マイクロ波ドップラセンサとは ドップラセンサは、電波(マイクロ波)を発射し、物体(人)に当て,反射してきた電波の周波 数と、発射した電波の周波数を比較することにより物体(人)の動きを検出する、 物体 (人)が動いている場合にはドップラ効果により反射波の周波数が変化し、これにより物体 (人)が動いているか、静止しているか知ることができる ドップラセンサ・システム 従来センサ 電波式ドップラセンサ 電波 発信器 位相比較 移動速度判断 反射波 ~5m 移動方向 脈拍 体動 呼吸 拘束 非接触・無拘束 コンセプト 最大の特徴は、脈拍、呼吸などのバイタルデータ を対象者の体に触ることなく測定できる 本サービスでは、脈拍、呼吸の他にも、体動、生活 リズムなどのバイタルデータを取得。 医療機関、介護施設のトイレや浴室などに設置 すれば、転倒など、何か異常があった際には電力 線搬送通信(PLC)あるいは無線で、パソコンに通 知してスタッフが駆けつけたり、救急車の手配を行 える。 介護シーンでは、転倒検知や容態の異常検知、徘 徊検知、離床検知、排泄検知などが可能になる 仕組みは、生体反応を検知するドップラーセン サーを応用した技術で、センサー端末がマイクロ波 を発射してバイタル情報を取得するというもの バイタルデータを取得できる「生体セン サー」。ベッド上の天井に設置 このバイタルセンサーとルーター、管理ソフトをまと めたトータルソリューション「YORI・SOI」は、病院や 高齢者施設、一般住宅での介護者の負担軽減、事 故予防や緊急時の対応の迅速化を目的としたシス テムとなる ノーマルタイプの生体センサー。1~2 m離れたところからバイタルデータを 取得可能 システム例 居室(2F)×20 倉庫(2F) HAB ドップラーセンサ 表示灯OP センタPC HAB(PoE) スタッフコール 倉庫(3F) 居室(3F)×20 HAB(PoE) 事務室 ※PoE:通信LANと電源を供給します。ドップラーセンサーに電源接続の必要はありません。 電波の安全性について ・センサに使用している電波は、10.5GHzまたは24GHz帯 特定小電力 移動 体検知センサ用バンドと呼ばれる電波で、最大電波出力は20mWです。 ・下図は、総務省が、この無線機の応用例として示している用途(人の見守り の部分のみ)です。このほかに、スピードガン、トイレの人検知などに使用されて います。 反射波 引用:情報通信審議会 情報通信技術分科会 移動通信システム委員会報告 4
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