4.制御・計装・ケーブルの特性 (1) 制御用ケーブル (CVV、CVV-S) と計装用ケーブル (JKPEV-S) の違い 項目 適用 計装用ケーブル (JKPEV-S) 制御用ケーブル (CVV, CVV-S) (1) 適用回路:使用電圧が600V以下の 制御用回路。 (2) 最小導体サイズ:0.9mm2 (屋内配線 (300V以下) で8心以上 の場合は0.75mm2も可) (3) 適用法規:電気用品安全法 (但し、7心以下、22mm2以下のものに 限る) 電気設備技術基準 注) 除く機器内配線用 (1) 適用回路:使用電圧が60V以下の小勢力回路または弱電回路。 小勢力回路:電気設備技術基準 ●弱電流回路 ●小勢力回路の範囲 2次短絡 自動遮断器 ①インターホン、拡声器等の音声の伝送回路 最大使用電圧 ②高周波またはパルスによる信号の伝送回路 電 流 定格電流 ③最大使用電圧が10V以下で使用電流が5A 5A 15V以下 8A をこえない電気回路 3A 15V超え30V以下 5A ④短絡電流が1mA程度以下の電気回路 1.5A 30V超え60V以下 3A ⑤電圧の最大値が60V以下の直流電気回路で、 小勢力回路に準じたもの 注) 上記以外の回路用には制御ケーブルを使用しなければなりません。 (2) 適用法規:電気設備技術基準 注) 除く機器内配線用 (1) 一般的で広範に使用されています。 在庫の種類、数量も充実しております。 (2) 同心より形が標準です。 (1) CVV、CVV-S等ほど一般的ではありませんが、在庫も揃っておりますので、使用を ご検討ください。 (2) より確実な信号伝送のため、絶縁体に電気特性の優れたポリエチレンを使用し、銅 テープ遮へいの対よりタイプを標準としております。 (3) 同一構造の制御ケーブルに比べ軽量で外径も細くできます。 対 数 重量比 [%] 仕上り外径 [%] 2P 80 86 6P 78 85 20P 74 82 CVV-Sを100%とした場合 (1.25mm ) 2 (2) 計装ケーブル (JKPEV-S) の電気特性・伝送特性 (参考) 伝送特性 (参考) 特性 0.75mm2 0.9mm2 1.25mm2 インダクタンス at 1kHz(nF/km) at 1kHz(mH/kmーloop) サイズ 0.5mm2 静電容量 1対 58 多対 51 1対 61 多対 53 1対 65 多対 54 1対 68 多対 56 0.73 0.70 0.68 0.65 JKPEV-S :多対特性インピーダンス及び減衰量の実測例 (平衡回路にて測定) (20℃) 2,000 20 2 1,000 0.5mm 800 600 400 1.25mm2 0.5mm2 10 8 1.25mm2 6 4 Zo α 200 2 α:減衰量(dB/km) JKPEV-S :対を構成する線心間の静電容量及びインダクタンスの (20℃) 実測例 (平衡回路にて測定) Zo :特性インピーダンス(Ω) 電気特性 100 80 60 1 0.8 0.6 40 0.4 20 0.2 技術資料 6 116 0.4 0.6 0.8 1 2 4 6 8 10 20 40 60 80100 周波数(kHz) 200 0.2 400 6008001,000
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