じた楽曲編曲 平成 25 年 4 月 「保育ゼミナール」 「教職実践演習」において、実際の ~現在に至る 幼児教育現場で行える音楽遊びの為に楽曲を学生の能 力に合わせて編曲したり、創造的音楽学習などを実体 験できる演習を取り入れるなど、実践力を養成するよ うに努め、実習さらに卒業後に表現教育の即戦力とな るように指導した。また「ミュージカル」において、 学生の声域や能力に応じて楽曲を編曲し、学生の技術 力・表現力の育成に努めている。 【作成した教科書,教材】 入学前教育(音楽)教材 平成 26 年 10 月 東海学院大学及び短大学部への入学生に対して、音楽 的基礎知識の復習・習得のための教材を作成した。 【教育上の能力に関する大学等の評価】 文部科学省教員養成課程の教員審査 平成 25 年 東海学院大学短期大学部学科名変更による新規認定 (保育内容の指導法・表現Ⅰ、幼児音楽Ⅰ、幼児音楽 Ⅱ) 【実務の経験を有する者についての特記事項】 小学校における合唱指導 平成 22 年 7~9 静岡県浜松市内公立小学校においての合唱指導。 月、平成 22 年 9 月~11 月、平 成 23 年 9 月~ 11 月、平成 24 年 9 月~11 月 磐田こどもミュージカルにおける歌唱指導主 平成 21 年 4 月 任 ~現在に至る 女声合唱団グリーンコールの合唱指導、合唱指 平成 20 年 9 月 揮 ~現在に至る 各務原市子育て支援活動講師 平成 26 年 2 月 各務原市内子ども館の子育て支援活動における講師 ~3 月 (音楽)。 研 分 品・演目などの名称 論 文 1「子どものためのピアノ曲 作曲」 ・ 区 単 共 著書・論文・発表テーマ・作 単著 究 業 発行 ・ 発表 年月 (日) (主催:磐田市、磐田こどもミュージカル育成委員会) 績 発行所/誌名・巻号/学 会・展覧会・演奏会の 備考 名称(会場名) 平成 4 国立音楽大学卒業作 アノ導入期から初期における 年 12 品(学位論文) ピアノ作品の作曲。子どもの 月 持つイメージを引き出すこと は、ピアノの楽しさや興味を 高めると共に、無理なくテク ニックを上達させることが出 来る。子どもの手の大きさや 指の強さに配慮し、小さな手 で楽しく弾くことが出来る 曲、そしてイメージを捉えや すくするために子どもの生活 と密着した題材をピアノ曲で 表現することを試みた。 (全 11 曲) 2「Stephen Sondheim (ステ 単著 平成 6 千葉大学大学院教育 近年、日本もミュージカルが ィーヴン・ソンドハイム)のミュージ 年 12 学研究科修士論文 定着しつつある。ミュージカ カル作法について 月 (学位論文) ルの舞台や台本に関した辞 典、著作及び論文は数多く発 表されているがその音楽につ いて研究されたものは少な い。そこでこの小論は、ミュ ージカルの全体像、ソンドハ イムの生涯と作品、ソンドハ イムの主要三作品の分析、ソ ンドハイムの作法上の基本姿 勢を探る。そこからこれから のミュージカルの在り方につ いての考察を試みた。 (全 79 頁) そ の 他 1「合唱におけるピアノ伴奏 単著 の役割についての一考察」 平成 常葉学園大学付属常 平成11年度全日本合唱コン 12 年 3 葉学園音楽教育セン クール(主催:全日本合唱連 月 ター研究報告集第 6 盟)で選曲した自由曲〈茨木 号 のりこ作詞 高嶋みどり作曲 『女声合唱とピアノのための 「女の肖像」より2.六月― Pavane pour une infante defunte によせて―』〉の分析 を通して合唱におけるピアノ 2「 伴奏の役割の考察を試みた。 (pp.37~46) 表現活動の教育的効果につ 単著 平成 東海学院大学短期大 近年、各地で子どもを対象と いての一考察―磐田こども 26 年 学部紀要第 40 号 した表現活動が盛んにおこな ミュージカルの活動事例か 3月 われている。様々な表現活動 ら―」 の中でも子どもミュージカル の活動は著しい。これは舞台 表現活動であるミュージカル を体験することによって得ら れることや影響力があるとい う証しではないだろうか。本 稿は、磐田こどもミュージカ ルの活動事例を通して、表現 活動の教育的効果について考 察するものである。 (pp.75~82) 3「音楽表現指導についての 共著 平成 東海学院大学短期大 保育の現場において音楽は欠 一考察―こどもの音楽にお 26 年 3 学部紀要第 40 号 かせないものであり、その音 けるピアノ初学者の指導に 月 楽活動の中核を成すのがピア 関して―」 ノ演奏である。