学校だより 2月号 淵野辺東小学校 平成27年1月28日 「見送り三振」より「空振り三振」を 校長 今年度も後2箇月を残すばかりになりました。 先日は道徳授業参観、懇談会にご参加をありがと うございました。子どもたちは進級、進学への心 の準備が進み、それぞれの学年のまとめに向け、 学習、生活面共に取り組んでいるところです。 さて、先日春の選抜高校野球の出場校が発表さ れました。残念ながら神奈川県からは代表校が選 ばれませんでしたが、春には選手たちの白球を追 う真剣なプレーが見られることを楽しみにしてい ます。野球というと、私にとって、とても印象深 い選手がいます。それは巨人、阪神で活躍した小 林繫投手です。小林選手は、一時小田急線沿いに 住んでいられたことがあり、当時まだ学生だった 私は、小田急線でよく乗り合わせたことがありま した。小林選手の背の高さと近くで見る手の大き さに驚いたものです。その小林選手が「人生のバ ッターボックスに立ったら、見送りの三振だけは するな。」ということを言っています。これは厳し いプロ野球の世界で活躍した、小林選手ならでは の言葉だと思います。 バッターボックスに立った選手は、ヒットやホ ームランを打つこともあれば、三振をすることも あります。私は、同じ三振でも「見送り三振」を するより「空振り三振」をする選手が好きです。 いいボールは見逃すのではなく、定めた球を真剣 2月 小笠原 信夫 に見て狙っていって、結果として「空振り三振 となる」。見ている方もどこか清々しさがありま す。ボールを見送っているばかりでは、ヒット になりませんが、空振りは、何回か続けている うちにバットにかすり、やがてヒットになりま す。 私たちの生活でも同じようなことがないでし ょうか。考えてばかりで、実行しようとしない ことはないでしょうか。子どもたちは、今、自 分の「バッターボックス」に立っています。「見 送り三振」をした後、「ああ、あのボールを打て ばよかったな」と、愚痴を言うこともあるでし ょう。しかし、その経験を糧として、思い切っ てスイングした後、なぜバットに当たらなかっ たのかを考え、準備をして次のバッターボック スに立ち続ければ、必ずヒットやホームランが 打てるはずです。 先の小林選手の言葉には、常に前を向いて進 む姿があります。子どもたちが、失敗や間違い を恐れず、失敗や間違いから学んだことを自分 のものとして大きく成長し、一人ひとりが「見 送り三振」で終わることなく、「空振り三振」を 積み上げて、やがて大きなホームランを打って くれることを期待しています。保護者の皆様と 共に、子どもたちを見守っていきたいと思いま す。 行事予定 日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 曜 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 11 12 13 14 水 木 金 土 主 な 行 事 A5 学年タイム A4 異学年交流 3・5 年 6年租税教室 新入学児童保護者説明会 音楽朝会 地域・学校・PTA 協議会 建国記念の日 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 25 水 26 27 28 木 金 土 1 年:幼稚園・保育園との交流会 児童朝会 クラブ活動(3年クラブ見学) 交通指導日 共和中新入生体験 ALT 来校(~ 27 日) 講話朝会(ボランティアお礼の会) 参観・懇談会5・6年 クラブ活動 代表委員会 ダンスクラブ発表(昼休み) 参観・懇談会3・4年 6年校外学習 参観・懇談会1・2年 震災に学ぶこと お年寄りとのふれあいを通して 阪神淡路大震災から20年、そして、 東日本大震災から間もなく4年が経とうと しています。すっかり復興したところと、 まだまだ震災の傷跡が残る部分も多く、改 めて自然災害の恐ろしさを感じます。 さて、この震災の後、全国各地で様々な 取り組みがなされてきました。これからも これで終わりというのではなく、より安全 で、より確実な生活の仕方が模索されてい くことと思います。東日本大震災で津波に 襲われた石巻の子どもたちは、普段の防災 教育によって、自分で考えて行動する力を 身につけていました。そして、自分自身の 命を守り抜きました。私たちは、このよう な、教師(大人)がいない場所でも、自分 たちで危機に対応できる力を身につけてほ しいと願っています。 そのような願いの元、『災害 そのとき 私たちは』という教育委員会から配布され た小冊子を使って、 ①地震が起きたら ②地震がおさまったら ③登下校、家にいるとき、外にいるとき などの対応の仕方について学んできまし た。また、3学期は予告なしで地震の避難 訓練を行い、避難方法や経路を再確認し、 子どもたちに指導していきます。ご家庭で も話題にしてみてください。 (安全指導部) おばあさんに、おはじきをおしえてもらい ました。はじめはわからなかったけれど、ル ールやこつがわかりました。おかあさんとお とうさんにもおしえてあげたいです。とても 楽しかったです。おうちでもやりたいです。 (1ねん1くみ 中川 その) はねつきが、とてもたのしかったです。さ いしょは、むずかしかったけれど、だんだん できるようになりました。もうお正月をすぎ たけれど、 おとうさんと、こんどやります。 いっぱいれんしゅうして、たつじんになりた いです。 (1ねん2くみ はら あずみ) わたしは、おじいさんに竹とんぼを教えて もらいました。竹とんぼを上にむけて、3・ 2・1で手をはなすとできることがわかりま した。あまりできなかったけれど、だんだん できるようになりたいです。 (1ねん3くみ つか本 さやこ) わたしは、お手玉をおしえてもらいました。 こつは、お手玉をたかくあげて、お手玉をう まくとろうとすると、うまくとれます。やっ てみたら、はじめはしっぱいばかりだったけ れど、できました。めいじんをめざします。 (1ねん4くみ 谷口 まい) わたしは、はねつきがじょうずになりまし た。はじめは、はねがうまくいたにのらなか ったのに、おばあちゃんにタイミングをおし えてもらったら、できるようになりました。 うれしかったです。またやりたいです。 (1ねん5くみ ほそだ ちせ) 道徳一斉授業参観 道徳の一斉授業参観では、お忙しい中に もかかわらず、多くの保護者・地域の方々 ・近隣校の先生方にご参観いただき、あり がとうございました。 学校は、子どもたちの成長を促す場です。 しかし、子ども達の「心」を育むことは、 学校の力だけではできません。家庭・地域 ・学校が子どもたちを共通した視点で見守 り、連携していくことが大切です。今後も、 ご協力をお願いいたします。 (校内研究推進委員会) -1-
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