しかし保育 者・幼児教育者を目指す学生 は、ピアノ初学者が年々増加 傾向にある。本稿は「第1章 ピアノ初学者指導においての ソルフェージュ・音楽理論の 必要性について」において、 その役割及び必要性について 考察することを試みた。 (pp83~86) 「 内山尚美、高橋麻衣子 平成 東海学院大学紀要第 保育・幼児教育の現場におけ る一考察―保育者養成校に 26 年 3 7号 る表現活動は様々な場面で行 求められるもの―」 月 4「子どもの歌唱表現に関す 共著 われている。音楽活動の中で も「うたう」活動は中心的活 動であろう。このような「う たう」活動に保育者の歌唱力 は大きな影響力を持ち、 「音環 境」の一つとも考えることが 出来よう。そこで本稿は「第 2 章歌唱指導の視点から」にお いて、保育者としての歌唱表 現力を育むために必要なこと について考察した。 (pp.256~258) 高橋麻衣子、内山尚美、 5「ピアノ導入期におけるソ 単著 平成 東海学院大学短期大 保育の現場で行われている楽 ルフェージュ指導の試み― 27 年 3 学部紀要第 41 号 曲を調査・分析し、3 度音程を 3度音程に着目して―」 月 中心にした「譜読みトレーニ ング」を行うことにより、読 譜速度に影響を与えるのでは ないかと仮定した。検証の結 果、読譜速度の向上やピアノ 演奏に対する前向きな心理的 影響があることを確認した。 そして保育の現場における音 楽活動や就職試験に向けての ピアノ導入期における「譜読 みトレーニング」の有効性を 確認した。 (pp.89~95) 6 保育者・教員養成校におけ 共著 平成 東海学院大学短期大 保育者・教員養成校において るリトミックの活用性につ 27 年 3 学部紀要第 41 号 求められる音楽基礎能力は幅 いての試案 月 広い。本稿は「第 1 章教材研 究の視点から」において、音 楽教材・共通教材の分析とリ トミックの日本への導入過程 を通して、学生の音楽能力を 育むためのリトミックの活用 性について考察した。 (pp.97~102) 内山尚美、森野かおり 平成 東海学院大学短期大 保育者養成校との地域連携 そびの森」実践報告〈10〉- 27 年 3 学部紀要 41 号 「あそびの森」へ保育ゼミナ 平成 25 年度実施プログラム- 月 7 子育て支援プログラム「あ 共著 ールとして企画・参加した際 の実践報告文。「秋を楽しも う」というテーマのもと、 『美 術の秋』『音楽の秋』『スポー ツの秋』 『文学の秋』という4 つの秋を楽めるプログラムを 学生自ら提案し、子育て支援 の在り方、その実際を体験し た。 (pp.125~126) 内山尚美、大西信行、佐藤朝 美、篠田美里、白山真澄、杉 山 章、杉山喜美恵、高橋摩 衣子、田中ヒロ江、藤垣和博、 古里貴士、三羽佐和子、山田 隆、若杉雅夫 8「ミュージカル活動が育む 単独 平成 日本音楽表現学会第 磐田こどもミュージカルの活 もの―磐田こどもミュージ 26 年 6 12 回(まほろば)大 動事例を通して舞台表現活動 カルの活動事例から―」 月 会研究発表 の教育的効果を検証するため 奈良県奈良市帝塚山 に、出演者にアンケート調査 大学 及び考察した。 結果として (1)歌唱・舞踊・演技の表 現技術力の獲得、向上(2) 人間的成長①他者認識力、自 己認識力②自己肯定感による 自信③「伝える力」④コミュ ニケーション力 が育まれて いることを確認した。 音楽表現学第 12 号(日本音楽 表現学会)に要旨掲載 (p.115)。 9「ピアノ技術に結びつくソ 単独 平成 全国保育士養成協議 保育士養成校においてのピア ルフェージュ指導-3度音 26 年 9 会第 53 回研究大会研 ノ指導を効率的に行うための 程に着目して」 月 究発表 ソルフェージュ指導の在り方 福岡県福岡市ホテル を探ったものである。3 度音程 ニューオータニ博多 を中心にした「譜読みトレー ニング」を行うことにより、 読譜速度に影響を与えるので はないかと仮定した。結果と して読譜速度の向上やピアノ 演奏に対する前向きな心理的 影響があることを確認した。 全国保育士養成協議会第 53 回 研究大会研究発表論文集(全 国保育士養成協議会)に要旨 掲載(p.106)。
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